「鋼構造架設設計施工指針改定」に関する講習会を令和7年3月11日(火)および13日(木)に開催しました。
配布資料について掲載いたします。
新着・お知らせ 添付サイズ 2024架設指針改定資料_配布用.pdf13.38 MB【第30回水工学オンライン連続講演会】
第30回となる今回は,浅枝 隆 先生から「水工”生理学” 」と題して,ご講演をいただきます. 皆様の積極的なご参加お待ちしております.
〇 講演者 :浅枝 隆 先生(埼玉大学 名誉教授)
〇 講演題目:「水工”生理学” 」
〇 講演内容:河川や湖沼の生態系の研究にあたって、近年は、水工学(水理学)でも、生態学の視点からの扱いは盛んに行われています。しかし、これまで水工学(水理学)では、個々の現象解明が研究対象であったり、演繹的な取扱が中心でした。他方、生物学の中でも、生態学と生理学との間には大きな壁が存在しています。生態学の分野では、水工学の支援を得て活気を得ていますが、生理学の分野では、水理学的な手法は非常に利用価値があるにも関わらず、必ずしも十分に利用されているわけではありません。海外ではEcophysiologyといった分野も盛んになっていることもあり、本講演では、そうした取組の必要性について考える機会になればと思います。
〇開催日時:2025年04月23日(水)17時~
〇参加申し込み方法について
以下のURLにある土木学会HP申し込みサイトからお申込みください. 講演会当日お昼までに配信サイトのご案内をいたします.
https://www.jsce.or.jp/events
[水工学オンライン]で検索下さい.
※注意事項:Zoomウェビナーを使用します.
新着・お知らせ
原子力土木委員会幹事団
1.講演会開催情報
日時:2025年1月17日(金)15:00-16:30
場所:オンライン開催(Zoomウェビナー)
講師:高橋 成実 様(防災科学技術研究所 連携研究フェロー)
演題:「津波観測から即時予測へ 地域実装に向けた取り組み」
概要:これまで海域観測網を用いた津波即時予測システムの開発に取り組み、地域防災に直結する現実的な津波の情報提供を考えてきた。このシステムは、観測した海底水圧データに基づき、津波の到達時刻、津波高、浸水深分布を予測、都度更新するものである。これにより避難所の孤立化や幹線道路のダメージなど、被災状況も推定可能になる。近年、津波の流体力から個々の建物の倒壊判定を通じて津波瓦礫の発生量を評価、漂流分布を可視化して、即時予測化した。一部では、この津波予測を用いた図上訓練も実施され、現実的な地域防災計画の策定にも貢献している。本講演では、これまでの開発と利活用事例を紹介し、様々な利用方法について考えたい。
参加申込者数:242名
2.講演会報告
講演会冒頭で、原子力土木委員会中村委員長より開会の挨拶があり、続いて中島幹事長より高橋氏の経歴が紹介された。
高橋氏の講演では、DONETなどの海域観測網を活用した地域向けの津波即時予測について、津波即時観測から即時予測する方法や、予測結果による防災行動の最適化を実施する一連の流れ、自治体における活用事例等について説明があった。
津波予測システムの観測網を補完するために、多様な観測データの取り込みができる仕組みを目指しており、ブイデータ、ドップラーレーダー、気象庁ケーブルデータ等の取り込みの他、電離圏変動検知研究との連携に取り組んでいることについて説明があった。
今後は、津波による浸水評価のほか、瓦礫の発生・漂流評価、高潮・洪水との複合評価も行える津波被害即時予測システムへと機能拡張し、これらの被害推定に基づく防災行動の最適化の仕組みを構築したいとの説明があった。
最後に、地震発生リスクの評価、広域の地殻活動活発化と地殻内応力変化把握、訓練による防災上の脆弱性の把握、リテラシーの向上、地域防災力の向上について、平時から実施していく必要性について説明があった。
上記の講演に対して以下のQAが行われた。
Q:津波水圧計の話の中で、ノイズ処理に苦労しているとあったが、ノイズ処理をすると津波周期等の情報についてはかなりリアルタイムに取得できるという認識で良いか。また、ノイズを処理したデータのことについても、ご教授いただきたい。
