仕事の風景探訪:事例11(北海道支部)【自然のチカラ】【コミュニティのチカラ】
事業者:北海道稚内市
所在地:北海道稚内市宗谷村宗谷
取材・執筆:ライター 大井智子
編集担当:笠間 聡(国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所/仕事の風景探訪プロジェクト・北海道支局長)
岡田智秀(日本大学/仕事の風景探訪プロジェクト・リーダー)
日本本土の最北に位置する稚内市の宗谷を訪れ、砕いたホタテの貝殻を敷き詰めたという道を歩いた。想像していたよりも柔らかく、歩き心地がよい。周囲には、宗谷丘陵の雄大な景色が広がっている。2011年に稚内市が整備した「白い道」だ。幅4mほどの道が約3kmにわたって、牧草地の中を縫うように続く。細かく砕いたホタテの貝殻を厚さ10cmほど敷き詰めてある。日が差し込むと白い貝殻が反射して、まばゆいばかりの純白な道だ。
取材時は徒歩やバイク、自動車で観光客が訪れていた(写真:岡田 智秀)
道の標高がピークに達すると、目前の眺めに思わず息をのんだ。白い道が海へと向かって飛び込んでいくようだ。ジェットコースターが頂点に達し、これから急降下していく時のシーンを思い出した。
白い道が海へと続いているように見えた(写真:大井 智子)
道はやがて、樹木群に囲まれた坂道にさしかかった。空気が澄んだ日は、大海原の向こう側に、利尻島の利尻山(別名「利尻富士」)が見えるという。
大海原が目前に広がった(写真:大井 智子)
平日にもかかわらず、何人かの観光客が白い道を訪れていた。徒歩の人は1人だけ。ほかはバイクや自動車に乗っている。みなそれぞれのスポットでしばし留まり、大自然の中の道を熱心に写真に収めていた。
白い道は、宗谷を代表する人気の観光スポットのひとつだ。そもそもなぜ道路にホタテの貝殻を敷き詰めることになったのか──稚内市役所に移動して、整備のいきさつを聞いた。
1万年前にできた地形と現代の風車を眺めて歩く道ホタテの貝殻を敷き詰めたのは「宗谷丘陵フットパス」のゴール地点付近の区間で、以前は砂利道だったという。フットパスとは、既存のまちなみや自然を楽しみながら歩くことのできる小径のことだ。英国発祥で、日本国内では2000年前後に取り組みが広がった。
整備前は砂利道だった(写真提供:宗谷シーニックバイウェイ)
宗谷岬をスタート地点とする宗谷丘陵フットパスのロングコースは全長約11km。歩くと4時間かかる。宗谷丘陵の自然を楽しむために設定されたコースで、周囲には、約1万年前に氷河期の凍結と融解を繰り返したことでできた周氷河地形が続く。コースの途中に巨大な白い風車群が出現するなど、他で見ることのない壮観な景色を体験できる。
フットパスコースから宗谷丘陵の地形を望む。写真右下は放牧中の宗谷黒牛(写真:大井 智子)
宗谷丘陵に林立する風車群。全57基あり、ブレードの先端までの高さは最大約100m(写真:岡田 智秀)
ただ、コース設定当初は利用者数が延びなかった。JR稚内駅からフットパスのスタート地点まで車で45分ほど。わざわざ足を運びたくなるような強い魅力付けが求められた。
「過去の調査結果から、稚内市を訪れる観光客は20~30代の層が少ないことがわかっていました。若い層を引き付ける、新しい観光スポットの創出が大きな課題でした」と当時の内容について、稚内市建設産業部観光交流課観光戦略グループ主事の田原秀鳳さんは話す。
実は白い道の整備に先行して、フットパスコースに隣接する牧場では粉砕したホタテの貝殻を場内の小径に撒いていた。これが参考になったという。
フットパスコースの北側2kmほどのエリアに、「元祖・白い道」の名残があった(写真:笠間 聡)
もともとフットパスコースに指定された区間の大半はアスファルト舗装されていたが、ゴール地点付近だけは砂利道だった。「砂利道の区間のうち延長1kmほどを対象に、道路の維持補修の予算を使いながら、試験施工的に砕いたホタテの貝殻を撒いたのです」。稚内市建設産業部観光交流課観光戦略グループ主査の中本祐介さんは、当時をこう語る。施工性や見映えなどを確認したうえで本格的な導入に踏み切り、延長約3kmの区間を白い道として整備した。
白い道を施工する前は砂利道だった(写真提供:稚内市)
現在の白い道のスタート地点付近。写真奥側はアスファルト舗装(写真:岡田 智秀)
白い道のゴール地点付近。下り坂が続く(写真:笠間 聡)
ホタテの貝殻は、次のような工程で処理される。
まず宗谷漁業協同組合に所属する組合員が水揚げした殻付きのホタテを加工業者に販売する。貝柱やヒモを取り除いた貝殻は各加工業者が洗浄し、粉砕した上で稚内水産物残滓処理協同組合の堆積場に運び込む。これらはしばらく山積み状態で雨風にさらし風化させて、1年後に汚染などがないかを検査した上で市内の土木業者などに販売する。
白い道のホタテ貝殻。粒形は40mm以内程度で、大きな貝殻もあった(写真:大井 智子)
白い道に撒くための貝殻は稚内市が購入し、敷設する。需要と供給のバランスは稚内市の水産商工課が調整している。稚内市建設産業部水産商工課水産振興グループ主査の大石祥治さんは、「昔はホタテの貝殻はやっかいもの扱いで、漁業関係者は処理に困っていました」と打ち明ける。
現在は、建設資材などとして活用する仕組みが構築されたことで、稚内市内ではホタテの貝殻は廃棄されることなく、すべて再利用されるようになった。ちなみに、粒度調整のない「切り込み砂利」の資材単価は1立方メートル当たり5000~6000円だが、粉砕したホタテ貝殻は50円程度。はるかに安い。
「ホタテの貝殻は海産物としての生臭さがありますが1年間、屋外に置くことで風化して匂いが抜けます。2024年度は、粉砕したホタテ貝殻の9000tすべてが建築資材などに活用されました」(大石さん)。
具体的に、白い道はどのように施工するのだろう。「ホタテの貝殻を想定した道路の仕様書は存在しないので、稚内市の砂利道の基準を参考にしています」。こう話すのは、稚内市建設産業部土木課事業推進グループ主任の福井達郎さんだ。粒形は40mm以内程度を目標とし、これを10cmほどの厚みで敷いてある。
2011年に施工した後、2015年に敷き均し作業を実施し、その後も2年に1度、貝殻の補充と敷き均し作業を続けているという。
稚内市建設産業部のみなさんに、白い道について教えてもらった(写真:岡田 智秀)
敷き均し作業では、幅員約3~4m、延長約3kmの道に、4~5cmほどの厚みでホタテの貝殻を補充する。2024年は約400㎥を補充し、材料費と施工費で660万円ほどのコストを掛けた。仮に砂利敷きで計算すると資材費は200万円ほど。砕いたホタテの貝殻の資材費は2万円なので大幅なコスト削減だ。
冬期は積雪のため、白い道は11月頃から5月上旬まで通行止め。敷き均し作業は、雪解けを待って4月末以降に実施する。
2024年4月の除雪作業の様子(写真提供:稚内市)
「新たにホタテの貝殻を補充したうえで、重機を使いながら地面を平らに均していきます。バンバン叩くと貝殻が砕けてしまうので、職人たちが技を駆使して力を加減しながら転圧していきます」(福井さん)。
2024年4月にホタテの貝殻を搬入した。雪解け水で濡れているため茶色く見えるが、乾くと純白になる(写真提供:稚内市)
重機で地面を平らに均していく。道路の右側は残雪(写真提供:稚内市)
