2025年1月の埼玉県八潮市での道路陥没事故を受けて、土木学会では、第112代会長佐々木葉によるメッセージ発信と検討会を設置しました。ラジオではこの「インフラ自分ごと検討会」メンバーが語ります。土木の専門家をはじめ幅広いみなさんが、インフラの問題を「自分ごと」として考えるきっかけとなることを期待しています。
番組はスマートフォンのアプリからもご聴取いただけます。ぜひ番組をフォローして、お聴き下さい。
第5回のスピーカーは、力石真先生と中村晋一郎先生です。
(収録:2026年3月12日(木)zoomにて)
【スピーカー】
インフラ自分ごと検討会 委員/広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 力石真
インフラ自分ごと検討会 委員/名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻 准教授 中村晋一郎
第227回論説・オピニオン(1) 建設業界 進化中
論説委員 大藪 千穂 岐阜大学
第227回論説・オピニオン(2) 夢見る少年もいつか大人に
一般投稿論説 宮川 豊章 京都大学・名誉教授
2026年7月22日(水)・23日(木)に第29回橋梁等の対地震シンポジウムを開催いたします.
橋梁等の対地震シンポジウム(旧・橋梁等の耐震設計シンポジウム)は,橋梁等の耐震設計に関する最新の研究情報や実務事例等を意見交換する場として,1998年以降ほぼ毎年開催されています.今年は,橋梁等の対地震対策関連技術に関する研究情報や対地震構造計画・設計・診断および補強に関する実務事例に加え,対地震計画,設計,診断を合理的,効果的に行うための学術的課題の解決に関する報告や,地震被害の分析・応急対応・復旧に関する検討等も数多く投稿されることを期待しています.橋梁等の土木構造物の対地震設計に関わる研究者や設計実務に従事する技術者をはじめ,多くの方々に本シンポジウムへのご参加,また論文発表をしていただきたく,ご案内申し上げます.
若手研究者・技術者を対象に優秀講演者表彰を行っています.本シンポジウムでの多数の若手研究者・技術者の皆様のご講演を期待いたします.優秀講演賞規定はこちら
記
参加費:発表者・聴講者ともに 正会員10,000円/人,学生会員6,000円/人,非会員(学生非会員を含む)15,000円/人
(いずれの場合もシンポジウム講演論文集が含まれています)
なお、今年から講演論文集はPDFデータの配布のみとします。
論文投稿をして頂く方も,論文1編の投稿申し込みにつき同額の参加費を論文毎にお支払い頂きます.2編以上の論文投稿の申し込みされた方は,申し込みの数と同数の参加申し込みをお願いします.
ただし,若手研究者と若手技術者の論文発表の促進を目的として,以下の条件をすべて満たす場合には2編目以降の参加費を半額とします.
・橋梁等の対地震シンポジウム開催年の4月1日23:59時点において満40歳以下(1984年4月2日以降が誕生日)の個人会員であること.正会員に限り、学生会員は認めない.
・全ての投稿論文で第一著者であること.
※講演申込時に第一著者であった論文が,論文投稿時に変更になった場合はその差額をお支払いいただきます.
例:満40歳以下の正会員が同一の第一著者として3編の論文を投稿した場合の参加費は,¥10,000円/編+2編×¥10,000円/編×0.5(割引率)=¥20,000円
申込方法:
講演の申し込みはこちらからお願いします。講演申し込みに合わせ、参加申し込みもお願いします。
聴講の申し込みは本部主催の行事申込(準備でき次第開設予定)よりお願いします。
募集のテーマ:①近年の地震による被害の分析,②地震直後の応急対応・復旧対応,③地震活動度および地震危険度,④地震動および地盤特性,⑤土の動的性質と地盤の安定性,⑥地盤−構造物系の相互作用,⑦構造物と構造要素の実験,⑧構造物の地震応答・解析手法,⑨免震・制震,⑩対地震構造計画・設計,⑪既設構造物の対地震診断・対地震補強,⑫地震リスクマネジメント,⑬津波の影響,⑭構造部材の劣化と耐震性,⑮危機耐性,⑯新素材・新材料・新技術を活用した対地震技術,⑰その他
講演申込締切日:2026年5月31日
講演申し込み締切後、論文投稿を待たずにシンポジウムのプログラム編成作業を行い、早めにプログラムを公開する予定です。
論文提出方法:
後日開設するフォームより投稿をお願いします。
論文書式はこちら.
