あの素晴らしい土木技術をもう一度
第120回土木学会イブニングシアター 震災特集~復旧の記録~
1995年1月17日、阪神・淡路大震災。2011年3月11日、東日本大震災。そして2024年1月1日、新年の能登半島に襲いかかった大震災。
第120回イブニングシアターでは、「震災特集~復旧の記録~」と題し、凄絶な被災地で、復旧に立ち向かう土木の姿を記録した作品を上映します。
阪神淡路大震災の激震により被害を受けた鉄道の復旧と道路の復旧、そして東日本大震災発災後の行政機関等の初動体制をコンパクトにまとめた3作品を上映予定です。
また上映に先立ち、令和6年能登半島地震発災後、現地に赴き被害状況調査に従事された金沢工業大学工学部教授 田中泰司様による「令和6年能登半島地震および奥能登豪雨による道路被害と復旧の現状」と題する講演を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしております。
■詳細
18:00 開場
18:30 開会・挨拶
18:35 講演:田中泰司 様
金沢工業大学 工学部 環境土木工学科 教授
講演のテーマ: 令和6年能登半島地震および奥能登豪雨による道路被害と復旧の現状
19:05 上映「「東日本大震災」の初動対応~東北地方整備局の3日間~」
19:13 上映「JR六甲道駅復旧工事の記録」
19:27 上映「阪神・淡路大震災による道路の被災と復旧」
19:50 閉会
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2025年1月10日(金)17:00
※定員に達した場合、〆切前に受付を終了する場合がございます。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※会場での当日参加受付は行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。
■ご注意
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
ポスター
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
「東日本大震災」の初動対応~東北地方整備局の3日間~
企画、制作:国土交通省東北地方整備局
2011年 8分
3.11東日本大震災における東北地方整備局の初動対応について,特に国道4号等から,くしの歯状に被災地へ伸びる救援ルートを啓開する「くしの歯作戦」,全国から集結した災害対策機械の配備,リエゾン派遣による要望への対応,物資調達や復旧のための調整などの被災者支援を,写真や図のほか東北地整の防災ヘリ撮影による津波映像を取り込んでナレーション入りで紹介します。
JR六甲道駅復旧工事の記録
企画:西日本旅客鉄道、奥村組
制作:ウィズ
1995年 14分
阪神・淡路大震災によるRCラーメン高架橋の被害状況と復旧の方法,線路開通までの足取りをまとめたもの。早期復旧を可能にした高架橋ジャッキアップ工法を分かりやすく,詳細に紹介した作品です。
阪神・淡路大震災による道路の被災と復旧
企画:建設省近畿地方建設局(現・国土交通省近畿地方整備局)
制作:道路保全技術センター、日本シネセル(現・株式会社CNインターボイス)
1995年 20分
被災後の応急復旧措置から幹線道路の本格復旧に至るまでの耐震設計を見直しての構造物補強,ゴム支承を使用した落橋防止工法等の施工状況を詳細に紹介した作品です。
新着・お知らせ
土木学会土木技術映像委員会は、令和6年10月23日(水)、土木学会本部講堂にて第119回イブニングシアターを開催し、『北海道特集 ~でっかいどう北海道~』と題して、「ミュンヘン大橋」「氷の海に築く-サロマ湖アイスブーム工法-」の2作品を上映しました。会場には、60名近いみなさまに参加いただきました。
この日は2つの作品の上映に先立ち、土木学会北海道支部が作成し、道内の歴史的インフラを空撮した10分ほどのショートムービー「北海道土木遺産」をご覧いただきました。
ご来場いただいた皆様、お楽しみいただけましたでしょうか。
会場には、サプライズで新田次郎文学賞ほか多くの賞を受賞されている作家の植松三十里先生がご来場され、ご著書も寄贈いただきました。ありがとうございます。先生は現在、那須疏水、琵琶湖疏水と並ぶ日本三大疏水の一つに数えられ、土木学会選奨土木遺産にも選定されている『安積疎水』について執筆中とお聞きしました。こちらも楽しみです。みなさまもご期待ください。
多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。アンケートへのご協力もお願いいたします。
次回イブニングシアターは、来年1月に開催予定です。詳細は決まり次第ご案内いたします。
新着・お知らせあの素晴らしい土木技術をもう一度
第119回土木学会イブニングシアター 北海道特集 ~でっかいどう北海道~
明治期に本格的な開拓が始まり、150年の歴史を紡ぐ北海道。最近では、アニメ「ゴールデンカムイ」が話題になるなど、歴史を含めて「北海道」に関心を持たれる方も多いのではないでしょうか。その広さは、面積では東北地方6県の合計の1.2倍以上、東端の納沙布岬から西の神威岬までは550km(車で8時間)、北端の宗谷岬から南端の函館までは650km(車で8時間40分)と表現すると、実感していただけるかもしれません。
今回のイブニングシアターは、その厳しい自然のもとで人々が生活する舞台を整えてきた近代土木技術の「記憶」に注目してみました。
北海道に関する土木技術映像の中から「ミュンヘン大橋」と「氷の海に築く-サロマ湖アイスブーム工法-」の2本を上映します。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
■詳細
18:00 開場
18:30 開会・挨拶
19:44 上映「ミュンヘン大橋」
19:19 上映「氷の海に築く-サロマ湖アイスブーム工法-」
19:41 閉会
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2024年10月18日(金)17:00
※定員に達した場合、〆切前に受付を終了する場合がございます。
※事前参加受付は終了いたしました。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※会場での当日参加受付は行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。
■ご注意
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
ミュンヘン大橋
企画:札幌市建設局
制作:HBC映画社
1992年 35分
札幌市内の南区と豊平区を走る道道福住桑園通は豊平川で分断され、スムーズな交通の妨げとなっていました。これを解消するために昭和63年に着工されたミュンヘン大橋は、豊平川の厳しい河川条件や周囲の景観との調和を検討し、プレストレストコンクリート床版による斜張橋で施工されました。斜材の定着材には世界初の分岐管式定着方式を採用するなど、技術的にも困難なこの工事の計画から完成・開通までを記録した映像となっています。
氷の海に築く-サロマ湖アイスブーム工法-
企画:北海道開発局網走開発建設部
制作:北海道放送映画
1998年 22分
オホーツク海を南下してくる流氷は、サロマ湖内に流れ込むことで毎年漁業関係者に大きな被害を及ぼしていました。この対策としてサロマ湖の湖口に世界で初めてアイスムーブ工法による流氷流入対策が施されました。
本作品はこのアイスブームの建設の発想や様々な工夫、施工方法を、地元漁民や有識者のインタビューを交えて紹介しています。
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