A:津波観測データはリアルタイムで入ってくるが、観測点によりノイズ特性が異なる。浅い場所では波浪の影響等で短周期のノイズが多く、短時間平均では十分にノイズを除去できないことがある。そのような箇所では閾値を上げて対応している。海底設置方法もノイズに影響を与える。DONETでは海底面に設置するが、S-netは水圧計と地震計が同じ供体に入るため温度の影響を受けやすく、高い温度が観測される。埋設型の場合、冷却効果が減少し、1500mより浅い場所では高温を示すことが多い。発熱が津波データに影響を与え、津波の振幅と一致する場合もあれば異なる場合もあり、これが問題となる。実際の観測では、東北地方で何度か津波が観測されており、ノイズ対策として周囲の観測点と比較することで極端な予測を避ける方針である。
Q:2点ある。1点目について、予測の際に断層モデルを複数設定してという発言があったが、断層モデルと海底地すべりの関係についてどのように考えているか。海底地すべりはランダムに発生すると思うが、どのように考慮するのか。2点目について、防災上の話で津波が来る前に揺れによって建物が被害を受ける場合について、どのようにモデルに取り込むのか。
A:1点目について、現在採用している断層モデルは、実際のプレート境界に近い深さのものと、海底から極端に浅い深さのものを含めている。具体的には、海底から5kmという浅いモデルでは、かなり大きな津波が観測される。地すべりが発生するケースでは、この浅い深度のモデルが対応する。地震によって発生した津波と地すべりによって発生した津波を合わせて一つのモデルを統合することは難しいため、異なるモデルを採用しても問題ない方針を取っている。観測点が何らかの津波を観測すれば、それに基づき津波を予測するが、津波の高さがさらに高くなって更新されれば、それに合わせて予測も更新する。 2点目について、このシステムの中では浸水エリアがどこまで行くのかという話にしている。摩擦係数だけで計算するケース、建物を置いて浸水するケースを比較したところ、浸水エリアの計算では、建物の有無で浸水面積に大きな差はないが、浸水速度には影響がある。河川堤防の影響の方が建物の有無より大きい。瓦礫については、地震起因と津波起因を区別して扱うのが理想的であり、技術的には可能であるが、250mメッシュで建物倒壊判定をするには精度向上が課題となる。個人情報や細かいグリッド計算の問題もあり、技術的課題と計算資源のバランスも考慮しながら今後検討する。
Q:利用している自治体として千葉県や和歌山県が例として挙げられていたが、開発されたシステムを使っている自治体はどれくらいか。また、利用ユーザーはどれくらいか。
A:運用方針については、すべての予測情報を運用するのではなく、ユーザーが必要な範囲で選択的に行う方針である。予測情報を第三者に提供する場合は、気象業務法に基づく許可申請が必要であり、防災科研は現状対応していない。和歌山県、三重県、千葉県では、県が予測情報を作成し、気象業務許可を得て、市町村へ流す運用を行っている。民間企業では自社内利用に問題はなく、中部電力浜岡原子力発電所の事例がある。また、香川県では地域運用を目指し研究や訓練を進めており、将来的な実装を視野に入れている。
Q:新たな海水面の変動を測定するブイの話があったが、これは今運用されているGPS波浪計と異なり、沿岸からかなり離れても観測できるという特徴があるのか。また、多様なデータの取りこみ・活用の話があったが、GPS波浪計のデータの取り込みも実施もしくは検討されているのか。
A:津波検知には到達時間と防災対策の時間を考慮する必要があるため、沿岸近く(海岸から約20km)に設置されるGPS波浪計よりも沖合で計測可能なブイによる観測を検討している。検知方法として、海底での計測やGPSによる波高(水位)観測が挙げられ、海底では波高(水位)データを音波で転送する技術が成功している。一方で、南海トラフ周辺では黒潮の速い流れによるブイの流失や沈みこみによる機器水没のリスクが課題となっているため、ブイの係留方法を改良している。津波の観測方法には、GPSで海面高を測定する方法もあるが、波浪による揺れで測定誤差が大きい課題が新たに浮上している。現在は海底装置からブイ、衛星へと海底水圧データを転送するところまで成功している。GPS波浪計の組み込みは可能だが、ノイズ特性の調査がまず必要である。また、ブイデータのほかにも、気象庁から発表される緊急地震速報も断層モデルの絞り込みに使えると考えている。沿岸に設置されている潮位情報も使用するようにシステムには組み込まれている。