第28回以前の書式は用いず,必ず第29回の書式をダウンロードして使用して下さい.
原稿は1編最大8ページとします.論文中の図表はカラーも使用可能です.
なお,論文原本のPDFへの変換についてですが,文字化け等を防ぐため,PDF作成の手引きをご確認頂いた上で変換願います.
英文の場合は、土木学会論文集の英文書式を使用して作成いただき、提出ください.
If the paper is English, please submit using the format for Jornal of JSCE.
論文提出期限:2026年6月19日
講演プログラム:講演申し込み後、プログラム編成完了次第すぐにプログラムを公開します。
講演方法:講演論文1編に関して,発表時間10分,質疑応答5分を目安にしていますが,進行は全て座長の判断に従って下さい.
CPD登録:土木学会認定CPDプログラム申請予定
注意事項:
1) 発表当日に発熱症状等の体調に不安のある方は,リモートで参加下さい.
2) 対面での発表者は,原則として,土木学会の発表会場に設置されたPCを使用して発表して下さい.セッション開始前に,当該PCにファイルを入れて,動作確認までを済ませて下さい.
問い合わせ先:
土木学会・事務局研究事業課 佐々木
ssk"at"jsce.or.jp ("at"を@に変えて下さい)
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
2025年1月の埼玉県八潮市での道路陥没事故を受けて、土木学会では、第112代会長佐々木葉によるメッセージ発信と検討会を設置しました。ラジオではこの「インフラ自分ごと検討会」メンバーが語ります。土木の専門家をはじめ幅広いみなさんが、インフラの問題を「自分ごと」として考えるきっかけとなることを期待しています。
番組はスマートフォンのアプリからもご聴取いただけます。ぜひ番組をフォローして、お聴き下さい。
第4回のスピーカーは、小池淳司先生です。
(収録:2026年2月24日(火)土木学会にて)
【スピーカー】
インフラ自分ごと検討会 委員/神戸大学大学院工学研究科 教授 小池 淳司
新着・お知らせ自分ごとラジオ(2026.4.30)事前参加受付を終了いたしました。
(2026.4.16)ポスターを掲載いたしました。
(2026.4.15)CPD認定番号と単位を掲載いたしました。
あの素晴らしい土木技術をもう一度
第125回土木学会イブニングシアター 昭和100年と土木 土木映像でたどる日本の発展史多数のご来場、誠にありがとうございました。
昨年2025年は、昭和元年(1926年)から数えてちょうど100年にあたる節目の年でした。2026年のイブニングシアターでは、昭和からの100年間で取り組まれたプロジェクトを振り返ります。
土木技術映像委員会では、土木学会が所蔵する貴重な記録映像を通じて、土木がどのように国土を築き、社会を支えてきたのかを振り返る「昭和100年と土木」シリーズを立ち上げました。本シリーズでは、昭和初期から令和に至るまでの代表的な土木プロジェクトを時代区分ごとに紹介していく予定です。
今回は、その第2弾として「戦後から昭和30年代」に焦点を当て、当時の技術と現場を記録した映像3作品を上映します。
みなさまのご来場を心よりお待ちしています。
■詳細
18:20 開会挨拶・上映作品紹介
18:30 上映「地熱に挑む-新黒三発電所建設工事記録-」
19:00 上映「日比谷279米 地下鉄工事記録」
20:00 上映「伊勢湾台風災害復旧工事 国道一号線蟹江~弥冨間 水没道路嵩上工事記録」
20:30 閉会
■参加申込方法
「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2026年5月8日(金)17:00
※定員に達した場合、〆切前に受付を終了する場合がございます。
事前参加受付を終了いたしました。
■参加方法
「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※会場での当日参加受付は行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。
■ご注意
■お問い合わせ先
