「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■第7 回 技術基準の国際化セミナーを開催!
2024年4月16日、国際センター・プロジェクトグループは第7回技術基準の国際化セミナー「アフリカ地域における道路橋梁アセットマネジメントの海外展開について~モザンビークの事例~」を開催した。本セミナーは、これまで道路や港湾分野などのテーマで6回開催してきた。
今回は、モザンビークを対象に(独)国際協力機構(JICA)が実施する道路アセットマネジメント支援に関する取り組みと、JICAモザンビーク橋梁維持管理プロジェクトの情報発信を目的として、現地で活躍する専門家にご講演いただいた。セミナー詳細および録画、ウェブサイト(https://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/377)をご覧ください。
■国際貢献賞、国際活動奨励賞お祝いの会を開催!
6月14日(金)に土木学会賞表彰式、令和6年度土木学会定時総会がホテルメトロポリタンエドモント飯田橋にて開催された。土木学会賞表彰式では、土木学会国際貢献賞、国際活動奨励賞が国内外の土木技術者24名に授与された。そのうち海外からは2名の土木技術者・研究者に国際貢献賞、国際活動奨励賞が授与された。受賞者の詳細は2023年度土木学会賞受賞一覧(https://www.jsce.or.jp/prize/prize_list/p2023.shtml#s10)をご覧いただきたい。
表彰式開催前の11時から12時30分に国際貢献賞選考委員会および国際センター主催で国際貢献賞受賞者5名、国際活動奨励賞を受賞された海外出身の受賞者1名をお迎えし、お祝いの会を開催した。国際部門から渡部要一主査理事、七條牧生国際センター長代行、増田達、小泉幸弘、伊澤良則、納多勝の国際センター次長が参加した。
お祝いの会では、上田多門委員長(国際貢献賞選考委員会)よりお祝いの言葉が述べられ、続いて、受賞者から自己紹介をいただいた。そして、国際貢献賞受賞者代表として、岡田光彦氏(空港施設(株))、国際活動奨励賞海外受賞者代表として、Heri Mulyana氏(大成建設(株)国際事業本部)よりご自身の経歴、携わったプロジェクト、海外・日本との交流についてご紹介いただいた。出席者は和やかな雰囲気の中、交流を深めた。
土木学会 国際貢献賞、国際活動奨励賞 お祝いの会
国際センターだよりバックナンバー
国際センターだより(2024)新着・お知らせ国際センター通信は、土木学会の国際活動・技術交流を中心に情報を集め、月1 回国内外に発信しています。
国際センターや海外支部(英国、韓国、台湾、トルコ他、全9 分会)の活動や行事、ACECC(アジア土木学協会連合協議会)
の動き、調査研究委員会(31 分野)の国際活動、国内外で活躍する技術者・研究者、最新技術やユニークなプロジェクト等、
当会を通して今の土木界の側面を楽しく面白くお伝えしています。皆さまの御希望やご要望をお待ちしています。
今月号も3 つユニークな内容の記事をお届けします。まず初めに大学国際コース紹介シリーズ記事です。今回は、東北大学土木系専攻にて行われている国際教育のご紹介です。東北大学は、世界トップレベルの研究水準を目指して国が新たに支援を行う「国際卓越大学」として、初の認定候補でしたが、文科省は本年6 月に「認定の水準を満たした」と発表し、10 月以降に正式に認定される予定です。今後、世界のリーダーとなる人材の持続的輩出が期待されています。今回は、その一端をご紹介いたします。次に、JICA がネパールで実施している交通マネジメントプロジェクトをご紹介します。ネパールと聞いてすぐに思い起こすのは、ヒマラヤ山脈の麓に位置したインドと中国に挟まれた細長い国で、長い歴史と文化があることです。一方で、人口増加や自動車交通等の依存などにより、交通渋滞と交通事故の課題を抱えています。これら課題の解決に向けたJICA の取組をご紹介します。最後に、国際センター外国人技術者グループが6 月に、留学生や海外出身土木技術者を招き行った「かるた大会」の模様をお伝えします。日本の伝統的なカードゲーム「かるた」は頭と体を使うゲームで、楽しみながら、日本語、日本の文化、土木技術を学ぶにはうってつけのゲームです。参加したくなりますよ。
