「IABSE2024 Manchester大会」及び「Forth橋梁群」調査団 報告 ~これからの土木の国際展開を考える~
土木技術者の国際化実践小委員会は、我が国の土木(人材と技術)のグローバル化の実践を目的とし、第110代会長特別委員会「土木グローバル化総合委員会」の下に設置されました。その後、国際センターに移籍し、各WGで活動しています。「橋梁・構造WG」は、橋梁をはじめとしたインフラ構造物全般を対象とし維持管理やカーボンニュートラルといった様々な視点から国際動向及び国内の現状を調査し、日本企業及び技術者の海外進出の活発化を目指し活動をしています。
この度、同WGの活動の一環として、「「IABSE(国際構造工学会)2024マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団」の報告会を開催します。同調査団は、建設業界の国際的な動向の理解や最新技術の把握と、世界最大規模の長大橋の維持管理技術及び海外企業の業務体制等の視察を目的に派遣したものです。前半の調査団報告では、IABSE2024マンチェスター大会で収集した情報や、Forth橋梁群の視察結果を報告します。後半の基調講演では、建設カーボンニュートラルについてご紹介いただき、意見交換を行います。また、新たに設立する「NetZero橋梁WG」についてご紹介します。本報告会が、国際市場への展開を志向する技術者や、国際展開を見据えて人材育成や技術開発に取り組む方々にとって、国際化を実践するための有意義な機会となることを期待します。
【お知らせ】
・ウェブサイトを公開しました(2024/6/26)
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<プログラム >
1. 主催:(公社)土木学会 国際センター 土木技術者の国際化実践小委員会
2. 開催日: 2024年8月8日(木)13:00~15:40
3. 会場:ハイブリッド形式(土木会館 講堂 & ウェブ会議ツール「Zoom」を利用したウェビナー)
4. 参加費:無料
5. プログラム(予定): Zoomウェビナーオープン(12:55より) 報告会(13:00~15:40)
※プログラムは変更になる場合がございます。更新情報は本ページをご参照くださいますようお願い申し上げます。
≪注意≫ 動画のスクリーンショット・録音・録画・二次利用等は禁止いたします
<プログラム詳細 (予定)>*司会進行:本州四国連絡高速道路(株) 小林 弘昌
13:00~ 開会
13:00~13:10 土木技術者の国際化実践小委員会の概要
土木技術者の国際化実践小委員会 委員長 小沼 恵太郎(パシフィックコンサルタンツ(株))
13:10~13:20 海外調査団の概要
土木技術者の国際化実践小委員会 委員 高森 敦也((株)長大)
13:20~13:40 IABSE2024 Manchester大会報告①
13:40~14:00 IABSE2024 Manchester大会報告②
土木技術者の国際化実践小委員会 委員 高森 敦也((株)長大)
土木技術者の国際化実践小委員会 委員 村野 文哉((株)IHIインフラシステム)
14:00~14:20 報告会参加者の感想、議論
(株)横河ブリッジホールディングス 加藤 健太郎
日鉄ケミカル&マテリアル(株) 櫻井 俊太
東日本旅客鉄道(株) 平野 雄大
JFEエンジニヤリング(株) 山根 茂春
14:20~14:30 質疑応答
14:30~14:50 NetZero橋梁WGの設立
土木技術者の国際化実践小委員会 委員 飯田 哲也(瀧上工業(株))
14:50~15:20 基調講演「実践建設カーボンニュートラル」
三井住友建設(株) エグゼクティブ・フェロー 春日 昭夫
15:20~15:35 意見交換
15:35~15:40 総括
土木技術者の国際化実践小委員会 委員長 小沼 恵太郎(パシフィックコンサルタンツ(株))
○ 参加申し込み:
・定員:330名 (申込先着順)
※参加方法によって申込サイトが異なります。ご注意ください。
◆オンライン参加(Zoom): 300名
⇒土木学会ホームページ本部主催行事参加申込サイト (https://www.jsce.or.jp/events/form/606006)からお申し込み下さい。
◆対面参加(土木会館 講堂):40名
⇒土木学会ホームページ本部主催行事参加申込サイト (https://www.jsce.or.jp/events/form/606007)からお申し込み下さい。
・申込締切:2024年8月1日(木)まで
※申込後、オンライン参加者に申込締切8月1日以降に本報告会ZoomウェビナーURL、対面参加者には、申し込み後参加券をメールにてご連絡差し上げます。
○ CPDについて
本行事はCPD認定プログラム申請予定です。
・認定番号:
・単位数:
受講証明書がご入用の方は下記の点を必ずご確認ください。
・CPD受講証明書は、参加申込頂いた方のうち、終了後に受講証明発行用アンケートにご回答いただいた方のみに発行致します。受講証明書用アンケートは別途メールにてご案内いたします。