ホタテの貝殻は白い道のほかにも、広く民間の間で活用されているという。貝殻の成分や地表を覆うことで、雑草の発生を抑制する効果もあるそうだ。「よく使われるのは、農地の土壌改良やぬかるみ対策です。見映えのために撒くのではなく、農地で使うことで土の質が良くなることや、泥の上に砂利の代わりとしてかぶせることで、ぬかるみを抑えてくれる。かつて、実証実験的に白い色が光を反射するため太陽光発電所の敷地に撒いたこともありますし、雑草対策などで庭に撒く人もいます」。大石さんのこの証言を、のちに我々取材チームは稚内市内の各所で目撃することになる。
白い道のスタート地点付近に観光拠点をつくる構想も整備当初、白い道を訪れる人は少なかったが、テレビ番組で取り上げられるなどして2020年頃から人気が高まった。「今年、インスタグラムの投稿を調べたところ『稚内市』のキーワードでヒットしたのは3.8万件、『白い道』のキーワードは1.3万件の投稿がありました。稚内に関する投稿のうち3分の1が白い道の関連で、関心の高まりを実感しました」(田原さん)。
白い道から白い風車を望む(写真:笠間 聡)
人気の観光スポットとなったことで、新たな課題も生じている。白い道の両側に広がる牧草地は、民間の敷地だ。夏はオーバーツーリズムで車が押し寄せるため、牧草地に立ち入らないよう観光用の動画でマナーを呼び掛けている。また、白い道のスタート地点とゴール地点は看板で示し、一方通行での利用を誘導しているが、ゴール地点側から入る車もあるという。道幅が狭いのですれ違いするのが難しい。
これらの対策として、市はスタート地点やゴール地点を示す看板を目立つものにするなど工夫している。車からの乗り換えを促すため、数年前からJR稚内駅や宗谷岬でのレンタサイクルの貸し出しも始めている。
国道238号のバス停近くに大きな案内看板があった(写真:大井 智子)
「自動車やバイクでの利用が増えるのはありがたいことではありますが、できればフットパスの理念に戻り、徒歩や自転車での利用を増やしたい。ただ、白い道のスタート地点には駐車場やバス停はないし、宗谷岬の展望台などを起点として白い道を歩こうとすると少なくとも11kmの長さになってしまうことが課題です」。中本さんはこう話し、稚内市が2024年3月に取りまとめた「宗谷岬周辺魅力創出基本構想」の概要を説明してくれた。
「白い道のスタート地点近くに駐車場や休憩所、トイレを備えた観光拠点を創出し、白い道沿いに小規模なビュースポットをつくる構想です」。このほか、白い道のスタート地点まで観光客をシャトルバスで送り、そこから歩いてもらうアイデアや、白い道に並行して新たなフットパスを整備して白い道をコンパクトに周遊できるルートをつくることで、周遊性を高める構想もある。最終的には自動車から、徒歩や自転車、シャトルバスなどへの転換を進めることが狙いだ。「具体的な検討はこれから始まるところなので、実現はまだ先になると思います」とのことだ。
ニュージーランドの石灰の道を参考にそもそも白い道のアイデアは、どのように生まれたのか。田原さんに白い道の誕生秘話を知るキーマンを紹介してもらい、さっそく取材に向かった。
杉川さん(中央)と中場さん(左)に白い道が誕生したいきさつを聞いた(写真:岡田 智秀)
「元祖・白い道」は、現在の白い道の2kmほど北側に位置する社団法人宗谷畜産開発公社(現在は解散)の敷地内に、1999年につくられていた。
「当時、宗谷畜産開発公社では、子どもたちを対象に環境学習を実践する『エコビレッジ』を運営していました。場長の氏本長一さんが景観をよくするために、漁業組合が捨てていたホタテの貝殻を粉砕して小径に撒いたのが最初です」。
こう話すのは、宗谷シーニックバイウェイルート運営代表者会議(以下、宗谷シーニックバイウェイ)事務局長の杉川毅さんだ。本業は稚内印刷株式会社の代表取締役会長だが、稚内観光協会常務理事のほか、観光地域づくり法人 きた・北海道DMOの副代表理事も務めている。杉川さんと一緒に取材を受けてくれたのは、宗谷シーニックバイウェイの代表を務める中場直見さん。宗谷バス株式会社代表取締役を務めており、稚内観光協会会長で、観光地域づくり法人 きた・北海道DMOの代表理事でもある。
宗谷畜産開発公社のエコビレッジの小径につくられていた「元祖・白い道」(写真提供:宗谷シーニックバイウェイ)
「もともとは、氏本さんがニュージーランドの牧場にある石灰を撒いた白い道を目にしたことがきっかけです。『白い道、緑の牧場、青い空のコントラストが最高』と感じた氏本さんは、宗谷で道に撒くことのできる白いものが何かないか、探したそうです」(杉川さん)。行き着いたのがホタテの貝殻だった。これを砕いて牧場内の小径に撒き、杉川さんに「見に来てよ」と声を掛けた。
「真っ白な小径を見て、これはいいなあと思いました。ちょうどその頃、フットパスの構想が持ちあがっていました。コースに想定されていたゴール地点付近の下り坂は、海や利尻富士への眺望が開けている。そこに撒いたらいいんじゃないかなと思ったのです」と当時を振り返る。
だが当時、ホタテの貝殻を本格的に建設資材として活用する仕組みは確立されていなかった。廃棄物処理法の壁もあった。「諦めかけていたころ、稚内市役所の職員の方ががんばって仕組みを構築してくれたのです。稚内市が稚内観光協会、稚内商工会議所、宗谷シーニックバイウェイなどの関係機関と連携して、2011年に白い道が完成しました」(杉川さん)。
取材時は自動車やバイクが白い道を訪れていた(写真:大井 智子)
だが、そこからもトントン拍子にはいかなかった。
「当初はほとんど人が来ませんでした」と杉川さんは苦笑する。自身のブログに「白い道」の写真を載せたりすると、少しずつ問い合わせが来るようになり、最初にバイクのライダーたちが訪れるようになった。あるライダーは、「北の最果てに行ったのに、沖縄みたいな景色に出会った」とコメントを添えてユーチューブに写真をアップしてくれた。
その後、バイク専門誌に白い道が掲載され、企業がCMのロケ地に使うなどして、徐々に存在が知られていった。コロナ禍を経て、2021年8月13日の交通量調査では、1日で475台の自動車と、277台の二輪車が白い道を訪れた。今では夏の週末に、写真を撮るため停車する車で渋滞が発生することもあるという。
車を停める時は路肩に寄せる(写真:大井 智子)
ビュースポットの近辺に、牧草地への乗り入れ部分が交差点状に広がっていた。観光客が車の停車帯やすれ違いに利用しているようだった。
撮影時は雨上がりで、水を含んだわだち部分の色が変わっていた(写真:大井 智子)
人気の観光スポットとなったことで、稚内市役所で聞いたように、杉川さんと中場さんもオーバーツーリズムへの危機感を抱いていた。2人とも、「道幅を広げても車の台数が増えるだけ」と考えている。できれば、白い道のスタート地点に駐車場を設けるなどして車の乗り入れを制限したり、交通料を徴収したりする仕組みを導入したいが、そのためにはゲートを設け徴収係員を常駐させるといった体制づくりが必要になるため、一朝一夕にはいかない。
2022年には宗谷シーニックバイウェイが、白い道での電動キックバイクの乗車体験とガイド付きフットパス体験の実証実験を実施した。「徒歩や自転車、キックバイクなどを活用してもらって、白い道の豊かな自然環境を保ち、ダイナミックな風景を眺めながら誰もが楽しめる場所を、将来にわたって維持していきたいのです」(中場さん)。