Q:津波の避難訓練について、具体的にいくつかの津波の中からどのケースを選定して訓練を実施するかの判断は、自治体が実施するのか。全てのケースに対応することは難しいため、訓練に用いる津波の選定への関わり方について、ご教授願いたい。
A:図上訓練では、最も高い津波を想定し、最悪の被害ケースを基に訓練を実施する。訓練用データは、内閣府が想定するマグニチュード9クラスの11ケースに加え、他の研究者が提供するデータも使用している。訓練は、自治体の決定に従い、津波規模に応じた指示を出す形式で進行する。
Q:いま最も取り込みに力を入れているデータは何か。
A:リアルタイムデータの取得が最も難しい面がある。予測の精度向上のためには、断層の絞り込みが重要なポイントになるが、電離圏情報を使うことも考えている。また、陸域の地殻変動が浸水域の拡がりに大きく影響するため、この地殻変動を適切に考慮する必要がある。海底地震計のデータで隆起・沈降は上下方向の変位で観測されるため、海域での地殻変動の有無を断層モデル絞り込みに取り込んでいる。海底には傾斜があり、横方向に動いたケースでも上下に動いたように観測される場合もあるため、地殻変動の陸上観測点データの取り込みがリアルタイム伝送の改善に有効と考えている。
写真1 ご講演いただく高橋成実様
写真2 オンラインでのご講演の様子
以上
委員会からのお知らせ新着・お知らせ 添付サイズ 20250117_原子力土木委員会公開講演会実施報告.pdf607.22 KB日本森林学会・日本木材学会・土木学会による「土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会(委員長:桃原郁夫 森林総合研究所)」及び「土木学会木材工学委員会(委員長:吉田雅穂 福井工業高等専門学校教授)」は,木材供給側である森林や木材の専門家と連携し,気候変動緩和策・適応策への貢献という同一の視点で土木分野における木材の利用拡大の推進を図るとともに,土木材料に木材を利用した場合の環境的評価や工学的な研究を推進しています.
これらの活動が実を結びつつある中,伐期を過ぎた森林の管理や木材の利用促進の妨げとなりつつあるのが木材輸送に関する懸念の増大です.2024年にトラックドライバーの労働時間の管理が厳格化されたことやドライバーの高齢化などにより,今後はこれまで以上に木材輸送を効率化し,木材を必要とする場所・時間に適切に届けるシステムを構築していく必要があります.そこで,元林野庁職員として林業や木材産業の特性を熟知し,現在は「ノースジャパン素材流通協同組合」理事長として東北地方を中心とした木材流通の現場で活躍されている鈴木信哉氏を本年度の木材利用シンポジウム特別講演にお招きし,「国産材時代の象徴丸太輸送トラック」と題するテーマの下,木材流通における現状と課題,さらには今後の展望についてお話いただく予定です.
鈴木氏のご講演に併せ,土木分野における木材利用促進に向け活動している土木学会木材工学委員会の各小委員会よりそれぞれの活動についてご紹介させていただく予定となっております.
本シンポジウムは,会場及びオンライン併用で行います.参加無料となっておりますので皆さま奮ってご参加下さい.
主催:土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会,公益社団法人土木学会(担当:木材工学委員会)
共催(予定含む):一般社団法人日本森林学会,一般社団法人日本木材学会
後援(予定含む):林野庁,公益社団法人砂防学会,公益社団法人日本木材加工技術協会,公益社団法人日本木材保存協会,一般社団法人木橋技術協会,公益社団法人地盤工学会,一般社団法人日本森林技術協会
日時:2025年5月19日(月)13:20~17:00
会場:土木学会講堂及びzoomによるオンライン開催
参加費:無料(ただし,参加人数把握のため,会場参加・オンライン参加に関わらず事前申込制とさせていただきます.懇親会参加希望者は,当日会場で参加費をお支払い下さい.)
事前申込はこちらから(https://www.jsce.or.jp/events)
※オンライン参加と講堂参加の区分にご注意の上お申し込みをお願いいたします.
CPD:土木学会CPD認定プログラム(2.7単位(予定)),森林分野CPD認定プログラム(CPD量:3.5(予定))
※受講証明書の発行方法はZoomURLの配信メールに記載しております.
プログラム(予定) ※一部内容について変更する場合があります.
