2025年7月29日(火)に地下空間研究委員会主催の「夏休み親子現場見学会(東京会場)」が開催されました。
土木広報センターにて見学会の様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。
今回の現場見学会は、東京都中野区の「環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)」の工事で、12組の親子(小学生13名)が参加しました。
本工事は延長約 5.4km、内径12.5mのシールドトンネルで、すでに整備されている白子川地下調節池と神田川・環状七号線地下調節池を連結し、総延長 13.1km の調節池の一部を形成します。
石神井川区間の整備が完了すると、既設の神田川・環状七号線調節池(貯留量 540,000m3)と白子川地下調節池(貯留量 212,000m3)とあわせて、合計約 143 万m3の貯留量を確保することができます。神田川流域、石神井川流域及び白子川流域の複数流域間での貯留量の相互融通により、1 時間あたり 100 mmの局地的かつ短時間の集中豪雨にも効果を発揮します。
当日は、まず東京の水害の歴史や、水害から街を守る設備について学んだり、シールドトンネルについて学びました。その後、現場に移動し、シールド工法で造られたトンネルを見学しました。
現場見学後に、おさらいの勉強や、國學院大學の大門創准教授より地下空間の活用とそのメリットやデメリットについてなど幅広く学びました。
最後には「地下空間こども博士証」がそれぞれ手渡され、みんな無事に修了しました。
参加した子どもたちからは、
実際のトンネルを見て、「大きい!深い!」といった声や、はじめて乗る工事用エレベーターにワクワクする姿が見られました。未来の地下空間の活用について聞かれると、発電施設や道路施設、カラオケ店や住宅の建設などみなさん創造性豊かな意見が出されました。
地下空間研究委員会顧問の酒井喜市郎氏は閉会の挨拶で、
「ぜひ今日の経験を活かして、夏の自由研究などにしてもらえたら。そして将来みなさんの中から土木技術者が出てもらえたら」とコメントしていました。
今回取材した「環状七号線地下調節池」については下記Youtube(東京都建設局公式チャンネル)でも紹介しています。
ぜひご覧ください。
新着・お知らせイベント情報・報告
令和7年度全国大会において,若手構造技術者連絡小委員会の主催で研究討論会を開催する運びとなりましたので,ご案内させていただきます.
日時 :9/8(月) 13:00~15:00
題目 :次世代構造技術者に立ちはだかる壁とは
形式 :Zoomウェビナー
参加方法:配信URLは研究討論会ホームページに掲載予定です.
座長 :三浦 泰人(名古屋大学,小委員会幹事長)
パネリスト :浅本 晋吾(埼玉大学)
宮下 剛(名古屋工業大学)
山口 岳思(NEXCO中日本)
吉澤 陽介(パシフィックコンサルタンツ)
佐々木 智大(大林組)
モデレーター :田村 洋(横浜国立大学,小委員会委員長)
●開催趣旨
将来を担う若手構造技術者を取り巻く環境の変化に着目して,いま若手構造技術者の前にどのような壁が立ちはだかっているのかを明らかにし,如何にその壁を乗り越え進んでいくべきかについて討論します.
●主な内容
若手間の議論で抽出された次の3点について,少し先輩の構造技術者/研究者の方々と立場を超えて意見交換し,その実態や壁を如何に乗り越えるかについて討論します.
A:産学連携を推進しようとするときの研究者-実務者の壁
(若手からの意見)
・組織ごとに求められる成果の姿が異なり,研究者と実務者の目的が異なるため,実務の課題が必ずしも研究者の目的とする先端研究につながるわけではなく,実務者が目的とする即戦力となる研究テーマでない限り研究のための時間や予算を立てることは少ない.
・・・ほか
B:海外展開/海外派遣を推進しようとするときの日本-海外の壁
(若手からの意見)
・完全に研究者と実務者(海外事業担当部門を除く)で方向性が別れている.
・研究者は大学教員評価の導入により国際展開・海外ジャーナルが要求されるので直近の課題として意識が高いが,実務者はそもそもの需要が少ない.
・・・ほか
C:社会情勢の変化による若手ーベテランの考え方のギャップ
(若手からの意見)
・研究者は,大学教員評価により要求内容が変わったため,ベテランと若手の考え方にギャップが生じることがあるが,知識・経験・人脈など教わりたいことは多い.