車を気にしながら徒歩で散策する人もいた(写真:大井 智子)
杉川さんは、宗谷シーニックバイウェイの活動で、スイスのツェルマットの「スイスモビリティ」を視察した時のことを教えてくれた。そこでは、電車やバスなどの公共交通機関とサイクリングやカヌーなどを組み合わせて、大自然を満喫しながら移動を楽しむ仕組みが実践されていた。
帰国後に「宗谷版スイスモビリティ」として企画したのが利尻島でのサイクルツーリズム。バスと自転車を組み合わせた観光だ。これらの経験をベースに、旅行会社と連携しながらバスと自転車を活用して白い道を楽しむための体制づくりに奔走した。
宗谷バスの代表取締役でもある中場さんは、「稚内観光協会と宗谷バスが連携し、2022年からJR稚内駅~稚内空港~宗谷岬をつなぐ『アクティブバス』の運行を始めています」と話す。運行期間は6~9月。日に2往復し、路線バスを補完するように走る。1便目は、バスに自転車を積載できる。2023年の自転車の積載台数は12~3台。今年度からはラッピング仕様での運行も準備しており、バスを利用したサイクルツーリズムの観光需要の掘り起こしに意欲的に挑んでいる。
宗谷バスの中場さんに「アクティブバス」を見せてもらった(写真:笠間 聡)
「アクティブバス」の座席数は16で、バス後方に自転車を12台積載できる(写真:笠間 聡)
「アクティブバス」をラッピングしたサイクルバス(写真提供:稚内観光協会)
自転車貸し出しの利便性も向上している。稚内観光協会のレンタサイクルは、宗谷岬の「BASE SOYA」とJR稚内駅にあり、クロスバイクや電動クロスバイクを貸し出す。例えば、バスで宗谷岬に行って、「BASE SOYA」で自転車を借り、宗谷丘陵の眺めを楽しみながらフットパスコースを走って白い道へとアクセスできる。自転車は宗谷岬と稚内駅のどちらで返却してもよい。
宗谷岬展望台の「BASE SOYA」にレンタサイクルを設置した(写真:大井 智子)
「道路の景観が観光につながる」という杉川さんの考えは、約20年間続けてきた宗谷シーニックバイウェイの活動で培われてきたものだ。
シーニックバイウェイとは、「景観」と「わき道」を合わせた造語。景観や自然などの要素を取り入れたルートを活用し、観光や地域活性化につなげていこうとする米国発祥の取り組みだ。道路そのものが観光資源という考え方で、日本では2005年に国土交通省北海道開発局が主導して「シーニックバイウェイ北海道」がスタート。現在は15の指定ルート、2つの候補ルートがあり、中でも特に景観に優れた区間を「秀逸な道」として指定する取り組みが2021年に始まり、道内全15区間が指定されている。稚内市内は、宗谷シーニックバイウェイの指定ルートであり、「秀峰・利尻山を望む道」と、白い道を含む「大地の息吹を感じる宗谷周氷河の道」の2つの「秀逸な道」の指定区間がある。
秀逸な道「秀峰・利尻山を望む道」(国道238号)。道路の路肩拡幅に併せて、もともと海側にあった電柱を陸側に移動し、海への眺望を確保した(写真:笠間 聡)
宗谷シーニックバイウェイの活動範囲は稚内市のほか、礼文町、利尻町、利尻富士町、浜頓別町と広域にまたがる。これまでの活動によって人とのつながりが生まれ、様々な情報を得ることで、フットパスや白い道づくりの活性化に尽力できたという。
「道路の景観を向上させていく取り組みを通し、『景観が人を呼び』、『景観に価値がある』ことを知りました」。こう話す杉川さんは、宗谷丘陵が北海道遺産に認定される前の2000年頃から、月に1度、壮大な景色を見るために丘陵に通ったという。「フットパスコースを設定して、宗谷丘陵を観光資源として活用しよう」と周囲の観光関係者に熱く語ったところ、周りの反応は「そんなところ、歩く人はいないでしょう」と芳しくなかった。「毎日眺めて見慣れた景色なので、地元の人はなかなかダイヤの原石に気づかないのかもしれないと思いました」。
レンタサイクルの導入も、当初、周囲は乗り気ではなかったが、いまは自転車ブームが到来した。「地域活性化につながる新しいものは何かないかと、いつも貪欲に探しています。これまでやったことのない試みは周囲に敬遠されがちですが、やり続けていけばどこかで花が開くと思っています」(杉川さん)。いま温めている構想は、白い道の夜間利用だ。道の両側に間接照明のフットライトを設置すれば、満点の星と、遠くにまたたく稚内市内の夜景を楽しむ場になるはずと考えている。
日常生活に溶け込む砕いたホタテの貝殻たち関係者への取材を終えた我々は、白い道の夕景を確認するため、本プロジェクトの北海道支局長を務める笠間聡さんの運転するレンタカーで、寄り道をしつつ、再び現地に向かった。海岸沿いを走っていると運転席で、「あっ!」と笠間さんが声を上げた。「白いのがあった」。窓から見ると、海産物を干すと思われる海辺のやぐらの足元に、ホタテの貝殻がキラキラ光っている。さっそく車を停めて、写真に収めた。
海岸沿いにホタテの貝殻が撒かれていた(写真:大井 智子)
しばらく車が進んでいくと、今度はプロジェクト・リーダーの岡田智秀さんが、「あそこにも白いのが!」と叫ぶ。
すごい。
道路から、ホタテの貝殻が積まれている集積所のようなところが見えた。
ホタテ貝殻が積まれていた(写真:大井 智子)
そこから我々の目は、「白いモノ」センサーが起動したように次々とまちなかのホタテ貝殻を発見し、写真に収めていった。なかには「白い!」と誰かが叫んで車を停めてよく見たら、白い小石でがっかりしたこともあった。稚内市役所で大石さんが教えてくれた通り、ホタテの貝殻は日常の便利グッズとして使われており、地域の風景に溶け込んでいるようだ。
こちらは、ぬかるみ対策だろうか(写真:大井 智子)
照り返し効果への期待からか太陽光発電所の敷地に撒かれていた(写真:大井 智子)
交番では看板の下にホタテの貝殻が(写真:大井 智子)
現地に着くと、夕日が落ちる前に最後のミッションを実行した。稚内観光協会は、砕いたホタテの貝殻を詰めた「白い道ボトル」を2023年に商品開発。観光客が貝殻を白い道に撒いたり、記念に持ち帰ったりするために、ボトルを1本500円で販売する。これを岡田さんと笠間さんは2本ずつ、私は1本購入していた。
気に入った景観の場所を見つけて、細かな貝殻をさらさらと撒いた。2024年は49本売れたというので、「今年の販売分のうち、10分の1はすでに貢献したかもしれないね」と喜び合った。
白い道ボトルの貝殻を撒いた。この日の午前中は激しく雨が降り、夕方に晴れた(写真:大井 智子)
白い道ボトルは、現地の様子をプリントしたすてきなデザインだ。半分撒いて、半分は今も自宅の机上にある(写真:大井 智子)
昼過ぎまで激しい雨が降っていたせいか、夕方以降に見かけたのは観光客を乗せたタクシー1台だけ。我々は好きなところで何度も車を停めて撮影し、ゆっくり白い道を散策しながら、日没を待った。
雨上がりで訪れる人は少なかった(写真:大井 智子)
この日の東京は30度超えの真夏日だった。宗谷は風が強く、体感温度は10度を下回っている感じだ。あまりの寒風に涙を流しながら、海へと沈む夕日を眺めていた。
白い道が夕日に光り、海へと太陽が沈んでいった(写真:大井 智子)
新着・お知らせ2024会長PJ-ひろがる仕事の風景プロジェクト仕事の風景探訪WG
土木学会地球環境委員会では恒例の地球環境シンポジウムを9月24日(水),9月25日(木),9月26日(金)に鳥取大学で開催いたします.