今回も楽しく読んでいただけると思います。ぜひ感想やコメント、読みたいトピックなどお知らせください。
1) ~大学国際コース紹介~ 東北大学土木系専攻の国際教育について
2) カトマンズ盆地における都市交通マネジメントプロジェクト
3) Let's Play かるた
①お知らせ
【今後の予定】
◆2024 年度⼟⽊学会全国⼤会 International Program (国際関連⾏事) のご案内◆令和6 年度 土木学会 会⻑室: https://www.jsce.or.jp/president/2024/index.html
◆海外インフラプロジェクトアーカイブス︓http://www.jsce.or.jp/e/archive/
◆国際センターだより: http://committees.jsce.or.jp/kokusai/iac_dayori_2024
◆海外事業への若⼿世代の意欲向上策検討のための2つのアンケート実施中
・ビジネスマン対象︓「海外事業への若⼿世代の意欲向上策検討のための海外事業ご経験者へのアンケート」
(〆切︓2024 年11 月30 日)
https://forms.office.com/r/61gQMmahAT
・学⽣対象︓「学⽣の皆様への海外事業に係るアンケート」(〆切︓2024 年11 月30 日)
https://forms.office.com/r/ZVM5EJkYEg
◆第206 回論説(2024 年7 月版) オピニオン
(1) サーキュラーエコノミーへの道 〜最終処分場の必要性〜
https://note.com/jsce/n/nd18f03c5754a
(1) 建設DX のけん引役となる若⼿技術者の育成について
https://note.com/jsce/n/n80a17709ebe8
◆The English Summary Edition of JSCE Standard Specifications for Concrete Structures
https://www.jsce.or.jp/committee/concrete/e/web/pdf/Summary_edition_2024...
◆「インフラ健康診断書2024」公開
https://committees.jsce.or.jp/reportcard/node/28
◆Concrete Committee Newsletter No. 71 (May 2024)
https://www.jsce.or.jp/committee/concrete/e/newsletter/newsletter71/inde...
◆土木学会誌2024 年8 月号 ※JSCE ウェブサイト (英語版)
http://www.jsce-int.org/pub/magazine
◆【Abstract 投稿募集中(8月20 日(火)まで)】第10 回アジア土木技術国際会議(10th CECAR)
https://committees.jsce.or.jp/acecc/cecar
◆Safe and Healthy Work in the Digital Age 2023-2025 Campaign
https://healthy-workplaces.osha.europa.eu/en/media-centre/events/launch-...
campaign-safe-and-healthy-work-digital-age-2023-2025
◆ACECC Future Leaders Website
https://aceccfutureleaders.org/
◆IABSE Symposium Tokyo 2025 のご案内
https://committees.jsce.or.jp/kokusai/events2024
◆ECCE Manifesto for Action for the EU term 2024-2029
http://www.ecceengineers.eu/news/2024/ecce_manifesto_2024.php?id=41
②配信申し込み
③英語版Facebook
国際センター通信バックナンバー (編集中)
「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■外国人技術者グループ主催 かるた大会を開催!!
