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2025年度セミナー「土木学会による実務者のための耐震設計入門:基礎編」講堂・Web開催のご案内

地震工学委員会 地震防災技術普及小委員会 - 火, 2025-04-22 19:19
行事コード:******   地震防災技術普及小委員会では,主に若手の技術者を対象に耐震設計の体系的かつ本質的な理解を目指した耐震セミナーを1998年より開催し,多数の方に参加頂いています.講師は,耐震設計や耐震工学分野の第一線で活躍する技術者や研究者が担当しており,基礎編,実践編の2回に分けて講義を行います.本年度も下記のセミナーを開催しますので,是非ご参加ください.   第1回 基礎編(今回)  耐震設計の体系・基準変遷,ものの揺れ方,耐震構造計画,耐震設計の基礎知識,地盤の動的性質・応答解析など 第2回 実践編(2025年11~12月頃予定)  設計地震動,地盤の液状化の評価,地中・地上構造物および基礎の耐震設計,耐震診断・耐震補強など   主 催:土木学会(担当:地震工学委員会・地震防災技術普及小委員会) 日 時:2025年 7月 15日(火) 9:00~17:35頃     ※録画映像をセミナー後2週間程度配信予定 場 所:土木学会(東京都新宿区四谷)およびオンライン配信(Zoom) 定 員:会場50名 オンライン100名 参加費:正会員 7,700円 非会員 11,000円 学生会員 2,200円 申し込み:クレジット申込締切:7月 8日 17時  コンビニ申込締切:7月 1日 17時      http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp      ※会場参加(対面)希望の方は,参加費支払い完了後に届く「参加券メール」に記載のWEBフォームより登録下さい.申込締切前でも定員数に達し次第受付を終了させて頂きます. テキスト:別売「実務に役に立つ耐震設計入門 2022年改訂版」                        https://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=3311 プログラム:下記参照. プログラム 予定時間 講師等(所属) 開会挨拶 9:00~9:05 黒田 武大(鹿島建設)WG1主査・幹事 1.耐震設計の体系および基準変遷 9:05~10:20(75分) 木全 宏之(高圧ガス保安協会) 2.ものの揺れ方 10:30~11:50(80分) 和田 一範(鉄道総研) 3.耐震構造計画 12:50~13:40(50分) 武田 篤史(大林組) 4.土木構造物の耐震設計の基礎知識 13:50~14:50(60分) 青地 知也(開発工営社) 5.地盤の動的性質と地盤震動 15:00~16:20(80分) 福武 毅芳(清水建設) 6.地震時の地盤応答と応答解析の基礎知識 16:30~17:30(60分) 眞野 基大(エイト日本技術開発) 閉会挨拶 17:30~17:35 渡辺 和明(大成建設)委員長   CPD :土木学会認定CPDプログラム(申請中)     会場参加(対面)     ・会場にて受講証明書を配布します.ご希望の方は,当日のプログラム終了後,受付でお受け取り下さい.     ・対面参加とZoom参加の両方での申請はできないのでご注意ください.     オンライン参加(Zoom)     ・CPD受講証明書の申請【7月22日(火)17時まで】     ・CPD受講証明書は,以下のすべての要件を満たした方のみに発行致します.      要件1)本行事に参加登録された方      要件2)締切までの間に,CPD受講証明申請アンケートに,正確に回答された方     ・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステム利⽤者は,各団体のルールに沿って,CPD単位の申請をお願い致します.     ・他団体へCPD単位を登録する場合は,その団体の登録のルールに則って行われます.単位が認定されるかどうかは,直接その団体にお問合せください.     ・参加申込頂いた方の代理で参加される場合は,事前に上記参加問合せ先までご連絡願います.ご連絡頂いた方のみ受講証明書の発行を予定しております. その他・注意事項等 ・オンラインで参加される方は,Zoomが利用可能な環境であることを申し込み前に確認下さい.配信映像の録画・録音・再利用等は禁止します.開催日が近づきましたら,配信用アドレスをお送りします. ・講義資料(PDF)は,セミナー開催の前日までにこのHPにアップロードします.無断使用・再配布等は禁止します(不正使用は著作権の侵害等に当たるのでご注意ください).開催日が近づきましたら,パスワードをお送りします. ・当セミナー参加者(現地参加含む)には,復習用に録画映像(vimeoによる配信)をセミナー後2週間程度配信予定です.   ---------- 問合せ先:(公社)土木学会研究事業課 佐々木 TEL:03-3355-3559 E-mail:ssk@jsce.or.jp 新着・お知らせ
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2025年度 建設業の働き方改革に関するシンポジウムを開催いたします

建設マネジメント委員会 - 火, 2025-04-22 15:49

2025年度 建設業の働き方改革に関するシンポジウムを開催いたします。

詳細は、こちら

更新情報新着・お知らせ
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常任委員の募集について

土木情報学委員会 - 月, 2025-04-21 11:20

2025年4月21日
土木学会土木情報学委員会

土木情報学委員会では、「委員会活動を監査・指導」する立場の「常任委員」を募集します。常任委員には年4回開催する本会議に出席いただき、委員会活動全般に対する意見具申のほか、幹事会あるいは小委員会の一つを担当して監査・指導する役割を担っていただくことを基本としています。監査・指導にあたっては、担当組織が開催する会議等に出席することができます(会議出席は必須ではありませんが、監査・指導に必要な情報は入手してください)。なお、担当する組織は、常任委員の意向を踏まえ、委員長が決定します。

■活動概要
・活動内容:本会議への出席、委員会全般ならびに担当組織の監査・指導
・活動期間:2025年6月~2027年5月(2年間:6月本会議を区切りとする)
・会議頻度:本会議(年4回:原則として、6月、9月、12月、3月開催)、幹事会・小委員会等(1~2ヶ月に1回程度:出席は必須ではありません)

■応募要領
・以下の項目を応募書式に記入し、応募先にメールでお送りください。

1. 自薦・他薦の別(他薦の場合は推薦者)
2. 候補者氏名
3. 所属(組織、部署、役職)
4. 連絡先(メールアドレス、電話番号)
5. 経歴、PRなど
6. 希望する担当小委員会(■参考「2025年度の土木情報学委員会の幹事会および小委員会構成(予定)」参照)

・募集人数:20名程度
※常任委員の人数は、設置されている小委員会の数を目安とすることとしていますが、委員長、副委員長、幹事長または小委員長を兼務しないこととしていますので、今回の募集は20名程度とさせていただきます。6月本会議で上述の役職に就任された方を除き、所定の人数となる予定です。

・応募締切:2025年5月15日(木)
・応募先 :応募フォーム(https://forms.office.com/r/Ndcjv46HjZ)

・本件に係る問合せ先:土木学会土木情報学委員会幹事長 上山(ueyama@ctie.co.jp)
・応募フォームに係る問合せ先:土木学会研究事業課 佐々木(ssk@jsce.or.jp)

■審査
・委員会で審査を行い、採否を決定します。
・ご期待に添えない場合もありますが、ご了承ください。
・審査結果は5月下旬までに通知します。

■参考
・2025年度の土木情報学委員会の幹事会および小委員会構成(予定)

組織名称

活動期間

幹事会

常 置

常置小委員会

行事企画小委員会

常 置

論文編集小委員会

常 置

教育企画小委員会

常 置

研究小委員会

災害弱者に向けた情報通信技術を活用した防災・減災技術研究小委員会(第二期)

~2026.5

インフラサービス連携の高度化研究小委員会(第三期)

~2027.5

DTPD研究小委員会(第二期)

~2027.5

Web4.0活用モデル研究小委員会

~2026.5

インフラメンテナンスへのデジタル技術適用研究小委員会

~2027.5

次世代3次元自動設計のあり方研究小委員会(設立予定)

~2027.5

以上

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第215回論説・オピニオン (2025年4月版)を掲載しました。

論説委員会 - 月, 2025-04-21 10:57

第215回論説・オピニオン(1) 出会いの季節に思うこと
        論説委員 鯨岡 史歩 東京都

第215回論説・オピニオン(2) “私の遠回り”を“土木の未来”へ繋げる In.Fでの挑戦
        中部大学 並松 沙樹 

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駅の公共性に「佇むシカケ」をプラス、風景の価値を再構築〜Agawa〜

2024年度会長プロジェクト 土木学会の風景を描くプロジェクト - 木, 2025-04-17 09:03

仕事の風景探訪:事例2【デザインのチカラ】

事業者:(株)hase(ハセ)
所在地:山口県下関市豊北町大字阿川
取材・執筆:土木ライター 三上美絵
編集・撮影(特記以外):山田裕貴(株)Tetor(テトー)

約9割が赤字と言われる日本の地域鉄道。老朽化により取り壊される駅舎も少なくない。駅舎がなくなれば駅に立ち止まる人はいなくなり、ただ電車に乗り降りするだけの通過点になってしまう。そんな中、駅の持つ「公共の場」としてのポテンシャルを引き出すことで再生し、新たな風景を生み出したのが、JR山陰本線の阿川駅の事例だ。プロジェクトの中心人物は、山口県萩市でゲストハウスを経営する(株)hase(ハセ)の塩満直弘代表。生まれ故郷である山口に、新風を吹き込もうとする思いを聞いた。

「何もない田舎」を1軒のカフェが動かす

京都市から日本海沿岸を通って下関市に至るJR山陰本線。全長676kmに及ぶ国内最長のローカル線だ。その終盤に位置する無人駅「阿川駅」の敷地に2020年3月、カフェ「Agawa(アガワ)」がオープンした。

建物は、シンプルな白いフレームの直方体。4面ガラス張りの内部からは、眼の前に停車する1両編成の赤いディーゼル電車や、ホーム越しの田んぼがよく見える。

2023年の豪雨被害による山陰本線の運転取りやめの影響で、現在のところカフェも休業しているものの、それまでは近隣や沿線はもちろん、山陽側からわざわざ山を越えて訪れる人もいるほどの人気スポットになっていた。