論文発表,研究報告に多数の応募を頂いており,地球環境問題に関する幅広い分野からの発表が予定されています.
みなさま,奮ってご参加ください.
記
1.主 催 :公益社団法人 土木学会 地球環境委員会
共 催 :国立大学法人 鳥取大学
後 援 :公益社団法人 土木学会 環境システム委員会
2.日 時 :2025年9月24日(水),25日(木),26日(金)
3.会 場 : 鳥取大学 鳥取キャンパス
4.プログラム : 詳細や最新情報は下記の地球環境委員会ホームページもご覧下さい.
プログラムはこちら(2025年8月22日時点)
一般公開シンポジウムの案内はこちら
5.参加費 : 一般(会 員):11,000円(税込、事前参加申込の場合)
一般(非会員):13,200円(税込、事前参加申込の場合)
学生: 0円
注:当日参加受付の場合,それぞれ1,100円(税込)が加算されます。(学生除く)
締切日以降の事前受付はいたしません。行事当日に会場にて参加申込をして下さい。
※会場でもwebからの申込案内になります(クレジットカード決済)。現金支払はございませんのでご注意ください。
6.定員:200名
7.申込方法: 土木学会の行事申込画面へアクセスし,指示に従って必要事項の入力をしてお申込下さい。
決済完了後のキャンセル及び変更はできませんのでご注意ください。
8.事前申込締切日: 【クレジットカード決済】2025年9月17日(水)17:00
【コンビニ決済】2025年9月10日(水)17:00
9.研究発表について:
発表時間: 研究論文は10分(発表)+5分(質疑,交代含む),研究報告は7分(発表)+3分(質疑,交代含む)です.
発表に用いるノートパソコン(HDMI接続)は発表者がご準備ください.
10.ポスター発表について:
ポスターは,ポスターボードの内径(ポスターが貼れる部分)幅90cmx高さ210cmに合うように 作成してください.
11.CPDについて:
本シンポジウムは土木学会CPD 認定プログラムです.(工事中)
第33回地球環境シンポジウム(1日目)(工事中)
第33回地球環境シンポジウム(2日目)(工事中)
第33回地球環境シンポジウム(3日目)(工事中)
第33回地球環境シンポジウム 一般公開シンポジウム(工事中)
※参加日ごとと一般公開シンポジウムそれぞれに受講証明書が必要です.
CPD受講証明書をご希望の方は必要事項を予め記入した申請書を受付にご持参ください.
申請書類はこちらからダウンロードしてください.所属協会様式の用紙の持参でも問題ございません.
現地での紙の受講証明書配布はございません.後日発行もございませんのでご注意ください.
12.一般公開シンポジウム:
日時:9月25日(木)14:00~17:30
「地球温暖化時代の流域治水NEXUSアプローチ -地球環境問題のシナジーによる解決を求めて-」
基調講演 IPBESによるネクサス・アセスメント
教授 Diana Mangalagiu 氏(オックスフォード大学)
上席研究員 齊藤 修 氏(地球環境戦略研究機構)
パネルディスカッション
モデレーター:宮本 善和 氏(鳥取大学)
パネラー:
*脱炭素先行地域の取組:鳥取市スマートエネルギータウン推進室
*河川環境の定量目標:国土交通省鳥取河川国道事務所
*湖山池の汽水化事業:鳥取県県土整備部
*蒜山自然再生の取組:蒜山自然再生協議会
*企業との協働による鳥取の自然再興:(一社)鳥取県地域教育推進局
※終了後,大学内において鳥取の海の幸で懇親会(定員:50名)
13.若手勉強会(+若手懇親会):
2025年9月に鳥取大学にて開催します第33回地球環境シンポジウムの初日9月24日(水) の本大会終了後に
「地球環境シンポジウム 若手勉強会」を開催します.20~30代の若手の発表者および全世代の参加者を募集しております.
目的:発表や議論を通して,学生・研究者の知り合いを増やし,学会の交流・参加体験をより面白いものにすることを目的とします.
発表者には,議論を通じてフィードバックを行います.批判的なコメントではなく疑問やアイデアを議論できる勉強会にしたいと思います.
詳細については,こちらをご覧ください.
14.エクスカーション:
地球環境シンポジウム開催に際して、エクスカーションを実施いたします。
詳細は、こちらのページをご覧ください。
※第33回地球環境シンポジウムへの参加者のみご参加いただけます。
15.その他
問合せ先:
土木学会 地球環境委員会宛
E-mail: ck-info★jsce-ml.jp ※★を@に変更してください.(メールアドレスを修正しました)
第33回地球環境シンポジウム実行小委員会:
委員長 宮本 善和 鳥取大学
副委員長
委員 岩見 麻子 熊本県立大学
委員 山崎 智雄 エックス都市研究所
委員 戸苅 丈仁 鳥取環境大学
委員 鈴木 章弘 北海道大学
委員 池本 敦哉 東北大学
委員 新田 紀明 国土交通省
委員 村尾 修一 鳥取県
委員 藤井 優 鳥取県
委員 酒本 勇一 鳥取県測量設計業協会
委員 平尾 繁和 日本技術士協会
委員 高部 祐剛 鳥取大学
委員 河野 誉仁 鳥取大学
委員 白木 裕斗 名古屋大学
委員 岡 和孝 国立環境研究所
新着・お知らせ 添付サイズ プログラム5.06 MB フライヤー3.41 MB
北海道大学寄附分野循環イノベーション分野第1回シンポジウム
「進め!循環イノベーション」開催のご案内8月27日(水)13時より循環イノベーション分野主催の第1回シンポジウム「進め!循環イノベーション」を開催いたします。今回は講座名にも採用されている「循環イノベーション」に焦点を当て、昨年度終了した「バイオマスコミュニティプランニング分野」の活動報告と循環イノベーション分野のこれからについて発信いたします。また外部講師として京都大学大学公共政策大学院 諸富 徹先生をお招きし、ご専門である財政学と環境経済学の観点から持続可能な発展と地域経済、再生可能エネルギー等についてご講演いただきますので奮ってご参加ください。
開催概要題 目:循環イノベーション分野 第1回シンポジウム「進め!循環イノベーション」
日 時:2025年8月27日(水)13時00分~16時35分 ※受付開始12時、終了後に名刺交換会を実施。
会 場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター ルームC(〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6)
アクセス:こちら
主 催:北海道大学大学院工学研究院 循環イノベーション分野/循環共生システム研究室
共 催:土木学会環境システム委員会
協 力:北海道大学グリーントランスフォーメーション先導研究センター/NPO法人最終処分場技術システム研究協会/北海道バイオマスネットワーク会議
形 式:対面およびオンラインのハイブリッド開催(配信方法はZOOM)
申 込:こちら
