コンテンツ活用課では、一般向けのコンテンツ(日常の土木の工事史や写真、雑誌・新聞記事等の既存コンテンツ等)を収集した後、
ジャンル分けをして、分析・検討しました。
今後アーカイブとして残していく必要のあるコンテンツのジャンルやその形態について議論し、その活用案をまとめたので、その結果をお見せします。
【活動内容と詳細】
・世の中にある土木コンテンツを調査。
→土木コンテンツは世の中に数多くあるが、それ故詳しく調査しないと見つからないものが多々ありました。
結果として良いコンテンツなのに世の中に知られていないものも多くあるのではないかと感じました。
【添付:コンテンツ活用課メンバーで調査したコンテンツ一覧】
・調べたコンテンツを元にコンテンツの活用案を各自で考える。
作成手順
①自分が伝えたい内容を決める
②身近な人を例に伝えたい対象を決める
③伝えたい内容、相手に対しどのようなコンテンツをどのように活用するか案の作成
④なぜそのコンテンツが必要と感じたかを記載
【添付:各委員が考えるコンテンツ活用案】
(参考文献)
・土質力学の父カール・テルツァーギの生涯:アーティストだったエンジニア 著:リチャード・E.グッドマン ・山に向かいて目を挙ぐ 著:高崎哲郎
・ダムをつくったお父さんたち 著:かこさとし ・施工がわかるイラスト土木入門 一般社団法人 編:日本建設業連合会 イラスト:岩山 仁
・コンテンツ活用案と今後の展望を提言として発表
コンテンツ活用課→土木学会へ
・本SWGの調査で、世の中の人にはあまり知られていないものの素晴らしいコンテンツが数多く存在することが分かったので、これらのコンテンツを広めるための仕組みづくりを進めていただきたい。
【添付:各委員のコンテンツ活用案(工藤委員の意見参照)】
コンテンツ活用課→コンテンツを活用したい人へ
・『土木』はすべての科学、工学を活用できる非常に面白い分野であるので、本SWGの成果を参考に、自身が考える土木の面白さをコンテンツをうまく活用して広めていただきたい。
【添付:コンテンツ活用の成功事例(森崎部長の資料参照)】
【最終成果報告動画】
(準備中)
【総括】
土木の魅力発信に関しては、これまでも多くの組織や個人が努力をし、また多くのコンテンツが作成されアーカイブ化されている。
コンテンツ活用課では、既存の多くのアーカイブコンテンツを収集し、これらの活用策について議論してきた。
収集されたコンテンツは膨大な資料のほんの一部のサンプルであるが、土木のジャンルとしては、橋梁、トンネル、ダム、道路、鉄道、河川、港湾などメジャーなものから、上下水道、電力施設をはじめとした日常に関わる施設や、防災、維持管理など多岐にわたっている。また、そのメディアの種類も動画・写真などの画像から単行本や絵本などの書籍、また実物展示や模型、それらを保存する博物館、あるいはゲームに至るまで多くのコンテンツが収集された。
時間の制約上、収集したコンテンツが実際どのように社会に受け入れられているかについては十分な調査ができなかったが、各委員が今後これらのコンテンツを活用してどのような人たちに土木の魅力を発信していくのか考え、その案を成果として提示した。コンテンツの活用案としては次世代を担う子どもたちや学生、それらを取り巻く保護者や教育関係者、研究者に対して活用したいという意見が目立った。
土木は非常に多岐に渡る分野であり、多くの子供たちや学生の興味を引くジャンルがきっとあると信じている。そのようなジャンルと出会うきっかけとなるものがコンテンツであり、土木技術者は未来の土木のためにこれらのコンテンツを活用していくことが求められる。