6月8日(土)、国際センターの外国人技術者グループ・留学生サポートチームは、留学生を対象とした日本語学習プログラムの一環として、かるた大会を開催した。
今回のかるた大会では、「どぼくかるた(https://committees.jsce.or.jp/kenc02/node/10)」および「建設工事安全かるた(https://committees.jsce.or.jp/csp03/)」を使用し、留学生と日本人技術者が一緒に楽しく、そして白熱した勝負
を繰り広げた。参加者たちは、ゲームを通じて日本語の語彙を学ぶだけでなく、日本の文化や土木に関する知識も深めることができた。
特に留学生にとっては、日本の伝統的な遊びを体験する貴重な機会となり、学びと楽しさを両立させることができた。大会の終わりには、全員でお互いの健闘をたたえ合い、和やかな雰囲気の中で大会は終了した。
今後も留学生サポートチームでは、留学生の日本語能力のさらなる向上と異文化交流の促進を目的に、多様なイベントやプログラムを企画する。引き続き、ご支援とイベントへご参加いただきたい。
白熱した勝負が繰り広げられた
■「日本・韓国におけるデジタルコンストラクションの実践と展望に関する国際セミナー」を開催
5月24日にアジア土木学連合協議会(ACECC)の技術委員会「TC-30: Digital Technologies for Smart Construction」が「日本・韓国におけるデジタルコンストラクションの実践と展望に関する国際セミナー」と題したセミナーを開催した。
セミナーでは、全邦釘特任准教授(東京大学)が進行し、日本と韓国の最新事例や技術開発について各国の講演者からプレゼンテーションが行われた。具体的には、デジタルマッピング、建設機器の自動操作、ロボット/AI技術の応用など、多岐にわたるトピックが紹介された。講演後にはパネルディスカッションを実施し、活発な意見交換が行われた。プログラムの詳細はウェブサイト(https://committees.jsce.or.jp/acecc/node/56)をご覧いただきたい。
(左から)茂木氏、Prof. SEO、全特任准教授
国際センターだよりバックナンバー
国際センターだより(2024)新着・お知らせ日越大学社会基盤プログラム 10周年記念セミナー
2014年7月に日本政府とベトナム政府の協力により日越大学が設立されて以来、多くの学生が本校を卒業し、社会で活躍しています。
本セミナーは日越大学創立10周年を記念し、当該大学大学院修士課程・社会基盤プログラム(MCE)の設立経緯の紹介および最近の動向に関する報告、さらにベトナムのインフラの発展と今後の方向性を議論いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
<セミナー詳細>
・日時:2024年8月28日(水)13:00-15:00 *12:30 開場
・会場:土木会館 講堂 (新宿区四谷1丁目外濠公園内)
・共催:(公社)土木学会国際センター、日越大学
・開催形式:対面・オンライン併用
・定員:対面 40名、オンライン 100名
・言語:日本語
<プログラム予定>
13:00-13:20 開会挨拶
古田 元夫 日越大学・学長 他
13:20-13:30 「日越大学設立の経緯」
古田 元夫 日越大学・学長
13:30-13:40 「日越大学の最近の動向」
福士 謙介 日越大学・副学長
13:40-13:50 「社会基盤プログラムの立ち上げ時の議論」
加藤 浩徳 日越大学・社会基盤プログラム共同ディレクター
13:50-14:15 「社会基盤プログラムの教育研究」
武田 晋一 元JICA長期専門家/日越大学・客員講師
14:15-14:30 休憩
14:30-14:50 社会基盤プログラム修了生の活躍
①Mr. Nguyen Manh Tung, ②Mr. Tran Thu Huy
14:50-15:25 記念講演「ベトナムにおける過去30年間の交通インフラの発展とこれから」
Dr. Phan Le Binh 元JICA長期専門家/元日越大学・講師
15:25-15:30 閉会挨拶
加藤 浩徳
・参加登録: 土木学会HP 「本部主催の行事申込」(https://www.jsce.or.jp/events)よりお申し込みください。 ※参加費 無料
◆オンライン参加申し込み:https://www.jsce.or.jp/events/form/606008
◆対面申し込み:https://www.jsce.or.jp/events/form/606009
※申し込み期限:8月21日(水)まで
2024年度イベント情報(国際センター主催)新着・お知らせ 添付サイズ フライヤー_日越大学社会基盤プログラム10周年記念セミナー511.65 KB【アンケート回答のお願い】