・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステム利⽤者は、各団体のルールに沿って、CPD単位の申請をお願い致します。
・他団体へCPD単位を登録する場合は、その団体の登録のルールに則って行われます。単位の認定が行われるかどうかは、土木学会では回答出来かねますため、直接その団体にお問合せくださいますようお願い申し上げます。
○ 本件に関するお問合せ:公益社団法人土木学会 国際センター TEL: 03-3355-3452 E-mail: iad@jsce.or.jp
新着・お知らせ●はじめに
「土木と学校教育フォーラム」は、道や川、まちといった様々な社会基盤・公共 財を題材とした初等中等教育のあり方を考え、児童・生徒のシティズン・シップ教育に資することをねらいとして全国の土木と学校教育 の双方の専門家と実践者により、種々の研究発表、事例紹介を行う場です。
第16回フォーラムでは,〈ダイバーシティ&インクルージョンのための「まちづくり・地域づくり」教育〉をテーマとして開催いたします。
土木と学校教育会議検討小委員会
●開催主旨
〈ダイバーシティ&インクルージョンのための「まちづくり・地域づくり」教育〉によせて
今、その重要性がしばしば指摘されるようになったダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)。ダイバーシティとは「多様性」であり、インクルージョンとは「包摂」を意味します。つまり、これまでいろんな取り組みで「見過ごされ」たり「排除」されたり(エクスクルージョン)していたヒトやモノを「包摂」(インクルージョン)することで「多様性」(ダイバーシティ)を確保するようしよう、という取り組みとして今、注目を集めています。
これまで、例えばジェンダーやLGBTQ+など、様々なセクシャリティ(性のあり方)についてのD&Iの大切さが児童・生徒に教育することが検討・実践されてきていますが、D&Iにはそれこそ文字通り、様々な多様性(ダイバーシティ)があります。
そんなD&Iを考えるにあたって最も大切な要素の一つが、まちづくりや地域づくりといった「空間づくり」の取り組みです。もともとまちや地域というのは、いろんな人々が交流する空間。ところが、特定の人達がそんな空間から排除(エクスクルージョン)されてしまっていては、まちや地域の多様性(ダイバーシティ)が失われてしまうからです。
そんな思いから、これまでまちづくり・地域づくりに関わる土木等の専門家達は、例えばミクロなスケールのD&Iとして、施設の中や道路において車椅子の方や聴覚視覚等が不自由な方々でも円滑に移動できる「バリアフリー」化を行い、どんな方々でも利用できる「ユニバーサルデザイン」が進めてきました。さらにはマクロなスケールでは、「過疎の町や村」や「衰退した都市」さらには「被災地」が、周辺の施設や地区から孤立(エクスクルージョン)してしまえば、地域全体、国土全体の多様性(ダイバーシティ)が失われるところ、地域間のモビリティが確保する道路や鉄道・バス等の交通インフラを整える等を進めることでマクロなD&Iが確保される事になります。
こうした認識から、土木というまちづくり・地域づくりの専門家と学校教育現場との協働を進めてきた私達はこの度、〈ダイバーシティ&インクルージョンのための「まちづくり・地域づくり」教育〉をテーマとしたフォーラムを開催することとなりました。
是非、D&I教育の推進や支援を考えておられる教育関係者や専門家の皆様は多数ご参加頂き、まちや地域を見据えた様々なD&I教育の可能性をご検討いただきたいと思っています。
土木と学校教育会議検討小委員会 小委員長 藤井聡
●開催日
2024年8月4日(日) 9:00~ 16:30
●開催場所
土木学会(講堂 他)
●参加方法と費用
現地参加:1000円(資料代含む)
オンライン聴講:無料 (ポスター発表聴講不可、模擬授業は定点カメラによる配信、質問不可、CPD認定対象外)
参加申込:※現地・オンラインを問わず申し込みは必要です
現地参加(〆切7月31日(水)) https://www.jsce.or.jp/events/form/712402
オンライン聴講(〆切8月2日(金)) https://www.jsce.or.jp/events/form/712403
●実践研究報告(ポスター発表・教材展示)の申し込み ※全体テーマと関連しないものもご発表いただけます
報告内容について、全体テーマとの関連は問いません。「土木と学校教育」に関連するあらゆる内容の報告を受け付けます。
発表申込(〆切7月30日(火)):https://committees.jsce.or.jp/education04/form
※オンライン聴講の方はご発表いただけません
●プログラム(6月10日時点の暫定版)
9:00-9:20 はじめに 藤井 聡(京都大学/土木と学校教育会議検討小委員会 委員長)
9:20-10:40 基調講演
