あの素晴らしい土木技術をもう一度
第123回土木学会イブニングシアター ~映える土木~ 「インスタ映え」という言葉は、2017年の新語・流行語大賞で年間大賞に選ばれました。美味しそうな食べ物や、魅力ある風景、施設などに向かって、「これ、バエるよね」(カシャッ)とスマホをかざす光景も、もはや日常的なものとなっています。実際、土木構造物の中にもインスタ映えする施設が数々あります。今回のイブニングシアターでは、土木学会のライブラリーに収蔵されている技術映像の中から、「インスタ映え」という言葉に関連しそうな映像を三作品選定して上映することとしました。
みなさまのご来場をお待ちしています。
■詳細
18:30 開会挨拶・上映作品紹介
18:40 上映「未来につなげる地下の川-首都圏外郭放水路-」
18:55 上映「伊王島大橋(平成17年度~平成22年度 一般県道伊王島香焼線橋梁整備工事記録)」
19:15 上映「稚内港北防波堤ドーム~耐震補強工事記録~」
19:35 閉会
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2025年10月17日(金)17:00
※定員に達した場合、〆切前に受付を終了する場合がございます。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※会場での当日参加受付は行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。
■ご注意
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
ポスター
(準備中)
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
未来につなげる地下の川-首都圏外郭放水路-
企画:建設省関東地方整備局江戸川河川工事事務所
制作:岩根研究所
1997年 15分
典型的な都市河川である中川と綾瀬川、この流域での急激な都市化による人口増加により大降雨時の浸水被害は甚大なものとなっていました。この浸水被害を抜本的に解消する「首都圏外郭放水路」は国道16号沿いに内径10mの地下放水路を延長6.3kmに亘って建設する事業で、5つの流入施設と立坑、地下トンネルと調圧水槽および排水機場で構成されるものです。
この技術映像では、プロジェクトをCGなどを取り入れながらわかりやすく紹介しています。
伊王島大橋(平成17年度~平成22年度 一般県道伊王島香焼線橋梁整備工事記録)
企画:長崎県長崎振興局
制作:プロダクションナップ
2011年 20分
伊王島は長崎港外の南西10kmの沖合に位置する面積2.2kmの離島であり、今回の大橋が架かるまでは長崎の大波止から船で約40分かかり、台風などが来れば欠航となっていました。かつては炭坑の島として賑わい、現在では伊王島灯台などを活かした「ルネッサンス伊王島」をキャッチコピーに観光の島として歩んできています。
本作品は、橋長876m・橋梁形式は3径間連続鋼床版箱桁橋である海上橋梁を、平成9年度より事業着工し平成22年度3月に完成するまでの工事記録映像です。完成後の橋を島民が歩いて渡るシーンは感慨深いものがあります。
稚内港北防波堤ドーム~耐震補強工事記録~
企画:北海道開発局稚内開発建設部稚内港湾建設事務所
制作:HBCフレックス
2003年 20分
かつて樺太が日本領だった頃、北海道最北端の稚内港からの船便は4航路が結ばれ港も大いに賑わいを見せていました。その当時は、列車からの引き込み線と桟橋に横付けされた連絡船の間を乗客が容易に行き来できるようになっていたため、乗客をオホーツク海の波浪から防護するためドーム型の防波堤が整備されています。
この映像は、阪神淡路大震災を契機にコンクリート構造物の安全基準が見直され、平成11年~14年に景観に配慮しつつ耐震補強が行われたものであり、ウォータージェットによるコンクリートはつり、PC鋼より線によるスパイラル巻き立て工法等、高度な補強技術が解説されています。
新着・お知らせ
土木学会土木技術映像委員会は、令和7年8月6日(水)、土木学会本部講堂にて第122回イブニングシアターを開催し、
特集『栄えある2024年度第31回土木映画コンクール受賞作品』として、
最優秀賞「【喜連瓜破 橋梁架け替え工事】二年半の軌跡 ~100年先を見据えて~ 工事担当者の想いに迫る!」
部門賞(一般部門)「人々の暮らしを取り戻す 精鋭たちの総力戦~2016-2021 熊本県南阿蘇村―技術者たちの闘い」
部門賞(技術映像部門)「令和のリニューアル 北陸自動車道 米山トンネルのインバート補強」
の3作品を上映しました。また上映に先立ち、土木映画コンクールの歴史と第31回コンクールの選考経緯について、委員長より報告いたしました。
当日は、厳しい猛暑にもかかわらず、大変多くのお客様にご来場いただきました。ご来場いただきました皆様に感謝申し上げます。
上映した3作品は、イブニングシアターでは初めての上映となりましたが、最後まで熱心にご視聴いただきました。
次回イブニングシアターは10月に開催予定です。現在準備を進めていますので、詳細が決まり次第、当委員会サイトおよびメールにてご案内いたします。
なお、9月11日(木)、12日(金)は、土木学会全国大会において映画会を開催予定です。全国大会に参加されるみなさまのご来場をお待ちしてます。
あの素晴らしい土木技術をもう一度
第122回土木学会イブニングシアター 栄えある2024年度第31回土木映画コンクール受賞作品 特集多数のご来場、誠にありがとうございました。
(2025.8.1)事前参加受付を締め切りました。
(2025.7.18)ポスターを掲載いたしました。
(2025.7.8)CPDプログラムに認定、認定番号と単位を追記いたしました。
皆さん、土木学会映画コンクールをご存じでしたか?