「海外事業への若手世代の意欲向上策検討のための海外事業ご経験者へのアンケート」および「学生の皆様への海外事業に係るアンケート」のご依頼
海外インフラ展開、海外事業に関するあなたのお考えをお聞かせください。
2024年7月31日
国際センター長
木村 亮(京都大学名誉教授)
さて、土木学会国際センターでは、標題に関しますアンケートを実施いたしまして、その結果評価、分析等をもとに、今後の我が国の土木界の海外展開の一助となる取組を検討しています。
土木界の海外展開の推進に関しましては、「海外インフラ展開に向けた変革のための提言」(土木学会声明、2021年5月28日)において「組織内意識の変革」、「提案力の強化」、「人材育成」等、インフラ産業共通の11の提言とともに、各主体(コントラクター、開発コンサルタント、インフラ事業者、金融業界、大学等教育機関、政府及び政府関係機関)への提言を行っております。
一方で、提言では、「近年は、海外に留学する学生の数も減少し、海外事業に対する興味を持たない学生や社会人も多い」旨の現状を示し、海外事業においても技術の継承、次世代の担い手育成は喫緊の課題となっていることから、若手世代の海外への関心が高めていくこと、人材確保が重要としています。
土木学会国際センターが2022年土木学会会長特別委員会「土木グローバル化総合委員会」を発展的に継承したことを踏まえ、海外志向が縮減傾向にある今日状況の改善可能な方策を検討するためのアンケートを実施することになりました。若手世代や学生の海外事業への関心・意欲等の所感を確認するとともに、中堅・シニア世代より、ご自身のご経験にもとづく海外事業に係るご意見等を確認、それらをもとに、土木界における海外展開のための若手世代への技術継承、担い手育成の方策を検討することを目的とし、分析等実施、方策提起を予定しております。
また、土木学会の会員・非会員を問わず、お考えを把握したいため、同じ職場・学校等での周囲の皆様への本アンケートへのご回答を促し頂けましたら幸いです。
(ご参考)「海外インフラ展開に向けた変革のための提言」(土木学会声明、2021年5月28日)
(https://committees.jsce.or.jp/2020_Presidential_Project03/node/9)
・「海外事業への若手世代の意欲向上策検討のための海外事業ご経験者へのアンケート」回答リンクおよびQRコード
(ビジネスマン対象) (〆切:2024年11月30日)
https://forms.office.com/r/61gQMmahAT
・「学生の皆様への海外事業に係るアンケート」回答リンクおよびQRコード
(学生対象) (〆切:2024年11月30日)
https://forms.office.com/r/ZVM5EJkYEg
・問い合わせ先:土木学会国際センター 澁谷、荒井(E-mail: iad@jsce.or.jp)
お知らせ新着・お知らせ 添付サイズ 海外事業への若手世代の意欲向上策検討のための海外事業ご経験者へのアンケート(ビジネスマン対象) 用 QR コード.png704.62 KB 学生の皆様への海外事業に係るアンケート(学生対象) 用 QR コード.png374.97 KB国際センター通信は、土木学会の国際活動・技術交流を中心に情報を集め、月1 回国内外に発信しています。
国際センターや海外支部(英国、韓国、台湾、トルコ他、全9 分会)の活動や行事、ACECC(アジア土木学協会連合協議会)
の動き、調査研究委員会(31 分野)の国際活動、国内外で活躍する技術者・研究者、最新技術やユニークなプロジェクト等、
当会を通して今の土木界の側面を楽しく面白くお伝えしています。皆さまの御希望やご要望をお待ちしています。
今月号は、まず2024年土木学会会長 佐々木葉会長からいただいた初メッセージです。会長としてのビジョンと抱負を語っておられます。今後の活動が楽しみです。
2番目の記事は、国際センター・プロジェクトGr.のセミナーシリーズ 「第7回 技術基準の国際化セミナー」です。JICAの技術プログラム「道路橋梁アセットマネジメント」のモザンビークの事例をご紹介いたします。
3番目の記事は、名古屋大学 井料准教授が、東海国立大学機構として、名古屋大学と岐阜大学が法人統合され、両大学共同実施している国際教育プログラム(グローバルとローカルの視野から社会基盤の課題に取り組む)と名古屋大学の新たな国際戦略に基づくプログラムが紹介されています。
4番目の記事は、2023年度土木学会賞 国際貢献賞(6名)と国際活動奨励賞授賞者(18名)をご紹介します。授賞者の方々に、大きな拍手を!