図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596
上映作品
※各社名は制作当時のものです。
地熱に挑む-新黒三発電所建設工事記録-
企画:大成建設
制作:日本映画新社
1963年 23分
新黒部川第三発電所の導水路トンネル建設工事を記録した映像作品です。地熱により最大160度を超える高熱岩盤を掘削する工事で、吹き出す高熱蒸気、輻射熱、有毒ガス等の過酷な環境に挑みながら、懸命に作業する職員や作業員の方々の苦労とトンネル貫通時の感動が映像から伝わる作品です。
日比谷279米 地下鉄工事記録
企画:間組
制作:英映画社
1964年頃 55分
本作品は、東京メトロ日比谷線・日比谷駅の建設風景を記録した映像です。1964年(昭和39年)の東京オリンピック開催に向け、銀座・日比谷という都心繁華街の地下で、約2年という短期間で工事が進められました。路下式潜函工法と開削工法を組み合わせた、当時としては画期的な施工により完成した、大規模な都市土木工事の様子が紹介されています。
伊勢湾台風災害復旧工事 国道一号線蟹江~弥冨間 水没道路嵩上工事記録
企画:日本鋪道
制作:建設省中部地方建設局,日本鋪道[製作]
1963年 25分
本作品は、昭和34年9月に伊勢湾台風で水没した国道一号(蟹江~弥富間・約5.1km)の緊急嵩上工事を記録した映像です。限られた時間の中で進められた復旧工事では、周辺地域への影響を抑える工夫や、新たに開発された重機の稼働にも耐えられるドラム缶による「のり止め工法」などが紹介されています。昭和34年当時の様子を伝える、貴重なカラー映像です。
新着・お知らせ
原子力土木委員会幹事団
1.講演会開催情報
日時:2026年3月19日(木)9:00-10:30
場所:オンライン開催(Zoomウェビナー)
講師:Curtis L. Smith教授(マサチューセッツ工科大学)
演題:"Computational Risk Assessment Research and Development Activities in the U.S. "
「米国におけるシミュレーションに基づくリスク評価(CRA)研究開発」
概要:確率論的信頼性評価およびリスク評価手法に関する継続的な研究は、これまで多くの工学分野において実務水準を大きく押し上げてきた。本講演では、物理に基づくモデルと確率論的定量化手法を統合することで、リスク情報に基づく意思決定を支援する次世代の信頼性・リスク評価手法およびツールを構築するための技術について概説する。
物理モデルと確率論をシミュレーションの枠組みの中で統合することにより、「シミュレーションに基づくリスク評価(Computational Risk Assessment:CRA)」と呼ばれるアプローチに基づく予測が可能となる。CRAは、今後の信頼性評価およびリスク評価手法の技術的基盤となるものである。この新たなアプローチを必要とする背景には、時間的要因(タイミングの問題)、空間的要因(位置・分布の問題)、力学的要因(物理現象の問題)、およびトポロジー的要因(複雑性の問題)が挙げられる。現象論的モデルと確率論的定量化を直接結びつけることで、パラメータおよびモデルの双方に対する高度な不確定性解析を実施することが可能となる。これらの先進的な手法およびツールは、工学的安全性およびリスク評価において現実感を高めるだけでなく、設計および運用においてリスク情報活用型の工学的フレームワークを提供するという点で、より大きな意義を持つ。
本講演では、リスク評価の背景およびリスク情報の活用を簡単に解説するとともに、米国における現在の研究開発の取り組みを紹介し、さらに将来的な応用や先進的手法・ツールの展望について議論する。
参加申込者数:116名
2.講演会概要