定 員:会場100名、オンライン300名 ※定員に達しましたら、募集を締め切らせていただきます。
締 切:8月22日(金)17時まで
問合せ:循環イノベーション分野 事務局( junkan.innovation(at)eng.hokudai.ac.jp )※(at)を@に変換してください。
プログラムのDLはこちら
・開会挨拶 13:00 ~ 13:05
古市 徹 (北海道大学工学研究院 バイオマスコミュニティプランニング分野 客員教授)
・趣旨説明 13:05 ~ 13:10
落合 知 氏 (公益財団法人東京都環境公社 東京都環境科学研究所 環境資源・生物多様性研究科 研究員)
・講演① 13:10 ~ 14:10 「バイオマスコミュニティプランニング~持続可能な地域のための4つのプロジェクト」
木村 浩司 氏 (岩田地崎建設株式会社 経営企画部 部長)
安東 貴史 氏 (興部町 まちづくり推進課バイオエネルギー推進係 係長)
土谷 樹生 氏 (株式会社土谷特殊農機具製作所 企画課 係長)
太田垣 貴啓 氏 (応用地質株式会社 地球環境事業部循環社会ソーシャルデザイン部部長代理)
落合 知 氏 (公益財団法人東京都環境公社 東京都環境科学研究所 環境資源・生物多様性研究科 研究員)
・講演② 14:10 ~ 14:40 「循環×イノベーション(人とのつながり)」
石井 一英 (北海道大学工学研究院 循環共生システム研究室 教授)
・質疑応答 14:40 ~ 15:15
・休憩 15:15 ~ 15:30
・基調講演 15:30 ~ 16:30 「再エネで地域経済循環をどう作るか」
諸富 徹 氏 (京都大学公共政策大学院 教授)
・閉会挨拶 16:30 ~ 16:35
・名刺交換会 16:35 ~ 17:00
連絡先:北海道大学 石井一英 k-ishii@eng.hokudai.ac.jp
新着・お知らせ
黒部川発電プロジェクトのインタビュー動画公開(No.3 元田弘氏)
元田弘さん(熊谷組工区(大町トンネル)の施工に従事した、笹島建設OB)へのインタビュー
魅力ある土木の世界発信小委員会 土木アーカイブ部 黒部課
■インタビュアー :高倉健太、小松祥子、加藤隆、長谷川真
■撮影・編集 :工藤 晶彦(スモール・フィルム)
■インタビュー日時:2024年3月
■インタビュー場所:富山県入善町(元田弘さんの自宅)にて
■第1話
■第2話
■第3話
■第4話
■第5話
新着・お知らせ2025年11月11日(火)に
第49回鋼構造基礎講座 「聞いてみよう!鋼材のお話し ~材料から製作・接合、そして高性能鋼の展望まで~」を開催いたします。
詳細については添付ファイルをご参照ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
新着・お知らせ 添付サイズ 第49回鋼構造基礎講座_会告.pdf118.21 KB日時:令和7年8月20日(水) 14:45~17:00
場所:土木学会 講堂
【議 題】
1 委員長挨拶
2 高校教育小委員会役員構成
3 出席者自己紹介
4 前回議事録の確認
5 議事録担当者の確認
6 委員の委嘱について
7 委員構成について
8 全国高等学校土木教育研究会 会則について
9 令和8年度夏期講習会について
東土研担当 令和8年8月17日(月)~21日(金)
10 令和7年度全国大会 年次学術講演会
研究発表 9月10日(水)10:40~12:00 CS1「土木教育一般(2)」
宮崎県立延岡工業高等学校土木科 岡田 篤先生
「土木系高校の現状と全国的な傾向に関する考察」
11 令和7年度教育企画・人材育成委員会の動き
12 技術功労賞(土木学会)の推薦
令和6年度受賞 後藤 武志先生 山形県立米沢工業高等学校 教諭
歴代受賞者
13 土木学会誌への寄稿について
14 高校教育小委員会HPの更新状況について
15 情報提供
16 その他
(1)各研究会報告
①全国高等学校土木教育研究会報告
②西日本高等学校土木教育研究会報告
③東日本高等学校土木教育研究会報告
(2)その他
17 次回開催 令和6年 11月下旬もしくは12月中旬 場所:近畿地区
18 閉会挨拶
第219回論説・オピニオン(1) 地域主導のレジリエンス社会の構築へ
論説委員会委員長 藤原 章正 広島大学
第219回論説・オピニオン(2) 設計と技術倫理
論説委員 堀田 昌英 東京大学
トンネル・ライブラリー第35号「国内外におけるシールドセグメントの設計法」講習会 講習会を開催いたします。
詳細は添付ファイルをご覧ください。
必ず、参加形態や書籍の発送時期をご確認の上、参加申込をお願いいたします。申込完了後の変更・キャンセルはできませんのでご注意ください。
技術小委員会新着・お知らせ 添付サイズ TL35号_会告rev3.pdf102.86 KB【支部名】北海道支部
【事例キーワード】①技術のチカラ、②デザインのチカラ、③自然のチカラ、④コミュニティのチカラ、⑤記憶のチカラ
北海道からこんにちは。このたび北海道支局長という役をいただきました寒地土木研究所の笠間と申します。
今回の「仕事の風景探訪プロジェクト」、北海道からご紹介するのは、長さ3km、牧草地を貫き、最後は海へと至る1本道です(写真1、写真2)。
単純に見た目どおりに「白い道」と呼ばれていますが、ホタテの貝殻を砕いて敷き詰めたものです。一般的な土木工事の感覚から言うと、敷き詰めたというよりも、撒いた、くらいがちょうどいいかもしれません。
北方領土を除く日本の最北端、宗谷岬のほど近くにあります。宗谷岬から、「宗谷丘陵フットパス」に指定された舗装路を8kmほど歩いたところです。
この地の果てとも言える土地に、
・目に美しい(まぶしいけど)
・適度に柔らかく、歩いて心地よい(まぶしいけど)
・宗谷丘陵の牧草地、宗谷湾・宗谷海峡・日本海、天気がよければ利尻島利尻山までを一望するロケーション
・地元の特産品、宗谷のホタテ貝のアピール
・その代償として大量に発生する産業廃棄物、ホタテの貝殻の有効活用
・道路を走って、展望台から眺めて終わり、だった宗谷岬、宗谷丘陵の観光における新たな可能性
といった新たな魅力をつくりだすことになった(小さな)事業です。
一方で、理想の道となるにはまだまだ解決しなければならない課題も抱えているのが事実です。宗谷岬から8km歩く(全行程だと10km以上)と書きましたが、多くの方は車やバイクで訪れます。
今回の記事本編に登場される方々が、今も少しずつ取り組みを進めているところです。
ぜひお読みいただき、今後の取り組みや発展にも、ご興味やささやかな応援をいただけるとと思う次第です。
★「いつか行きたい場所」リストに保存お願いします↓
https://maps.app.goo.gl/sbBKHAnEAQYJnpVSA
注:上記GoogleMapsの掲載写真には、違う場所の写真(風車の道)が混じっています。
写真1 「白い道」フィーチャーで作られた稚内市グッズの数々(右上除く)
写真2 緑の丘陵の中を地形にあわせて伸びていく「白い道」。曲がり角の先にあるのは...??