「常連になってくれた地元のおじさんが『まさか阿川でクラフトビールが飲めるとは思わなかった』と話すのを聞いて、嬉しかったですね」。アガワを企画し、経営するhase(ハセ)代表の塩満直弘さんは、そう言って微笑む。この場所の出現を機に、何もなかった駅前にいくつかの店もでき、都会からUターンで地元へ戻った若者もいるという。

カフェが一つ生まれただけで、地元の人たち自身が「何もない田舎」と諦めていたこの地が、確かな胎動を始めたのだ。

ガラス張りのカフェスペース。レンタサイクルもある

経営する「萩ゲストハウスruco(ルコ)」でインタビューに応じる塩満直弘さん

ありふれたローカル駅の光景に心を奪われて

塩満さんは2013年から、萩市内で「萩ゲストハウスruco(ルコ)」を経営している。洋室1部屋、和室1部屋、男女混合ドミトリー1部屋の小さな宿だ。まち中を網目のように流れる用水のように、「ながれ(流/リュウ)まじわる(交/コウ)」から名付けたというルコには、SNSや口コミで情報を得た国内外のバックパッカーが訪れ、交流し、旅立っていく。

収支はうまく回り、経営には問題がなかった。しかし、いつしか塩満さんは心に焦燥感を抱えるようになっていた。客のほとんどは、萩を目的地にしているわけではなく、旅の途中でルコに宿泊するに過ぎない。「通過点のままでいる限りは先細りだ、と感じていました」と塩満さんは振り返る。

少しエリアを広げ、萩から1km圏内に複数の交流拠点をつくれば、旅の目的地としての魅力を底上げできるのではないか。そう考えて適地を探し始めたとき、JR山陰本線の特牛(こっとい)駅で偶然出合った光景が、塩満さんの心を奪った。「海沿いの道を走ってきて、駅に車を停めて外へ出たら、ちょうどワンマンのディーゼル車がホームに入って来て、目が釘付けになったんです。ここまで旅情をそそられる光景はめったにない、と思いました」。

萩で生まれ育った塩満さんにとって、山陰本線は子どもの頃から知っている路線だ。ありふれた海沿いのローカル線の駅に、小さな車両が来て停まり、去っていく。そのごく普通の風景の価値が、突如として意識の表層に立ち上り、そのまま深く刻まれた。

だが、自身がそうであったように、誰もがこの風景を顧みることはなかった。放置された風景が無価値化されていくのは世の常だ。「美味しいコーヒーがある」「ビールも飲めて、人と話せる」など何でもいい、もし駅に「佇む理由」があれば、人々がその価値に気づき、風景が再活性化されるのではないか。そう考えた塩満さんは、JR西日本の地域共生部に相談を持ちかけた。

駅の敷地を活用する新たなスキームを模索

地域の小企業が、独自に駅を活用する方法はあるのか。「取り壊す駅舎の跡地に見晴らしのよいカフェをつくる」という塩満さんの提案に興味を持ったJRの担当者たちが、スキームを洗い出してくれた。最も可能性がありそうなのは、JRが自治体に土地を寄付し、自治体がNPOなどに施設運営を委ねる方法で、実績もいくつかあった。ただし、それでは自治体が管理責任を負うことになり、運営の自由度がどの程度になるのかは未知数だ。

検討を重ねた結果、塩満さんの会社であるハセがJRから定期借地契約で駅の敷地を借り、カフェなどの施設を建設・運営することでGOサインが出た。こうして、取り壊し予定リストの上位に挙がっていた阿川駅を舞台にしたプロジェクトがスタート。阿川は、特牛の隣駅で、ほぼ同じ佇まいを持っていた。

旧駅舎を解体・撤去した更地に、JRが待合室を、ハセがカフェと客席のあずまやを、下関市が公衆トイレを整備することになった。駅舎とカフェなどの棟がバラバラに建つのではなく、一体感のあるデザインになるよう、全体の設計をTAKT PROJECT(タクトプロジェクト)代表の吉泉聡さんと建築家の森啓将さんに依頼。キューブ状の既製品のカーポートを三つ置いた施設が完成した。一列に並べるのではなく、少しずつ角度を振っているのは、ホームと棟同士との境界をあえて曖昧にするためだという。

阿川駅周辺は現在、豪雨災害の影響で不通となっているが、以前はJR山陰本線の赤いワンマン電車が走っていた(写真提供:(株)hase)

左から阿川駅の駅舎、カフェ、バーベキュースペース、公衆トイレが並ぶ。中央2棟が「Agawa」だ。駅舎はJR、トイレは市が整備した

阿川駅のホームからは山並みの手前に広がる水田の風景が見渡せる

「幕末の志士を輩出した城下町」だけじゃない、萩を

塩満さんがアガワで実現したかったのは、公園のように、誰もがふらりと訪れて、思い思いの時間を過ごせる快適な「場」をつくることだ。それには、公共性の高い「駅」という場所は、格好の舞台だった。さらに、そうした場を増やすことで、生まれ故郷である萩のまちに新風を吹き込みたいとも考えた。

萩は吉田松陰、高杉晋作、木戸孝允、山縣有朋など幕末の志士を生んだことで知られる長州藩の本拠地。その強烈なイメージは今も色褪せず、地域の人々にとってシビックプライドの核をなすものとなっていた。萩を訪れる旅行者も、多くが史跡巡りを目的としていた。だがその半面、まちの個性がすべて「歴史」という切り口のみに集約されてしまう感も否めない。

かつての塩満さんは、一つの価値観だけが絶対であり、それ以外は認めないような保守的なまちの気配に、閉塞感と生きづらさを感じていた。山口県内の大学に在学中、日本を飛び出し、カナダとアメリカで2年を過ごして帰国。人種も年齢も育った環境も、すべて異なる人々の住む多様なまちで過ごした経験から導き出した答えは、「萩にはもっと選択肢があっていい」という思いだった。「選択肢」とはつまり、多様な価値観を受け入れるふところの広さだ。

「史跡だけじゃない、萩には豊かな自然や美しい風景もある。それを生かせる場所をつくりたい」。東京や鎌倉で働いた後、萩へ戻った塩満さんは、海外で体験したようなさまざまな人が訪れ、交流するゲストハウスを開くつもりでいた。手始めに小さなカフェバーを居抜きで買い取り、店を拠点にして人脈を広げた。

「そんな発想は、ここでは通用しないよ」。最初はそう言っていたまちの人たちも、塩満さんの思いを聞くにつれ、次第に応援してくれるようになっていった。空き家をリノベーションし、ようやくオープンにこぎつけたのが「ルコ」だった。

「内と外、新と旧が入り交じる」という価値観に基づくこれまでにない形態の宿泊施設の登場は、萩という古い城下町に大きなインパクトを与えた。ルコの存在はSNSを通して瞬く間に広まり、地元のキーパーソンたちからも、「萩の潮目が変わった」と言われたという。

「萩ゲストハウスruco」の男女混合ドミトリー(上)と宿泊者以外も利用できるカフェラウンジ(下)(写真提供:(株)hase)

駅や公園の「場の魅力」を増す「小さなまちのkiosk(キオスク)」

店が消え、電車が減り、若者は出て行った。そんな阿川駅周辺でも、アガワの出現はまちに小さくても確かな輝きを放つ灯火となった。塩満さんは「ここ25年くらい、何もかも失くなるいっぽうだったけれど、新しいものが生まれて嬉しい」という近隣の客の声も聞いた。駅という場所の持つ可能性や波及力が話題になり、メディアの取材も受けた。

ところが、オープン間もなくコロナ禍が勃発。完全に計画が狂ってしまった。「つくるまではよくても、その後に1を10にするのが難しいのだと、つくづく思いました」と塩満さんは本音を明かす。

それでも、コロナ対応の国の補助金を活用し、アガワの近くにもう1つのカフェ「UTTAU(ウッタウ)」をオープン。店舗は、1926年(大正15年)に建てられた空き家をリノベーションした。アガワをきっかけに、阿川の住民の方が空き家の仲介などに乗り出し、連携したものだ。苦境に立たされても、塩満さんは着実に布石を打ち続けている。「民間による公共性の高い事業には、もう少し行政の支援があったら、と思います」とも話す。

アガワに付けたキャッチフレーズは「小さなまちのkiosk」。キオスクとは、公園や街頭にある売店や案内所のこと。何かをしてもいいし、何もしなくてもいい。そんな公園や駅の過ごし方に、ちょっとしたアミューズ(お楽しみ)を提供するスポットになれたら、という思いがこもったネーミングだ。萩や萩の周辺にキオスクが増えていくごとに、塩満さんの描く風景も厚みと広がりを増していく。

阿川駅の待合室。ポリカーボネートで5面を囲み、行き交う人の視線や太陽の光が柔らかく通るようにした。椅子の座面には旧駅舎の梁材を再利用している

通路には、古くからの地元の特産品である「石州瓦」の赤みを帯びたかけらが骨材に混ぜ込まれている

旧駅舎のシンボルだった大イチョウもそのまま遺された

「もっともっとやりたいことがいっぱいある」と話す塩満さん

新着・お知らせ2024会長PJ-ひろがる仕事の風景プロジェクト仕事の風景探訪WG
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仕事の風景探訪プロジェクト ニュースレターVol.3

2024年度会長プロジェクト 土木学会の風景を描くプロジェクト - 火, 2025-04-15 20:07

「駅の公共性に「佇むシカケ」をプラス、風景の価値を再構築〜Agawa〜」
【予告記事】

【事例キーワード】
①技術のチカラ、 ②デザインのチカラ、 ③自然のチカラ、 ④コミュニティのチカラ、 ⑤記憶のチカラ

 みなさん、初めまして!WG幹事の山田裕貴(株式会社Tetor/株式会社風景工房)です。

 第1号事例が紹介されたところですが、今回の第2号事例は、山口県下関市にある阿川駅です。
 当事例は、萩市内で萩ゲストハウスruco(ルコ)等を経営する株式会社haseの塩満さんが、自身が考える地域の拠点づくりの1つとして立ち上げたのが、阿川駅「小さなまちのkiosk」です。全国で取り壊しが行われている無人駅のリニューアルですが、今までに見たことがない駅の新しいカタチがここにはあります。
 山口にいる知人に阿川駅の話を聞いて興奮し、その足で見に行き、感動し、こんな新しい駅を生み出した塩満さんの話を一度聞いてみたい、その一心で今回の記事が誕生しています。塩満さんが阿川駅に込めた公共性とは?思いとは?