「熊本の水文化を世界に伝える 」 田中尚人(熊本大学)
「ダイバーシティ&インクルージョンの時代における学校教育と土木の関係性の在り方」 唐木清志(筑波大学)
10:50-11:50 模擬授業
「TBD」 堀川歩((株)アカルク 代表取締役社長)
12:50-13:50 実践研究報告(ポスター発表/土木を題材にした教材や指導書の紹介・展示)
13:50-14:50 実践研究報告
「マイノリティを基点にした公共空間のインクルージョン」 羽野暁(九州大学)
「バリアフリー教育・研修プログラムの実践とその課題」 北川博巳(近畿大学)
「TBD」 大森宣暁(宇都宮大学)
14:55-16:10 パネルディスカッション
〈ダイバーシティ&インクルージョンのための「まちづくり・地域づくり」教育〉
コーディネーター: 唐木清志(筑波大学)
登壇者:堀川歩((株)アカルク)/田中尚人(熊本大学) 他
16:10-16:30 とりまとめ 工藤文三(浦和大学)
●主催・共催・協賛
主催:公益社団法人 土木学会 教育企画・人材育成委員会 土木と学校教育会議検討小委員会
共催(予定):公益財団法人 交通エコロジー・モビリティ財団
協賛(予定):一般財団法人 計量計画研究所、一般財団法人 全国建設研修センター、一般社団法人 北海道開発技術センター(順不同)
●その他
〇CPD ポイントについて
・本プログラムは、現地参加のみ、土木学会CPD認定プログラム(申請中)です。
・オンライン聴講は、CPD対象外です。
●問い合わせ先
京都大学 田中皓介
(土木と学校教育会議検討小委員会 幹事長)
E-mail: tanaka.kosuke.6k(at)kyoto-u.ac.jp
土木学会の2023年度会長特別プロジェクトである、「土木の魅力向上プロジェクト」は、田中茂義第111代土木学会会長のもとで、①魅力ある土木の世界の発信、②土木のステイタスアップに向けた取組み をテーマに、2023年6月~2024年6月までの1年間、多様なメンバーにより活発に活動を展開しました。その活動成果を踏まえて、2024年9月2日~6日に仙台で開催される、「土木学会全国大会」の期間中に、「土木の魅力向上シンポジウム~東北から届ける、土木の魅力~」を開催することとなりました。当日は、その関連行事として、今回のプロジェクトの中から生まれたカードゲーム「ドボ・シティ」を体験でき、土木の世界で働く魅力などについての話を聞くこともできる、「ドボ・シティカフェ」(建設コンサルタンツ協会若手の会 東北支部と共催予定)についても開催予定です。
行事内容の詳細、申込方法等につきましては、こちらのサイトを順次更新していきますので、ご確認いただければと思います。
■行事概要■(※調整中につき、変更の可能性があります。) ●①:「土木の魅力向上シンポジウム~東北から届ける、土木の魅力~」
【主催】 公益社団法人 土木学会 土木の魅力向上特別委員会(2023年度会長特別プロジェクト)
【日時】 2024年9月3日(火)13時30分~17時40分
【場所】 仙台国際センター 会議棟2階 大会議室「萩」
(仙台市青葉区青葉山 仙台市地下鉄東西線「国際センター駅」徒歩すぐ)
https://www.aobayama.jp/
【定員】 対面(定員200名)+オンラインによるライブ配信
【対象】 土木学会会員・地域建設業等の皆様など、土木に関係する方、土木に興味のある一般の方 ほか
【参加費】 無料
【申込方法】 土木学会本部行事システムにて受付予定(7月中旬以降受付開始)
⇒ 土木学会全国大会の参加登録では入場できません。このシンポジウムに参加される場合は
別途こちらの参加登録をお願いいたします。
【プログラム】 ※調整中につき、変更の可能性があります。
13:30 開会挨拶
13:35~14:45 第1部(田中前会長とYouTuberなどが語り合うトークセッション)
(休憩 10分)
14:55~16:05 第2部(黒部川発電プロジェクトアーカイブと、最新土木技術についてのセッション)
(休憩 10分)
16:15~17:25 第3部(地域の魅力と地域建設業の役割についてのセッション)
17:25~17:40 土木の魅力向上プロジェクトを振り返って
17:40 閉会予定
●②:(関連行事)「ドボ・シティカフェ」
【主催】 公益社団法人 土木学会 土木の魅力向上特別委員会(2023年度会長特別プロジェクト)
【共催】 一般社団法人 建設コンサルタンツ協会 東北支部若手の会
【日時】 2024年9月3日(火)10時~12時(開催時間帯の入退出は自由です。短時間でもご自由にお立ち寄りください!)
【場所】 青葉の風テラス イベントスペース
(仙台市青葉区青葉山2-1外 仙台市地下鉄東西線「国際センター駅」改札そば)
http://terrace.sendai-cp.net/about.html
【参加費】 無料
【対象】 どなたでも参加可能です。カードゲームは、中高生以上対象のゲームですが、小学生から大人まで、
幅広く遊べるゲームですので、お気軽にご来場ください!