2025年2⽉26⽇に発出した「下⽔道に起因する道路陥没事故をうけての⼟⽊学会会⻑から会員の皆さんへのメッセージ」に対応した議論の場として、表題の検討会を立ち上げました。土木学会前会長である佐々木葉座長の元、インフラメンテナンスだけでなく幅広い専門分野の方々がメンバーとなり、各人が自分ごととして捉え、分野横断で議論を深めます。
6月の検討会から4回にわたり、各専門家から話題提供を頂いております。
第4回目の最後の話題提供は、検討会メンバーのお二方からお話いただきました。
・広島大学 大学院先進理工学系科学研究科 力石真さん:「都市・交通に係るインフラ自分ごと問題」
・神戸大学 大学院工学研究科市民工学専攻 小池淳司さん:「インフラから見る社会」
日時:2025年7月25日(金)15:00-17:00
場所:土木学会 会議室&オンライン
次第:
1.佐々木葉座長からの挨拶
2.力石真さんからの話題提供
3.小池淳司さんからの話題提供
4.フリーディスカッション
5.次回のスケジュール確認
資料:
資料1 第5回検討会議事録
資料2 力石真「都市・交通に係るインフラ自分ごと問題」
資料3 小池淳司「インフラから見る社会」
次回、第6回の検討会では、これまでの話題提供やディスカッションの内容を整理し、今後の検討会の進め方について議論を行います。
お知らせインフラ自分ごと検討会は、メンバーに限らず、希望する土木学会の会員の皆さまに門戸を開いております。傍聴や参加を希望される場合は、直接座長・幹事に以下のフォームからご連絡ください。https://x.gd/E9P5E
本検討会に関するお問い合わせ
新着・お知らせ 添付サイズ 資料1 第5回検討会議事録.pdf716.01 KB 資料2 力石真「都市・交通に係るインフラ自分ごと問題」.pdf2.32 MB 資料3 小池淳司「インフラから見る社会」.pdf667.25 KB国際センターでは全国大会開催期間中(9月10日(水)~11日(金))に以下の行事を実施致します。
土木技術者、研究者、学生の幅広いご参加をお待ちしております。
★各行事の詳細について、今後本HPにて情報を更新致します★
【お知らせ】
・ウェブサイトをオープンしました(2025/8/19)
1. 国際関連特別講演会
「世界と人・技術をつなぐ架け橋としての日本の土木技術者 -真の国際化に向けて今なすべきこと- 」
・日にち:2025年9月10日(水)
◆プログラム:
1.開会&趣旨概要
・開会挨拶:国際センター長 木村 亮
2.第一部 基調講演
・春日 昭夫氏(三井住友建設(株))
「日本が追い続ける国際化は他国と何が違うのか」
3.第二部 パネルディスカッション
「なぜ国際化が必要か?なぜ未だに国際化を謳うのか?」
・パネリスト:高森 敦也氏((株)長大)、井口 進氏((株)横河ブリッジ)、福林 良典氏(宮崎大学)、Advisor 春日 昭夫氏
◆CPD:
本講演はCPD認定プログラムです。
認定番号:JSCE25-0919
単位数:1.9単位
全国大会のCPDについて、詳細はこちらをご覧ください
2. 第27回インターナショナルサマーシンポジウム
インターナショナルサマーシンポジウム(サマーシンポジウム)では第80回年次学術講演会(国際セッション)での「グローバルシビルエンジニアワークショップ」、「論文発表」を二部構成として、以下の日程で開催致します。
本シンポジウムは、日本国内で学ぶ留学生、若手技術者・研究者を対象に英語による研究発表、および国、研究分野を越えた交流と協働、ネットワーク形成を目的としており、毎年土木学会全国大会にて、開催しております。
なお、サマーシンポジウム、ワークショップ参加者の交流を目的としたIAC ネットワーキングレセプションを開催します。
●グローバルシビルエンジニアワークショップ(Workshop for Global Civil Engineers)
・日にち:2025年9月10日(水)
・時間(予定):14時30分~18時00分(To be updated)
・会場:熊本城ホール(大会議室A-1)
・テーマ:"How to develop tourist-friendly and disaster-resistant towns using problem solving approaches ~Let's take a look at Kumamoto~”
※ワークショップの一般聴講は出来かねます。
・参加申し込み:こちらのフォームよりお申し込みください。
●論文発表(第80回年次学術講演会 「国際セッション(International Session)」として開催)
・日にち:2025年9月10日(木)、11日(金)
・時間:10日:終日(9時00分~17時40分)、11日:9時00分~17時40分
・会場:熊本城ホール
セッション詳細:https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jsce2025
※セッション聴講は年次学術講演聴講登録(https://committees.jsce.or.jp/zenkoku/gaiyo/houhou_choukou)が必要です。
◆お問い合わせ:
(公社)土木学会 国際センター
Tel: 03-3355-3452
Email: iad@jsce.or.jp
2025年7月18日(金)に開催した全国土木弁論大会2025「有馬優杯」の競弁の様子をアーカイブ公開します。
土木弁論で腕を競う弁士たちの勇姿を、是非ご観覧ください。
また、演題をクリックすると発表原稿を見ることができます。
No 演題(原稿)・発表動画 弁士氏名
No.1
奨励賞
松永 昭吾No.2
奨励賞
稲田 怜子
No.3
奨励賞
Singh Prashant
No.4
優秀賞
塚田 滉大
No.5
最優秀賞
オーディエンス賞
岩橋 公男
No.7
奨励賞
平野 貴大
新着・お知らせ分類: 全国土木弁論大会
【第32回水工学オンライン連続講演会】
第32回となる今回は,「河川技術論文賞受賞者講演~河川技術の更なる深化に向けて~」と題して,お二人の先生にご講演をいただきます. 皆様の積極的なご参加お待ちしております.
〇 講演者:前田 健一 先生(名古屋工業大学 教授)
〇 題目:「堤内地の漏水・噴砂動態と損傷に及ぼす透水性基礎地盤の層構造の影響」
〇 講演者:竹村 吉晴 先生(中央大学 准教授)
〇 題目:「大河津分水路新第二床固の段階施工計画の数値解析技術(Q3D-FEBS)による改善」
〇 内容:河川部会では毎年、産官学連携のもとに河川技術シンポジウムを開催し、今後の河川技術とその現場実装について活発な議論を行っています。河川技術シンポジウムでの議論や問題意識を水工学の他分野に広く共有し、河川技術のさらなる展開や学際領域の拡大に貢献するため、河川技術論文賞の受賞者をお招きして、ご講演の内容と河川技術シンポジウムでの議論を踏まえて,河川技術の更なる深化に向けた総合討論を行います。ぜひたくさんの皆様にご参加頂けましたら幸いです。
〇開催日時:2025年08月26日(火)17時~
〇参加申し込み方法について
以下のURLにある土木学会HP申し込みサイトからお申込みください. 講演会当日お昼までに配信サイトのご案内をいたします.
https://www.jsce.or.jp/events
[水工学オンライン]で検索下さい.
※注意事項:Zoomウェビナーを使用します.