実は土木学会映画コンクールは、1964(昭和39)年に第1回目が開催されて以来、今回で31回を数える大変歴史のあるコンクールなのです。過去に受賞作品をご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、いくつかの作品がタモリ俱楽部で紹介されたこともあります。
今年は、2年に1度の「土木学会映画コンクール」が開催され、31回目の「2024年度第31回映画コンクール」では、次の3作品が栄えある各賞の受賞に輝きました。
最優秀賞 「【喜連瓜破 橋梁架け替え工事】二年半の軌跡 ~100年先を見据えて~ 工事担当者の想いに迫る!」
部門賞(一般部門) 「人々の暮らしを取り戻す 精鋭たちの総力戦~2016-2021熊本県南阿蘇村―技術者たちの闘い」
部門賞(技術映像部門) 「令和のリニューアル 北陸自動車道 米山トンネルのインバート補強」
そこで「第122回土木学会イブニングシアター」は、「2024年度第31回映画コンクール受賞作品特集」と銘打ち、受賞されました3作品を上映いたします。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
■詳細
18:30 2024年度第31回映画コンクール受賞作品の選考経緯
土木学会 土木技術映像委員会委員長
18:45 上映
部門賞(一般部門)「人々の暮らしを取り戻す 精鋭たちの総力戦~2016-2021 熊本県南阿蘇村―技術者たちの闘い」
19:02 上映
部門賞(技術映像部門)「令和のリニューアル 北陸自動車道 米山トンネルのインバート補強」
19:23 上映
最優秀賞「【喜連瓜破 橋梁架け替え工事】二年半の軌跡 ~100年先を見据えて~ 工事担当者の想いに迫る!」
20:00 閉会挨拶
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2025年8月1日(金)17:00
※定員に達した場合、〆切前に受付を終了する場合がございます。
事前参加受付を締め切りました。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※会場での当日参加受付は行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。
■ご注意
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
人々の暮らしを取り戻す 精鋭たちの総力戦~2016-2021 熊本県南阿蘇村―技術者たちの闘い
企画:人・夢・技術グループ株式会社
制作:葛谷正美・葛谷真由美
2025年 17分
平成28年(2016年)に発生した熊本地震。最大震度7を記録し甚大な被害をもたらした。
本作品は阿蘇大橋付近で発生した大規模な斜面崩落からの復旧や復興のシンボルでもある「新阿蘇大橋」開通に向けて立ち向かう土木技術者達の記録である。
震災直後から現地に入り、余震の不安の中で応急調査。その後、限られた時間の中で、技術を結集し地盤調査設計、橋梁設計を完了させる。その力の根源は、“人々の暮らしを守る”という技術者の「使命感」であった。
国民の暮らしを守るという使命感を持った技術者達の挑戦を描いている。
令和のリニューアル 北陸自動車道 米山トンネルのインバート補強
企画:東日本高速道路株式会社 新潟支社長岡管理事務所
制作:有限会社創映舎
2022年 21分
北陸自動車道の米山トンネル下り線は建設以来、盤ぶくれによる路盤の変状が進行していた。本作品は、令和3~4年度に行ったインバート補強による補強対策工事の記録を映像としてまとめたものである。
【喜連瓜破 橋梁架け替え工事】二年半の軌跡 ~100年先を見据えて~ 工事担当者の想いに迫る!
企画:阪神高速道路(株)管理本部
制作:阪神高速道路(株)
2025年 36分
阪神高速では、2022年6月より14号松原線(喜連瓜破~三宅JCT)を終日通行止めの上、橋梁架替工事を実施した。
都市高速を長期間に渡って通行止めにするという前代未聞の工事の上、工事区間の直下には大阪市内でも有数の重交通を担う交差点があり、かつ周辺地域は密集市街地となっている。
制約条件の多い中、既設コンクリート橋桁の撤去及び鋼製橋桁の架設までを無事完了させ、2024年12月7日に約2年半ぶりに通行を再開した。
本動画は、工事着手前から通行再開までの事業の記録映像である。
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