【実施内容】※現在計画中につき、変更になる可能性もあります。
①カードゲーム「ドボ・シティ」の体験イベント
インフラについて対戦しながら楽しく学ぶことのできるカードゲームです。詳細はこちらのURLを参照ください。
https://committees.jsce.or.jp/2023_Presidential_Project01/taxonomy/term/7
②土木の仕事について語ろう!(建設コンサルタンツ協会東北支部若手の会と共催)
土木の仕事の魅力などについて、若手技術者の話が聞けて、直接語り合うことができる場です。
【問い合わせ先】
公益社団法人 土木学会事務局(担当:会員・企画課 二瓶)
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内 電話:03-3355-3443 メール:snihei@jsce.or.jp
このD&Iカフェトークでは、意外と身近にあるこんな働き方、生き方についておしゃべりしています。店主は土木学会でD&Iを考えているチームのメンバーです。
土木に限定せず、でも日頃土木の世界にいる人たちの興味からゲストをお招きして、ラジオ感覚で聴けるトークをお届けします。
根が真面目な土木!なので学会からの申し込みをお願いしていますが、もちろん学会に縁のない方、学生さんなど、どなたでもふらっと、気楽にお立ち寄りください。
D&Iカフェトーク
第60回
常に挑戦の人生、何事もいつも一年生と語り、
今は社長として社員の挑戦も支える佐々木さん。
現在から未来へ、地方から海外へ、
その発想力、行動力のルーツと、
挑戦の先に見据える世界に迫ります。
日時:2024年7月12日(金)17時~17時30分
形式:オンライン(zoomウェビナー)
土木学会認定CPDプログラム:JSCE24-0747
申込みは、本部主催行事申込みから
これまでの開催概要とアーカイブはこちら
新着・お知らせD&IカフェトークWGこのD&Iカフェトークでは、意外と身近にあるこんな働き方、生き方についておしゃべりしています。店主は土木学会でD&Iを考えているチームのメンバーです。
土木に限定せず、でも日頃土木の世界にいる人たちの興味からゲストをお招きして、ラジオ感覚で聴けるトークをお届けします。
根が真面目な土木!なので学会からの申し込みをお願いしていますが、もちろん学会に縁のない方、学生さんなど、どなたでもふらっと、気楽にお立ち寄りください。
D&Iカフェトーク
第60回
「風景をつくるごはん」を上梓された真田さん。
研究者として、石積み実践者・教育者として、
注目の活躍をされています。
「研究は生きること。」とおっしゃる真田さんの人となりについて、
同郷(広島県福山市出身)のアンカーがうかがいます。
日時:2024年6月28日(金)17時~17時30分
形式:オンライン(zoomウェビナー)
申込みは、本部主催行事申込みから
これまでの開催概要とアーカイブはこちら
新着・お知らせ2024会長PJ-ひろがる仕事の風景プロジェクト公益社団法人土木学会(会長 佐々木 葉)は、7月20日(土)に、『オープンキャンパス土木学会2024』を開催いたします。
本イベントは、普段は入ること、見ることのできない土木学会(東京都新宿区四谷)の館内を一般開放し、様々な「土木」の体験をすることができる催しとなります。
体験型プログラムの「土木ふれあいフェスタ」をはじめ、特別企画展「土木コレクションMINI展」、「防災を学ぼう」など、土木にご関心のある方も、無い方も、土木のおもしろさに触れ、さらに夏休みの自由研究としても活用いただけるよう、多彩なメニューを取り揃えております。
参加費無料、申込や事前予約は不要です。
小さなお子様から大人まで幅広く楽しんでいただける催しとなっておりますので、ぜひお気軽にご来場下さい。
【詳細】
■イベント名 『オープンキャンパス土木学会 2024』 ■概要 土木学会関係者やその家族、地域の方々、土木分野への進学・就職希望者含め、広く一般の方々を対象に、土木会館を公開し、様々な体験型プログラムや史料・映像などを通じて、「土木」の魅力を伝え、「土木」への関心と理解を深めていただこうとする取組み。 ■日時 2024年7月20日(土)10:30~16:00 ■会場 公益社団法人 土木学会分野 プログラム 提供 土木全般 『どぼくかるたでお勉強』
トンネル
『トンネル実験 ~つよいトンネルの形は?』分野 プログラム 提供 鉄道
分野 プログラム 提供 防災 『防災を学ぼう』
新着・お知らせオープンキャンパス
R6年6月12日~13日
北海道土木・建築未来技術展で土木学会のブース展示をしました。
ブースに設けた、『ドボ・シティ』体験コーナーでは、2日間 常に学生から大人までの多数の方に来ていただき、カードを通じて土木の重要さを感じてもらえました。
学生からは、『このカード欲しい』という、嬉しい意見をいただきました。
私自身、他のブースにふらっと行く予定でしたが、全くその時間がないぐらい、大変盛況になり、ありがたかったです。
新聞記者などのメディアからの取材も受け、喉が枯れましたが、土木の魅力を伝えれたので良かったです。
また、一緒にカード制作をしたプロジェクトメンバーと田中会長のカードバトルも実施でき、とてもイベント盛りだくさんな2日間となりました。
【田中会長とのカード対戦動画はこちら 投稿したXより】
https://x.com/dbmr2023/status/1800810541264617759?s=61
新着・お知らせ 添付サイズ IMG_9402.JPG9.11 MB 1000001428.jpg494.18 KB コメント 2024-06-14 153224.png379.55 KB プロモーション課第205回論説・オピニオン(1) 土木技術者の努力を学ぶ
論説委員 穴見 健吾 芝浦工業大学
土木学会地震工学委員会
「地震災害軽減のためのダメージフリー構造技術に関する調査研究小委員会」
活動成果報告会
我が国では,情報化が発達して交通・電力等ライフラインに極度に依存した都市と,高齢化・人口減少が進む地方とが併存していますが,どちらも大地震に対して脆弱であることは,2024年1月1日に発生した能登半島地震をはじめ近年の地震被害から明らかとなってきています.人命や生活を守る上で社会基盤構造物の果たす役割は大きく,可能な限りの被害最小化と災害発生時の迅速な事後対応への備えが求められています.さらに,超過外力に対する影響評価や対策技術の開発も喫緊の課題で,地震後の迅速な健全度診断技術も必要とされています.
