R6年6月12日~13日
北海道土木・建築未来技術展で土木学会のブース展示をしました。
ブースに設けた、『ドボ・シティ』体験コーナーでは、2日間 常に学生から大人までの多数の方に来ていただき、カードを通じて土木の重要さを感じてもらえました。
学生からは、『このカード欲しい』という、嬉しい意見をいただきました。
私自身、他のブースにふらっと行く予定でしたが、全くその時間がないぐらい、大変盛況になり、ありがたかったです。
新聞記者などのメディアからの取材も受け、喉が枯れましたが、土木の魅力を伝えれたので良かったです。
また、一緒にカード制作をしたプロジェクトメンバーと田中会長のカードバトルも実施でき、とてもイベント盛りだくさんな2日間となりました。
【田中会長とのカード対戦動画はこちら 投稿したXより】
https://x.com/dbmr2023/status/1800810541264617759?s=61
新着・お知らせ 添付サイズ IMG_9402.JPG9.11 MB 1000001428.jpg494.18 KB コメント 2024-06-14 153224.png379.55 KB プロモーション課コンセプト映像課では、「自分の言葉で伝える土木」のシリーズ動画として、橋梁編・水道編の2作品の動画制作に取り組んできました。
これらの映像を通じて、土木に携わる人たちが土木の世界で仕事をすることの魅力を再認識あるいは新たに発見し、その魅力を自ら発信していきたいというモチベーションになればという思いで私たちは活動してきました。
また、未来の担い手確保にも少しでも貢献できれば、今回活動してきた意味があると思います。
2024年6月3日(月)に公開された「橋梁編 インフラをつくる まもる 無数のバトン」動画では、中九州横断道路 竹田阿蘇道路の橋梁現場にて映像撮影をしました。
このプロジェクトに関わる計画、調査、測量、設計、施工のすべての人にインタビューを実施して、「自分の言葉」で仕事の魅力を語ってもらいました。
また、それぞれの仕事が次の仕事につながる【バトン】であるという演出を組み合わせていくことで、プロジェクトの一連の流れが分かるような工夫もしました。
ぜひ、映像を見たうえで、皆様の仕事の魅力についても、家族や友人、同僚に語っていただけるようになれば嬉しいです♪
(水道編動画は、24年6月末頃に公開予定!お楽しみに)
【橋梁編動画はこちら】
新着・お知らせコンセプト映像課魅力ある土木の世界発信小委員会では、2023年6月からの1年間の活動成果を踏まえて、小委員会メッセージを作成しました。
魅力ある土木の世界発信小委員会メッセージ
現代における土木は、生活、交通、防災、産業、エネルギー、通信、都市機能をつくり、守る使命を持ち、国民の負託を得て実現し、価値を生み出す科学技術である。専門化、効率化、大規模化が進んだいま、その企画から工事、維持管理に至るまで長期間に亘ることが多く、極めて多数の技術者、技能者がその専門性を活かして関わることとなる。一人一人が語る技術は極めて狭い領域とならざるを得ない。
そこで、土木の魅力を発信するためには、その全体像を歴史的背景、経緯を踏まえて、実現する手法と効果までストーリーを持って語る者が求められる。さらに、技術者、技能者たちの仕事の魅力を伝えるためには、それぞれが自分の仕事の魅力を言語化し、それを発信することがあわせて重要であるといえる。
会長特別プロジェクトのもとに設置された本小委員会では、「自分の言葉で伝える土木」というキャッチコピーを掲げ、土木学会会員以外の土木関係者やメディア関係者、土木マニア、土木ファンにより活動してきた。具体的には、学校教育における新たな出前授業や土木イベントの試行、カードゲームなどのツールの開発、黒部ダムなどビッグプロジェクトなどのアーカイブの発掘と教育・技術伝承への活用の検討、SNSなどを通じた新たな層への発信などである。それらの活動を踏まえ以下のメッセージをとりまとめた。
小委員会メッセージ
解説
2024年6月
公益社団法人 土木学会
土木の魅力向上特別委員会
魅力ある土木の世界発信小委員会
委員長 松永 昭吾
新着・お知らせ 添付サイズ 資料03-魅力ある土木の世界発信小委員会メッセージ.pdf189.07 KB魅力ある土木の世界発信小委員会の『土木考究部』では、土木関係者や一般の方に向けて土木の魅力についてのアンケート調査をおこないました。
ご協力いただき、誠にありがとうございました。
アンケート内容、分析結果は下記の通りです。
<アンケート内容>
Q1:土木に魅力を感じていますか。
Q2:土木の魅力を感じている場合、それはなぜですか?