新着・お知らせ【AI・DX論文賞】
Intelligence, Informatics and Infrastructure Award for Excellent Paper
社会データと橋梁データを用いた北海道市町村の維持管理特性クラスタリング
新地 捺未, 福澤 健人, 長井 宏平
深層学習を用いたダンプトラック荷下ろし材料の形状・体積推定手法に関する研究
田島 大輔, 石津 諒太, 黒沼 出, 浜本 研一, 内村 裕
【AI・DX奨励賞】
Intelligence, Informatics and Infrastructure Award for Outstanding Potential Paper
仮想環境を利用した点群セグメンテーションモデルの作成と実環境適用性の評価
岡内 亮太, 全 邦釘
AIによるトンネル掘削サイクルの自動算出手法における学習量に関する考察
菅 早苗, 山中 哲志, 松本 慶太
Discrimination between male-sterility and male- fertility in Japanese cedar (Cryptomeria japonica) using fluorescence spectroscopy
Yu OBATA, Takumi MURAI, Yusuke IIDA, Yoshinari MORIGUCHI, Yoshito SAITO
【AI・DX特別賞】
Intelligence, Informatics and Infrastructure Award for Highlighted Paper
生成AIを活用した山岳トンネル切羽評価AIのクラス不均衡対応手法の検討
關 太博, 北岡 貴文, 坂井 一雄, 宮永 隼太郎
デジタルツインのための屋内施工空間を想定した作業員位置の 3 次元可視化
窪田 諭, 笹井 理市, 安室 喜弘
2025年8月5日(火)に「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪ in いばらき 2025」が開催されました。
本イベントは、リコチャレ(理工チャレンジ)の一環として実施され、次代を担う女性の科学技術人材を育成するために職場体験・オープンキャンパス・女性先輩社員との交流などを提供する取り組みです。
開催にあたっては、石岡市・茨城県土木部・(一社)土木技術者女性の会・(一社)茨城県建設業協会「建女ひばり会」が共催し、国土交通省常陸河川国道事務所が協力しました。
土木広報センターにてイベントの様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。
イベントは、3部の構成で行われました。
1時間目:「橋の講習会」
ペーパークラフトを使ったり、クイズ大会を通して橋のひみつについて学びました。橋のペーパークラフトでは、普段見えない部分や隠れている部分まで見ることができるとともに、複雑な構造やそれぞれの部材の名称について学ぶことができました。
その後、2時間目の橋の点検で使用する「点検対象橋梁の概要・簡易橋梁点検チェックシート」について学んだり、3時間目で見学する「上曽トンネル整備事業」について学びました。
2時間目:「橋の点検チャレンジ」
1時間目で使い方を学んだ「点検対象橋梁の概要・簡易橋梁点検チェックシート」を持って、現在も使われている橋梁の点検に行きました。点検は、グループ毎に分かれてコンクリートのひび割れや、欄干の曲がり、排水などの項目を確認しました。とても暑い中でしたが、みんな真剣なまなざしで取り組んでいました。
3時間目:「上曽トンネル見学会」
上曽トンネルは、茨城県石岡市と桜川市を結ぶ道路整備事業の一部で、全長3,538mになります。
開通すれば県内最長のトンネルとなり、供用開始予定は、令和7年9月27日(土)になります。
トンネルの中に入ると外の暑さとは打って変わって、ひんやりとした空気に包まれ涼むことができました。
参加者は「風車付き反射板」や「非常看板」といった道路設備や舗装などに実際に触ることができ、興味津々の様子でした。
さらに、トンネル内での測量を実施しました。他にもトンネル換気のためのジェットファン体験があり、参加者全員で「3・2・1」とカウントダウンを行い、スイッチが入ると強風が吹き抜け、大きな歓声が上がりました。
「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪inいばらき2025」 ■開催日 :2025年8月5日(火) ■開催時間:13:30~16:30 ■開催場所:点検した橋:石岡市道「小屋側道橋」 現場見学:上曽トンネル見学会 ■参加費 :無料
新着・お知らせイベント情報・報告
AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する研究開発や実践が,建設,インフラ,防災,都市,交通,環境,エネルギーなど多様な領域で急速に進展しています.
「地域・自治体を支えるAI・DX」をメインテーマに, 多方面の研究・教育・開発,調査・試験・実践等の成果や現状について分野横断的・俯瞰的に議論するシンポジウムを開催し,論文を募集します.関連したあらゆる観点から,コンセプトやアイデアレベルのもの,展望・総説・レビュー・オピニオンや現在進行中の研究開発・実施例,試行結果なども含めて,今後の方向性を探る論文を歓迎します.
主催:構造工学委員会 AI・データサイエンス論文集編集小委員会
運営:AI・DXサマーシンポジウム2026実行委員会
協力:土木情報学委員会 Web4.0活用モデル研究小委員会,応用力学委員会 データ駆動型の信頼性設計およびリスク評価実装研究小委員会,岩盤力学委員会 岩盤力学におけるDX活用検討小委員会,鋼構造委員会 鋼構造物における先進的非破壊検査・評価技術 に関する調査研究小委員会,環境工学委員会 上下水道におけるIoT・ICT・AI活用小委員会
後援(予定):(一社)人工知能学会,(一社)日本ロボット学会,(一社)情報処理学会,インフラマネジメントテクノロジーコンテスト実行委員会
〇シンポジウム開催日程・場所
2026年8月6日(木)
北海道大学 オンライン併用ハイブリッド開催
〇投稿案内
・査読に基づいて採否を決定します.
・採択された論文は、AI・データサイエンス論文集/Intelligence, Informatics and Infrastructureとして、J-STAGEに掲載されます。
・シンポジウムでの発表を希望するシンポジウム投稿と,発表を希望しない一般投稿があります.
〇掲載料 論文1件につき 27,500円(税込)
〇スケジュール
・投稿締め切り
2026年3月13日までに,下記投稿サイトよりご提出ください.
和文論文:https://mc.manuscriptcentral.com/jsceiii
英文論文:https://mc.manuscriptcentral.com/jsceiiai
・採否の通知 2026年4月中旬
・最終原稿の提出 2026年5月中旬
〇論文の書式
・論文の書式は
AI・データサイエンス論文集投稿案内
をご覧ください.
・原稿に記載する受理年月日は2026年3月13日,採択日は2026年5月15日としてください.
(Received March 13, 2026)
(Accepted May 15, 2026)
となります.
〇一般投稿
・速報性のある論文については,上記スケジュールにかかわらず通年で受け付けます.この場合,シンポジウムプログラムには含まれませんが,採択され次第,随時AI・データサイエンス論文集/Intelligence, Informatics and Infrastructureに掲載されます。詳細については「AI・データサイエンス論文集投稿案内」HPをご覧ください.
〇J-STAGE Data登載
・論文に関連するデータセットやプログラム,ソフトウェア,画像や動画,プレゼンテーション資料等をJ-STAGE Data(和文論文)/J-STAGE Data(英文論文)に登載し公開することができます.詳しくは「J-STAGE Data 登載案内」をご覧ください.
〇表彰
・優秀な論文やJ-STAGE Data登載アイテムを表彰します.
〇その他
・投稿される原稿は,JSTが提供しているJxivなどのプレプリントサーバにて公開することが可能です.
・論文の著作権については,土木学会に譲渡することをご了解頂くものとします.
