新宿駅西口広場で恒例の「ドボコレ」の季節が訪れました。「土木コレクション2023」も見どころが満載です。エンジニアが高い志を持って成し遂げた美しく繊細な手描きの国づくりを伝える「HANDS」、新しいコンセプトや発想力、次の土木の方向性を示す「EYES」。2つの視点「HANDS+EYES」で興味深く、新鮮な展示を取りそろえました。
2023年のメインテーマは3つ。
1つ目が「帝都復興」です。未曾有の災厄をもたらした関東大震災から、100年の節目を迎えました。復興の過程で造られたインフラは今なお私たちの街を支え続けています。そこでバナーやパネルで、帝都復興の主な事業を紹介します。100年を経てもなお息づく歴史の一端から過去の試練をどのように乗り越え、東京がどのように成長してきたのかを感じ取って下さい。

2つ目のテーマは「リニア中央新幹線」です。日本の新たな輸送の大動脈として、首都・中京・近畿の3大都市圏を一体化する「スーパー・メガリージョン」の形成につながることが期待されています。難度が高い南アルプストンネルや都市部のシールドトンネル、高架橋などの工事に奮闘する様子を、写真や動画でお伝えします。

3つ目のテーマは国の登録有形文化財である「森村橋」の復原プロジェクトです。1906年に静岡県小山町に建設された森村橋は100年以上が経過して、落橋寸前まで老朽化が進んでいましたが、見事、復原に成功しました。設計当時の図書がほぼ残っていないなかでの再現計算や、元の部材をできるだけ再利用する施工法など、プロジェクトの全容を動画で紹介します。

その他。貴重な映像やお子様にも楽しんでいただける展示を準備し、皆様をお待ちしております。
土木コレクション2023を通して、土木の奥深さ、面白さを堪能していただければ幸いです。

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