本講演会では、マサチューセッツ工科大学(MIT)の Curtis L. Smith 教授を講師として迎え、米国における**計算論的リスク評価(Computational Risk Assessment:CRA)**の研究開発動向について講演が行われた。 講演では、従来の確率論的リスク評価(PRA)の歴史的背景を整理した上で、近年の計算機性能の飛躍的向上や物理シミュレーション技術の進展を踏まえた、次世代のリスク評価の考え方として CRA が紹介された。 前半では、リスク評価の基本的枠組みとして「何が起こり得るか」「どの程度の頻度で起こるか」「起きた場合の影響は何か」という考え方が示され、従来の PRA が事前に定義したシナリオに基づく手法であるのに対し、CRA では事故や外乱の進展を時間・空間・物理挙動を考慮しながら動的に捉える点が特徴であることが説明された。CRA は単なる PRA の高精度化ではなく、物理モデルと確率論的評価を統合することで、より現実的なリスク理解を可能にする枠組みであることが強調された。 後半では、洪水や地震といった外部ハザードを対象としたシミュレーション事例や、時間依存的な状態変化を考慮した動的リスク評価手法が紹介された。また、炉心損傷頻度(CDF)といった従来指標に加え、対応可能時間(coping time)やトリップ頻度などの安全余裕を直接評価できる点が、設計・運用上の意思決定に有用であることが示された。 さらに、AI・機械学習の活用可能性や、解析結果の信頼性・説明性をどのように確保するかといった課題にも言及され、「計算できること」だけでなく「結果をどのように信頼し、説明するか」が重要になるとの認識が示された。これらは「トラスト・エンジニアリング(信頼の工学)」という考え方として位置づけられ、CRA の今後の発展における重要な視点として紹介された。 本講演を通じて、CRA を従来の PRA を置き換える手法としてではなく、既存手法を補完・発展させ、設計・運用・規制判断をより良く支えるための工学的枠組みとして活用していくという考え方が共有された。
3. 質疑応答(概要)質疑応答では、
・計算論的リスク評価(CRA)の規制への適用可能性
・従来の PRA と比較した不確かさの取り扱い
・CRA を設計・運用にどのように活用できるか
・解析結果の可視化やリスクコミュニケーションへの有効性
といった点に関して質問がなされ、これらについて意見交換が行われた。
本講演会は、原子力分野における最新のリスク評価手法の動向を共有するとともに、土木・防災・インフラ分野における今後のリスク評価や設計・運用の在り方を考える上で、有意義な機会となった。
写真1 オンライン(zoom)での講演会の様子
写真2 資料を用いたご講演の様子
以上
委員会からのお知らせ新着・お知らせ 添付サイズ 20260319_原子力土木委員会公開講演会実施報告.pdf727.48 KB兵庫県立東播工業高等学校
60回生 3年生土木科 中島 啓吾
私が土木科に入った理由は、普通科目の勉強が苦手で中学校の担任の先生工業高校を勧められたのがきっかけでした。工業という未知の領域を一から学ぶため、スタートラインが周りの生徒と同じだということを教えて頂きました。私は小学校の頃から勉強が苦手で中学校でもその延長線どころか段々と難しくなって、当時は勉強に実が入らなくなってしまいました。しかし、図画工作など何かを造ることにはとても興味がありました。だから中学校の先生も私に工業高校を勧めてくれたのではないかと今更ながら気付きました。
いざ入学してみると、とんでもないところに足を踏み入れたことに驚きました。座学の基礎基本だけでも覚えることが山のようにあり、苦戦しました。特に測量では、私が苦手な中学数学や高校数学だけでなく、地理の知識も必要となるため混乱してしまいました。計算の公式だけでもかなりの種類があり、私は何を勉強したらいいのか分からなくなる程でした。実習では、専門機器の名称のみならず扱い方も正しくマスターしておかなければならないため、入学したてはとにかく覚えることが多く大変だったことが思い出されます。ですが、コツコツと理論と実践を積み重ねていき時間をかけることで、3年間を通して私はかなりの成長を遂げることが出来ました。まず大きな成長と言えるのが2級土木施工管理技士補の合格です。施工管理技士やリーダーを育てるという本校の目標の土台となる資格を取得することができました。それだけでなく、専門科目では必ずクラスの上位に入るほど専門科目が得意になりました。
さらに私は、「科学の祭典」というイベントに展示側として参加する機会を与えられました。過去に製作した治水模型を使用し、大雨が降った際に起こる被害をテーマに来場した方々にわかりやすく説明しました。「総合治水」といわれる田んぼや駐車場などの地下空間を利用し、流れてくる水を「流す」のではなく一時的に「溜めておく」という兵庫県ならではの対策を、「している」区画「していない」区画で分けてどのような差があるのかを、地域に住んでいる子供達とふれ合いながら楽しく実験していきました。