土木学会地震工学委員会に設置されました「地震災害軽減のためのダメージフリー構造技術に関する調査研究小委員会」は,我が国が置かれる地震環境や最近の技術開発を踏まえ,今後の地震災害軽減に必要とされる次世代の技術展開について調査研究を行うことを目的として,2019年度~2024年度前半の期間,以下の3つのワーキンググループを設置し,それぞれのテーマについて議論を重ねて参りました.
WG1:ダメージフリーの在り方に関するWG
これまでの構造設計コンセプトをレビューするとともに,本小委員会で目指すダメージフリーの考え方について整理・提案を行う.
WG2:新材料・新構造・デバイスに関するWG
現在開発進行中のものを含め,構造耐震性を向上させる様々な材料,構造,デバイスに関する技術開発の現状をレビューし,将来有望な技術,さらに開発研究が求められる技術の整理・提案を行う.
WG3:モニタリングや地震後の診断技術に関するWG
地震発生時における構造物の健全性診断に資する技術開発の現状をレビューし,モニタリングやIoT技術の活用など,インテリジェント/スマートな構造物・維持管理を実現するために将来有望な技術,さらに開発研究が求められる技術の整理・提案を行う.
つきましては,本小委員会の活動成果報告会を下記の通り開催いたします.会場(土木学会・講堂)およびオンラインによるハイブリッド開催で実施いたしますので,奮ってご参加いただけますようご案内申し上げます.
●活動成果報告会への参加募集について
主 催:土木学会
(担当:地震災害軽減のためのダメージフリー構造技術に関する調査研究小委員会)
日 時:2024年9月18日(水)13:00~17:35
場 所:土木学会講堂 および オンライン(Zoomミーティング)
テキスト:小委員会活動成果報告書(PDF媒体)
報告書は,報告会前までに,このHPにアップロードいたします.
プログラム(予定:変更される場合がございます):
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司会:党 紀 幹事長(埼玉大学)
13:00-13:10 開会・活動成果概要説明等 運上 茂樹 委員長(東北大学)
13:10-13:30 ダメージフリーのコンセプト 松﨑 裕 副委員長(東京工業大学)
13:30-13:50 ダメージフリー構造を実現するための技術および設計論
伊津野 和行 前委員長(立命館大学)
13:50-14:10 ダメージフリーのための新構造に関する技術と事例調査
党 紀 幹事長/WG2主査(埼玉大学)
14:10-14:30 ダメージフリーのための新材料に関する技術と事例調査
右高 裕二 WG2/SWG2 主査
(首都高速道路㈱)
14:30-14:50 ダメージフリーのための新デバイスに関する技術と事例調査
林 祉青 WG2/SWG3 主査
(川金コアテック㈱)
14:50-15:00 休憩
15:00-15:20 WG3活動内容,既往の事例調査~地震応答などを対象~
川﨑 佑磨WG3主査(立命館大学)
15:20-15:40 既往の事例調査~IoT技術を活用した診断技術~
坂本 佳也WG3委員
(本州四国連絡高速道路(株))
既往の事例調査~構造物保険他~ 四井 早紀WG3委員(東京大学)
15:40-16:00 実橋へのIoTセンシング適用事例,まとめ
川﨑 佑磨WG3主査(立命館大学)
16:00-17:30 パネルディスカッションと討議
-真に地震災害に強い新たな構造コンセプトの展開に向けて-
パネリスト(調整中)
17:30-17:35 閉会 松﨑 裕 副委員長(東京工業大学)
****************************************
参加費・参加方法:
・参加費:正会員・学生会員:無料,非会員(学生非会員を含む):1,000円/人
・定 員:50名(会場参加),450名(オンライン視聴)
・土木学会のwebサイト(本部主催行事の参加申込)からお申し込みください.
https://www.jsce.or.jp/events/Information
・会場参加(対面参加)ご希望の方は,申込完了後に配信される「参加券メール」に記載されているURLのWEBフォームから登録して下さい.オンライン参加用のアクセス情報は参加申込締切後~開催前日までに,登録メールアドレス宛にご連絡いたします.
・申込締切:2024年9月11日(木)17時
問合せ先:(公社)土木学会 研究事業課 佐々木 淳(E-mail: ssk@jsce.or.jp)
CPDについて:
・土木学会認定 CPD プログラム:後日公開(番号:後日公開)
・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステム利⽤者は,各団体のルールに沿って,CPD単位の申請をお願い致します.他団体へCPD単位を登録する場合は,その団体の登録のルールに則って行われます.単位が認定されるかどうかは,直接その団体にお問合せください.
・受講証明書の発行は,本報告会へ参加申込頂いた方のみとさせていただきます.
・オンライン参加の方で,受講証明書が必要な方は,受講証明発行用アンケートに回答ください.
≪オンライン参加の注意事項≫
・Zoom 公式サイトでテスト接続が可能です.開催日前に必ずテストをしてください.
Zoom 接続テストページ https://zoom.us/test
・接続に関してご不明なことは Zoom ヘルプセンター等でご確認願います.接続方法についてのご相談はお受けいたしかねます.