Q3:土木の魅力を感じていない場合、それはなぜですか?
Q4:どうすれば、土木が魅力的になると思いますか?
Q5:どうすれば、土木の魅力を伝えられると思いますか?
アンケート調査時期:2023/10/24~2024/1/31
回答数:235
土木の魅力発信のためのアンケート回答者の属性
Q1.土木に魅力を感じていますか。<年代別>
Q2.土木に魅力を感じている場合、それはなぜですか?【対応分析、年代別】
Q3.土木に魅力を感じていない場合、それはなぜですか?【共起ネットワーク】
Q4.どうすれば魅力的になると思いますか。
【共起N、対応分析】
ファイル添付:土木考究部アンケート結果
土木考究部では、土木の魅力発信(ロード)マップを作成しました。
添付:土木の魅力発信(ロード)マップ
2023年度会長特別プロジェクトでは、土木の魅力発信の目標を、
私たち一人一人が「自分の言葉で」土木の魅力を世の中に正しく発信しよう!とし、
「土木の魅力」を「ものづくりのかっこよさ」を中心に、様々な媒体を用いて、発信しました。
<発信媒体>
YouTube:https://www.youtube.com/@dobokuTV/videos
X:https://twitter.com/DBMR2023
Instagram:https://www.instagram.com/dobokutv/
TikTok:http://www.tiktok.com/@dobokutv
本ロードマップでは、
・小委員会メンバー向けの土木、インフラの定義、土木の範囲のアンケート
・一般向けの土木の魅力アンケート
などを元に、一人一人が考える土木の範囲、魅力を分析し、2023年度では発信できなかった「土木の魅力」を今後は発信するとともに、発信媒体についても効果的な発信媒体を模索していき、私たち一人一人が「自分の言葉で」土木の魅力を世の中に正しく発信することを目標としました。
しかしながら、一人一人が自由に土木の魅力を発信することができないという場面も少なくありません。
そこで、土木学会として、土木広報の発信を促進する具体策を提言することを提案することが必要ではないかという議論が行われました。
本ロードマップは次年度以降の強制力のあるロードマップではありませんが、土木学会として、土木広報を推進する上でディスカッションの題材の一つとして利用してほしいと願っています。
新着・お知らせ 添付サイズ 土木の魅力ロードマップ.jpg175.8 KB黒部川第四発電所(黒四)ならびに、新黒部川第三発電所(新黒三)の完成からすでに約60年が経過しています。当時のことを知るプロジェクトに携わった関係者の皆さんも、高齢化が進んでおり、貴重な経験談を記録に残すことは、とても大きな意義があることと考えます。加えて、厳しい自然や過酷な施工条件の中で、巨大なダムの堤体を作り、長大トンネルを高速施工し、地下発電所や高熱トンネルなどの施工を行い、短い工期で巨大な構造物を創り上げた先人たちの足跡を残しつつ、次の世代の土木技術の発展にどう生かしていくかを考えるべく、今回は動画を撮影し、次世代に繋いでいく取組を推進しようとしています。
今回は、下記の5名の方々へのインタビューを実施し、その動画を公開いたします。また、5名の動画の紹介を行う、予告編動画を制作しましたので、ご覧ください。
この動画は、今後様々なシーンで活用できるように、高画質の動画(字幕あり・字幕なし)を土木学会で保存し、使用したい場合は、申請すれば使用できるような動画素材を目指して保管していきたいと考えています。また、別途土木学会のYouTubeにもアップロードし、広く社会の皆さんとも共有できるようにしていく所存です。
■インタビュー対象者■
■公開動画リンク集■
●予告編YouTube動画(※プレ公開につき、関係者限定公開の設定になっています。)
●太田資倫氏のインタビューのプレビュー動画(※プレ公開につき、関係者限定公開の設定になっています。)
新着・お知らせコンテンツ活用課では、一般向けのコンテンツ(日常の土木の工事史や写真、雑誌・新聞記事等の既存コンテンツ等)を収集した後、
ジャンル分けをして、分析・検討しました。
今後アーカイブとして残していく必要のあるコンテンツのジャンルやその形態について議論し、その活用案をまとめたので、その結果をお見せします。
