「土木の日」 11月18日
土木学会土木技術映像委員会は土木学会本部講堂において第111回イブニングシアターを開催しました。
今回は、「土木学会映画コンクール」で過去に受賞した作品の中から11月18日「土木の日」に因んで、「土木技術」に拘って作品を選びました。
「石を架ける~」「富士山を測る」そして「青函トンネル」の3作品。
ご来場いただいた皆様、お楽しみいただけましたでしょうか。
今回も感染予防上の観点から人数制限を実施した上での開催となりましたが、多くの皆様にご来場いただきました。ありがとうございました。
次回は来年3月8日(水)開催、テーマは「災害特集」の予定です。
現在鋭意準備中。詳細が決定しましたら当委員会HP等でご案内申し上げます。
ご期待ください。
新着・お知らせ
多数のご来場、誠にありがとうございました。
第111回は「土木の日」に開催、「土木技術映像特集」をテーマに映画コンクール受賞作品の中から3作品を上映いたします。奮ってご参加ください。
新型コロナウィルスの感染拡大状況により急遽開催を中止する場合がございます。最新情報はHPにてお知らせいたしますのでご確認ください。
■詳細
18:30 開会、委員長挨拶
18:35 上映「石を架ける-石橋文化を築いた人びと-」(1996年制作 39分)
19:15 上映「富士山を測る」(1994年制作 25分)
19:40 上映「青函トンネル」(1985年制作 37分)
20:20 閉会
■参加申込方法
定員に達しましたので事前参加受付を終了いたしました。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※今回は当日参加受付を行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。
■新型コロナウイルス感染対策のお願い
これに応じていただけない方はご入場をお断りする場合がございます。
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL03-3355-3596
ポスター
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
石を架ける-石橋文化を築いた人びと-
企画:文化工房
制作:文化工房
1996年制作
第17回(1996年)土木学会映画・ビデオコンクール最優秀賞
日本の代表的な石橋を架けたのは肥後の石工,なかでも江戸末期,種山村(現熊本県八代市)に生まれた「種山石工」の人たちでした。今も九州を中心に残る様々な石橋を訪ね,その歴史や誕生のエピソード,人々が橋に託した夢,橋が地域生活に与えた影響,完成された構造美などを描きながら,文化遺産,土木遺産としての石橋の価値を強く訴える作品です。富士山を測る
企画:大成建設
制作:桜映画社
1994年制作
第16回(1994年)土木学会映画・ビデオコンクール準優秀賞
富士山の高さは,江戸時代に初めて測られて以来,測量技術の進歩とともに,明治時代,大正時代と次々に精度の高い値に書き替えられてきたが,これらは山麓の標高が既知な点から間接的に測った値でした。1993年夏,御殿場市の浅間神社から山頂までの45kmに及ぶルートに沿って,徒歩による初めての直接水準測量と,GPSを利用した測量の2つの異なる測量方法で富士山の高さが計測されました。この映画は,その50日間に及ぶ測量の様子と人々の姿を追ったものです。青函トンネル
企画:日本鉄道建設公団
制作:北海道放送映画
1985年制作
第12回(1986年)土木学会映画コンクール最優秀賞
本映画は青函トンネルの歴史と,そのトンネルがいかにして掘られたか,その調査・工事の全工程を多くの現場でのフイルムの中から編集し総集編の形で紹介した記録映画です。土木工事の単なる施工記録としてのみならず,一般向けの映画としても深く感銘を与える作品です。
以上
新着・お知らせ
~手掛かりは100年前の図面のみ「繋げる~赤い鉄橋を蘇らせた工事の記録~」~
この度、新たな土木技術映像が土木図書館に登録されました。
ご視聴等のお問い合わせは土木図書館にて承ります。
また同作品は、土木学会土木技術映像委員会での映像選定審査において土木技術選定映像に選定されました。今後イブニングシアター等各種上映会にて上映予定です。
作品名:「繋げる~赤い鉄橋を蘇らせた工事の記録~」
製作:令和4年8月
企画:東急建設株式会社 製作/上田ケーブルテレビジョン
概要:
上田電鉄別所線の千曲川橋梁は大正13年に建設されました。かつて青木村や真田町・丸子町など5線を結んでいた上田電鉄も今では唯一別所線だけが残り、一時は廃線の話もあった路線ですが地域からの応援もあり通勤や通学、観光の足として愛されてきました。
2019年10月東日本、台風19号の被害を受けその千曲川橋梁が落橋。災害を受け廃線となる地方鉄道も存在する中、上田電鉄別所線は地域の熱い期待と応援、各所の支援を受け復旧が決定しました。
この映画は532日の月日をかけ、鉄橋を蘇らせた工事の記録です。一般的な工事は事前に検討・計画・設計を十分に行うのに対し、今回手元にある資料は約100年前の設計図のみだったため、社内でチームを組んで組織力を生かし、最新のデジタル技術である3Dレーザースキャナー 、3Dcadスケッチアップ、360°カメラなどを活用して工事が行われました。
早期復旧に向け、取り組んだ土木技術者の活躍、デジタル技術の活用の様子、設計・計画を含めた建設技術者の仕事や、インフラ建設に携わり技術力やマネジメント力を発揮する建設の仕事についての想いも表現されています。
※本作品は土木図書館にて貸出できます。お問い合わせは公益社団法人土木学会図書館まで。
TEL 03-3355-3596