 今回もライターは、「かわいい土木みつけ旅」でお馴染みの土木ライターの三上美絵さんです。雪降る山陰地方の中、奇跡的に晴天に恵まれた取材、どうぞご期待下さい!

阿川駅とシンボルのイチョウ、背後に続く田園風景

新着・お知らせ 添付サイズ 02expanding-NL03.pdf390.12 KB 2024会長PJ-ひろがる仕事の風景プロジェクト仕事の風景探訪WG
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第24回 木材工学研究発表会 申し込みが始まりました

木材工学委員会 - 月, 2025-04-14 11:29
第24回 木材工学研究発表会の発表申し込みが始まりました。 奮ってご応募くださいますよう、お願いいたします。  
  • 開催日:2025年8月25日(月)、26日(火)
  • 場 所:土木学会講堂(オンラインによる発表および参加も可能)
  • 発表申込締切:2025年6月13日(金)17:00
  詳細はコチラをご覧ください。

新着・お知らせ
カテゴリ: 各委員会サイトのお知らせ

第121回土木学会イブニングシアター

土木技術映像委員会 - 金, 2025-04-11 20:00

あの素晴らしい土木技術をもう一度

第121回土木学会イブニングシアター ≪アニメ×土木≫

 

(2025.4.22)CPD単位を変更いたしました。
(2025.4.21)プログラムを一部変更いたしました。

近年、日本のアニメは世界から注目され、その輸出額は2022年度には1.5兆円を超えたと言われています。
また、アニメを通じて、日本文化に興味が湧いた、日本語を覚えたという海外の方も多数いらっしゃいます。
もはや、日本のアニメは、世界に誇れる文化の一つと言えるでしょう。

そこで、土木技術映像委員会では、「アニメ×土木」というテーマで、一度は見て頂きたい選りすぐりの2作品を上映することと致しました。
また、上映に先立ち、「夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-」の企画・脚本をされた緒方英樹様にご講演頂きます。

皆様のご参加をお待ちしております。

■詳細

  • 日時:2025年5月14日(水)開場18:00 開演18:30
  • 場所:土木学会2階講堂(JR「四ツ谷」駅の四ツ谷口より徒歩3分)
    https://www.jsce.or.jp/contact/map.shtml
  • 主催:土木技術映像委員会
  • 参加費:無料(事前予約必要)
  • プログラム(予定):

18:30    開会挨拶
18:40    講演
    緒方英樹様「夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-」企画・脚本
18:55    上映「夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-」
19:20    上映「未来に向けて~防災を考える~」
20:20    閉会挨拶

  • 土木学会認定CPDプログラム (認定番号:JSCE25-0435 1.7単位)
    【土木学会CPDシステムへのCPD単位登録をご希望の方へ】
    土木学会CPDシステムにログインしQRコードを印刷、またはスマートフォン等で表示させたものを受付のカードリーダーに読み込ませてください。
    詳細はこちらをご覧ください。
    ※従来の磁気カードによる登録はできません。QRコードをお忘れの方は受付にて「受講証明書」をお渡しいたしますので、自己登録をお願いいたします。

    ※施工管理技士会等、個人のCPD記録の登録申請に受講証明書を必要とする団体を利用されている方は、ご自身で建設系CPD協議会の「建設系CPD協議会加盟団体主催CPD申請書・受講証明書」に必要事項をご記入の上、ご持参いただきますようお願いいたします。

■参加申込方法

「事前参加受付フォーム」に必要事項をご入力ください。
〆切:2025年5月9日(金)17:00
※定員に達した場合、〆切前に受付を終了する場合がございます。

事前参加受付を終了いたしました。

■参加方法

「事前参加受付フォーム」より返信したメールを印刷したもの、またはスマートフォン等でメールを直接会場受付にご提示ください。
※会場での当日参加受付は行いません。必ず「事前参加受付フォーム」にて事前にお申し込みください。

■ご注意

  • 施設内ではマスクの着用を推奨いたします。
  • お体の具合が悪い方はご来場をお控えください。
  • 会場への入場前に「検温」「手の消毒」をお願いいたします(ロビー及び会場入り口前にある検温機能付消毒器をご利用ください)。
  • 上映中の撮影、録音、録画はご遠慮ください。
  • 全館禁煙です。近隣に喫煙所はございません。
  • 携帯、スマートフォンは上映中音が鳴らないよう「マナーモード」に設定してください(通話もご遠慮ください)。

■お問い合わせ先

図書館・情報室(担当:高浦) TEL:03-3355-3596

 

 

 

 

ポスター

 

 

 

 上映作品
※各社名は制作当時のものです。

夢は世界をかけめぐる-海外技術協力のパイオニア-

企画:緒方英樹
制作:虫プロダクション株式会社
2014年 21分

国際コンサルティングに道を開いた久保田豊の半生を、アニメーション、記録写真、実写映像を使用して描いた作品です。雄大な阿蘇の麓で育った久保田は、自然を相手に仕事をしたいと考え土木技術の道に進み、ダムを作り発電所の建設こそが世の中を豊かにすると考えるようになり、やがて中朝国境に当時世界最大級のダムを建設する仕事を成功させます。戦後は、経験と技術を活かし事業の相談、設計、計画、調査などを行うコンサルタントを第二の人生に選び、世界各地で建設の指導に当たります。
この作品は、戦前の著名な土木技術者の一人である久保田の活躍と戦後日本の海外協力、コンサルタントの発展も示されています。

未来に向けて~防災を考える~

企画:一般社団法人 東北地域づくり協会
制作:虫プロダクション株式会社
2016年 60分

2011年3月11日に発生した東日本大震災において、津波被害から多くの命を守った二つの地域の逸話を紹介した作品です。一つ目は、明治、昭和の三陸津波で多くの犠牲者が出たことを教訓に、岩手県普代村長が、二度と悲劇を繰り返さないと決意し完成させた、高 さ15メートルを超える防潮堤と水門の話です。二つ目は、「釜石の出来事」です。岩手県釜石市の鵜住居地区は、津波により壊滅状態になりましたが、小学校と中学校にいた児童らは、日頃の防災訓練を実践し、全員無事に避難しました。
この作品は、東日本大震災から得た教訓として「備え」と「避難」の重要性を、分かりやすく若い世代に伝える内容のアニメーション映画になっています。

 

新着・お知らせ
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【告知】土木会館一般公開、「オープンキャンパス土木学会2025」を7/26(土)に開催!!

土木広報センター 市民交流グループ 土木の魅力グループ - 木, 2025-04-10 13:33

 

土木会館一般公開、「オープンキャンパス土木学会2025」を7月26日(土)に開催!!

 

        
(2024年開催の様子)

 

土木会館(東京都新宿区四谷)構内を、学会関係者やその家族、学生だけでなく、広く一般の方々にも公開し、多くの方々に来場いただき、様々な体験型プログラムや学会が保有する史料・映像などを通じて、「土木」への関心と理解を深めていただこうとする取組み、「オープンキャンパス土木学会」。
2025年は、7月26日(土)に開催いたします。
現在、企画を計画中。詳細につきましては、決まり次第、土木学会のホームページ等でお伝えしていきます。

■日時 2025年7月26日(土)10:30~16:00 (予定) ■会場 公益社団法人 土木学会
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内
https://www.jsce.or.jp/contact/map.shtml ■入場 無料(申込不要、どなたでもご来場いただけます) ■主催 公益社団法人土木学会 土木広報センター 土木の魅力グループ 新着・お知らせオープンキャンパス
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「土木i」のアーカイブ化のお知らせ

土木広報センター - 木, 2025-04-10 12:04

平素より「土木i」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

誠に残念ながら、「土木i」は2025年5月末をもってアーカイブ化され、HTML形式の静的ページとして保存する運びとなりました。 
アーカイブ化に至った理由として、本サイトで使用している管理システムのサポートが終了し、アップデートを受けられなくなった結果、セキュリティ上の脆弱性が解消できないリスクが生じたことが挙げられます。

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建設コンサルタントならではの知恵と工夫で酒蔵を再生~瀬戸酒造店~

2024年度会長プロジェクト 土木学会の風景を描くプロジェクト - 水, 2025-04-09 19:29

仕事の風景探訪:事例1【記憶のチカラ】

事業者:(株)オリエンタルコンサルタンツ
所在地:神奈川県足柄上郡開成町
取材・執筆:土木ライター 三上美絵
編集担当:岡田智秀(日本大学/仕事の風景探訪プロジェクト・リーダー)
撮影:岡田智秀(前掲)

2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録され、世界中から注目が集まっている日本の「伝統的酒造り」。オリエンタルコンサルタンツは9年前、神奈川県開成町にある江戸創業の酒蔵を買い取り、子会社化して経営を再建。その立役者が、橋梁技術者だった森隆信さんだ。杜氏の起用から新たな酵母の開発、酒づくり、マーケティングまで、試行錯誤を繰り返しながら取り組んできた。