・実務者は,働き方改革により技術伝承の機会が少ないと感じている.
・・・ほか
異分野間や世代間の連携や今後のあるべき姿について,改めて考えるきっかけになれば幸いです.若手以外の方の参加も大歓迎です.皆さまお誘いあわせの上ご参加ください!
「土木分野におけるICT/DX教育・人材育成のあり方」報告書を公開いたしました
公益社団法人 土木学会
技術推進機構 ICT教育特別委員会
デジタル技術の進化は目覚ましく、建設事業の中でもBIM/CIM、ドローン測量、重機の自動運転等の新しい技術の導入が進むとともに、業務プロセスの改革を促すデジタルトランスフォーメーション(DX)の動きも本格化しています。2024年に国土交通省が発表したi-Construcion2.0では、2040年度を目標に、建設現場のあらゆる生産プロセスをオートメーション化し、高いレベルで省人化、安全確保、働き方改革を進めて魅力ある建設現場を創り出すビジョンを示しています。その実現に向けてICTのより高度な活用が必要不可欠であり、建設事業に携わる土木技術者自身がICTに関する知識・技術を学ぶこと、そして次世代に向けてより高度にICT/DXを展開できる人材を育成していくことが求められています。
このような建設業界でのICTの急速な進展と教育・人材育成のニーズに対して、土木学会では2023年に技術推進機構の下、ICT教育特別委員会を設置し、関連する研究委員会メンバーを含めて産官学が一体となり、建設ICTの知識と教育・人材育成の推進方策の検討を進めてきました。
このたび、これまでの委員会での検討成果に基づき、土木分野におけるICT教育及びさらなるDXを推進するための人材育成のあり方についてとりまとめた報告書を土木学会ホームページにて公開いたしましたのでお知らせいたします。
報告書は、PDF形式でダウンロードできます。
なお、本報告書に関連したシンポジウムを2025年10月15日(水)に開催予定です。詳細につきましては、あらためてお知らせいたします。
【「土木分野におけるICT/DX教育・人材育成のあり方」報告書の章構成】
1.はじめに■ダウンロードはこちら■
・報告書全文(9.85MB)
・報告書概要(スライド)(1.55MB)
新着・お知らせ 添付サイズ Report_ICT_20250728.pdf9.85 MB Outline_ICT_20250728.pdf1.55 MB仕事の風景探訪 事例10(関東支部)【デザインのチカラ】【自然のチカラ】
事業者:新潟県新潟市
所在地:新潟県新潟市北区
取材・執筆・撮影(特記以外):ライター 茂木俊輔
編集担当:福井恒明(法政大学/仕事の風景探訪プロジェクト・関東支局長)
新潟市北区と新潟県新発田市にまたがる福島潟。「潟」とは一般に、砂州によって外海から分離されてできた湖を指す。広さは、越後平野最大の262ha。東京ドーム56個分にあたる。国の天然記念物である渡り鳥のオオヒシクイやスイレン科の希少植物であるオニバスなどの生息地として知られる。
大雨が降ると、潟につながる13本もの河川や水路から水が流れ込む。それを日本海に逃がす放水路が完成する2003年3月までは、一定の限度を超えると、潟につながる河川を氾濫させてきたばかりか、潟の周囲にも水をあふれ出させてきた。豪雨災害の常襲地帯だったのである。
1998年8月の豪雨災害による被災状況。手前は、福島潟に流れ込む折居川流域の集落。奥には福島潟が広がる(写真提供:新潟県)
河川管理者である新潟県は2003年1月、阿賀野川水系新井郷川圏域河川整備計画を策定。30年に1回程度発生する規模の洪水を安全に流下させることを前提に、福島潟の貯水容量を増やし、遊水地としての機能を高める、河川改修事業を打ち出した。
メニューの一つが、潟外への遊水を防止する湖岸堤の整備・かさ上げだ。計画高水位T.P.+1.7mに堤防余裕高1mを見込み、高さはT.P.+2.7m。のり勾配は3割だ。
ところが当時の設計では、湖岸堤が施設利用を分断する区域が生じる。新潟市が福島潟の一角を中心に整備し、指定管理者が管理・運営する「水の公園福島潟」である。自然と文化の情報発信施設「水の駅『ビュー福島潟』」は堤内に残る一方、「自然学習園」、休憩交流施設「潟来亭」、キャンプ場は、堤外に出る。施設利用を分断する湖岸堤の延長は485mに及んだ。