司会 木村礼夫 木材工学委員会幹事長
13:20~13:30 開会挨拶 桃原郁夫 横断的研究会委員長
・連絡先
公益社団法人土木学会 研究事業課 飯野実
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
TEL:03-3355-3559 / FAX:03-5379-0125
E-mail minoru@jsce.or.jp
・お問合せ
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 桃原 郁夫
E-mail:momohara@ffpri.affrc.go.jp
シンポジウム報文集:ダウンロードの準備ができました。
本ページの↓にあるリンクからダウンロードして,別途ご案内するパスワードでご覧ください。
新着・お知らせ 添付サイズ 暑中コンシンポジウム報文集_ver.3.pdf7.23 MB「橋ものがたり」の連載で地元の橋を紹介している新聞記者の鈴木さん、「やっぱし橋が好き」のコーナーで世界を含めた200橋以上の橋の魅力を紹介しているラジオDJの尾上さん。市民目線から橋の魅力を存分に語っていただきます。 「橋のある風景...そこに愛はあるのか...」 橋にゆかりにある方々に土木以外の目線から広く橋の魅力を語っていただき、社会における橋への多様な役割や期待を伝えていきます。そして、100年残る風景を造る私たち橋梁エンジニアが市民に愛される橋を創造していくためのアクションにつながることを期待しています。
【 エピソード3】 [テーマ] メディアが伝える橋の魅力とは-市民目線のインフラの魅力を考える-
[出演者]
ゲスト:鈴木 雅之さん(神戸新聞社 記者)
ゲスト:尾上 さとこさん(FM COCOLO DJ)
ナビゲーター:杉山 裕樹さん(阪神高速先進技術研究所)
司会:永元 直樹さん(三井住友建設)
イイねボタンと応援メッセージ、質問、コメントはYouTubeのコメント欄または、動画概要欄に記載のメールアドレス宛にいただけると嬉しいです。
新着・お知らせ2024会長PJ-ひろがる仕事の風景プロジェクトひろがるインフラWGIntroduction
Japan Society of Civil Engineers, International Activities Center (IAC) is holding “Joint Company Information Session 2025” on May 10, 2025. The purpose of the session is to provide international students with information on Japanese construction companies.
This consists of 1) Opening Session 2) Company Sessions 3) “Senpai ” Sessions.
In the Company Session, you will meet company's representatives and get information about their company. You may directly ask about their business, projects, latest technologies, and further job opportunities.
In the “Senpai” Session, you will meet “Senpai” engineers and may ask them about their experiences, challenges, and how did they get a job in Japan.
We look forward to your participation.
Program
Registration
Please register through the Link or the Google form below.
☆Registration Deadline :April 21 at 5:00 p.m.
Organizers
シンポジウム報文集:ダウンロードの準備ができました。
本ページの↓にあるリンクからダウンロードして,別途ご案内するパスワードで解凍してご覧ください。
新着・お知らせ 添付サイズ 暑中コンシンポジウム報文集_PW.zip7.12 MB1.会議名:第Ⅷ分野(分野横断)第2回キックオフシンポジウム
2.開催日時:2025年3月27日(木) 13:00~15:00
3.主催:地震工学委員会、地下空間研究委員会、地球環境委員会、原子力土木委員会
4.開催場所:オンライン(Zoomミーティング)
<動画のスクリーンショット・録音・録画・二次利用等は禁止いたします>
5.定員:300名(先着順)
6.会議趣旨:
地震工学委員会、地下空間研究委員会、原子力土木委員会、地球環境委員会の4委員会は、これまでも学会員・非学会員を問わず様々な学術分野の専門家や専門機関と連携し、調査研究活動を推進してきたが、この活動をより深度化するため、第Ⅷ分野(分野横断)を設立して移行している。
本シンポジウムは、2022年3月1日に開催した第1回キックオフシンポジウムを踏まえ、第Ⅷ分野が意図する分野横断研究や人的交流をさらに推し進めることを目的として開催する。そのために、改めて第Ⅷ分野設立の経緯を振り返るとともに、第Ⅷ分野各委員会の委員長から委員会の概要や分野横断活動の概況・現状の課題を紹介し、参加者を交えて今後の展望に関するディスカッションを行う。
7.講演プログラム
司会:地球環境委員会 中嶌一憲 幹事長
(1)開会挨拶 地震工学委員会 酒井久和 委員長
(2)趣旨説明
地震工学委員会:阿部慶太 副幹事長
(3)各委員会からの報告
地震工学委員会:小野祐輔 幹事長、仙頭紀明 小委員長、丸山喜久 小委員長
地下空間研究委員会:武田誠 幹事長、坂井康人 小委員長
原子力土木委員会:中村晋 委員長
地球環境委員会:風間聡 委員長
(4)分野連携に関するディスカッション
(5)閉会挨拶:地下空間研究委員会 馬場康之 副委員長
8.参加費・参加方法
・参加費:無料
・土木学会のWebサイト(本部主催行事の参加申込)からお申し込みください。
新着・お知らせ地震工学委員会研究会
建設マネジメント委員会(委員長:塩釜浩之)では,毎年12月に「建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」を開催し,建設プロジェクトの企画・計画から設計,施工,管理・運営,保全の各段階におけるマネジメントに関わる諸問題についての研究発表と討論を行っています.
2018年度より新たな取り組みとしまして,特定の課題に関するテーマを設定し,建設マネジメント分野はもとより関連する分野における研究成果も踏まえた分野横断的な議論を行っていくことになりました.
