2022年6月6日に提言『Beyondコロナの日本創生と土木のビッグピクチャー~人々のWell-beingと持続可能な社会に向けて~』を発表後、さまざまな反響を頂いています。本提言をより多くの方に手に取っていただき、ありたい未来の姿とその実現方法について議論するきっかけとなるよう、提言の構成を紹介するプロモーションムービーを制作いたしました。
2021(令和3)年度新着・お知らせ
7/21に開催したシンポジウム「Beyondコロナの日本創生と土木のビッグピクチャー」へは、第1部には約400名、第2部には約350名の方に参加いただけました。
終了後のアンケートで、このシンポジウムに参加して得られた学びや気づき、今後ビッグピクチャーの議論を社会に広げ深めるために必要な取り組みの提案(第1部)、将来のために今取り組む必要のあるプロジェクトのアイデア(第2部)についてお尋ねしたところ、示唆を含んだ多くのご意見をいただきました。
今後の議論の深化のため、頂きました貴重なご意見をここに公開いたします。
提言第4章「土木の裾野の拡大と土木技術者の役割」で示したように土木技術者の使命として国土・地域づくりを扇動していくため、他の方の考えを知り、皆様の周囲においてもこの国で、ありたい未来の姿を実現するためのビッグピクチャーを継続して考え、議論していただき、具体的な取組みをおこなっていただければと存じます。
■アンケートで寄せられたご意見はこちら(別ウィンドウで開く場合は、以下のリンクをクリックしてください)
第1部(シンポジウムに参加して得られた学び・気づき/今後、議論を広げ深めるために必要な取組みの提案)
第2部(シンポジウムに参加して得られた学び・気づき/将来のために取り組む必要のあるプロジェクトのアイデア)
2021(令和3)年度新着・お知らせ第110代土木学会会長に就任した上田 多門会長のビデオメッセージ「ふくろう多門のビデオレター No.2」を土木学会tvに公開しました。
ふくろう多門のビデオレターでは、「土木グローバル化」をキーワードに会長プロジェクトの活動、「ふくろう多門の土木対談」の内容紹介など、今後、月に2回の頻度で配信致します。
ぜひご視聴ください。
★土木学会note
https://note.com/jsce/m/mbcad00a3806b
★Anchor (ポッドキャスト)
https://anchor.fm/jsce-note/episodes/No-1-e1l488l
★Spotifiy(ポッドキャスト)
https://open.spotify.com/episode/7rIWCZ6YQZEc6E4AoL6VPm?si=XrHejlxTSTWUU...
また上田会長に直接に意見や質問ができる「多門に多聞&多問」( https://committees.jsce.or.jp/chair/node/59 )を開設しております。
皆さまからのご意見、ご質問をぜひお寄せください!
第110代土木学会会長に就任した上田 多門会長のビデオメッセージ「ふくろう多門のビデオレター No.1」を土木学会tvに公開しました。
ふくろう多門のビデオレターでは、「土木グローバル化」をキーワードに会長プロジェクトの活動、「ふくろう多門の土木対談」の内容紹介など、今後、月に2回の頻度で配信致します。
ぜひご視聴ください。
また上田会長に直接に意見や質問ができる「多門に多聞&多問」( https://committees.jsce.or.jp/chair/node/59 )を開設しております。
皆さまからのご意見、ご質問をぜひお寄せください!
谷口博昭前会長が、日本経済新聞「私見卓見」に『インフラ投資の全体俯瞰図を』と題した記事を寄稿されました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD137DW0T10C22A6000000/
日本も米英や中国のように #インフラ整備 の長期計画を作成し、戦略的に整備・保全していくべきと説くのは #土木学会 前会長の谷口博昭氏です。きょうの #日経 の #私見卓見 です。 https://t.co/VCYrKH6pZb
— 日経電子版 オピニオン (@nikkei_OPINION) July 1, 2022
2021(令和3)年度新着・お知らせ2021年10月に本格的な活動を開始した2021年度土木学会会長特別委員会「コロナ後の“土木”のビッグピクチャー特別委員会」は、約8ヶ月に及ぶ議論の成果として、2022年6月6日に提言『Beyondコロナの日本創生と土木のビッグピクチャー~人々のWell-beingと持続可能な社会に向けて~』を公表いたしました。
公表した提言書の最後に記したように、本レポートの内容はあくまで現時点における一つの考え方として整理したものであり、今回のとりまとめは特別委員会のゴールではありますが、土木学会としては提言に示した「ありたい未来の姿」の実現に向けたスタートです。
社会・経済、国際情勢の先行きの不透明感が日々増していく中で、国民全員とりわけ次世代を担う若者が、未来への希望を持って暮らしながら、生活経済社会の下部構造であるインフラを築き、守り、引き継いでいくという土木の営みを続けていくことの意味・意義を、土木の営みを担う土木技術者と共に考え、多くの方々が参画してこの国の未来像を描き続けるためにはどのようなことが今後必要となるかを考える機会として、本シンポジウムを開催いたします。
●日時:2022年7月21日(木)10時~16時 ●形式:オンライン開催(zoomウェビナー+YouTube) ●定員:zoomウェビナー 500名(先着順)、YouTube 定員なし●申込み(準備中):以下リンクからお申し込みください。
第一部 準備中
第二部 準備中
YouTubeでの視聴のみ参加は申込み不要です。
■注意事項
CPDプログラムの対象はウェビナーのみです。YouTubeはCPDプログラム対象外となります。