湖岸堤のかさ上げ前。左手の水辺付近が「自然学習園」、右手のヨシ葺き家屋が「潟来亭」、さらに右手がキャンプ場。
「水の駅『ビュー福島潟』」は、左手の道路手前。当初の設計では、この道路沿いに湖岸堤をかさ上げする計画だった(写真提供:新潟県)
分断の問題が浮上したのは、約10年後。湖岸堤の整備・かさ上げを本格化させていく中、県は関係機関や地元町内会の意見・要望を聞く場や設計案を地元住民に対して説明する場を設ける。その過程で、当初案が抱える利用動線上・景観上の問題が指摘されたのである。
「公園利用者は、湖岸堤を乗り越えるため、階段を上り下りしなければなりません。車いす利用者は、スロープへの迂回を強いられます。また堤内の歩道から福島潟を望むと、目の前に屹立した堤防が立ち現れるため、圧迫感や抵抗感を受ける恐れもありました」
当時の事情を語るのは、県新潟地域振興局地域整備部治水課課長の近藤宏樹氏である。「これらの問題を解決しようと、①誰もが堤内外をスムーズに行き来できるようにする②堤防からの圧迫感や抵抗感を和らげる――という方針の下、設計見直しに乗り出しました」。
設計見直しで実現した地域と治水の「共生の風景」複数案を比較検討のうえ採用したのは、築堤法線を堤外側に大きく食い込ませたうえで、横断形状にも変更を加える設計案だ。当初の設計で3割と定めていた横断勾配は堤内外ともに緩やかなものに改め、例えば堤内側は現況地形へのすり付け勾配を下限値で2%に定めた。この2%という勾配は、「建築家のためのランドスケープ設計資料集」(鹿島出版会)を参考に、平坦性を持ちながらも排水性に支障の生じない数値として取り入れたものだ。
湖岸堤のかさ上げ後。正面に見える「潟来亭」の奥を左右に走る通路が、堤防の天端にあたる。
かさ上げ前後の違いは分からないほど利用動線や景観への影響は小さい(写真提供:新潟県)
2015年3月、設計案を見直した区間で湖岸堤のかさ上げ工事が完成。公園利用者は誰もがストレスなく園内を楽しめる。地域と治水の「共生の風景」が広がる。
緩やかな傾斜を持つ湖岸堤の上では、各種のイベントを開催する。左手、踊りの観客が集まっている側が堤内にあたる(写真提供:新潟県)
それが生まれた背景には、3つの「変化」がある。
まず河川法の1997年改正だ。河川管理の目的に「河川環境の整備と保全」が新たに加わり、河川整備計画を定めるときには関係住民の意見を反映させるために必要な措置を講じなければならなくなった。それから10年以上。「湖岸堤の整備・かさ上げを本格化させる段階では、関係住民の意見に耳を傾ける、という方針を徹底していました」と近藤氏は説く。
次に「ビュー福島潟」の1997年開設である。この施設は、新潟市と合併する前の旧豊栄市が整備計画を描いていた「福島潟自然生態園(現水の公園福島潟)」の目玉の一つ。青木淳建築計画事務所(当時、現AS、東京都港区)が建築設計を担当し、1999年日本建築学会賞を受賞した。
湖岸堤越しに堤内を望む。右の建物が、日本建築学会賞を受賞した「水の駅『ビュー福島潟』」。
左手の建物は、無料で利用可能な休憩交流施設「潟来亭」
「意匠面で優れた施設が、目の前に立つ。しかも、利用者も年間10万人程度と多い。県としては景観や利用動線に配慮せざるを得なかったと思います」。そう振り返るのは、「福島潟自然生態園」の整備計画策定に向け旧豊栄市が設置した委員会で長を務めていた新潟大学名誉教授の大熊孝氏。「ビュー福島潟」では、通算5期目の名誉館長に就く。
最後は、湿地としての福島潟への評価の高まりだ。例えば環境省は2001年12月、「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」の一つとして公表した。さらに2010年9月には、ラムサール条約湿地の登録を推進する狙いで条約湿地としての国際基準を満たすと認められる「潜在候補地」の一つとして選定したことを公表した。ラムサール条約とは、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」と訳される取り決め。湿地の保全とともに、その恵みを将来にわたって維持しながらうまく利用していく「ワイズユース(賢明な利用)」という概念を打ち出す。