コンサルティングのつもりが酒蔵の経営者に

まさに「瓢箪から駒」だった。「まさか自分で酒蔵の再生と経営に取り組むとは、思ってもいませんでした」。瀬戸酒造店の社長で、オリエンタルコンサルタンツ地域経営推進事業部副事業部長を兼務する森隆信さんは、2016年当時をそう振り返る。
当時、新規事業開発の一環として地方創生事業を検討していた森さんは、関係者を通じて神奈川県開成町の元町長を紹介される。江戸時代から続く地元の造り酒屋を再生し、地域活性化につなげたいという構想を聞き、コンサルティングの相談を受けることになった。その造り酒屋こそが瀬戸酒造店で、1980年に自家醸造を休止して以降、他所で造った酒の瓶詰め・販売だけを細々と続けている酒店だった。
地方創生に関わる国の補助金を使って、酒蔵を復活できないか。検討を続けたものの、結果として必要資金の全額は賄えず、半分以上は自己資金を投入するしかないと分かった。創業家には、もはやその体力は残っていない。
このまま終わらせてしまうのは、惜しい。交付金の申請書をまとめる段階で、伝統的な日本酒づくりのイロハは学んだ。折しも、和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、「次は日本酒だ」とのムードが盛り上がっていた。開成町は東京にも箱根にも近く、水田が広がり、あぜ道にはあじさいが咲き誇る日本らしいロケーション。インバウンド需要の伸びも見込まれる。

 山裾に水田が広がる開成町の風景。あぜにはあじさいが植えられている

 

「ウチがやると言ったら、どうします?」。森さんの申し出に、瀬戸酒造店のオーナーは一も二もなく同意した。
だが、大変なのはここからだった。役員会にかけると、一様にきょとんとした顔を向けられる。「お前、酒飲めないじゃないか」。その一言が、森さんの心に火を着けた。「酒蔵を経営するのと酒を飲むのと関係あるんですか?と言い返して、後に引けなくなってしまった」。森さんは、そう言って笑う。
役員会で指摘された懸念を議事録に残し、次回に解決策を示す。それを20回繰り返して計画をブラッシュアップし、ようやく親会社の承認を得ることができた。2017年6月、オリエンタルコンサルタンツは瀬戸酒造店の全株式を取得し、子会社化。社長に就任した森さんをはじめ、3人の社員が出向して現地に常駐している。

再生した酒蔵に立つ森隆信さん。後ろに見えるのが、酒米を蒸す甑(こしき)だ

 

ハローワークで杜氏を募集、あじさい酵母で独自の酒造り

 いよいよ現地での開業準備が始まった。全国に造り酒屋が多々あるなかで、オリジナリティを打ち出すにはどうすればよいか。東京農業大学醸造科学科の教授に相談し、建て替え前の古い蔵から採取した「蔵付き酵母」と、開成町の花であるあじさいの「花酵母」で新しい酒を造ることになった。
 問題は杜氏の採用だ。蔵を閉じておよそ40年、以前の杜氏はとうにいない。新規に雇用するにも、高齢化により全体数が減っているうえ、季節雇用が主流であるため、通年製造の新規酒蔵に正社員として入社を希望する杜氏はほとんどいない。各地の杜氏組合に当たったものの見つからず、最後の手段としてハローワークで募集したところ、現在の製造部長である杜氏の小林幸雄さんが応募してきた。
 「新規の蔵で、新しい酒をゼロから造り上げるところに魅力を感じました」と小林さんは話す。それまで和歌山の蔵で働いていたが、家庭の事情で実家に近い関東へ移住したいと希望し、勤め先を探していたところだった。

左から森さん、杜氏の小林幸雄さん

 

 森さんたちは古い蔵を解体し、更地に新たな蔵を建築。醸造設備も一新した。「設備は予想以上に高価でした。小林に何が一番重要かを聞き、甑(こしき=蒸し器)だけはいいものを入れようと。その代わり、他は手作りするなどやりくりしました」と森さんは言う。
 酒蔵のオープンに、酒がなくては話にならない。蔵の工事の間、茅ヶ崎の蔵元の設備を借りて仕込みを行うことになった。2018年3月までに、どうしてもあじさい酵母を使った「零号」の酒を完成させよう――。森さんをはじめスタッフ一同が、このターゲットに向けて心を合わせた。
とはいえ、花酵母を使った醸造は、全員が初めて。「花酵母は力が弱い」と言われていることから、ベテランの小林さんも不安があったという。行けそうだ、と思える決め手になったのは、この土地の「水のよさ」だ。「瀬戸酒造店の井戸水を使って試作した酒は、他所の水道水を使った試作酒よりも断然美味しく、これなら大丈夫だと思いました」と小林さんは太鼓判を押す。
森さん自身、初めてこの地を訪れたとき、最も好ましく思ったのが「水」だった。「まち中を網目のように水路が通り、清流が流れていたのが印象に残っています」と語る。富士山麓と丹沢山系を源流とする酒匂川の伏流水が豊かに流れるこの地には、名酒を生み出す素地があるのだ。

つくばいから溢れる水が、開成町の原風景を象徴している

 

皆の思いが通じたのか、蔵付き酵母もあじさい酵母も、それぞれに力強く個性的な味を醸した。2019年から24年まで連続してフランスの「Kura Master」で受賞したのをはじめ、破竹の勢いで国内外の数々のコンテストで受賞。24年には受賞歴をポイント化して格付けする「世界酒蔵ランキング」で8位に輝いた。

酒蔵の入口には「杉玉」が吊るされていた

完成した麹。出来具合を拡大鏡でチェック

タンクに水と麹、蒸米、酵母、乳酸を入れて酒母を培養した後、麹、蒸米、水を段階的に加え、もろみを仕込む。1カ月ほどかけてじっくり発酵させる

ふつふつと音を立てて発酵するもろみ。甘くよい香りが漂う

瀬戸酒造店の酒はこれまで数々の賞を受賞している

 

古民家とセットの酒蔵見学ツアーがインバウンドに大人気

瀬戸酒造店の創業一族は、江戸時代には代々この地の名主を務めていた。酒蔵の近くに遺された茅葺きの古民家は現在、開成町の所有となり、「あしがり郷瀬戸屋敷」として運用されている。オリエンタルコンサルタンツがこの屋敷の指定管理者となり、インバウンドツアーの誘致と受け入れ、イベントの開催、交流拠点となる直売所およびカフェの計画と運営などを手掛けている。

瀬戸酒造店のオーナー一族だった瀬戸家の住宅。茅葺きの立派な客間と枯山水の庭園を備える。別棟の母屋と土蔵がある。

 

瀬戸屋敷に常駐しているのが、オリエンタルコンサルタンツ関東支社から出向している技師の川口勇作さんだ。入社6年目の若手で、学生時代はコンクリート工学を専攻。交通系の部署にも興味があったが、人と接する仕事がしたいと、新人研修の終わりに地域活性化推進部への配属を希望した。
「田舎の出身なのでここの景色は珍しくないし、酒は好きだけど詳しくはない。特にワクワクする気持ちはありませんでした」。瀬戸屋敷に赴任した当初の正直な感想だ。仕事が面白くなってきたのは、前任者から引き継いで責任ある立場になり、現場を仕切れるようになってから。
ちょうどコロナ禍で地元の「あじさい祭り」が中止になり、農家が祭り用に育てたトウモロコシが行き場を失っていた。「瀬戸屋敷で販売しようと呼びかけて、大成功したことで自信が付きました」と川口さんは話す。今では、週4回年間200回訪れるアメリカからのツアー客を地元のボランティアガイドたちと一緒に楽しませている。

オリエンタルコンサルタンツの川口勇作さん。あしがり郷瀬戸屋敷の運営を担う

和食と日本酒に舌鼓を打つアメリカからのツアー客たち。ツアー会社によるアンケートの結果、年間の顧客満足度が100点満点で88点と、日本国内のツアーとしては極めて高いという

 

もう一人、関東支社から出向で来ている技術主査がいる。森さんが厚い信頼を置き、後継者と目している関詩織さんだ。瀬戸酒造店では総務経理部長を務める。「なぜウチの会社が酒蔵をやるのか。その理由を理解するまでが、じつは一番たいへんでした」と関さんは明かす。
瀬戸酒造店は、橋梁や道路のようなインフラではない。だが、この酒蔵が存在することで、地域の人たちが故郷を誇りに思えるとしたら、広い意味でのインフラと言えるのではないか。すなわち、酒蔵の再生がシビックプライドの一つの要素になり、ひいては地域活性化に結びつく可能性がある。関さんはそこに、自らの問いへの答えを見つけた。

関詩織さん。総務経理部長として瀬戸酒造店の経営を補佐し、あしがり郷瀬戸屋敷の運営にも関与している

 

「この仕事は面白い」。まったくの素人から飛び込んだ世界に魅了されているのは、森さんも同じだ。それまで長い間、技術者として橋梁設計を手掛けてきたが、経験を積むうちに、道路橋示方書に沿った設計の繰り返しに思え、当初に感じた創造の喜びが薄れてきていた。そんなとき新規事業を開発する部署に異動になり、たまたま出合ったのがこの仕事だ。
「酒蔵や古民家の空間プロデュース、日本酒というプロダクトとブランドの立ち上げ、スタッフへの接客指導。そうした全体のマネジメントが、自分にとってはとてもクリエイティブに感じられます」と微笑む。プロセスを計画し、ファクトを積み上げ、検証してフィードバックする。建設コンサルタントとして培った管理手法は、ここでも生かされている。
 例えば、観光客が瀬戸屋敷から瀬戸酒造店へ向かう県道は、かつては狭くて歩くのが危険だった。そこで、町へ歩道整備を要望し、町が県に交渉して歩道整備を前倒しにするなど、行政との連携にも手腕を発揮。そのほか、2025年の町政70周年に向けた記念事業の企画委員や総合計画の見直しの委員会、地方創生の会議でも委員を務めるなど、まちづくりにも貢献している。

 酒蔵の再生に始まった森さんたちの挑戦は、単に酒を造るだけでなく、酒蔵の存在がかつて連綿と果たしてきた「まちのハブ」としての役割の再生にまで広がりつつある。

 