受講証明書を希望する場合はウェビナーに申込み頂き、終了後、本プログラムから得た学びについて所定フォームからの提出が必要です。なお提出頂いた学びについての記述は、受講番号とあわせ公開いたします。あらかじめご了承ください。
(基調講演)10:00~10:20
「ビッグピクチャーの意味(仮)」
谷口博昭 (一財)建設業技術者センター理事長・第109代土木学会会長
(関連調査報告) 10:20~10:50
「社会資本に関するインターネット調査2021の結果から(仮)」
川崎茂信 (一財)国土技術研究センター
「将来のインフラ投資額の試算から(仮)」
鹿野正人 (一財)建設業技術者センター
(提言内容の報告) 10:50~11:50
「ビッグピクチャーを土木学会から発信する意義と基本的な考え方(仮)」(第1章・第2章)
屋井鉄雄 東京工業大学・BP特別委員会副委員長
「ありたい未来を実現するためのアプローチ(仮)」(第3章・第4章)
水谷誠 日本建設業連合会・BP草案策定WG委員
(質疑応答) 11:50~12:00
【第二部】13時~16時 土木学会認定CPDプログラム番号:申請中(各支部からの報告)13:00~14:20
「地域のビッグピクチャー」(各支部からの報告)
北海道支部・東北支部・関東支部・中部支部・関西支部・中国支部・四国支部・西部支部
(休憩)14:20~14:30
(パネルディスカッション)14:30~15:55 質疑応答含む
「この先の“ビッグピクチャー”は(仮)」
司会:小池淳司 神戸大学・BP特別委員会幹事
パネリスト:未定
(全体総括)15:55~16:00
●その他
9/14(水)13:00-14:30 関西支部主催 特別行事Ⅰ「土木のビッグピクチャーに夢をみる」
https://zenkokutaikai.jsce.or.jp/2022/?page_id=1661
2021(令和3)年度新着・お知らせ6月8日、谷口博昭会長と屋井鉄雄副会長は国土交通省を訪問して、斉藤鉄夫国土交通大臣に提言『Beyondコロナの日本創生と土木のビッグピクチャー~人々のWell-beingと持続可能な社会に向けて~』をお渡しし、未来に向けた国土づくり、それに向けてインフラが果たす責任、土木界・土木技術者が担う役割などについて、意見交換を行いました。
2021(令和3)年度新着・お知らせ土木学会(会長:谷口 博昭)は、6月6日(月)に、2021年度会長特別委員会 コロナ後の“土木”のビッグピクチャー特別委員会による提言書『Beyondコロナの日本創生と土木のビッグピクチャー~人々のWell-beingと持続可能な社会に向けて~』を公表いたしました。
提言書「はじめに」より
大きな変化と国難ともいえる危機に多くの国民が協調して立ち向かうためには「コロナ後の日本創生と土木のビッグピクチャー」を示し、共有することが重要なポイントと考えています。そのビッグピクチャーでは、現状の種々の制約に縛られず、未来志向で、従来からの価値観の転換を図り、時代の変化に適応することが求められます。
例えば、
① これまでの「経済効率性を重視した社会」でなく「持続可能で、誰もが、どこでも、安心して、快適に暮らし続けることができるWell-Being社会」を目指すこと
② 近い将来生起する可能性の高い巨大地震やパンデミックとなったコロナ禍を通じて顕在化した巨大都市の脆弱性のリスクを軽減するための分散・共生型の国土の形成と国土強靭化の加速
③ 経済安全保障を確保しながら持続可能な地方を創生する、農林水産業の再評価や再生エネルギーの活用、保健医療体制や教育体制の確立などに対する支援強化と、交流連携を促進し地方が特色を活かして自立的に発展していくことに資する交通と情報のネットワーク強化と整備の加速
といったことが挙げられます。
インフラストラクチャー(以下、インフラと記す)は生活経済社会の下部構造、基盤であり、生活経済社会の変化に応じて高度化・進化していくことが欠かせません。またインフラを実空間で構築するためには長い時間を要することから、事前的・先行的に計画的・効率的な整備・保全を図ることが極めて重要になります。
一方で、デジタルトランスフォーメーションやカーボンニュートラルの推進とともにインフラはその機能の再定義が求められています。量から質へ、モノからコト・サービスへ、点から線・面へ、単独から連携強化へ、他分野との連携を強化しながら、国民の基本的権利としての観点や質的評価が求められます。
未来志向に立てば、インフラ整備に概成はありません。将来世代のための礎を築くことにゴールはなく、常に道半ばです。インフラは生活経済社会の下部構造、基盤であり、今後も生産性向上を目指していくためにも、未来志向で経済社会再構築のための積極的なインフラ投資を進める欧米諸国のように、我が国でも生活経済社会の再構築のための積極的なインフラ投資が求められます。
現状の社会資本整備投資では、「防災・減災、国土強靭化」「維持管理・更新」にそれぞれ約3割の予算が充てられ、未来に対する先行投資、次世代が躍動する基盤を築くための「成長基盤整備」は約4割です。暮らしの安全確保と現状の水準を維持しつつ、未来へ負の遺産とならないように、成長基盤への投資を確保することも求められます。
そしてビッグピクチャーを実現する制度として、長期計画の制度化、事業の意思決定手法の見直し、公的負担のあり方や、共生促進に向けた国民参加を提案しました。土木学会8支部での学生など若者を交えての議論の中で提案された宇宙、空から海底、地下までの未来に対する提案を活かせるように、さらに議論をおこない、検討を深めるとともに、国民の皆様のインフラへの理解向上を図りつつ、持続可能な社会の礎を築く土木技術者の使命を果たしていきたいと考えます。
2022年4月11日に開催した、第5回「コロナ後の”土木”のビッグピクチャー」特別委員会の内容を、”グラフィックレコーディング”(グラレコ)で記録しました。
文字での議事録要旨はこちらのページからご覧頂けます。
2021(令和3)年度新着・お知らせ