そして最後、5番目の記事は、香港工程師学会(The Hong Kong Institution of Engineers: HKIE)の久しぶりの来会を要素をお伝えします。HKIEの友との再会を喜ぶとともに、技術者として意見交換を行う有意義な機会でした。
今回も楽しく読んでいただけると思います。ぜひ感想やコメント、読みたいトピックなどお知らせください。
1) 土木学会の新しい風景をともに描こう!~会長就任挨拶~
2) 第7回 技術基準の国際化セミナー アフリカ地域における道路橋梁アセットマネジメントの海外展開について~モザンビークの事例~
3) ~大学国際コース紹介~ 組織間の連携を活かした名古屋大学の国際教育
4) 2023年度土木学会国際関係賞
5) 香港工程師学会(HKIE)構造部門が土木学会を訪問
①お知らせ
【今後の予定】
◆2024年度土木学会全国大会 International Program (国際関連行事) のご案内②配信申し込み
③英語版Facebook
国際センター通信バックナンバー (編集中)
国際センターでは全国大会開催期間中(9月4日(水)~6日(金))に以下の行事を実施致します。
土木技術者、研究者、学生の幅広いご参加をお待ちしております。
★各行事の詳細について、今後本HPにて情報を更新致します★
【お知らせ】
・ウェブサイトをオープンしました(2024/7/4)
1. 国際関連特別講演会「土木の分岐点@ジャンクション、みち、未来 ~パラダイムシフト~ 」
・日にち:2024年9月4日(水)◆プログラム:
◆お申込み:
◆CPD:
本講演会はCPD認定プログラム申請予定です。 ・認定番号: ・単位数:【その他】
2. 第26回インターナショナルサマーシンポジウム
インターナショナルサマーシンポジウム(サマーシンポジウム)では第79回年次学術講演会(国際セッション)での「グローバルシビルエンジニアワークショップ」、「論文発表」を二部構成として、以下の日程で開催致します。
本シンポジウムは、日本国内で学ぶ留学生、若手技術者・研究者を対象に英語による研究発表、および国、研究分野を越えた交流と協働、ネットワーク形成を目的としており、毎年土木学会全国大会にて、開催しております。
なお、サマーシンポジウム、ワークショップ参加者の交流を目的としたIAC ネットワーキングレセプションを開催します。
●グローバルシビルエンジニアワークショップ(Workshop for Global Civil Engineers)
・日にち:2024年9月4日(水)
・時間(予定):14時30分~18時00分(To be updated)
・会場:仙台国際センター 桜2
・テーマ:"The Role of Civil Engineering in Achieving the SDGs” 「土木技術者が知るべきSDGs とは」
※ワークショップの一般聴講は出来かねます。
●論文発表(第79回年次学術講演会 「国際セッション(International Session)」として開催)
・日にち:2024年9月5日(木)、6日(金)
・時間:5日:終日(9時00分~17時40分)、6日:9時00分~17時40分
・会場:東北大学 川内南キャンパス 文学研究科棟 135講義室 ※5日 9:00~10:20は、文学研究科棟 311講義室にてパラレルのセッション開催。
セッション詳細:https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jsce2024/sessions/program/ILHTDX
※セッション聴講は年次学術講演聴講登録(https://committees.jsce.or.jp/zenkoku/gaiyo/houhou_choukou)が必要です。
◆お問い合わせ:
(公社)土木学会 国際センター
Tel: 03-3355-3452
Email: iad@jsce.or.jp
「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■2024年度土木学会国際関連行事のお知らせ
