今回のイブニングシアターは「震災特集 ~巨大地震“その時”に備えて~」と題して、今後起こり得る巨大地震に対してどう備えるか、当委員会、大野春雄委員長の津波災害の際の避難誘導に関する公開実験を中心とした解説とともに3作品をご覧いただき、今後の防災に対する意識と日頃心掛けておくことなどを考えて頂ける機会となればと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
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ポスター |
上映作品
「三陸の奇跡」と「命の道」~東日本大震災から学びました~
企画・制作:釜石市・釜石市立釜石東中学校・釜石市立鵜住居小学校 2011年 5分57秒
土木学会選定映像
釜石市立釜石東中学校と鵜住居(うのすまい)小学校の皆さんが,自分たちの言葉で,3月11日の地震発生直後の出来事を語っています。地震による大津波に襲われ,小中学校の皆さんは上へ上へと高台に逃げていきました。やっとの思いでたどり着いたのは,6日前の3月5日に開通したばかりの「釜石山田道路」。日も暮れ雪の中で救助を待っていましたが,45号線は不通で身動きが取れません。この状況を救ったのが釜石山田道路でした。通りかかった数台のトラックに乗り込み,約600人の生徒・児童さんは市内の体育館に避難することができました。釜石山田道路は,子供たちを救ったまさに「命の道」だったのです。 |
8ミニッツ ~鎌倉で津波から生きのびる
企画者・制作者・監督:鎌倉市防災安全部 2016年 14分16秒
土木学会選定映像
相模湾でも最も津波が増幅しやすく、また発生後、短時間で津波の襲来が予想される鎌倉市沿岸及び、その地形的特徴や都市構造を調査分析した上で、鎌倉市の津波被害の可能性と危険性を、CGを用いて視覚的に示し、また津波避難ビル等具体的な避難場所やその表示、そこまでの避難経路も実際に映像で示す等、15分ほどの短い時間の中で効果的に表現している。一般の方にも判りやすく津波の特徴や恐ろしさ、また避難方法を表現しており、鎌倉市民はもちろん、他都道府県の住民の津波防災意識を高めることが期待できる作品です。 |
迫り来る南海トラフ巨大地震に備えて
企画:中部地域づくり協会 / 制作:CBCクリエイション 2013年 25分
土木学会選定映像 第26回土木学会映画コンクール優秀賞
2011年3月11日、日本を襲った巨大地震は未曾有の被害と悲しい爪痕を残した。中部地方も過去幾度となく巨大地震に襲われ、その記録が各地に残されており、南海トラフ巨大地震に直面していると言われる今、私たちは災害から学び教訓とすることが求められている。本作品は、受け継がれる巨大地震の爪痕、先人たちの知恵と教訓をとりあげ、巨大地震への備えの重要性を描いている。単に備えるといったことではなく、例示することで理解が深まる内容となっており、学校教育現場、地方自治体関係者にも見て頂きたい内容となっている。 |
以上
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