【活動内容と詳細】
・世の中にある土木コンテンツを調査。
→土木コンテンツは世の中に数多くあるが、それ故詳しく調査しないと見つからないものが多々ありました。
結果として良いコンテンツなのに世の中に知られていないものも多くあるのではないかと感じました。
・調べたコンテンツを元にコンテンツの活用案を各自で考える。
作成手順
①自分が伝えたい内容を決める
②身近な人を例に伝えたい対象を決める
③伝えたい内容、相手に対しどのようなコンテンツをどのように活用するか案の作成
④なぜそのコンテンツが必要と感じたかを記載
【添付:各委員が考えるコンテンツ活用案】
(参考文献)
・土質力学の父カール・テルツァーギの生涯:アーティストだったエンジニア 著:リチャード・E.グッドマン ・山に向かいて目を挙ぐ 著:高崎哲郎
・ダムをつくったお父さんたち 著:かこさとし ・施工がわかるイラスト土木入門 一般社団法人 編:日本建設業連合会 イラスト:岩山 仁
・コンテンツ活用案と今後の展望を提言として発表
コンテンツ活用課→土木学会へ
・本SWGの調査で、世の中の人にはあまり知られていないものの素晴らしいコンテンツが数多く存在することが分かったので、これらのコンテンツを広めるための仕組みづくりを進めていただきたい。
【添付:各委員のコンテンツ活用案(工藤委員の意見参照)】
コンテンツ活用課→コンテンツを活用したい人へ
・『土木』はすべての科学、工学を活用できる非常に面白い分野であるので、本SWGの成果を参考に、自身が考える土木の面白さをコンテンツをうまく活用して広めていただきたい。
【添付:コンテンツ活用の成功事例(森崎部長の資料参照)】
【最終成果報告動画】
(準備中)
【総括】
土木の魅力発信に関しては、これまでも多くの組織や個人が努力をし、また多くのコンテンツが作成されてアーカイブ化されている。
コンテンツ活用課では、既存の多くのアーカイブコンテンツを収集し、これらの活用策について議論してきた。
収集されたコンテンツは、膨大な資料の中のほんの一部のサンプルであるが、土木のジャンルとしては、橋梁、トンネル、ダム、道路、鉄道、河川、港湾などメジャーなものから、上下水道、電力施設をはじめ、日常生活に関わる施設や、防災、維持管理など多岐にわたっている。
また、そのメディアの種類も、動画・写真などの画像や、単行本や絵本、雑誌を始めとする書籍、また実物展示や模型、それに保存する博物館、あるいはゲームに至るまで、多くのコンテンツが収集された。
一方、その活用の好事例として、多くの見学会や展示会などが試みられていることも分かったが、改めて、各委員が今後これらのコンテンツを活用して、どのような人たちに土木の魅力発信をしていくのが良いか、提案を集めることができた。
総じて、次世代を担う、子供達や学生、それらを取り巻く保護者や教育関係者、研究者に対して、これらのコンテンツを活用していく意見が目立った。
これからも多くの土木に関係するコンテンツが作成されると思うが、ニーズを十分に把握し、積極的に活用していく取組も並行して進めていくことが求められる。
新着・お知らせ 添付サイズ コンテンツ活用課委員による活用案2.04 MB 三木課長_1.png85.79 KB 三木課長_2.png829.46 KB 南荘副課長_1.png108.83 KB 南荘副課長_2.png452.23 KB 中島課長補佐_1.png62.33 KB 中島課長補佐_2.png553.83 KB 江城委員_1.png142.45 KB 江城委員_2.png733.02 KB 岩野委員_1.png178.68 KB 岩野委員_2.png922.68 KB 楢崎・鳥居委員_1.png116.93 KB 楢崎・鳥居委員_2.png94.89 KB 楢崎・鳥居委員_参考1.png90.17 KB 楢崎・鳥居委員_参考2.png99 KB 工藤委員の活用案.png139.51 KB 森崎部長_1.png1.15 MB 森崎部長_2.png835.13 KB 森崎部長_3.png893.09 KB 岩野委員_3.png196.81 KB 岩野委員_4.png867.26 KB 岩野委員_5.png884.59 KB 240604_アーカイブコンテンツ一覧.pdf124.52 KB
私たちが発信する「土木」とは何か?