2024年度土木学会全国大会が9月2日(月)~6日(金)にかけて、仙台国際センター、東北大学川内北・南キャンパス他にて開催される。国際センターは国際関連行事として、4日(水)10時に国際センター特別講演会「土木の分岐点 ~土木のパラダイムシフト~」、14時30分から学生、外国人技術者を対象としたグローバルシビルエンジニアワークショップ「The Role of Civil Engineering In Achieving the SDGs」を仙台国際センターにて開催する。5日(木)~6日(金)には第26回インターナショナルサマーシンポジウムを東北大学にて主催する予定である。
各行事の詳細および申込方法は国際センターウェブサイト (http://committees.jsce.or.jp/kokusai/)をご覧ください。
なお、この夏以降には留学生対象の現場見学会・企業説明会、技術者ラウンジ“DOBOKU”、大学出前講座、海外プロジェクトシンポジウム、外国人技術者グループ主催のイベントなど、多彩な企画を準備している。国際センターウェブサイトで国際関連行事、この夏以降の行事をご覧いただきたい。
2024年度 グローバルシビルエンジニアワークショップ
■世界で活躍する日本の土木技術者シリーズシンポジウム 第23回を開催!
国際センター・プロジェクトグループは2月13日(火)に(独)国際協力機構(以下JICA)の協力の下、世界で活躍する日本の土木技術者シリーズ 第23回シンポジウム「アフリカのインフラプロジェクトとその事業効果」を開催した。421名が聴講した。
シンポジウムでは、若宮 愛氏(JICA)より、ケニアからウガンダ、南スーダンに至る北部回廊のプロジェクトを対象に衛星データを用いた整備効果の検証について講演いただいた。続いて、小柳 桂泉氏(JICA)、川上 滋氏(大日本土木(株))、植村 勇仁氏(清水建設(株))より、アフリカ地域のインフラプロジェクトにおける技術面での挑戦や、当該国での協働体制について、具体的事例をご講演いただいた。
後半のパネルディスカッションでは、若手技術者に向けて海外プロジェクトの意義や魅力が語られ、活発な質疑応答が行われた。プロジェクトグループでは、今後も若手技術者の海外プロジェクトへの関心を高めるため、世界で活躍する土木技術者シリーズシンポジウムを開催する予定である。
国際センターだよりバックナンバー
国際センターだより(2024)新着・お知らせ国際センター通信は、土木学会の国際活動・技術交流を中心に情報を集め、月1 回国内外に発信しています。
国際センターや海外支部(英国、韓国、台湾、トルコ他、全9 分会)の活動や行事、ACECC(アジア土木学協会連合協議会)
の動き、調査研究委員会(31 分野)の国際活動、国内外で活躍する技術者・研究者、最新技術やユニークなプロジェクト等、
当会を通して今の土木界の側面を楽しく面白くお伝えしています。皆さまの御希望やご要望をお待ちしています。
今月号は、会長特別調査団報告から国際会議までと幅広い、以下の4つの話題です。
1)田中会長率いる特別調査団による2024年能登半島地震災害後の所見含む現場調査の報告。
1) 令和6 年能登半島地震 土木学会会長を団長とする会長特別調査団による報告
2) 英国分会 津村氏からの寄稿 エミッション削減の取り組み ~英国と日本の違い~
3) ケニアの橋梁維持管理能力強化プロジェクト -日本の技術協力の先導-
4) アジア土木学協会連合協議会(ACECC) 第46 回理事会(フィリピン・マニラ)参加報告
①お知らせ
【今後の予定】
◆【開催案内】「台湾土木遺産視察ツアー」のご案内②配信申し込み
③英語版Facebook
国際センター通信バックナンバー (編集中)
2024年度「海外インフラ展開人材養成プログラム」について
~全て対面方式で実施予定~
2024年度「海外インフラ展開人材養成プログラム」をご案内致します。 詳細は下記案内をご覧ください。-----------------------------------------------
