本シアターは,CPDプログラム(2.5単位)です。会員証でCPDポイントの自動登録が可能ですのでご参加の際にご持参ください。
あのすばらしい土木技術をもういちど
土木学会第80回イブニングシアター
~ 夏休み緊急特集 怖い土砂災害 ~
今回のイブニングシアターでは、最近多発する土砂災害について、過去の災害の記録や発生のメカニズム、備えの必要性などをアニメーションも交えてわかりやすく紹介した、3本の土木技術映像をお届けしました。参加された皆様には、お暑い中、ご苦労様でした。
- 日時:平成26年8月20日(水)
開場16時 開演16時半
- 場所:四谷・土木学会 講堂
地図 ポスター
- 対象:一般、会員
- 【映像上映】
- 【解説】 砂防・地すべり技術センター 酒井 敦章氏 (15分~20分程度)
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亀の背スリップストップストーリー
土木学会選定映像
企画 建設省近畿地方建設局大和川工事事務所
制作 砂防広報センター
1993年 26分
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亀の瀬地域は生駒山地と金剛山地とが近接している地域で,この間には国道25号線,関西本線そして大和川が通っている。もしこの地域で山すべりが発生すると,大動脈である国道や鉄道の交通機関のマヒ,大和川のせき止めによる上流の奈良盆地の洪水など,災害は大規模なものとなる。
この地域は過去に大規模な地すべりを経験している場所である。 この作品は,亀の瀬地域の地すべりの恐ろしさと対策工の重要性を,小学校高学年以上を対象に,一般の人々にも興味が持てるように,昔話の「浦島太郎」を題材にアニメーションによって構成している。
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「崩れ~大地の営みと私たち~
企画:国土交通省立山砂防事務所、全国治水砂防協会、砂防・地すべり技術センター、砂防フロンティア整備推進機構、斜面防災対策技術協会
制作:同上、砂防広報センター
2006年 17分
本作品は子どもたちから大人までの幅の広い年齢層を対象に,「砂防」の入門として制作されている。国土の約70%が山地であり、山々の美しい自然に恵まれた日本。しかしその一方で、大規模な崩壊地が数多く存在し、土砂崩壊や土石流などにより多くの災害を被っていることも事実である。この現状を踏まえ、前半では特に立山カルデラに発する常願寺川の災害の恐ろしさをCGによる迫力ある映像で紹介するなど、一般の方々に砂防事業の必要性を訴えるものとなっている。
全編を繋ぐナレーターとして富山県出身の女優・室井滋を起用し、また後半では、崩壊と直面しなければならない日本の宿命を随筆『崩れ』に記した幸田文を取り上げて紹介している。その幸田文ゆかりの地を訪れる女流作家として、幸田文の孫にあたる青木奈緒を登場させるなど、ソフトな語り口の中にも、作品に凛とした臨場感と説得力を持たせている。
イラストによる説明も大変わかりやすく、昨今地震や、集中豪雨による災害が多発する中、多くの人に防災の重要性について知ってもらうことが大切であり、この作品はそのことを訴えるのにまことにうってつけの秀作といえよう。なお、住民や技術者の生の声を入れるなどさらに充実させられる余地があること、また後半の幸田文を扱った部分については、最後の問いかけの言葉も含め、賛否両論があったが、一般部門賞として多くの方々に視聴してもらいたい作品である。
(土木学会授賞理由書より) |
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山が崩れる~地震と土砂災害~
企画 国土交通省四国山地砂防事務所
制作 砂防広報センター
2008年 上映時間 8分
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この作品は,1946年に起きた昭和南海地震直後の映像から始まり,地震による土砂災害を立体模型で分かりやすく説明している。山間部の多い四国での災害の怖さ,また地震による土砂災害が起きた時の備えを具体的に提示し、近年の土石流災害にも警鐘を鳴らしている。
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