2025年度の特定テーマは,「①DXを活用したインフラ・マネジメントに関する研究」「②建設マネジメント力の育成・向上方策に関する実践的研究」の2つを設定し,幅広く論文を募集いたします.詳しくは下記の内容をご参照ください.
なお,特定テーマ以外の一般テーマ論文につきましても通常通り募集いたしますので,こちらの方にも積極的なご投稿をお願いいたします.
■特定テーマ① DXを活用したインフラ・マネジメントに関する研究
わが国では近年,災害対策やインフラ老朽化対策に加え,将来における深刻な人手不足の懸念などから,ICT技術の活用により建設現場の生産性向上に取り組んでいます.加えて,今年度からは建設業においても時間外労働の上限規制が適用され,違反した企業は罰則の対象となりました.こうした社会経済状況の激しい変化に対応するため,インフラ分野におけるデータとデジタル技術の活用による社会資本や公共サービスの変革,働き方改革の視点に立ったより一層の効果的な取り組みが求められています.
本特定テーマでは,生産性向上に資する先進的な取り組み・事例研究,活用・発展の可能性に関する考察,パンデミック委員会の活動等を通じた取り組み事例などを広く募集します.
(キーワード)ICT,IoT技術,AI,BIM/CIM,人材育成,新技術開発,システム/データ整備,環境構築,施工管理,品質管理 など
■特定テーマ② 建設マネジメント力の育成・向上方策に関する実践的研究
建設に携わる機関や企業は,激甚化する災害や突発的に発生する工事事故への適切な対応が求められています.一方,建設人材の不足や高齢化の進展により,厳しい環境の中で生産をしており,現場経験や技術継承が不十分なまま,過酷な事態や状況に直面し、重大かつ重要な判断を求められることも少なくありません.そのような現場対応力,課題解決能力など建設マネジメントにかかる実践力は,容易に継承・育成できるものではなく,その効果的手法の確立や先進的取り組みが求められています.
本特定テーマでは,働き方改革への取り組み,建設ケースメソッドの手法・有効性の検証など実践的取り組みを通じて,建設マネジメント力向上方策・人材育成手法に関する考察の報告などを広く募集します.
(キーワード) 建設マネジメント力,災害・事故対応力,課題解決能力,技術継承,建設ケースメソッド,人材育成 など
■論文の募集
毎年12月に開催している「建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」では,1) 「土木学会論文集F4(建設マネジメント)特集号」(査読有り)で最終的に採用となった論文と,2) 講演論文(査読無し)の発表が一緒に行われます(査読の有無で区分するのではなく,テーマを基にセッションを組みます).論文投稿にあたっては研究の進展度等をご勘案のうえ,1)もしくは2)のどちらかをお選びください.
なお,1) 査読有り論文と2) 査読無し論文では原稿の投稿締切日が異なりますので,ご注意ください.1) 査読有り論文の投稿締切は5月中旬,2) 査読無し論文の投稿締切は10月中旬になります.詳しくはそれぞれの募集要項をご参照ください.
(募集要項について)
1) 「土木学会論文集F4(建設マネジメント)特集号」(査読有り)の募集要項はこちらになります.
2) 「第43回建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」講演論文(査読無し)の募集要項はこちらになります. (準備中,2025年9月頃募集開始予定)
■お問い合わせ先
建設マネジメント委員会 論文集編集小委員会宛
E-mail:kenmane-journal★ml-jsce.jp(★を@に変更してください)
新着・お知らせ研究発表・討論会講演論文
建設マネジメント委員会(委員長:塩釜浩之)では,毎年,「土木学会論文集F4(建設マネジメント)特集号」(査読付き)を発刊しております.入札・契約制度やアセットマネジメント,建設産業の生産性向上など,建設マネジメントにかかわる多様なテーマについて,マネジメント的な視点で論じた論文あるいは報告を募集しております.
2018年度より新たな取り組みとしまして,特定の課題に関するテーマを設定し,建設マネジメント分野はもとより関連する分野における研究成果も踏まえた分野横断的な議論を行っていくことになりました.詳しくは(2025年度「建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」における特定テーマ論文の募集について)をご参照ください.なお,特定テーマ以外の一般テーマ論文につきましても通常通り募集いたしますので,こちらの方のご投稿もお願いいたします.
いずれにつきましても,理論的または実証的な研究論文はもとより,調査・設計・施工等における技術的な検討結果や課題を整理した報告論文についても,ぜひ積極的にご投稿ください.
投稿されました論文については,建設マネジメント分野における学術・技術の進歩,発展への優れた業績に対して授与される建設マネジメント委員会論文賞および論文奨励賞(毎年8月に表彰)の表彰の対象になります.