〇問い合わせ
AI・データサイエンスシンポジウム運営事務局
E-mail:aisymposium@jsce.or.jp
(Last updated on 2025.8.5)
2024年度の活動はこちら新着情報
土木学会DEI行動宣言
「土木学会ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)行動宣言」策定のご案内
土木学会は2015年に「土木学会ダイバーシティ & インクルージョン(D&I)行動宣言」を策定し、これに沿ってD&Iの推進に取り組んできました。以来10年間で、社会におけるD&Iに関する理解の広がりや深化が進んでいることなどを踏まえ、2024年度に第112代会長による「土木学会の風景を描くプロジェクト」の一環として設置された「D&I行動宣言フォローアップWG」が、2015年の行動宣言の改訂に向けた活動を行いました。WGによる案を元に理事会において複数回議論が行われ、2024年度第6回理事会(2025年5月16日開催)にて承認されましたので、公表します。
「土木学会ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)行動宣言」は、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンの定義を示した上で、土木学会及び会員によるDEI推進の3つの柱として「1 認め合う」「2 発揮する」「3 育つ」を掲げ、それぞれの具体的な内容や、主体別の取組みを記しています。
また、WG作成の「資料編」では、用語の解説、土木学会や土木界を取り巻く状況や統計、関連する取組等を紹介しています。
土木学会の会員をはじめ、土木に関わるすべての皆さまにお読みいただきたい内容です。
令和7年度土木学会全国大会では、土木学会及び土木界のDEIの浸透に向けた研究討論会を開催し、私たちが取り組むべきことについて議論します。
DEIポスターコレクション募集!
募集の目的:土木学会ダイバーシティ・アンド・インクルージョン推進委員会では、職場におけるD&Iや働き方に関する取り組みを広く共有することを目的に、「DEI展」を開催いたします。四ツ谷の土木会館での展示に加え、委員会サイトにも展示します。皆さまの職場などでのD&Iに関する取り組みをポスターにしてご応募いただくと、D&I展の期間中、土木会館内にて展示させていただきます。皆さまの取り組みが土木学会会員(個人および職場)の参考になります。ふるってご応募ください。
募集期間:2025年5月19日(月)~6月10日(火) 必着 終了いたしました!次回のご参加もお待ちしております!
D&I2.0リーフレット
D&I勉強会
<第3回D&I勉強会>のご案内 終了いたしました!次回のご参加もお待ちしております!
題目:「日弁連におけるクオーター制~事例に学ぶ~」
講師:江黒早那香氏(シティユーワ法律事務所 弁護士)
主催:土木学会D&I委員会(第112代土木学会会長特別プロジェクト 「土木学会の風景を描くプロジェクト」連動プログラム)
日時:2025年2月5日(水)14:00〜15:00、オンライン
参加費:無料
アーカイブ動画:https://www.jsce.or.jp/committee/open/dandi/dandi.asp
CPD認定:JSCE25-0024、0.9単位
<第2回D&I勉強会>のご案内 終了いたしました!次回のご参加もお待ちしております!
題目:「DE&Iを進める取組〜事例に学ぶ〜」
講師:矢島洋子氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 執行役員)
主催:土木学会D&I委員会(第112代土木学会会長特別プロジェクト 「土木学会の風景を描くプロジェクト」連動プログラム)
日時:2024年9月17日(月)10:00〜11:00、オンライン
参加費:無料
アーカイブ動画:https://www.jsce.or.jp/committee/open/dandi/index.html
CPD認定:JSCE24-1002、1単位
<第1回D&I勉強会>のご案内 終了いたしました!次回のご参加もお待ちしております!
題目:「DE&Iとは〜Equityの意義〜」
講師:中条薫氏((株)SoW Insight 代表取締役社長)
主催:土木学会D&I委員会(第112代土木学会会長特別プロジェクト 「土木学会の風景を描くプロジェクト」連動プログラム)
日時:2024年6月24日(月)15:00〜16:00、オンライン
参加費:無料
アーカイブ動画:https://www.jsce.or.jp/committee/open/dandi/index.html
CPD認定:JSCE24-0604、1単位
D&Iカフェトーク ―身近にあります。多様な働き方や生き方。そんなお話きいてみます。― >>> これまでのアーカイブ動画一覧はこちら! 🔍アーカイブ動画のキーワード検索はこちら!
~「土木学会JSCE2020 プロジェクト土木D&I2.0にむけた場とツールをつくる」チーム(略称「ドボクD&I2.0チーム」)
「D&I ダイバーシティ・アンド・インクルージョン」
いろいろなところで目にするようになったこのキーワード。あなたにとってはどんな存在ですか?近い?遠い?大切?難しい?めんどうくさい?
このD&Iカフェでは、意外と身近にあるこんな働き方、生き方についておしゃべりしています。店主は土木学会でD&Iを考えているチームのメンバーです。
土木に限定せず、でも日頃土木の世界にいる人たちの興味からゲストをお招きして、ラジオ感覚で聴けるトークをお届けします。
根が真面目な土木!なので学会からの申し込みをお願いしていますが(CPD登録もできます!)、もちろん学会に縁のない方、学生さんなど、どなたでもふらっと、気楽にお立ち寄りください。
2025年8月29日(金)17:00~17:30ごろ
話題 右往左往しながら、楽しくたどった土木の道(キャリア)
ゲスト 水野香織 さん 株式会社フジタ アンカー 鷲頭直子 さん 株式会社フジタ
2025年7月18日(金)17:00~17:30ごろ
話題 記者からウォーターエバンジェリストへ~水インフラの 大切さを伝える伝道師として~
ゲスト 奥田 早希子 さん Water-n 代表理事 アンカー 黒川 信子 さん 日本工営(株)
2025年6月27日(金)17:00~17:30ごろ
話題 ウズベキスタン出身の土木技術者~日本の建設会社で頑張っています~
ゲスト ガニエフ ジャホンギルベク さん (株)奥村組 アンカー 平永 佐知子 さん ジェイアール東海コンサルタンツ(株)
2025年1月10日(金)17:00~17:30ごろ
話題 文化をつなぐ架け橋:イラン人エンジニアが語る挑戦と展望
ゲスト マナフィ シアバシュ さん (株)技研製作所 アンカー 尾川 七瀬さん (株)技研製作所
土木D&I読書リスト >>> 土木D&I読書リストはこちら
D&Iに関する本はたくさん出版されています。D&I委員会では、特に土木業界にいる皆さんにおすすめしたい本のリストを、こちらのページと、ブックレビューのオンラインサービス「ブクログ」に公開しています。
さらに、ブックレビューのオンラインサービス「ブクログ」にD&I委員会の本棚をつくりました。
ポスターコレクション >>> ポスターコレクションはこちらさまざまな職場でのD&Iや働き方に関する取り組みを伝えるポスターを展示しております。オンライン展示とすることで、D&Iに興味・関心を持たれている方に、時間的、物理的制約なく、さまざまな組織・団体の取り組みをご覧いただけます。内容とデザインの多様性をどうぞお楽しみください。
展示するポスターは、随時応募をお待ちしてます。皆さまのD&Iに関する取り組みをポスターにしてぜひご紹介ください。内容は、働き方改革、ワーク・ライフ・バランス推進、職場の多様性推進、女性活躍推進など、ダイバーシティ&インクルージョンに関係あるものなら何でも結構です。既存のポスターも、ぜひご応募ください。
※職場(企業の部署単位でも可能)や学協会など、団体単位でご応募ください。ただし、大学の場合は職場向けのものとし、学生向けは対象外とさせていただきます。
※ご応募いただきましたポスターは、委員会で確認したのちにポスターコレクションにて公開いたします。公開までに少しお時間を頂きますこと、予めご了承ください。
皆さまからのご応募を心よりお待ちしております。
■ 一時保育サービス提供情報
■ 統計
土木分野のダイバーシティ推進について調べる際に参考となる文献一覧はこちら。
■ 新着関連記事
※すべての記事は関連記事のページ(2013年まで、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年)へ。
(★印は当委員会、土木学会関連記事)