あしがり郷瀬戸屋敷の敷地内の「管理棟」。関さんたちの提案で、「発酵」をテーマにしたカフェにリニューアルした

三輪自動車トゥクトゥクで酒蔵と瀬戸屋敷を行き来する。両者をつなぐ道路は、森さんと行政の連携によって整備された

酒蔵には「やるべき事がやれていなかった 共有ノート」が。PDCAを回して製造工程の改善を図る手法は建設コンサルタントの得意とするところだ

取材に訪れた12月初旬の開成町の風景。冬枯れの田園にも日本らしい趣がある

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第45回地震工学研究発表会 参加申込のお知らせ

地震工学委員会 論文集編集小委員会 - 水, 2025-04-09 15:23
第45回地震工学研究発表会(The 45th JSCE Earthquake Engineering Symposium)   第45回地震工学研究発表会を下記の要領で開催します.「阪神・淡路大震災30年国際ワークショップ」などの特別セッションも予定しています. 9月1日は「阪神・淡路大震災30年国際ワークショップ(International Workshop: 30 Years After the Great Hanshin-Awaji (Kobe) Earthquake)」と題した国際セッションを開催します.一般発表に加え下記の特別講演・基調講演を予定していますので,積極的なご参加・ご投稿をお願いします.
  • Special Lecture: Prof. George Gazatas, National Technical University of Athens
  • Keynote Lecture: Prof. Ioannis Anastasopoulos, ETH Zurich
  • Keynote Lecture: Dr. Yukio Adachi, Hanshin Expressway Co.
多数のご参加をお待ちしております.   発表会の概要
  • 開催日:2025年9月1日(月)〜3日(水)
  • 開催地:兵庫県神戸市(神戸市産業振興センター) および Zoom会議室
  • 主 催:公益社団法人 土木学会 地震工学委員会
  • 後 援:地盤工学会,日本地震工学会(依頼中)
  • 発表形態:口頭発表(対面発表 および オンライン発表) 
  • 土木学会継続教育(CPD)プログラム:準備中

※研究発表会終了後,発表論文(要加筆)に限り,土木学会論文集 / Journal of JSCE の特集号への投稿論文として受付けます.査読を経て採択された和文論文は「土木学会論文集 Vol. 82, No. 13(特集号:地震工学)」に,英文論文は「Journal of JSCE Vol.14, No.2(特集号:英文論文集)」に掲載される予定です.なお,土木学会論文集の通常号と特集号は,Vol.79(2023)から統合されました.詳しくはこちらをご参照ください.
<参考>
・土木学会論文集 80巻, 13号(特集号:地震工学)
・Journal of JSCE Vol.12, No.2(特集号:英文論文集)

 

参加申込み受付と締切 
  • 発表者:発表会の論文を投稿し,参加費を支払って参加を申し込んでください.
  • 聴講者:参加費を支払い,参加を申し込んでください.

    なお,「地震災害の調査報告等に関する特別セッション」のオンライン参加枠を設け,当該セッションに限りオンラインでご参加いただけるよう,現在調整を進めております.詳細については,後日あらためてご案内いたします.

<発表会の論文提出>
「論文投稿ページ(準備中:7/1 OPEN)」から発表会の論文を投稿してください.参加費の支払いを忘れないようにご注意ください.
受付締切 7月21日(月)17時
※発表会の論文は,6ページ以下(1〜2ページで文字だけでも可)です.
※発表会開催後に投稿を受け付ける土木学会論文集特集号の論文(査読あり)は8ページ以上です.査読付き論文の投稿締切は10月31日(金)を予定しています.また,発表会の論文と同じタイトルを用いることはできません.

<参加費の支払い>
「参加費支払いページ(準備中:発表者:7/1 OPEN,聴講者:7/23 OPEN)」から参加費をお支払いください.
受付期間 発表者:7月01日(月)〜7月22日(火)17時(クレジット決済)
     聴講者:7月23日(水)〜8月22日(金)17時(クレジット決済)
※コンビニ決済も可能ですが,参加費支払いの受付締切が1週間早くなりますのでご注意ください(発表者:7月15日,聴講者:8月15日).
※論文の著者で口頭発表をされない方は,聴講者として参加をお申込みください(発表者ではありません).

参加費
  • 発表者(発表と論文集USBメモリ):15,000円(会員・非会員共通)
  • 聴講者(論文集USBメモリ):社会人10,000円,学生6,000円(会員・非会員共通)
    ※研究発表会終了後,土木学会論文集特集号に投稿され,査読を経て採択された際の論文掲載料は,38,500円(12ページ以下の場合.12ページを超える場合は38,500円に加えて超過分につき1ページあたり2,200円を加算)を予定しています.(会員・非会員共通)
  なお,対面とオンラインで同一料金です.台風など不測の事態が発生し,対面参加の予定が,急遽,オンライン参加になった場合も参加費は変わりません.ご了承ください.

 

地震工学研究発表会優秀講演賞(発表会後に掲載します)
  • 特に優れた発表を行った若手研究者,技術者を地震工学研究発表会優秀講演賞として表彰しています.地震工学研究発表会に著者として論文投稿し,かつ口頭発表を行った個人で,発表年度の4月1日時点で満40歳未満の方を対象とします.また,本年度の優秀講演賞受賞者の選考にあたっては,多くの方々に受賞の機会を提供するため,過去の受賞回数も考慮いたしました(最大受賞回数3回).
  • 過去の受賞者はこちらです.

 

発表者への注意事項
  • 論文の投稿に際しては,こちらの「地震工学論文集投稿倫理規定」をご確認いただいてから,投稿してください.
  • 口頭発表は1人につき1回を原則とします.論文の第一著者になる回数に制限はありません.ただし,国際セッション(阪神・淡路大震災30年国際ワークショップ)および令和6年能登半島地震,2025年ミャンマー地震などの被害調査報告や被害分析に関する発表に関しましては,通常の発表とは別でもう1件発表していただけます.
  • 締切後の原稿の差し替えには一切対応しかねますので,十分に内容をご確認いただいてから提出してください.
  オンライン参加者(発表者・聴講者)への注意事項
  • オンラインで聴講される場合は,機材や会場の状況によって,発表者のスライドを鮮明にご覧いただけない場合や,映像や音声が途切れるなどのトラブルが発生する場合がございます.十分な準備は行っておりますが,そのことをご了解いただいた上で,オンラインでの聴講をお申し込みください.
  • Zoom 公式サイトでテスト接続が可能です.開催日前に必ずテストをしてください(Zoom 接続テストページ ).接続に関してご不明なことは Zoom ヘルプセンター等でご確認願います.接続方法についてのご相談はお受けいたしかねます (Zoom ヘルプセンター).
  CPD受講証明書(必要な方のみ)
  • 対面で参加される方:各日午後以降に受付で配布します.
  • オンラインで参加される方:参加された日の証明書をWEB(準備中)で申請してください.10月末頃までに発行予定です.
     
研究発表会の原稿フォーマット
  • 発表会の論文は,6ページ以下(1〜2ページで文字だけでも可)です.発表会開催後に投稿を受け付ける土木学会論文集特集号の論文(査読あり)は8ページ以上です.また,発表会の論文と異なるタイトルを用いてください.
  • 原稿は土木学会論文集のフォーマットを使用して作成してください.フォーマット(http://committees.jsce.or.jp/jjsce/pform).
  • 2022年1月1日より書式が新しくなっていますので,ご注意ください.
  • ただし,参考文献の後に記載する受付日(Received Date)を記載する必要はありません.
  • 投稿できるPDFファイルのサイズは最大4MBです.
  • 本文がコピー&ペーストできる状態にしてください.

 

意見交換会

2日目のセッション終了後に,学術的な交流を目的とした意見交換会の開催を予定しております.お申し込み方法につきましては,後日あらためてご案内いたします.

  • 開催日 :令和7年9月2日(火)
  • 時 間 :18時30分〜20時30分
  • 会 場 :神戸市産業振興センター 10階 レセプションルーム
           
問合せ先

公益社団法人 土木学会 佐々木
Tel : 03-3355-3559
Mail : ssk@jsce.or.jp

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「DTPD研究小委員会」委員募集について

土木情報学委員会 DTPD研究小委員会 - 水, 2025-04-09 10:35

Zoom併用開催なので東京近郊以外の方の参加も大歓迎!

実際に3Dモデルを活用している方々の参加をお待ちしています!

 

■研究の目的

 

DTPD(Digital Technical Product Documentation:デジタル製品技術文書情報)はJIS B 0060 で定義された,3DAモデルを中核として,製品製造に関連する各工程,例えば,解析,試験,製造,品質,サービス,保守等に関する情報が連携した製品製造のためのデジタル形式の文章情報である.

製品をデジタル形式の情報で表現することで,従来に比して更に精度よく,明確に,効率的に,その情報の作成者と使用者との間で要求事項を確実に伝達させることができる.また,製品の研究開発・生産の各プロセス,更に顧客に関わる全てのプロセスにおいて,その情報を活用できるようになる.

本研究では,製造分野で活用されているDTPDに着目し,製造分野の活用事例の調査を通じて,建設分野におけるDTPD適用による有効性や具体例を研究し,それに基づく情報発信を行うものである.

 

■研究の計画

 

  1. 製造分野の活用事例の調査

     (ア)文献調査(第1年度)

3次元設計手順の課題解決と3DAモデル・DTPDによるものづくり現場活用

(イ)現地調査及びヒアリング(第1年度~第2年度)

JEITAやJAMA主催の講演会に参加

  1. 建設分野における3DAモデルとDTPDの現場活用に対する検討(第1年度)
  2. 現場打ボックスカルバートへの出来形検査への適用(第1年度~2年度)
  3. 出来形検査以外のQCDSへの適用(第2年度)
  4. 研究成果の論文執筆(第2年度)
  5. 上記成果の情報発信(第2年度)

 

■活動概要

 

・活動期間:2025年6月~2027年5月(2カ年)

・開催頻度:小委員会は毎月開催予定.

・開催場所:土木学会(東京都新宿区四谷)他.Zoomでの参加も可.

・委員:定員15名程度

・参加条件:①小委員会への出席率70%以上.②自ら研究活動と情報発信が行える方.