福島潟に飛来するオオヒシクイ(左)とコハクチョウ。
「水の駅『ビュー福島潟』」副館長兼レンジャーの佐藤安男氏によれば、オオヒシクイの国内最大の越冬地が福島潟という。
潟内には、ヨシで覆われ、中を見通せない島が、複数散在する。
「それらが、警戒心の強いオオヒシクイに塒(ねぐら)としての安心感を抱かせているのではないか、と考えられます」(佐藤氏)
(写真提供:水の駅「ビュー福島潟」)
1990年代後半から2000年代前半にかけて、河川行政にはパラダイムシフトが起こり、福島潟の価値はいっそう高まった。これらの「変化」が、地域の声に耳を傾ける、という県の方針をもたらしたのではないか――。近藤氏や大熊氏は、そう読み解く。
左から、「ビュー福島潟」の佐藤氏、新潟大学名誉教授の大熊氏、新潟県の近藤氏
豪雨時、湖岸堤で潟内に貯めた水は、放水路を通じて日本海に逃がす。
この放水路は、1966年7月と翌67年8月に起きた豪雨災害をきっかけに、建設省(当時)と県が1968年5月に策定した恒久的治水対策に位置付けた。「ところが、1998年8月豪雨で福島潟に流れ込む河川の流域が被害を受けた。そこで、整備を加速化させた経緯があります」(近藤氏)。
福島潟放水路。左手方向が福島潟、右手方向が日本海。
左から右にかけて3本並ぶ橋梁の奥には、潟内の水位を保つために設置するゴム引布製起伏堰が見える
放水路としての造りが、ふるっている。日本海に水を逃がすときは、ポンプではなく、自然流下に頼る。水位を制御するのは、途中2カ所に設置されたゴム引布製起伏堰だ。
平時はゴム堰を2カ所とも起こし、海水の流入を防ぐ一方、放水路周辺の砂丘地の地下水位を維持するため、放水路内の水位を潟内の水位より高いT.P.+0.6~+0.8mに保つ。潟内の水位は、周辺の水田の水はけを良くするため、日本海との間をつなぐ新井郷川の下流にある排水機場で日本海の水位より低いT.P.-0.4m以下に抑えている。豪雨時は、潟内に雨水が集まり、水位が日本海の水位であるT.P.+0.6mを超える。そこで、ゴム堰を2カ所とも倒伏させ、潟内と日本海をつなぐのである。
この放水路が2003年3月に完成を迎えると、県は河川改修事業に乗り出す。湖岸堤の整備・かさ上げのほか、干拓された箇所の一部掘削による潟の再生や潟内の水を放水路に導くための水門の設置などに取り組んできた。事業は終盤に差し掛かり、目下、水門の設置を進める。
左手の福島潟と正面の新井郷川の交点で建設工事の進む水門。
豪雨時は、新井郷川流域の安全を確保するため、水門を閉め、右手の放水路に水を導く
景観上の問題が生じないように、県は水門の設置にも細心の注意を払う。「3本の門柱の間に設置するゲートの色や門柱の上に置くゲート操作台のデザインを、専門家の協力を得ながら検討してきました」と近藤氏は明かす。「土木構造物のデザインは、地域になじむものでないと。河川改修事業の中で景観面に配慮した湖岸堤のかさ上げは、土木学会デザイン賞2016で奨励賞を受賞しました。水門についても、ヘタなものはできないはずですよ」と大熊氏はくぎを刺す。
近藤氏によれば、放水路の完成以降、福島潟周辺での大きな浸水被害は見られないという。これまでの取り組みで、一定の治水安全度は確保された。
河川行政の立場で近藤氏が心掛けてきたのは、地域の声に耳を傾けることという。「地域住民をはじめとする関係者とコミュニケーションを取ることが、河川行政を進めていくうえで何よりも役立ちます。互いに納得できる落しどころを探ることこそ、私たちの仕事です」。
地域の声に耳を傾けることは、現場を知ることにつながる。それこそ、近藤氏が矜持として胸に秘めてきた点である。「国と向き合うときも、技術者としての誇りを持って、毅然とした態度で臨みなさい――。先輩からはそう教えられてきました。現場を知ることは強みになる。そう確信しています」。
新着・お知らせ2024会長PJ-ひろがる仕事の風景プロジェクト仕事の風景探訪WG
公益社団法人土木学会(会長 池内 幸司)は、7月26日(土)に、『オープンキャンパス土木学会2025』を開催しました。
普段は入ること、見ることのできない土木学会(四谷)の館内を一般開放し、様々な「土木」の体験をすることができる催し、「オープンキャンパス土木学会」。