私は本校の土木科に入学して本当に良かったと感じています。本校に入学し、私は工業高校の教員という将来の夢を見つけることが出来ました。その将来の夢を実現のものとするため、大阪産業大学 建築・環境デザイン学部へ進学することが決定しました。高校の先生へ恩返しする為にも、必ず将来の夢を実現させます。土木は本当に人のためになるものなので、何かしらの形で人の役に立ちたいと考えている人がいたら土木科を選択することを推奨します。土木とは「縁の下の力持ち」と言われることもありますが、絶対に欠かせないものです。重要性に気付くことができると、より楽しく勉強できると思います。
兵庫県立東播工業高等学校
60回生 3年生土木科 井上 斗睦
東播工業高校土木科に入学してからの3年間は、私にとってとても意義のあった時間でした。1年生の頃は、勉強についていけるか不安の連続でした。特に専門教科は、用語や複雑な計算が多く、最初はとても難しく感じていました。しかし、授業を受けていくにつれ、先生方のわかりやすい説明のおかげで、少しずつ授業の内容が理解できるようになっていきました。座学で学んだことを実習で実践してみることで、「なるほど、こういうことか」と納得できる場面も増えていき、授業への理解を深めていくことが出来ました。また、資格取得に向けた勉強では、土木科の先生が放課後遅くまで丁寧におしえてくださり、分からないところもすぐに質問できる環境のおかげで合格へつながったと思います。
実習では、クラスの人と協力しながら作業を進める必要があり、コミュニケーションを取ることが大切だと思いました。3年生の時には、実習の一環で小学校へ出前授業に行き、児童へ「土木とは何か」をテーマに土木の重要性や楽しさを知ってもらうための様々な試みにチャレンジしました。まず、クイズ形式で土木構造物の名前を当ててもらい、人々の生活や命を守るものだと教えました。次に重機シュミレーターで重機の基本操作をゲーム感覚で体験してもらい、操作を教えながらタイムを競って楽しんでもらいました。他には、体育館でトイドローンを用いてのドローンサッカーというゲームも紹介しました。その後も児童からの積極的に冷や汗をかく場面もありましたが、私自身も色々なことを学んでもらいました。私としても教える楽しさや難しさを体験でき、貴重な経験となりました。
担任の先生には普段の学校生活や進路についても相談に乗っていただき、不安な気持ちを支えてもらいました。一般企業への内定も決まり、卒業後も土木に関わる仕事に就く予定なので高校で学んだことを仕事に活かしていきたいです。この3年間で学んだことや先生方への感謝の気持ちも忘れず、社会に出ても努力し続けていきたいです。
新着・お知らせ新着情報愛知県立岡崎工科高等学校
都市工学科 3年 松尾 一輝
私は、ものづくりへの興味から道路、橋、トンネル、ダムなどの構造物の建設や維持管理に携わる土木分野を学びたいと思い、工科高校の都市工学科に進学しました。岡崎工科高校では設備が整っているだけでなく、社会経験豊富な先生方が多く在籍しており、現場で求められる知識や能力を実践的に教えていただけます。授業中にわからないことがあっても寄り添って教えてくださるので、不安を感じず学び続けることができ、資格取得や試験勉強もクラス全体で支え合う雰囲気の中で取り組めています。
授業では、測量、構造計算、施工などを学び、企業の方々による出前授業では、GNSS測量や杭ナビなどの最新技術にも触れる機会がありました。実際に機器を操作する体験を通して最先端技術の仕組みや現場での活用方法についてより深く理解することができました。さらに、職人の方々から直接技術や知識を教わることで、現場の雰囲気や仕事に対する姿勢を学び、仕事への具体的なイメージをもてるようになりました。 学びを深めるにつれ、建設業の重要性を強く感じるようになりました。