・小委員長:城古雅典((有)水都環境)

・副小委員長:栗崎直子(日本電気(株))

・応募締切:2025年5月16日(金)

・応募先:城古宛(joko@mnt-kankyo.com)にメールで御連絡頂けますようお願い致します.

新着・お知らせ 添付サイズ 研究テーマ申請書DTPD研究小委員会(第2期).docx24.03 KB
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「土木業界における幸福感に関するアンケート調査」にご協力をお願いします

建設マネジメント委員会 土木業界におけるウェルビーイング調査研究小委員会 - 火, 2025-04-08 10:43

「土木業界におけるウェルビーイング調査研究小委員会」では、現在土木の仕事に従事する方々の幸福感を高めるための施策提案をめざし、調査研究を行っています。その活動の一環として、様々な立場・役割で土木の仕事に従事する方にインタビューとアンケートを行うことで、幸福感に影響する価値観および現状を把握しようと計画しています。今回実施するアンケートでは、土木従事者が仕事に関してどのような観点を重視しているかを主にお尋ねし、この分析結果を試作提案の根拠とします。

ぜひ、多くの方のご協力をよろしくお願いいたします。

アンケート概要
  1. 形式       Microsoft Formsによる無記名アンケート
  2. 所要時間     約5分
  3. 項目       経験業種、経験年数等の属性情報
             仕事への満足度
             幸福感にかかわる各種項目の重視度    ほか
  4. 回答期限     第一次期限:2025年5月2日(金)
             第二次期限:2025年5月16日(金)
  5. アンケートリンク 土木業界における幸福感に関するアンケート調査【回答時間5分】
             ※回答者のお誕生月によってリンクを変えています
             4月・5月・6月・7月生まれの方 https://forms.office.com/r/K8MxjsKrfW
             8月・9月・10月・11月生まれの方 https://forms.office.com/r/Pjgz3iJubE
             12月・1月・2月・3月生まれの方 https://forms.office.com/r/wheuhk4Ean
調査結果の取扱い
  • アンケートは原則無記名とします。
  • アンケートの結果を踏まえて追加の調査を計画しています。追加調査のため、小委員会からの個別連絡に同意いただける方には、ご連絡先のご記入をお願いいたします。その場合にも回答内容により回答者が不利益を被ることは一切ありません。
  • アンケート結果の一部は、回答者の個人を特定されない形で小委員会のウェブサイトや土木学会全国大会をはじめとした学会イベントで公表する予定です。
 

 

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第60回水工学に関する夏期研修会

水工学委員会 - 火, 2025-04-08 10:04

第60回水工学に関する夏期研修会

水工学の最新の研究成果や実務上の解決策の紹介を行い,河川・水文ならびに海岸・港湾にたずさわる研究者・技術者に情報を提供する非常に有益な研修会です.今回は対面開催いたします.若手技術者ならびに大学院生も,奮って,ご参加ください.

1.主 催―公益社団法人 土木学会(担当:海岸工学委員会、水工学委員会)

2.期 日 ― 2025年8月28日(木)〜8月29日(金)の2日間 (A,Bコース並行開催)

3.会 場 ― 九州大学医学部 百年講堂 (福岡市東区馬出3丁目1番1号)
        ・共通講義   :中ホール1,2
        ・A・Bコース講義:
          Aコース:中ホール1
          Bコース:中ホール2
        会場までのアクセス
        ・地下鉄箱崎線「馬出九大病院前駅」7番出口より徒歩8分 

4.本年のテーマ ―「水工学のパラダイムシフトをもたらす技術・研究」
 ・Aコース(河川・水文)
   講義集のちょっとだけ「なか見」(準備中)
 ・Bコース(海岸・港湾)
   講義集のちょっとだけ「なか見」(準備中)

5.詳細プログラム
      ここをクリックしてプログラムをダウンロードしてください(pdfファイルです).(2025年5月23日掲載)

6.参加・登録方法 ― A,Bコースの2区分で受け付けます.

7.現地参加定員 ― コース 120名   Bコース 120名

8.開催形式 ― 対面+録画によるオンデマンド(1ヶ月程度)

9.受講料 ― 配信サーバー等の準備のため,オンデマンドと現地参加で料金が異なっています.

  • 対面:1コースにつき1名  一般 (社会人)16,000円,学生・院生 10,000円
  • オンデマンド:1コースにつき1名  一般 (社会人)18,000円,学生・院生 12,000円

10.交流会

  • 今年度の夏期研修会では、講師との交流会を企画しております.
    • 各1時間程度(午前講師:昼食時、午後講師:第4講義終了後).
    • 参加費別途必要(昼食もしくは軽食代実費,参加予定者に別途連絡します)
    • 1週間前を過ぎての参加キャンセルはキャンセル代(振込費用も負担いただきます)が必要になります.
    • 参加を希望される方は,"11.申込方法"から申込後に届く"申込み完了のお知らせメール"に記載のMicrosoft Formsより,別途申込ください.

11.申込方法 ― 土木学会ホームページ

  • Aコース
    • 対面:https://www.jsce.or.jp/events/form/2325011
    • オンデマンド:https://www.jsce.or.jp/events/form/2325013
  • Bコース
    • 対面:https://www.jsce.or.jp/events/form/2325012
    • オンデマンド:https://www.jsce.or.jp/events/form/2325014
  • 申し込み期限
    • クレジット払いの場合 2025年8月21日 17:00まで 
    • コンビニ払いの場合  2025年8月14日 17:00まで

12.注意事項・CPDについて
 1) 受講は,お申し込みされた方のみに限定させていただきます.
 2) 講義資料については電子配布とし,冊子体での配布はいたしません.
 3) CPD単位数は両コースとも1日当たり6単位,2日合計12単位(前年度。今年度は申請中)です.1日ごとに受講証明書を発行いたします.
    会場にて受講証明書を配布いたします.当日のプログラムが終了後,受付にて希望者のみに配布をいたします.
    なおオンデマンド受講の方には,所見を提出いただいた後に受講証明書を発行いたします.所見提出フォームは後日ご連絡いたします.

13.お問合せ  水工学夏期研修会 問い合わせ窓口 E-mail:suiko_kakikensyu@jsce.or.jp

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ひろがるインフラWG_インタビュー#1

2024年度会長プロジェクト 土木学会の風景を描くプロジェクト - 月, 2025-04-07 10:59

第112代土木学会・会長特別プロジェクト
「土木学会の風景を描くプロジェクト」ひろがるインフラWG、
起業家へのインタビュー第1回目は、
「株式会社MALME」の高取佑代表に話を聞く。

大手コンサルタント会社出身の高取氏は、ベンチャー企業を経て、
「ドボクをもっとおもしろく」をテーマに2021年に起業した。
3D計測や3Dモデリング、ICT施工といったDX技術に精通した社員を擁し、建設コンサルタント会社や施工会社などに向けてBIM/CIM支援サービスを提供する。
起業の原動力となったのが、「土木の仕事をアップデートすることで
10代、20代の次世代が誇れる土木業界をつくりたい」という熱い思いだ。

起業は育ててもらった土木業界への恩返し

伊藤:「Malme」起業までは、どのようなお仕事をされていたのですか。

高取:最初に就職したのは建設コンサルタント会社です。そこで8年間、様々なことを学びました。起業した一番大きな理由は、育ててもらった土木業界への恩返しがしたいということです。ただ起業前に、土木業界からいったん飛び出そうと試みた時期がありました。 
きっかけは、スウェーデンのマルメ市へのインフラ視察旅行に参加したことです。団長は、中村英夫先生でした。
欧州のインフラ施設を見学しながら、先生が高度成長期における日本のインフラ整備の様々なエピソードを披露する。土木が政治や経済と連携し、社会にダイナミックな役割を果たした時代を知り、「自分たちの世代は同じことができるのだろうか」と落ち込んでしまった。
いったん土木から離れ、新しい技術への挑戦が息づく世界に飛び込もうと思ったのです。

伊藤:そこで、ドローンベンチャーの会社に転職されたのですね。
 
高取:ドローンを駆使し、日本を変えていこうとする意欲に満ちた会社でした。その会社で、ICT施工現場の3D測量や3Dモデルを駆使し、外の世界からドローンを使ったアプローチを土木に対して進める中で、「まだまだ土木にチャンスがあるんじゃないか」と感じたのです。
リスクがあっても起業し、積極的に新技術を採り入れてトライ&エラーを繰り返せば、土木業界は変われるはず──そう確信し、自分に見えてきた景色を実現する会社をつくろうと思いました。
命を燃やせる仕事がしたかったのです。

伊藤:そう思った背景は?
 