【プログラム設置の背景】
我が国の人口減少・少子高齢化に伴い、国内のインフラ整備需要が縮小していくことが懸念される一方、海外においては新興国を中心に膨大なインフラ需要があり、これを取り込むことは我が国の持続的な経済成長に欠かせません。
今後、海外市場に進出するにあたっては、競争力のある技術等に加え、海外展開業務に必要な特有の知見を有する人材の確保が不可欠ですが、我が国企業の多くは、国内市場を前提として人材を従事させてきたため、海外で従事させ得る人材の確保は必ずしも十分とは言えず、人材の養成が急務となっています。
このような背景を踏まえ、海外インフラ展開に関わる産官学が連携し、令和元年より毎年、本プログラムを開催しています。今回が第6回の開催となります。
【プログラムの概要】
海外において、鉄道や道路などの交通事業や上下水道等のインフラプロジェクトを担う
建設(開発)コンサルタント、コントラクター、メーカー、事業者、官公庁等の技術系・事務系の人材を対象として、経験豊富な実務経験者や学識者等が講師となり、世界各国のプロジェクトの現場で活躍できる基礎的能力を備えた人材を育成します。
1 目標
①海外インフラ展開に必要な基礎知識を身につける。
②実践的な演習を通じた課題解決スキルを習得する。
③俯瞰的で広い視点獲得の素地を涵養する。
④業種を超えた人的ネットワークを構築する。
2 実施体制等
(1)主催
一般社団法人 国際建設技術協会
(2)監理運営
海外インフラ展開人材養成プログラム運営委員会
(3)後援団体等(調整中)
ア 後援団体
① 国土交通省
② 国立大学法人 東京大学 大学院工学系研究科
③ 国立大学法人 政策研究大学院大学
イ 協力団体
① 公益社団法人 土木学会
② 一般社団法人 計画・交通研究会
③ 一般社団法人 海外建設協会
④ 一般社団法人 海外コンサルタンツ協会
3 対象者等
建設(開発)コンサルタント、コントラクター、メーカー、事業者、官公庁等の技術系・事務系の実務経験※のある職員で今後海外インフラ事業に関する業務を担当する予定の者
※:海外経験は不問ですが、概ね5年以上の実務経験を有する方が望ましいです。
(3)講義等一覧(調整中)
【2024年度開催概要・募集要項】
1 実施期間
2024年10月2日(水)~4日(金)及び7日(月)~9日(水)
2 場所
TKP市ヶ谷(JR市ヶ谷駅前)全て集合・対面方式で実施予定
3 対象者等
(1)対象者
建設(開発)コンサルタント、コントラクター、メーカー、事業者、官公庁等の技術系・事務系の実務経験※のある職員で今後海外インフラ事業に関する業務を担当する予定の者
※海外経験不問としますが、概ね5年程度以上の実務経験を有することが望ましいです。
(2)募集定員:50名(他に国交省からの聴講者、若干名)
尚、定員を上回る応募があった場合には、運営委員会で人数調整を実施させていただきますので、予めご了承ください。
(3)募集期間(予定)
2024年7月1日(月)~8月2日(金)
4 受講料:30万円(税込み)
※お支払い方法は申込締め切り後にご案内します。
※2024年9月2日(月)以降は、受講者側の事情によるキャンセルはできません。
5 受講にあたっての注意事項
(1)研修間、パソコンをネットワークに接続しての講義がある為、無線ネットワークに接続可能なノートパソコンを各自ご持参ください。(電源及び無線アクセスポイントは主催者側で準備いたします。)
(2)事前配布資料等をデータ配信する為、「googleドライブ」に職場若しくは自宅等でアクセス可能な環境をご準備ください。(研修会場でのアクセスは必須ではありません。)
(3)配布する講義資料等について、本研修受講以外での使用はご遠慮いただきます。
(4)今後の研修内容改善及び広報等のため、研修の状況を撮影(録画)させていただき
ます。(公開時にはプライバシー保護に配慮致します。)
(5)研修者相互のネットワーク構築に資するため、受講生間で受講生に係る情報(①氏名、②所属、③アドレス、④電話番号)を共有させていただきます。