Zoom ヘルプセンター https://support.zoom.us/hc/ja
新着・お知らせ
国際センター通信は、土木学会の国際活動・技術交流を中心に情報を集め、月1 回国内外に発信しています。
国際センターや海外支部(英国、韓国、台湾、トルコ他、全9 分会)の活動や行事、ACECC(アジア土木学協会連合協議会)
の動き、調査研究委員会(31 分野)の国際活動、国内外で活躍する技術者・研究者、最新技術やユニークなプロジェクト等、
当会を通して今の土木界の側面を楽しく面白くお伝えしています。皆さまの御希望やご要望をお待ちしています。
今月号は、会長特別調査団報告から国際会議までと幅広い、以下の4つの話題です。
1)田中会長率いる特別調査団による2024年能登半島地震災害後の所見含む現場調査の報告。
1) 令和6 年能登半島地震 土木学会会長を団長とする会長特別調査団による報告
2) 英国分会 津村氏からの寄稿 エミッション削減の取り組み ~英国と日本の違い~
3) ケニアの橋梁維持管理能力強化プロジェクト -日本の技術協力の先導-
4) アジア土木学協会連合協議会(ACECC) 第46 回理事会(フィリピン・マニラ)参加報告
①お知らせ
【今後の予定】
◆【開催案内】「台湾土木遺産視察ツアー」のご案内②配信申し込み
③英語版Facebook
国際センター通信バックナンバー (編集中)
Japan Society of Civil Engineers International Activities Center June 20, 2024 IAC News No.140
Category: InformationIAC News土木界に限らず世界には課題が山積しています。
それらを解きほぐしていくためにも、インフラの未来をけん引する土木学会の会員一人ひとりが、互いを信頼し、自由に交流することが今、求められていると考えます。
そして「土木学会という共同体はそのためのインフラである」と全ての会員と職員が思ったなら、学会活動のかたちも変化し、その風景も新しくなる。
そんな新しい学会の風景を一緒に描いていきましょう。
01 交流の風景プロジェクト交流の風景PJは、会員一人ひとりが土木学会との距離感を縮め、自由に学会という場で活動する楽しさを感じられるような環境、雰囲気を作っていきます。それによって、土木学会と会員のアイデンティティが明確になり、より様々な人たちの参加がえられる場になっていくことを目指します。
会員名刺デザイン活用WG/土木学会D&I行動宣言フォローアップWG/クマジロウの教えてドボコン動画配信WG
02 広がる仕事の風景プロジェクト広がる仕事の風景PJは、全国あるいは世界各地にいる会員が携わる様々な仕事にフォーカスします。従来紹介されてきた土木の仕事だけじゃない、こんな仕事、こんなはたらき方があっていいんだ。そんな元気や勇気がもらえる仕事の様子を各地に取材し、お伝えして位行きます。それによって土木の仕事のひろがりを学会内外に伝えることを目指します。
ひろがるインフラWG/仕事の風景探訪WG/D&IカフェトークWG
03 学会のDXプロジェクト交流も発信もなんといってもその情報インターフェースがストレスフリーであることが必要です。学会活動に関わる膨大な情報のアーカイブと共有のためにも、事務局機能の効率化にも、やはりDXは欠かせません。お金も労力も時間もかかりますが、「やりましょう!」と宣言して、計画的に進めていくための体制づくりに着手します。
学会DXチーム
令和6年度会長室 🧸
2024(令和6)年度新着・お知らせ第112代土木学会会長特別プロジェクト「土木学会の風景を描くプロジェクト」連動プログラム
土木学会認定CPDプログラム JSCE24-0604
2024年度D&I推進委員会では、土木学会において、ダイバーシティについての理解をより深めるため、勉強会を開催いたします。
第1回目は中条薫氏を講師に迎え、ダイバーシティ推進の基礎となる「DE&Iとは」についてご講義いただきます。
みなさま、ふるってご参加ください。
■講師ご紹介
中条 薫 氏
株式会社SoW Insight 代表取締役社長
UBE三菱セメント株式会社 社外取締役
伊藤忠食品株式会社 社外取締役
フォスター電機株式会社 社外取締役
東京大学 未来ビジョン研究センター 客員研究員
■開催概要
日時 :2024年6月24日(月) 15:00~16:00
主催 :公益社団法人土木学会ダイバーシティ・アンド・インクルージョン推進委員会
開催方法: オンライン (ZOOMウェビナー)
参加費 : 無料
申込方法: 以下のURLからお申し込みください
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_-amCGRXqSbWauvBhJxOFZw#/regi...