高取:きっかけは2つありました。
1つは中学時代に親しい親族を亡くし死生観がガラリと変わったこと。
いつ人生が終わるのかわからないのであれば、毎日、真面目に生きて、物事を考えながら前に進もうと思ったのです。
もう1つは、高校・大学時代にトップを目指して必死に励んだテニス部の活動です。当時のように命を燃やしながら取り組む手段を探すなかで、行き着いたのが会社をつくることでした。

若い人たちが誇れる土木業界へ

伊藤:現在の土木業界に対して感じる課題はありますか。

高取:建設コンサルタントの多くの若手土木技術者は日々、膨大な業務に追われ、疲弊して退職したり、心身の不調を来たしたりする人もいます。
この先、土木業界の高齢化や人材不足はますます深刻化します。
これを補い生産性を向上させるためにも、建設DX化を推し進め、業界全体をアップデートしていきたい。
これから土木の世界に入ってくる10代、20代の人たちが誇れる業界にしたいのです。BIM/CIMの取り組みは、そのためのきっかけに過ぎません。

伊藤:大いに共感します。
「閉塞感漂う土木業界で、どうやって明るい未来を描けばよいのか」という問いに対して僕も、若者が会社を越えて業界の未来を語れる場として、2015年に建設コンサルタンツ協会内で「若手の会」を立ち上げました。
今では全国2000人のネットワークができました。
ところで、MalmeがBIM/CIM支援サービスを提供する顧客はどのようなところが多いですか。

高取:創業当初は建設コンサルタントがほとんどでした。現在は施工会社が増え、7対3ぐらいの割合です。社員も約40人に増えました。
僕は土木をアップデートするカギは、設計だと考えています。
現在、土木の設計業務で使われる構造解析や構造計算のツールは専門性が高く、使いこなすには修練が必要です。
BIM/CIMサービスと並行し、若手技術者が使いやすい設計自動化サービスの開発を進めているところです。

伊藤:それら技術の開発により、公務員などの発注者、ゼネコン、建設コンサルタントの3者間で設計の領域をつなぐプラットフォームが形成されるかもしれないですね。

高取:3者の中で、土木技術者の数が圧倒的に足りないのが発注者です。
現在は発注者支援という形で、建設コンサルタントが設計業務をカバーしていますが、このままだと役所の業務の一部を彼らが担わざるを得なくなる。
将来的に、簡易な設計をゼネコンが担い、より詳細で多角的な検討が必要な設計を建設コンサルタントが担当する形に移行するのではないかと予想しています。
こうした動きをより活性化しスピードを速めるツールとして、紙よりも優位なのがBIM/CIMです。設計者に施工が分かり、施工者に設計が分かり、発注者も設計が理解しやすい──
そんなワンプラットフォームがつくれるのではないでしょうか。

愛される土木構造物を社会に残すために

松井:きちんとした発注者は、背後に住民の意向を携えています。発注者と設計者の気持ちのすり合わせにBIM/CIMが使えるようになったら、すばらしいですね。
ただ、DXが当たり前になっても、結局、大事なのは「思い」とかインフラへの愛(笑)。高取さんには「ドボクを変える」という思いがあるので、とても楽しみです。

伊藤:将来を模索する若者たちに、土木の世界で「こうした道、キャリアの選択肢もある」 と示す高取さんの取り組みは、素晴らしいと思います。

高取:めちゃくちゃうれしいです。
「こういうキャリアの選択肢がある」と提示するのは僕がやりたかったことです。さらにもう1段踏み込んで伝えたいのは、「命を燃やして仕事をしている」ということです。僕はドローンのベンチャー企業に転職し、仕事に向き合いながら魂を燃やす経験をしました。
土木業界を見渡すと、50代、60代の人たちは燃えている。
けれど若者は燃えていないのです。
働き方改革で突き詰めるまで仕事が追えない、目先のタスクに追われて高い理念や使命を忘れてしまうなど、理由はいろいろあると思います。
忙しすぎることで魂を燃やせないのは、すごくかわいそうな気がします。
僕はベンチャー企業に転職し、命を燃やす仕事を自分でつくりだしてきました。そして、起業した今も燃えています。

松井:高取さんの熱い思いを受け取り、わたしたちもエネルギーをいただきました。ありがとうございました。

 


左から、高取氏、伊藤、松井

インタビュー 伊藤 昌明 (株式会社オリエンタルコンサルタンツ)
       松井 幹雄 (大日本ダイヤコンサルタント株式会社)
ライティング 大井 智子

新着・お知らせ2024会長PJ-ひろがる仕事の風景プロジェクトひろがるインフラWG
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【申込フォーム】全国土木弁論大会2025「有馬優杯」弁士募集フォーム

土木広報センター 土木リテラシー促進グループ - 金, 2025-04-04 16:55

【全国土木弁論大会2025「有馬優杯」弁士募集フォーム】

下記申込フォームより、必要事項をご入力の上、お申込くださいますようお願い申し上げます。

■申込について

申込みは本フォームから申込を送信後、土木学会土木広報センターからのお送りする「受付完了メール」の受領をもちまして完了となります。
お申込みをいただいたにもかかわらず、「受付完了メール」が届かない場合は、恐れ入りますが、土木広報センター( cprcenter@jsce.or.jp )までご連絡ください。

弁士の決定(事前審査結果)につきましては、大会事務局より審査後、当落に関わらずメールにてご連絡申し上げます。(5/30(金)の申込締切後、ご連絡いたします。)

■申込期限

2025年5月30日(金)17:00迄

※回答期日を過ぎますと受付いたしかねますので、くれぐれもご注意ください。

■注意事項

以下の記載事項につきまして、ご了承の上お申込みください。
・お申込みに際してお送りいただいた内容のうち、氏名、所属、職業、演題、原稿について、大会パンフレット、WEBサイトなどの当会が運営する公式媒体や、関係機関に提出する書類への掲載等、大会の広報において使用することがございます。
・大会の模様を撮影、録音・録画し、当会が運営する公式媒体や関係機関に提出する資料への掲載等、大会の広報において使用することがございます。
 写真や映像の公開が不可である場合は、あらかじめコメント欄にて記載いただきますようお願い申し上げます。
・ご応募いただくにあたっての個人情報は、土木学会プライバシーポリシー(http://www.jsce.or.jp/contact/privacy.shtml)に基づき適正に管理します。
・その他の情報は、大会運営上で必要な場合に限り使用するものとし、第三者に提供することはいたしません。事前に条件の指定がない場合、申込を受理した時点で、以上の件につき、全て同意頂いたものとみなします。お差支えのある事項がございます場合、必ず備考欄に詳細を記載ください。
・新型コロナウィルス感染症等の状況により、大会の中止・変更等の可能性がございます。最新の情報につきましては、当会公式ホームページ(https://committees.jsce.or.jp/jsceoffice/node/156)にてご案内をいたします。

新着・お知らせ お名前: * お名前ふりがな: * E-mailアドレス: * 例)●△□@jsce.or.jp 電話番号: * 性別: 男性 女性 職業: 経営者・役員 会社員 パート・アルバイト 公務員 自営業 専業主婦・主夫 大学生・大学院生 専門学校生・短大生 高校生 団体職員 その他 ご勤務先(所属団体名/学校名):

※プログラムやウェブサイトにて掲載可能な範囲でご記入ください。

演題(弁論タイトル) [20字以内]: * 要旨(アブストラクト)[400字以内]: * 事前講座(2025年6月25日(水)13:00~15:00/オンライン(Zoom))の出欠: * 参加する 参加しない コメント・ご質問等: 確認事項: * 上記の規定に同意し、本行事に申込をいたします 「CAPTCHA 認証に入力した答えが正しくありません」と表示される場合は、お手数ですが土木学会へお問い合わせください。
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【開催案内】7/18(金)全国土木弁論大会2025「有馬優杯」

土木広報センター 土木リテラシー促進グループ - 金, 2025-04-04 16:27

「ことば」だけで土木を語る、土木広報への新しいアプローチ。
全国土木弁論大会2025「有馬優杯」を7月18日(金)に開催いたします!

弁論とは、「ことば」だけで思いや主張を伝える、演説形式の競技です。
誰もが発信者となり、それを助けるツールが多様になった今、私たちはどれだけ「ことば」に向き合っているでしょうか。
多様な分野の弁士たちが、「私にとっての土木」を自らの声で呼びかけます。
審査員には、審査員には、土木の専門家・弁論の専門家をそれぞれお招きします。
土木学会員以外の方にもご参加いただけますので、少しでもご興味のある方は、是非ご覧ください!

 

【概要】

■有馬優杯について 本大会は、土木リテラシー促進グループの活動の一環として開催されます。

大会目的として以下の3つを掲げております。
・弁論の発表を通じて、土木に関する価値観や問題意識を言語化し、新たな議論のきっかけを創造する。
・土木に従事する者、土木以外の分野に従事する者の両方に発表の機会を設けることで、土木とそれ以外の分野との結びつきを深める。
・情報伝達にとどまらず、発表者の経験や意見からも学びを得ることで、業界内外でのより発展的な議論を促進する。

大会は弁士(発表者)からの一方向的な発表には終始せず、対面・オンライン参加ともに発表内容への感想を共有できるようにいたします。
また、審査員による審査のみならず、対面・オンライン両方の観覧者による投票で「オーディエンス賞」も決定します。
土木リテラシー促進にあたり、どのような発表が「オーディエンス賞」に選ばれるのかは、示唆に富むことでしょう。

お時間の許す限り、多くの発表をご覧いただき、投票にもご参加ください。弁士自身の経験や考えを織り込むという弁論の特徴を活かし、多様な発表者および観覧者が、
土木を切り口に親交を深める場としてもご活用いただけましたら幸いです。

大会監修:有馬 優(ありま ゆう) ■日時 2025年7月18日(金)13:30 ~ 16:00
※終了時刻は変更する場合がございます。 ■参加方法 会場参加:土木学会講堂(〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内)
オンライン参加:Zoomウェビナー ■定員 会場参加:100名
オンライン参加:500名 ■参加費 無料 ■弁論テーマ 『私にとっての土木』 ■弁士・演題 公募で決定(事前審査を合格)した弁士の方々

募集中です。詳細はこちらをご確認ください。

■大会審査員など <審査員> 桝谷 有吾(ますや ゆうご) 国土交通省大臣官房参事官(イノベーション)グループ企画専門官。2005年国土交通省入省以降、河川分野を中心に様々な職務を経験。高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所長時代には、平成30年西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の復旧・復興に地域と一体となって取り組んだ。 石井 純一(いしい じゅんいち) 茨城大学全学教職センター特任教授。前職は、茨城県立水戸第二高等学校長、茨城県教育 委員会高校教育課長を歴任、教諭時代は弁論部顧問として総合文化祭弁論大会、文部大臣 杯青年弁論大会など生徒を指導して出場、総合文化祭、青年弁論とも審査委員長を経験。 文部科学大臣教育者表彰受賞(令和2年)。著書に「現代教育の諸課題」「新たな時代の学校教育」がある。 水嶋 恵利那(みずしま えりな) スピーチ、弁論などの話し方の専門家。株式会社ハナシコム代表取締役。「話し方で悩む人を0に」というミッションの元、話し方・コミュニケーション講師として、教育機関・企業などで講師を勤める。弁論では2021年第66回文部科学大臣杯にて文部科学大臣賞(優勝)受賞。  <審査基準>