それを探るため、「土木」、「インフラ」の言葉の定義、範囲についてのアンケート調査・分析を行いました。
また、土木の魅力について、一般を対象に、土木が魅力的になるにはどうすればいいのか、土木の魅力を伝えるためにどうすればいいのかについて、アンケート調査・分析を行いました。
最後に、アンケート結果を踏まえて、土木の魅力発信ロードマップを作成しました。本ロードマップでは、2023年度ものづくりのカッコよさを中心に、様々な媒体で発信してきたことややり残してきたことを記載しています。
私たち一人一人が「自分の言葉で」土木の魅力を世の中に正しく発信しよう!
その目標に向かって、個人でできること、土木学会としてできることを着実に実行していきたいです。
<活動内容・成果>
◇アンケート実施
・土木の定義・範囲、インフラの定義、発信すべき土木の魅力について。(対象:小委員会メンバー)
・土木の魅力について。(対象:一般。SNS等で拡散)
◇アンケート内容分析
・土木の定義
・インフラの定義
・土木の範囲
(考察)
土木という言葉を用いるとき、土木関係者であっても、私たち一人一人が思い描く土木が必ずしも一致していません。辞書においても土木の説明は改訂され続けています(参考:「土木」ということばの歴史を辞書でたどる )。
そのため、土木という言葉を使うとき、その定義、範囲について共通認識を持つことが大事です。
・土木の魅力について(対象:一般)
⇒アンケート結果はこちら
アンケート結果の一部はdobokuTVのX(旧Twitter)でも発信しています。
⇒Xの投稿についてはこちら
◇土木の魅力発信ロードマップ
⇒土木の魅力発信ロードマップはこちら
◇土木考究部最終報告
⇒動画はこちら
<活動を通して>
私たちが発信する「土木」とは何か?土木の魅力とはなにか?を考えてきました。
今回の活動では、私たちが思う「土木」が共通ではないことが浮き彫りになりました。
土木の魅力についてのアンケートを通して、世代間・職業別での傾向が顕著に異なり、それぞれの経験が考えに影響することが示唆される結果となっています。
特に、土木に魅力を感じていない理由は業界の抱える問題について忌憚なき貴重な意見をいただきました。アンケートにご協力をただきましたみなさま、ありがとうございました。
2023年度の会長特別プロジェクトでは、土木の中でも特に、ものづくりの魅力にフォーカスをして、魅力発信を続けてきました。
しかし、土木の範囲が広く今年度発信できなかった土木の魅力がまだまだあります。
次年度以降の会長プロジェクトや土木学会の委員会活動など学会活動で、今回のプロジェクトで拾いきれなかった土木についても発信をし、土木だからできる社会貢献を模索していけたらと思います。
新着・お知らせ 添付サイズ 土木の定義.JPG177.32 KB インフラの定義.JPG174.46 KB 土木の範囲.JPG158.32 KB 土木の魅力発信マップ.png313.28 KB