2025年は7月26日(土)に開催し、314名のお客さまにお越しいただきました。
夏休みの自由研究にもぴったりのコンテンツで、盛況のうちに幕を閉じました。
ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。来年もどうぞご期待ください。
開催の様子
委員会・協力団体の皆さま
【詳細】
■イベント名 『オープンキャンパス土木学会2025』 ■概要 土木学会関係者やその家族、地域の方々、土木分野への進学・就職希望者含め、広く一般の方々を対象に、土木会館を公開し、様々な体験型プログラムや映像などを通じて、「土木」の魅力を伝え、「土木」への関心と理解を深めていただこうとする取組み。 ■日時 2025年7月26日(土)10:30~16:00 ■会場 公益社団法人 土木学会(東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内) ■参加費 無料(申込不要) ■主催 公益社団法人土木学会 土木広報センター 土木の魅力グループ ■共催 公益社団法人土木学会新着・お知らせオープンキャンパス
2.募集の対象
〇インフラメンテナンスプロジェクト賞、インフラメンテナンスチャレンジ賞
…インフラメンテナンスに関する国内外のプロジェクト、取組み
〇インフラメンテナンスエキスパート賞、インフラメンテナンスマイスター賞
…インフラメンテナンスに関する国内外の実務で活躍している個人
3.受賞の主体
個人または団体(土木学会会員資格の有無は問いません)
4.選考の対象および範囲 ★2024年度、2023年度、2022年度と2021年度の各受賞はこちら
賞 名 選考対象および範囲 インフラメンテナンス プロジェクト賞 ・インフラメンテナンスにより地域のインフラの機能維持・向上に顕著な貢献をなし、地域社会の社会・経済・生活の改善に寄与したと認められるプロジェクト(マネジメント、ビジネスモデル、制度設計等に関連する総合的なプロジェクトを含む)インフラメンテナンス チャレンジ賞
・点検・診断、設計、施工・マネジメント等の個別または組合せ技術を駆使し、地域のインフラメンテナンスに寄与した取り組み
・創意工夫によりインフラメンテナンスに対する管理者、市民等ステークホルダーの意識の向上が認められた取り組み(市民協働、人材育成等を含む)
※自治体同士で連携した取組み、自治体と民間で協働した取組み、産官学連携での取組みなども応募対象となります。
提出先URL:https://committees.jsce.or.jp/maintesogo02/node/30
インフラメンテナンス エキスパート賞※
・インフラメンテナンスに関する極めて優れた技術または技能を有し実務において顕著に活躍している個人
提出先URL:https://committees.jsce.or.jp/maintesogo02/node/31
インフラメンテナンス 実践研究論文賞 など
・インフラメンテナンス実践研究論文集の募集案内を参照ください※インフラメンテナンスエキスパート賞、インフラメンテナンスマイスター賞の歴代受賞者については、「インフラメンテナンス・エキスパート」あるいは「インフラメンテナンス・マイスター」の称号をもつ優れた技術者として土木学会に登録・公表され、メンテナンスに関する問題解決や今後の改善に向け、広く継続的に活躍していただけるよう、制度的枠組みを充実する予定です。
5.応募の方法
応募は、推薦または自薦とする。
推薦者は、個人(土木学会会員資格の有無は問いません)とする。※実践研究論文集は対象外
6.選考
インフラメンテナンス総合委員会において行う。
7.表彰
「インフラメンテナンスシンポジウム」において行い、賞状、副賞を贈る予定。
8.応募締切期日
2025年11月4日(火)17時必着
9.提出先URL
・インフラメンテナンスプロジェクト賞:https://committees.jsce.or.jp/maintesogo02/node/29
・インフラメンテナンスチャレンジ賞 :https://committees.jsce.or.jp/maintesogo02/node/30