準備中

<司会>   中野朱美(なかの あけみ) フリーインタビューアー。2007年から「月刊ダム日本」でダムインタビューを担当。産官学各分野124名を収録の他、学会誌、新聞、雑誌への寄稿。土木学会土木広報センター土木リテラシー促進グループ、インフラ総合委員会アクティビティ部会、土木史広報小委員会の委員、全国大会研究討論会のパネリスト、司会を担当。ダム工学会現地見学会小委員会、活性化小委員会の委員。2023年ダム工学会著作賞受賞。 ■大会監修 有馬 優(ありま ゆう)

横浜国立大学都市イノベーション研究院教員。16歳で弁論を始め、全国大会で3回優勝。内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞等、受賞歴多数。2017年より横浜国立大学都市イノベーション学府の留学生プログラムに従事し、土木広報への関心を持つ。2019年、土木の重要性を説いた演説「語られざる遺産」を発表し、尾崎行雄杯演説大会にて優秀賞。2020年、同演説で「デミーとマツの土木広報大賞2020」優秀賞(キャラクター・グッズ部門2位)。2022年、防災と利他の精神について説いた弁論「後世への最大遺物」を発表し、文部科学大臣杯全国青年弁論大会にて最優秀賞。株式会社カエカ所属スピーチトレーナー。一般社団法人日本弁論連盟役員。社会人弁論部代表。

※参考1:文部科学大臣杯全国青年弁論大会「後世への最大遺物」https://youtu.be/EfQN1mGwOpI ※参考2:尾崎行雄杯演説大会「語られざる遺産」https://youtu.be/kQYX4Vroy4Y ※参考3:ドボクのラジオ出演回アーカイブ「土木の優しさを声に乗せて」 http://doboradi.jsce.or.jp/2021/11/25/b-150/ ■申込方法 「本部主催行事の参加申込」よりお申し込みください。 ※参加方法によって申込先が異なります。ご注意ください。 <会場参加>
  <オンライン参加>
  ■申込締切 2025年7月17日(木)17:00まで ■主催 公益社団法人土木学会 土木広報センター 土木リテラシー促進グループ ■後援 国土交通省(予定)
一般社団法人日本弁論連盟
噂の土木応援チーム デミーとマツ
尾崎行雄を全国に発信する会
株式会社カエカ
工学書協会(予定)
株式会社ハナシコム
理工図書株式会社(予定)
社会人弁論部 ■前回大会 前回大会の様子 [【アーカイブ公開】2024/7/9 全国土木弁論大会2024「有馬優杯」]
https://committees.jsce.or.jp/cprcenter02/node/64 ■CPD 土木学会継続教育(CPD)プログラム:認定取得予定 ■本行事に関するお問合せ 公益社団法人 土木学会 土木広報センター
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内 
TEL: 03-3355-3448 E-Mail: cprcenter@jsce.or.jp

 

■プログラム(予定) 司会:中野朱美(土木学会 土木リテラシー促進グループ)
13:30 開会挨拶
13:35 大会趣旨説明
13:45 審査員および審査観点紹介
14:00 競弁(弁論の発表)
15:00 一般投票・審査会
    交流企画(弁士インタビュー)
    結果発表・表彰
    審査講評
15:50 閉会挨拶
16:00   終了 新着・お知らせ分類: 全国土木弁論大会
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【募集案内】全国土木弁論大会2025「有馬優杯」弁士募集

土木広報センター 土木リテラシー促進グループ - 金, 2025-04-04 16:24

 

      
全国土木弁論大会2024「有馬優杯」弁士

全国土木弁論大会2025「有馬優杯」の出場弁士を下記のとおり募集いたします。

【概要】

■名称 全国土木弁論大会2025「有馬優杯」 ■大会趣旨 本大会は、土木リテラシー促進グループの活動の一環として開催される。土木に従事する者については、事業のみならず、土木そのものへの理解を深め、その意味を広く一般に伝えられるようになることが期待される。また、多様な視点から土木を捉え直す場となるよう、弁士は土木以外の分野に従事する者も含めて公募する。土木以外の分野から出場する弁士については、弁論を通じて土木の意味・意義を考え、他業界との架け橋となることを期待する。

■大会テーマ

「私にとっての土木」
※弁士は、テーマとは別に独自の演題(弁論タイトル)を設定。 ■目的 ・弁論の発表を通じて、土木に関する価値観や問題意識を言語化し、新たな議論のきっかけを創造する。
・土木に従事する者、土木以外の分野に従事する者の両方に発表の機会を設けることで、土木とそれ以外の分野との結びつきを深める。
・情報伝達にとどまらず、発表者の経験や意見からも学びを得ることで、業界内外でのより発展的な議論を促進する。 ■日時 2025年7月18日(金)13:30~16:30(予定) ※終了時刻は変更する場合がございます。 ■会場 土木学会講堂(〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内) ■大会参加費 無料 ■演題・原稿 自由とし、日本語にして大会の趣旨に沿うものとする。(出場決定後の論旨の変更は認めない) ■発表時間 6分以上、7分以内とする。 ■発表形式 マイクを使用する。資料の投影や資料の配布・観覧席への移動は不可とする。 ■申込・出場資格 大会本部の事前審査に合格した者。※過去の出場者の応募も認める。 ■申込方法

以下のフォームからのお申し込みください。​​​​​​

■申込締切 2025年5月30日(金)17:00まで ■一般聴講について 近日公開予定 ■大会審査員 桝谷 有吾(国土交通省大臣官房参事官(イノベーション)グループ 企画専門官)
石井 純一(茨城大学特任教授)
水嶋 恵利那(株式会社ハナシコム代表取締役) ■審査方法 <原稿審査>
大会事務局が、大会申し込みフォームから提出された原稿の要旨(アブストラクト)を審査する。
※大会目的を達成するために、出場者の多様性も考慮されます。大会趣旨をご覧の上、ご了承ください。 <大会審査>
構造物や建築物の三要素として知られる「用・強・美」のキーワードに基づき、それぞれの審査員が独自の審査項目を設定し、審査する。
それぞれのキーワードについて5点満点、合計15点満点とする。
集計結果を参考に、審査員の協議によって最終的な順位を決定する。 ■表彰 最優秀賞・有馬優杯1名、優秀賞1名、オーディエンス賞1名、奨励賞(大会出場者)
※オーディエンス賞は、当日の観覧者による投票で決定します。 ■交歓会 大会当日の閉会後に開催予定です。出場弁士には、詳細が確定次第ご案内いたします。 ■昼食 お弁当のご支給あり ■弁士事前講座 出場が決まった弁士を対象に、顔合わせを兼ねた事前講座を開催いたします。詳細は対象者に別途ご案内いたします。
名称:弁士事前講座
日時:2025年6月25日(水)13:00 ~ 15:00
会場:オンライン(Zoom) ■主催 公益社団法人土木学会 土木広報センター 土木リテラシー促進グループ ■参考 前回大会の様子 [【アーカイブ公開】2024/7/9 全国土木弁論大会2024「有馬優杯」]
https://committees.jsce.or.jp/cprcenter02/node/64 ■後援予定 国土交通省、日本弁論連盟、噂の土木応援チーム デミーとマツ、尾崎行雄を全国に発信する会、株式会社カエカ、工学書協会、株式会社ハナシコム、理工図書株式会社、社会人弁論部 ■本行事に関するお問合せ 公益社団法人 土木学会 土木広報センター
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内 
TEL: 03-3355-3448 E-Mail: cprcenter@jsce.or.jp 新着・お知らせ分類: 全国土木弁論大会
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第45回地震工学研究発表会 開催のお知らせ(2025年4月8日時点)/ The 45th JSCE Earthquake Engineering Symposium Featuring International Workshop: 30 Years After the Great Hanshin-Awaji (Kobe) Earthquake

地震工学委員会 論文集編集小委員会 - 金, 2025-04-04 15:42

2025年9月1日(月)〜3日(水)に第45回地震工学研究発表会を兵庫県神戸市で開催します.
会場は神戸市産業振興センター(HP:https://kobe-ipc.or.jp/facility)です.

今年度は3日間の開催で,9月1日は「阪神・淡路大震災30年国際ワークショップ」と題した国際セッション,
9月2日・3日は例年通りのパラレルセッションとなる予定です.

発表会の論文投稿受付期間は7月1日(火)〜7月21日(月)です.
発表会開催後に投稿を受け付ける土木学会論文集Vol.82の論文と同じ論文(8ページ以上)とならないように,
発表会の論文は6ページ以下(1〜2ページで文字だけでも可)としてください.

また,通常は1人あたりの発表件数を1件とさせていただいております.
ただし,国際セッションおよび令和6年能登半島地震,2025年ミャンマー地震などの被害調査報告や被害分析
に関する発表に関しましては,通常の発表とは別でもう1件発表していただけます.

 

The 45th JSCE Earthquake Engineering Symposium will be held in Kobe City, Hyogo Prefecture, from Monday, September 1st to Wednesday, September 3rd, 2025. The venue is the Kobe City Industrial Promotion Center (Website: https://kobe-ipc.or.jp/facility).

This year's symposium will be held over three days. September 1st will feature an international session titled "International Workshop: 30 Years After the Great Hanshin-Awaji (Kobe) Earthquake." September 2nd and 3rd are scheduled to be parallel sessions as in previous years.

The submission period for workshop/symposium papers is from Tuesday, July 1st to Monday, July 21st. Please note that symposium papers should be no more than six pages in length. Shorter papers (e.g., one to two pages of text only) are also acceptable. This is to distinguish them from full papers (eight pages or more) that will be submitted to the Journal of JSCE, Vol. 82, following the symposium.

In principle, each individual is limited to one presentation. However, additional presentations will be allowed for topics related to the international session, as well as reports or analyses of damage surveys from events such as the 2024 Noto Peninsula Earthquake, and/or 2025 Myanmar Earthquake. These will not count toward the regular presentation limit.

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