イブニングシアターは、「すばらしい土木技術をもういちど」のスローガンのもと、2001年に開始してから、お陰様で100回目を迎えることになります。今回は、第100回を記念して土木技術映像委員会が作った映像をご紹介いたします。土木技術のことを少しでも多くの方に知って頂ける機会となれば幸いです。
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ポスター |
上映作品
勝鬨橋
企画:東京都 制作:土木学会土木技術映像委員会 2013年 27分
元映像 企画・制作:土木学会土木文化映画委員会(土木技術映像委員会の前身)1940年
この映像は,文献記録等から,昭和14年から15年にかけて土木文化映画委員会が製作したと推定されます。5分36秒のモノクロ無声映画で,タイトルなどが入っていないことから,完成版の手前の編集用の撮影映像と思われますが,「勝鬨変電所」の看板の映像からスタートして機械室の中で操作盤に向かい実際に操作する職員の様子や,勝鬨橋が徐々に開いていき,大型船舶が通航するシーンなどが克明に映し出されています。そして,勝鬨橋は昭和15年に開通した「シカゴ型双葉跳開橋」で,「海運と陸運の共栄」を目指し,また,開戦で中止となった東京オリンピックと万博のための東京の海の玄関として建造された世界に誇る可動橋です。 |
昭和14年秋田県男鹿地方地震の被害
企画・制作:土木学会文化映画委員会(土木技術映像委員会の前身)1939年16分
この映像は、昭和14年5月1日に発生した秋田県男鹿地方地震直後の現地の様子や、当時の土木学会から派遣されたと思わる視察団の様子が克明に記録されています。秋田市の土崎港の被災や復旧状況、浅内村の溜池の堰堤の復旧状況、さらに奥羽本線の盛土区間で発生した土砂崩れの応急復旧状況が克明に記録されています。 |
日本初の地下鉄建設
企画:東京地下鉄株式会社 制作:土木学会土木技術映像委員会地下鉄銀座線建設映画制作委員会 製作協力:CNインターボイス 2017年 32分
東京に地下鉄を造る…その夢を実現するため、多くの土木技術者が「一致協力」して完成(昭和2年(1927年)12月30日開業)した日本初の地下鉄。その第1歩は、今の東京メトロ銀座線、上野・浅草間2.2キロの建設から始まりました。この作品は、当時の建設工事を記録した貴重な無声映画、「東京地下鐵道工事乃実況」をデジタルリマスターし、工法の解説や、建設に携わった技術者の紹介を盛り込んだ建設記録映像で、一般の方にも親しみ易い内容となっています。 |
以上
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