・インフラメンテナンスエキスパート賞・インフラメンテナンスマイスター賞:
https://committees.jsce.or.jp/maintesogo02/node/31
※応募する内容が分かる参考資料はZIP形式で圧縮し、一つのファイルにしてください。
10.問合せ先
土木学会 研究事業課 飯野
TEL:03-3355-3559 / E-mail : maintesogo@ml-jsce.jp
E-Mailでの提出は受け付けていません。上記の「提出先URL」から提出してください。
11.【参考】過去のインフラメンテナンス賞の受賞件数(受賞内容はホームページ等参照)
〇2024年度(https://inframaintenance.jsce.or.jp/hyousyou/announcement4/)
・プロジェクト賞 : 6件
・チャレンジ賞 : 9件
・エキスパート賞 : 9件
・マイスター賞 : 9件
・優秀論文賞 : 10編
〇2023年度(https://inframaintenance.jsce.or.jp/hyousyou/announcement3/)
・プロジェクト賞 : 5件
・チャレンジ賞 : 9件
・エキスパート賞 :10件
・マイスター賞 : 16件
・優秀論文賞 : 6編
○2022年度(https://inframaintenance.jsce.or.jp/hyousyou/announcement2/)
・プロジェクト賞 :6件
・チャレンジ賞 :10件
・エキスパート賞 :8件
・マイスター賞 :14件
・特別賞 :1件
・優秀論文賞 :6編
○2021年度(https://inframaintenance.jsce.or.jp/hyousyou/announcement1/)
・プロジェクト賞 :15件
・チャレンジ賞 :10件
・エキスパート賞 : 4件
・マイスター賞 : 3件
・特別賞 :2件
・優秀論文賞 :6編
新着・お知らせ
50回目の節目となる土木情報学シンポジウムの開催を記念して、下記の通り
土木情報学に関する特別講演及び交流会を開催いたします。
記
■ 開催日 : 2025年9月25日(木)(シンポジウム1日目)
■ 時 間 : 特別講演 15:00~17:00
交流会 17:30~19:00
■ 場 所 : 土木学会 土木会館(東京・四谷)
■ テーマ : インフラメンテナンスにおけるAIの活用
■ 講演タイトルならびに登壇者
① 「AIを活用した埋設管路劣化診断技術」
Fracta Japan 株式会社 日本カントリーマネージャーCOO 井原 正晶 様
② 「インフラ点検への三次元データ活用の有効性(仮)」
CalTa 株式会社 COO 井口 重信 様
③ 「コネクティッドカーデータの活用可能性」
トヨタ自動車 株式会社 コネクティッドデータ基盤開発部 データ事業室 櫻井 新 様
④ 「南紀白浜空港における空港業務のDX化(仮)」
株式会社 オリエンタルコンサルタンツ 中部支社 構造部 伊藤 真章 様
■ 会 費 : 特別講演 無料
交流会 一般:3,000円、学生(社会人学生を除く):1,000円
交流会の会費は、当日現金にて申し受けます。なお、領収書は発行いたしません。
特別講演のみの参加申込 → こちら ※シンポジウムに申し込みされた方は改めて特別講演の申し込みをする必要はありません。
交流会の参加申込 → こちら
皆さまの奮ってのご参加をお待ち申し上げます。
新着・お知らせ
土木学会地球環境委員会では恒例の地球環境シンポジウムを9月24日(水),9月25日(木),9月26日(金)に鳥取大学で開催いたします.
論文発表,研究報告に多数の応募を頂いており,地球環境問題に関する幅広い分野からの発表が予定されています.
みなさま,奮ってご参加ください.
記
1.主 催 :公益社団法人 土木学会 地球環境委員会
共 催 :国立大学法人 鳥取大学
後 援 :公益社団法人 土木学会 環境システム委員会
2.日 時 :2025年9月24日(水),25日(木),26日(金)
3.会 場 : 鳥取大学 鳥取キャンパス
4.プログラム : 詳細や最新情報は下記の地球環境委員会ホームページもご覧下さい.