【特定テーマ】
・「①: DXを活用したインフラ・マネジメントに関する研究」
ICT,IoT技術,AI,BIM/CIM,人材育成,新技術開発,システム/データ整備,環境構築,施工管理,品質管理 など
・「②:建設マネジメント力の育成・向上方策に関する実践的研究」
建設マネジメント力,災害・事故対応力,課題解決能力,技術継承,建設ケースメソッド,人材育成 など
詳しくは(2025年度「建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会」における特定テーマ論文の募集について)をご参照ください.
【一般テーマ】
対象分野 (「 」内は,論文投稿システム上で選択する“論文キーワード”になります)
・「インフラ整備・開発論」 (事業計画・評価,プロジェクト評価,経済分析など)
・「インフラマネジメント論」 (リスクマネジメント,合意形成,パブリックインボルブメント,満足度評価など)
・「プロジェクトマネジメント」 (戦略決定,コミュニケーション,組織,施工体制,原価・品質・工程・安全・環境管理など)
・「マネジメントシステム」 (CM,CIM/BIM,ISO,労働安全など)
・「調達問題」 (入札・契約制度,積算・見積り,予定価格,公共工事品質確保法,総合評価落札方式,PPP/PFIなど)
・「公共政策」 (法令,情報公開,アカウンタビリティ,会計法,公正取引問題,官公需法など)
・「建設市場」 (経済環境・条件,価格問題,内外価格差,外国人労働者,建設業の海外展開,外国企業参入問題など)
・「建設産業および建設企業」 (生産性向上,企業評価,経営指標,産業構造問題,労働環境,新技術,NGO,NPOなど)
・「人材問題」 (技術者資格,人材育成,人材評価,技術教育,技術伝承など)
・「維持・補修・保全技術に関するマネジメント論」 (アセットマネジメント,ストックマネジメント,維持管理・更新計画など)
・「設計・施工技術に関するマネジメント論」 (ICTの活用,情報化施工,無人化施工など)
・「その他」 (防災計画,BCP,復旧活動など,建設事業および建設産業の歴史,国際比較,技術移転,環境保全など)
※特定テーマと一般テーマのキーワードが重なる場合は,可能な限り特定テーマをお選びください.
※投稿された論文の内容によっては,適切な審査が可能と考えられる他部門の土木学会論文集(分冊)に投稿をし直していただくこともあり得ますので,あらかじめご承知おきください.
■投稿要領及び原稿作成要領が変更されました
2023年度より,投稿要領及び原稿作成要領が変更となりました.
下記の「投稿要領」「原稿作成要領」を熟読のうえ,ご執筆ください.
■投稿方法が変更されました
2024年度より,「Editorial Manager®」において投稿を受け付けることになりました.
下記の「申込方法」を熟読のうえ,お手続ください.
3/31(月)は決算のため、館内での現金の取扱いができません。そのため、来館複写及び非会員の方のご利用ができませんので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
新着・お知らせ外国人技術者の皆さんへ、
このたび、土木学会国際センター(外国籍技術者サポートチーム)が2025年4月11日(金)に「外国籍技術者としてのキャリアパス」セミナーを開催します。
建設業界で働く外国籍技術者の皆さまにキャリアを構築する選択肢や、日本の職場文化への適応について理解を深める場を提供します。
新たなつながりを築き、キャリアの発展に役立つ実践的な知識を取得できます。ぜひご参加ください!
詳細と応募方法は添付<Career Talk Application_募集詳細>にてご確認お願いいたします。
募集期限は3月31日までで、対面の場合は先着順となります。
せっかくの機会なので、ぜひ対面でのご参加をご検討ください。
ホームページやソーシャルメディアのフォローもご覧ください。
外国籍技術者サポートチーム:
- Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=61560484611508
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Dear all,
The JSCE International Center (International Civil Engineer Support Group(ICES) Japan) will hold a seminar on 11 April 2025 about “Career Talk: International Engineers’ Career Path in Japan”.
The seminar will provide a forum for international engineers working in the civil industry to deepen their understanding of career-building options and adaptation to the Japanese workplace culture.
You can build new connections and acquire practical knowledge that will help you develop your career.
Please see attached <Career Talk Application_募集詳細> for more details and application.
The application deadline is March 31, and in-person sessions are on a first-come, first-served basis.
Please do consider attending in person!
Please join us! We look forward to seeing you.
Please also check out the homepage and follow on social media!