ACECC TC21によるNote「Transdisciplinary Approach: Toward Innovative Recovery and Disaster Risk Reduction」が
Journal of Disaster ResearchVol.19 (2024) No.3「Special Issue on World BOSAI Forum 2023 / IDRC 2023 in SENDAI」に掲載されました。
詳細は下記URLよりご覧ください。
・Journal of Disaster Research Vol.19 (2024) No.3
新着・お知らせ第32回地球環境シンポジウムでは、論文区分を全文査読の研究論文とは別に査読なしの研究報告を募集しています。
この報告は「第31回地球環境シンポジウム講演集」として発刊されます。
(平成25年度まで「B論文」と呼んでいた査読なしの論文は「研究報告」と名称変更しました。)
土木学会の会員・非会員を問わない個人。土木学会内の委員会(およびそれに付随する小委員会等)も投稿できます。
2.原稿提出方法投稿ページ から、下記の内容を記述して投稿して下さい。
(1)発表題目
(2)発表者氏名
(3)所属と連絡先(住所、電話、Email アドレス)
(4)希望の発表形態(ポスター発表か口頭発表か)
(5)発表の分野(地球温暖化、地球環境政策など、2~3のキーワード)
参加申込ページ(7-8月公開予定)からシンポジウムへの参加申込みをしてください。
3.原稿提出期間2024年7月25日(木)14:00 厳守
4.投稿原稿について 5.募集課題(1)地球あるいは地域の環境問題とその解決策
(2)安全・安心な社会を形成するための土木技術・環境科学
(3)水・エネルギー・食糧問題などを克服する持続的な社会づくり・地域との合意形成
(4)気候変動の影響と緩和・適応方策についての取組み
ポスター発表もしくは口頭発表とします
※シンポジウムの会場や日程の都合上、ご希望に添えない場合がございます。
※若手、学生の皆さまを対象に”地球環境シンポジウム優秀ポスター賞”を用意しております。学生の皆さまは原則ポスター発表でお申し込み下さい。
7.原稿の書き方白黒A4判(2350字)で2~6ページ(日本語または英語)とします。
詳細は「11.掲載料」をご覧ください)。詳細は原稿作成要領を参照ください。MS-Word形式の論文テンプレートはこちらからダウンロードしてください。
採用決定通知は、7月下旬にメールにて連絡いたします。提出された原稿を研究報告講演集の原稿とさせていただきます(図の濃淡、文字化け等にご注意ください)。プログラムが完成次第、発表形態(ポスター・口頭)を連絡いたします。
9.著作権の帰属(譲渡)講演集に掲載された著作物の著作権(著作権法第 27 条、第 28 条に定める権利を含む)は本会に帰属(譲渡)します。著作者自らが、著作物の全文、または一部を複製・翻訳・翻案などの形で利用する場合、本会は原則として、その利用を妨げません。
ただしインターネットのホームページなどに全文を登載する場合は、本会へ通知しなければなりません。第三者から、著作物の全文または一部の複製利用(翻訳として利用する場合を含む)の申し込みを受けたときには、
本会は特に不適切とみなされる場合を除き、これを許諾することができます。この場合、本会は著作者に著作物利用の概要を通知します。
共同著作された論文の著作権は、著作がなされた時点で氏名が掲げられた複数の著者に共有されます。このため著者名の表示変更(著者の順番変更を含む)は認められません。
11.掲載料地球環境委員会では地球環境論文集ならびに地球環境シンポジウム講演集の出版形態の変更に関する議論を行っていましたが、令和5年度第1回地球環境委員会(2023年5月)にて下記の通り決定いたしました。
【お問合せ先】
土木学会地球環境委員会 地球環境委員会宛
Eメール:ck-info★ml-jsce.jp (atを★に変更してください)
依頼者
神鋼鋼線工業株式会社
有効期限
2021.6.15から2026.6.14 の5年間
評価履歴
初回:2016年6月15日
更新1回目:2021年6月15日
概要
「円筒コンクリート構造物用PC鋼材定着具『H型アンカー』」とは、主に円筒構造物(タンク・シールドセグメント等)へのプレストレスの導入を目的としたPC鋼材定着具です。
PC タンクや円筒形セグメント構造物等の円筒型コンクリート構造物にプレストレスを導入する場合、構造物の端部に緊張作業空間を確保することが困難であることから、ピラスターを設けて定着されるか、埋設型定着具によって定着されております。
いずれの定着方法においても定着位置においてプレストレスの作用軸が偏心するため、躯体コンクリートは偏心によるモーメントを負担する必要がありました。
また、一部の埋設アンカーにおいては、直線配置が可能で偏心の影響が抑えられるものもありましたが、両引き緊張が不可能であることや緊張後にアンカーを埋設する必要があり、切欠き部分が大きくなるなどの問題点がありました。
このような背景から、躯体コンクリートに与える影響が軽微であり、切欠き部分が小さくなる『H型アンカー』が開発されました。
技術評価概要_第18号技術の特長
『H型アンカー』は、円周方向に配置されるPC鋼より線の定着具です。
『H型アンカー』の3つのメリット
1. 偏心モーメントが極めて小さい
PC鋼より線が一直線に配置されるため、偏心によるモーメントが発生しません。
2. 切り欠きを小さく抑えられる
アンカーは後埋めではなく、あらかじめ埋設されるため、切り欠きを小さく抑えられます。
3. 小型で作業性がよい
H型アンカー本体、延長治具、AGグリップと部品を分割したことで、アンカー本体が小型・軽量となり施工性がよいです。
H型アンカー本体 (約16kg) 延長治具 と AGグリップ 実績 ■ 2016年6月~2023年4月 実績データ<件数> 1件