プログラムはこちら(工事中)
一般公開シンポジウムの案内はこちら(工事中)
5.参加費 : 一般(会 員):11,000円(税込、事前参加申込の場合)
一般(非会員):13,200円(税込、事前参加申込の場合)
学生: 0円
注:当日参加受付の場合,それぞれ1,100円(税込)が加算されます。(学生除く)
締切日以降の事前受付はいたしません。行事当日に会場にて参加申込をして下さい。
※会場でもwebからの申込案内になります(クレジットカード決済)。現金支払はございませんのでご注意ください。
6.定員:200名
7.申込方法: 土木学会の行事申込画面へアクセスし,指示に従って必要事項の入力をしてお申込下さい。
決済完了後のキャンセル及び変更はできませんのでご注意ください。
8.事前申込締切日: 【クレジットカード決済】2025年9月17日(水)17:00
【コンビニ決済】2025年9月10日(水)17:00
9.研究発表について:
発表時間: 研究論文は10分(発表)+5分(質疑,交代含む),研究報告は7分(発表)+3分(質疑,交代含む)です.
発表に用いるノートパソコン(HDMI接続)は発表者がご準備ください.
10.ポスター発表について:
ポスターは,ポスターボードの内径(ポスターが貼れる部分)幅90cmx高さ210cmに合うように 作成してください.
11.CPDについて:
本シンポジウムは土木学会CPD 認定プログラムです.(工事中)
第33回地球環境シンポジウム(1日目)(工事中)
第33回地球環境シンポジウム(2日目)(工事中)
第33回地球環境シンポジウム(3日目)(工事中)
第33回地球環境シンポジウム 一般公開シンポジウム(工事中)
※参加日ごとと一般公開シンポジウムそれぞれに受講証明書が必要です.
CPD受講証明書をご希望の方は必要事項を予め記入した申請書を受付にご持参ください.
申請書類はこちらからダウンロードしてください.所属協会様式の用紙の持参でも問題ございません.
現地での紙の受講証明書配布はございません.後日発行もございませんのでご注意ください.
12.一般公開シンポジウム:
日時:9月25日(水)午後
「地球温暖化時代の流域治水NEXUSアプローチ -地球環境問題のシナジーによる解決を求めて-」
基調講演 IPBESによるネクサス・アセスメント
教授 Diana Mangalagiu 氏(オックスフォード大学)
上席研究員 齊藤 修 氏(地球環境戦略研究機構)
パネルディスカッション
モデレーター:宮本 善和 氏(鳥取大学)
パネラー:
*脱炭素先行地域の取組:鳥取市スマートエネルギータウン推進室
*流域治水と河川環境の定量目標:国交省鳥取河川国道事務所
*鳥取県の河川環境と流域治水:鳥取県県土整備部
*蒜山自然再生の取組:蒜山自然再生協議会
*企業との協働による鳥取の自然再興:(一社)鳥取県地域教育推進局
*自然共生サイトでの『鳥取コウノトリ米』の取組:JA全農とっとり
※終了後,大学内において鳥取の海の幸で懇親会(定員:50名)
13.若手勉強会(+若手懇親会):
2025年9月に鳥取大学にて開催します第33回地球環境シンポジウムの初日9月24日(水) の本大会終了後に
「地球環境シンポジウム 若手勉強会」を開催します.20~30代の若手の発表者および全世代の参加者を募集しております.
目的:発表や議論を通して,学生・研究者の知り合いを増やし,学会の交流・参加体験をより面白いものにすることを目的とします.
発表者には,議論を通じてフィードバックを行います.批判的なコメントではなく疑問やアイデアを議論できる勉強会にしたいと思います.
詳細については,こちらをご覧ください.
14.エクスカーション:
地球環境シンポジウム開催に際して、エクスカーションを実施いたします。
詳細は、こちらのページをご覧ください。※第33回地球環境シンポジウムへの参加者のみご参加いただけます。(工事中)
15.その他
問合せ先:
土木学会 地球環境委員会宛
E-mail: ck-info★ml-jsce.jp ※★を@に変更してください.
第33回地球環境シンポジウム実行小委員会:
委員長 宮本 善和 鳥取大学
副委員長
委員 岩見 麻子 熊本県立大学
委員 山崎 智雄 エックス都市研究所
委員 戸苅 丈仁 鳥取環境大学
委員 鈴木 章弘 北海道大学
委員 池本 敦哉 東北大学
委員 新田 紀明 国土交通省
委員 村尾 修一 鳥取県
委員 藤井 優 鳥取県
委員 酒本 勇一 鳥取県測量設計業協会
委員 平尾 繁和 日本技術士協会
委員 高部 祐剛 鳥取大学
委員 河野 誉仁 鳥取大学
委員 白木 裕斗 名古屋大学
委員 岡 和孝 国立環境研究所
新着・お知らせ