International Civil Engineer Support Group(ICES) Japan:
- Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=61560484611508
よろしくお願いいたします。
新着・お知らせ外国人技術者サポートチーム 添付サイズ Career Talk Application_募集詳細3.17 MB【緊急開催】英国分会 津村様講演会 ~ドイツ、エネルギーマネジメントシステム導入について~
英国分会より津村様が来日され、簡単な講演会を開いてくださることとなりました。
津村様は長くロンドンにてコンサルティング会社を経営しておられ、ヨーロッパインフラ整備、土木建築業界などを調査されています。
講演の内容としては、ヨーロッパ欧州の低炭素への取組みをテーマに、ヨーロッパの取組み状況と日本との比較、特に今回はドイツの事例をご紹介いただく予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。
<セミナー詳細>
・日時:2025年3月13日(木)9:00-10:00 *8:50 開場
・会場:土木会館 EF会議室 (新宿区四谷1丁目外濠公園内)
・共催:(公社)土木学会国際センター
・開催形式:対面
・定員:対面 30名
・言語:日本語
<プログラム予定>
※プログラム内容は調整中となり、随時更新してまいります。
①オープニング(3分)
ご挨拶 概要 調整中
③津村様 プレゼン (30分)
④意見交換(30分)
⑤まとめ (3分)
・参加登録: 土木学会HP 「本部主催の行事申込」(https://www.jsce.or.jp/events)よりお申し込みください。 ※参加費 無料
◆対面申し込み:https://www.jsce.or.jp/events/form/606019
参考ホームページ:
London Research International: London Research International | ロンドンリサーチインターナショナル
2024年度イベント情報(国際センター主催)新着・お知らせ記
■ 主 催 : 土木学会(担当:土木情報学委員会)
■ 期 日 : 2025年9月25日(木)・26日(金)の2日間
■ 会 場 : 土木会館(東京・四谷)
・発表は土木会館で行います(オンライン発表は不可)
・聴講はオンラインも可能です
■ CPD : 申請予定(プログラム決定後に単位数をここに表示します)
■ シンポジウムの内容
① 論文発表(講演時間:10分程度+質疑応答時間:5分程度)
確定時間は応募締切後、発表者あてに通知します
② 特別講演(予定)
③ 委員会報告(予定)
④ 土木情報学賞表彰式
⑤ 第50回大会記念交流会(予定)(会費制)
■ 講演論文の募集
講演論文は、土木情報学※に関するものを対象に、土木工学の進歩及び土木事業の発達並びに土木技術者の資質向上に寄与する内容として認められるものとします。このため学術研究論文ばかりではなく、実用性の面で土木技術に寄与する講演論文も積極的に採用します。ただし、対象範囲を逸脱していると判断された講演論文は、当委員会では採用いたしませんので、この方針を十分ご理解の上、原稿を作成し、投稿してください。
※土木分野における「情報」に着目し、その取得、生成、処理、蓄積、流通、活用を図るための理論と技術を探求する学問
■ 講演論文募集要領
論文作成にあたっては、とくに以下の点にご注意ください。詳細は投稿要項をご確認ください。
① 論文はA4版4ページ限定です(2ページでは認められません)
② 使用する論文の書式はWordテンプレートのみです
③ 「土木学会論文集特集号(土木情報学)」への投稿を予定している場合、
「土木情報学シンポジウム講演集」の論文タイトルと「土木学会論文集特集号(土木情報学)」の論文タイトルを同一とはできません
なお、投稿後の著者の変更は認めませんので、注意してください。
HPおよび投稿要項で指定しているとおり、土木学会論文集の各種書式の和文(Word)/英文(Word)を利用してください。
申込方法 当委員会ホームページの講演論文応募フォームに、以下の事項を記入し、■ その他:シンポジウムのプログラムは、8月上旬ごろ委員会ホームページに掲載します。
我が国の建設業界では、少子高齢化に起因する労働力不足が深刻な課題となっており、生産性の向上が急務である。その解決方策として、BIM/CIMを積極的に導入し、土工を中心に一定の効果が確認されている。BIM/CIM 導入目的である生産性向上が建設プロセス(設計・施工・維持管理)の各段階で十分発揮されていないケースも散見されます。このような背景を受けて、土木学会 土木情報学委員会では、三次元モデルを活用した建設生産性向上研究小委員会を設置し、3次元(BIM/CIM)モデルの活用を前提に設計・施工・維持管理の一連のプロセスを整理し、全体最適化の在り方、汎用的なPCa部材による構造物の設計、施工、補修の在り方等について議論・検討を行ってまいりました。本研究小委員会の成果報告会を以下のとおりに開催いたします。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