<⽤ 途> 建築物屋根
■ 施工事例内陸型ガス火力発電所 見学者施設
※写真・画像はクリックすると拡大します。
見学者施設として相応しい特徴的な形状と、見学用の展示スペースの確保の観点から、開口部を有する12m程度のスパンの屋根面を成立させることが課題であり、アンボンドPC鋼材とH型アンカーが採用されました。
通常、PC鋼材は外端部に緊張端を設けることが多いのですが、本物件においては防錆などの問題で、スラブ内で緊張することが求められました。
H型アンカーは円筒構造物への適用を想定していることから、スラブ上部においても緊張が可能であり、さらに切り欠きが小さく抑えられるという特徴を有しています。
このような特徴が本物件の条件と合致しており、採用されることになりました。
本製品は円筒構造物への適用のみならず、外端部に緊張端を設けることができない構造に対しても、有効であると言えます。
屋根伏図関連情報
【ウェブサイト】
【問合せ先】
神鋼鋼線工業株式会社 PC鋼線事業部営業部
担当者:木原茂
TEL: 03-5739-5252 E-Mail は こちら
〒141-8688 東京都品川区北品川5-9-12ONビル7階
新着・お知らせ道路、港湾、鉄道等の交通インフラ、上下水道の都市インフラ及び発電・送電等のエネルギーインフラは、戦後から高度経済成長の中で整備を進め、日本の生活・社会・経済を支えてきた。また、河川の整備は、国民の生命・財産を守る重要な役割を果たしてきた。このように、日本のインフラは、国民の安全・安心、生活水準や経済の発展に対応して、「体力」を確実につけてきた。一方近年では、わが国を取り巻く国際経済環境や安全保障環境が大きく変化するとともに、地震災害、豪雨災害等の自然災害が頻発・激甚化し、さらに深刻なコロナ禍を経て、種々のインフラへの要請も質・量ともに大きく変化・高度化しつつある。また、各種インフラの老朽化が顕在化している一方、人口減少に加え建設業の2024年問題でインフラの構築・維持管理・更新を行う労働力が不足している。これら災害や老朽化、労働力不足は、「インフラの体力」を脅かす要因としなり、その影響は年々深刻になっている。
日本のインフラへの投資に目を向けると、ここ数年、防災・減災、国土強靭化のための緊急対策や加速化対策として重点的に財政措置されているものの、「日本の社会資本整備の整備水準は概成しつつある」との根拠なき「インフラ概成論」も影響して、1996年をピークにほぼ半分まで減少した状況が続いている。また、日本のインフラ取り巻く情勢を俯瞰すると、「東京一極集中」の是正が進まない中、大都市部と地方部とのインフラの整備水準とそれに関連する生活・交通・産業・雇用等の格差が拡大する一方、本年1月に発生した能登半島地震では、人口減少・過疎化に直面する条件不利地域におけるインフラのあり方について、改めてその課題が浮き彫りになった。さらに、海外各国が積極的にインフラへの投資を行っている中、わが国の相対的な国際競争力が低下し続けていると認識せざるを得ない状況にある。
そこで、土木学会では、「インフラ体力診断小委員会(委員長:家田仁)」を設置し、「日本のインフラ体力を分析・診断し、国民に示す」議論を重ね、2021年に第1弾として主要な公共インフラである高速道路、治水施設、国際コンテナ港湾を対象とした「インフラ体力診断書Vol.1」を、続けて2022年に第2弾として下水道、地域公共交通、都市鉄道を対象とした「インフラ体力診断書Vol.2」を、さらに2023年には第3弾として水インフラ、公園緑地及び新幹線を対象とした「インフラ体力診断書Vol.3」を公表した。
そしてこのたび第4弾として、街路空間、バルク港湾及び空港を対象とし、各インフラ関連の制度・整備の推移、国際比較の観点から質・量双方の総合アセスメントを「インフラ体力診断書Vol.4」として取りまとめた。我が国の同分野における政策、制度への反映を期待するものである。
土木学会では、インフラ体力診断書のほかに、2016年よりインフラの健全性・老朽化の程度を評価し、国民に周知するため、道路、河川、港湾、鉄道、下水道、水道、電力分野の点検診断データ等に基づき評価したインフラ健康診断書を公表してきた。2022年には「持続可能で、誰もが、どこでも、安心して、快適に暮らし続けることができるWell-Being社会」、「リスクを軽減するための分散・共生型の国土の形成と国土強靭化の加速」及び「持続可能な地方の創生」の達成と、これを実現する制度として、長期計画の制度化、事業の意思決定手法の見直し、公的負担のあり方や、共生促進に向けた国民参加を提案として盛り込んだ提言、「Beyondコロナの日本創生と土木のビッグピクチャー~人々のWell-beingと持続可能な社会に向けて~」を公表している。
これらをご参照いただき、次世代がいきいきを安心して暮らせる未来の国土の姿と、それを支えるインフラのあり方について、周囲の方々と議論を深めていただきたい。
2024年6月 公益社団法人土木学会
レポート(PDF版)新着・お知らせ 添付サイズ 日本のインフラ体力診断 Vol.4(街路空間・バルク港湾・空港)26.59 MB 日本のインフラ体力診断(空港)4.64 MB 日本のインフラ体力診断(バルク港湾)3.37 MB 日本のインフラ体力診断(街路空間)7.21 MB
2024年度土木学会認定土木技術者資格審査の受験申込は、【2024年6月28日(金)17時】で受付を終了いたします。
受験を予定されている方は、上記期日までに、申込フォームからお手続きをしていただきますようお願いいたします。
※6月29日(土)、30日(日)は受付期間外です。お申し込みできませんのでご注意ください。
◎受付期間◎
2024年5月31日(金)9時 ~ 6月28日(金)17時まで
◎受験申込◎ 受験申込フォームはこちらのページから
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