情報の開示を希望されない方は、その旨申込フォーム指定欄に記入をお願いします。
6 申込方法
(一社)国際建設技術協会ホームページ(http://www.idi.or.jp/)より、本研修申込フォームに移動し、必要事項を入力のうえ送信してください。申込受付翌日から2営業日以内に受信通知メールをお送りします。
(申込先・お問合せ先)
海外インフラ展開人材養成プログラム 運営委員会事務局
一般社団法人 国際建設技術協会 情報・研修部 丸山 真人、小武方 咲
TEL:03-5227-4105 FAX:03-5227-4109 Mail : infra_pgm@idi.or.jp
【締切:6月14日正午まで】国際交流基金 インド太平洋パートナーシップ・プログラム(JFIPP)リサーチ・フェローシップのお知らせ
国際交流基金(The Japan Foundation)は、インド太平洋地域におけるパートナーシップと知的ネットワークの構築を目的として、個人向のフェローシップ・プログラムを実施しています。
この度、2024年度の公募を開始しました。 申込期限は6月14日(金)正午までです。
プログラムの詳細は以下のURLをご覧ください。
◆国際交流基金 インド太平洋パートナーシップ・プログラム(JFIPPリサーチ・フェローシップ)
https://www.jpf.go.jp/j/project/intel/exchange/jfipp/research/index.html
「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■英国分会 津村照彦をお迎えしてミニ講演会!
2024年度の国際行事は、英国分会津村照彦氏をお迎えしたミニ講演会からスタートである。
津村氏は日本のコンサルタント業界を経て英国に渡り、コンサルティング会社を立ち上げてロンドンを拠点に活躍しておられる。今回、津村氏の一時帰国の機会を捉え、お忙しいスケジュールの合間を縫って当会にお越しいただき、“ミニ講演会「ネットゼロエミッション達成にむけ建設部門従事者に期待される役割」”を行った(4月10日10:00 〜11:30@土木会館、ハイブリッド形式)。
われわれは今、地球温暖化という予断を許さない課題を突き付けられている。この課題に対する英国、そして日本の動きを見ておられる津村氏は、両国の取り組み現状とともに土木技術者の役割を説かれた。エミッション削減に戦略的に取り組む英国の進捗と、日本の歩みのゆっくりとした取り組み人々の意識の違いを指摘し、土木技術者はそこで大きな役割を持っていると言う。それは、気候暖化によって発生する自然災害の対応にとどまらず、根本的な原因である温室効果ガス排出量を削減するためのプロジェクトを提案し、資金を確保して形にしていくことである。
また、ネットゼロ達成のシナリオの中には、低炭素電力、バイオエネルギー、水素、エネルギー・資源効率、社会・行動学的変化、植林、農地を含む土地改良があり、それらを具体的に進めるための明確な戦略、法制度、民間投資、われわれの日常行動と意識が必要不可欠、そして、それらが全てそろったところでネットゼロ達成に一歩近づくことができるというものである。現状のままであれば、2050年までにネットゼロ達成することは、スピーディーに動く英国でさえ懐疑的であるのだから、日本は間に合いそうにない。
しかし、土木技術者・研究者がタッグを組んでぶつかっていけば大きすぎる課題と挑戦を超えて、道を拓いて前に勧めるだろうと期待する。
今回、津村氏の講演を聞き逃した方、また再度お聞きになりたい方は、津村様の講演資料を国際センターのウェブサイトにアップしているので、ぜひアクセスしていただきたい(https://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/387)。
津村照彦氏の講演
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