記
主 催 :土木学会(担当:土木情報学委員会※)
※三次元モデルを活用した建設生産性向上研究小委員会
日 時 :2025年5月29日(木)13:00~17:00(受付:12:45~)
会 場 :土木学会講堂 / オンライン(Zoom)
定 員 :会場参加100名 / オンライン視聴200名(申込先着順)
参加費 :無料
申込方法:土木学会ホームページ(https://www.jsce.or.jp/events)よりお申し込みください。
※お申込み後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
※申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください。
なお、締切日以降の受付はいたしません。
申込締切:2025年5月22日(木)
■プログラム
開始時間 内容 登壇者 13:00 開会挨拶・委員会概要 中嶋 道雄(若築建設) 13:15 第1期の報告 渡邊 武志(パシフィックコンサルタンツ) 13:30 WG1について 石田 篤徳(中日本高速道路) 13:45 WG2について 井口 重信(CalTa) 14:00 (休憩) ー 14:20 基調講演 岩波 光保(東京科学大学) 15:00 (休憩) ー 15:10 パネルディスカッション
■配布物について
テキストの配布はございません。資料が必要な方は事前にHPよりダウンロードをお願い致します。
■CPD単位について
土木学会認定 CPDプログラム:申請中
■各CPDシステム利用者への対応について
CPD単位の取得には行事への事前申込かつ事後設問の回答が必須になります。
・土木学会CPDシステム利用者様:参加者ご自身によるCPDシステムへの「自己登録」をお願いいたします。
・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステム利用者様:各団体のルールに沿ってCPD単位の申請をお願いいたします。
※土木学会以外の団体に提出する場合の方法等は提出先団体に事前にご確認ください。
※土木学会で証明する単位が各団体のルールにより認められないことがあります。
※土木学会では他団体の運営するCPD精度に関しては回答いたしかねます。
以上
新着・お知らせ令和6年能登半島地震・豪雨災害調査報告会
令和6年1月1日に発生した能登半島地震では,土砂災害や河川構造物の被災が生じました.また,それに続く令和6年9月に発生した能登半島豪雨では過去に例をみないほどの大雨により,甚大な被害が発生しました.このたび,令和6年9月の大雨からおよそ半年を機に,土木学会水工学委員会のもと発足した令和6年能登半島地震・豪雨災害 河川・流域調査団による調査結果について報告させていただきます.
1.主催 ― 公益社団法人 土木学会(担当:水工学委員会)
共催 ― 金沢大学
2.日時 ― 2025年3月26日(水)13時~16時30分
3.会場 ― 金沢商工会議所(石川県金沢市尾山町9-13)及びオンライン(ハイブリッド開催)
会場までのアクセス
・JR金沢駅兼六園口(東口)からバス(3,8~10番乗場)にて約10分
(南町・尾山神社バス停より徒歩2分)
4.プログラム
・能登半島地震による河川・流域への影響
-輪島市で発生した土砂災害(京都大学防災研究所准教授 竹林洋史)
-能登半島地震による河川構造物の被災(金沢大学教授 谷口健司)
-富山沿岸域の避難状況の把握 (富山県立大学准教授 久加朋子)
-七尾西湾に流入する能登半島地震由来の微細土砂の定性的評価 (石川工業高等専門学校教授 大橋慶介)
-能登半島地震における七尾市の水道復旧過程の規定要因 (金沢大学講師 坂本貴啓)
・能登半島豪雨による災害
-令和6年9月21日から23日の降雨状況の分析 (富山県立大学講師 吉見和紘)
-奥能登河川の全体の出水状況及び若山川の氾濫状況について(富山県立大学教授 呉修一)
-町野川下流左岸の浸水・排水過程 (島根大学准教授 佐藤裕和)
-数値シミュレーションに基づく地震起因の生産土砂が洪水氾濫に及ぼした影響の分析(京都大学防災研究所准教授 山野井一輝)
-塚田川氾濫時撮影動画の流速画像解析 (東京理科大学助教 柏田仁)
・総合討議
5.定員 ― 対面 80名 オンライン 500名
6.参加費 ― 無料
7.申込方法 ― 土木学会ホームページ(準備中)
8.注意事項・CPDについて
1) 会場の駐車場には限りがあります.対面でご参加の方はなるべく公共交通機関をご利用下さい.
2) CPD単位数は2.7単位です,報告会終了後,Googleフォームより申請いただいた後,受講証明書を発行いたします.
※CPD申請用のGoogleフォームは参加いただいた方にご連絡差し上げます.
9.お問合せ 金沢大学人間社会学域 地域創造学類 坂本貴啓 E-mail:t-sakamoto@staff.kanazawa-u.ac.jp