交通インフラの整備によって医療・福祉・教育が発展し、人々の生活が豊かになることに気づきました。道路や橋が人と人との交流を生み、新しい価値観に触れるきっかけにもなります。また、災害時にはいち早く復旧作業に向かい、地域の安全を支える姿を知ることで、建設業が人々の生活に不可欠な仕事であることを実感しました。また、構造物が地図に残るという点に、深い感動と誇りを感じました。こうした仕事に携わることは、自分自身が社会の一部であるという実感と、自分の地域に貢献できる喜びを感じられるものだと思います。
建設業には2つの大きな課題があります。1つ目は、少子高齢化に伴う人手不足の問題です。近年、日本全体で進行する少子高齢化により、若年層の労働人口が減少しており、建設業でも人材確保が困難になっています。2つ目は、従業員の高齢化が進んでいることです。建設業に従事する人の多くが高齢者となっており、世代交代や技術の継承、安全管理などに課題が生じています。こうした課題に対し、ドローンやレーザースキャナーなどのICT技術が導入されることで、従来よりも少ない人員での施工が可能となり、作業の効率化が進みました。また、機械の導入によって、これまで熟練の技術が必要だった作業も、安全かつスムーズに行えるようになり、若手でも早く現場で活躍できるようになりました。人件費の削減により、1人当たりの給料も高くなり、やりがいを持って働ける環境が整っています。ICT技術の発展は、危険作業の負担軽減や安全性の向上にも貢献しています。週休二日制の導入によって、働きやすさやワークライフバランスも改善され、若い世代にとって魅力的な業界へと変化しています。さらに、地域と深く関わる仕事だからこそ、近年ではSDGsへの取り組みや環境への配慮も積極的に行われており、社会貢献性の高い職業だと感じています。
建設業は「持続可能な社会の形成」にも大きく関わっており、未来への責任を背負う職業でもあります。こうした側面からも、若者が希望を持って働ける業界としての価値は高まっていると感じます。このように建設業は「きつい・汚い・危険」という旧3Kのイメージから、「給料が良い・休暇が取れる・希望が持てる」という新3Kへと変化を遂げています。新3Kの実現は、業界の発展と働く人々の幸福の向上に大きく繋がっています。土木においてICT技術の重要性は高く、ここ10年ほどで急速に進化しています。だからこそ、基礎をしっかり学び、社会に出てからも応用力を磨き続ける姿勢が求められていると感じます。また、技術革新に追いつき、柔軟に対応できる力こそが、これからの時代に必要とされる人材の条件であると実感しています。将来的には、AIなどの技術を活用し、現場に行かずとも施工が可能となり、建設機械の自動化や遠隔化によって危険が減少し、社員の働きやすさもさらに向上する時代がやってくると思います。しかし、ただ時代の進化を待つのではなく、私たちは先人たちの技術と志を受け継ぎ、新しい技術を身につけ、次の世代へ技術を伝えていく責任があります。建設業に寄せられている「信頼」を守るためにも、1つの失敗でその信頼を失わないよう、日々学び続ける姿勢と真剣な気持ちが欠かせません。そのためには、人との繋がりを大切にする力、コミュニケーション能力が不可欠です。先人の経験や感覚は、単なるマニュアルでは伝わりません。言葉や態度、現場でのやり取りを通じてこそ、本当の技術が継承されると思います。多くの世代の職人や技術者が集まる建設の現場では、円滑な意思疎通と相手への敬意が、信頼と学びを生む大切な要素になります。その力を養うために、ボランティア活動などを通して、さまざまな年代と協力する経験を重ね、年代を問わないコミュニケーション力を身につけたいと考えています。コミュニケーション能力は、信頼を築くための土台であり、チームで動く建設の現場においては特に重要な要素です。
これからも人々の信頼を得て、理想のまちづくりを実現するために、私は建設業に携わりたいと思っています。そして、地図に残る仕事だという誇りを持ちながら、多くの人の支えとなれるよう責任を持って働きたいです。岡崎工科高校で学んだ基礎知識を土台に、現場に出てからも学び続ける姿勢を大切にし、最先端技術の扱いに長けた技術者となるだけでなく、コミュニケーション能力も磨いて、人々に信頼される建設業界の担い手となっていきます。私は、これからの日本を支える土木業界の一員として、より良い未来を築いていきたいと強く思っています。
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