本日は、小川 慎太郎おがしんさん、川口 暢子さんとともに、主査の河野さん、土木学会誌編集委員会幹事長の西岡先生をお招きして、土木学会誌動画(略してDD)の収録でした。
土木学会誌4月号というのは、毎年気合いの入った号になるのですが、浮世絵風のカッコいい表紙(しかも、桜舞う、我が故郷の水辺)を携えた今回の「土木と芸術」も見事、その仲間入りを果たしました!
平素より「土木i」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
誠に残念ながら、「土木i」は2025年5月末をもってアーカイブ化され、HTML形式の静的ページとして保存する運びとなりました。
アーカイブ化に至った理由として、本サイトで使用している管理システムのサポートが終了し、アップデートを受けられなくなった結果、セキュリティ上の脆弱性が解消できないリスクが生じたことが挙げられます。
アーカイブ化後も、現在掲載されているコンテンツの閲覧は引き続き可能ですが、新規登録、投稿、または情報の更新はご利用いただけなくなります。
イベント関連の情報につきましては、当会が管理・運営する情報交流サイト「jsce.jp」への投稿をご検討いただければ幸いです。
https://jsce.jp/pro/
長らくのご愛顧に心より感謝申し上げます。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
新着・お知らせお知らせゲスト:田中佑青さん、新田真麻さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回の放送では、学生団体KIDの田中佑青さん、新田真麻さんに「建設系学生が共に創る未来社会」をテーマに、お話を伺いました。KIDの名前の由来は、 K:建設産業、環境(kensetsu,kannkyou)、 I:想像(imagination)、D:多様性(diversity)で「建設産業を多様な人々で想像する」という意味とのことです。ドボクのラジオとも縁が深く、ドボラジとコンキャリの共催でトークイベント「ドボク night café」を開催しているのですが、その運営をお手伝いをしていただいています。今後は、多様な視点からの意見を受け止め、社会に出た時にふと思い出してもらえるような活動をしたいとのことです!!
2025年4月2日(水)放送
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
加藤清正と言えば、藤堂高虎、黒田官兵衛とともに「三大築城名人」と呼ばれており、熊本城を築いたことでも有名です。
熊本城の特徴は、「武者返し」と呼ばれる強固な石垣に象徴される高い防衛力です。北、東、南側は高い石垣が築いてあり、敵の侵入を許しません。そして、城の西側には、幅10m以上の堀が敵の進入をはばんでいます。西南戦争では、西郷隆盛をもってしても落城させることはできなかったことで知られます。
2016年の熊本地震による大きな被害を受けた熊本城は、いまでも復旧工事が続いています。
話が脱線してしまいましたが、加藤清正は、地元熊本で「セイショコさん」と呼ばれて慕われています。その魅力はどんなところにあるのでしょうか。
加藤清正は人のこころをつかみ、その気にさせる才能に恵まれていたのでないでしょうか。熊本城築城をはじめ城下町づくりや治水・干拓・工事、産業振興、道路の整備などの業績を残せなかったでしょう。
もう一つ。それは、「先見の明」です。「いかに堅固な構造物も自然災害の前では脆い」という考え方から、100年先を見越した二重石垣を堤の内側につくっていたのです。
詳細は、ぜひ放送を聞いてください。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/04/03/b-363/
YouTube
https://youtu.be/l4XFf0KTOTU?si=YJRVYUDRWkTeOwqf
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
今回の放送では、お馴染みの緒方英樹さんに「【土木偉人シリーズ】戦国の築城名人は、治水の名人part2 加藤清正」をテーマに、お話を伺いました。加藤清正の代表作は、熊本城!!熊本城の特徴は、武者返し!!熊本城下を流れる白川は暴れ川でしたが多彩な技でなだめていったとのことです。今回もおもしろいお話が聞けました。
2016年の熊本地震による大きな被害を受けた熊本城は、いまも復旧工事が続いています。令和7年度の土木学会全国大会は熊本で開催されますので、ぜひ熊本城も見てくださいね!!
2025年3月26日(水)放送
ゲスト:規矩大義さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井ゆき
今回のゲスト、関東学院大学の規矩先生は「地盤防災工学」のスペシャリスト。規矩先生の元で学ぶ学生さん達の中には、東日本大震災などの経験から、防災に興味を持ち、大学で学んだ知識や経験を世の中に還元したいという志を持っている方もいらっしゃるようです。
「日本」と「防災」は切っても切れない関係。
ドボクのラジオの存在が少しでも土木業界の後輩たちの力になるといいなぁ。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/27/b-366/
YouTube
https://youtu.be/o_RSANakg18?si=C0Nuv7rVtkGgaN9B
ゲスト:規矩大義さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井ゆき
今回の放送では、関東学院大学の規矩大義さんに「土木業界の後輩を育てていこう!」をテーマに、お話を伺いました。関東学院大学は、以前、土木の女子クラスがあり「どぼじょ」の発祥の大学とのことです!! 加えて防災分野の講義の豊富さは国内随一とのことです!学生主体の防災活動も活発で、地域の小・中・高学校でのイベントも行っているとのことです。土木業界を志した子どもたち=後輩が増えて欲しいですね!!
2025年3月19日(水)放送
ゲスト:中村晋一郎さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回話題になった「利根川研修会」は、私が会社に入って間もない頃に参加していました。河川分野に配属された若手技術者は、上流・中流・下流の全てのコースに3年間かけて参加するようにと言われていたのです。当時は大型バス1台で3泊4日のツアーでした。毎晩夕食の時間に反省会が行われて、指名された人が1日目の最初から当日の最後までの訪問地を順におさらいするという儀式がありました。ですので、3日目に指名された人は3日分の行程を順に説明しなければならず、皆さん苦しみながら発表していたのを思い出します。
当時の私はまだ技術の経験が浅かったので、説明をされてもなかなか実感が湧きませんでした。河川に関するさまざまな業務を経験した今、利根川研修会を振り返ると、なんと贅沢で貴重すぎる経験だったのだろうと思います。訪問先それぞれで管理者が案内をしてくれて、資料もいただきました。治水、利水、環境の観点から流域のさまざまなエリアを眺めると、数多くの技術者たちが流域を治めるために苦労してきたことがストーリーとして浮かび上がってきます。観光を兼ねて利根川流域の各地を訪れてみてください。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/20/b-365/
YouTube
https://youtu.be/i8Fo55Nfds0?si=GqwnZkPt9gZp5FGW
ゲスト:中村晋一郎さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回の放送では、名古屋大学の中村晋一郎さんに「“坂東太郎” 利根川を知る 」をテーマに、お話を伺いました。利根川が坂東太郎と呼ばれるようになったのは、古くは相模国の足柄山・箱根山以東を坂東と呼んでおり、坂東随一の河川であることから!!日本の河川は利根川を「坂東太郎」、九州の筑後川が「筑紫次郎」、四国の吉野川が「四国三郎」と呼ばれるようになりました。 日本一広い川の利根川。今回、見どころ3つをお話いただきましたが身近な川でありながら,理解するのがとても難しい川ということが分かりましたね!!
こんにちは!ウェルビーイング小委員会の國枝です。
私は、大学で土木を学び、エネルギー系のプラントを建設する仕事に従事した後、世界一幸せな国フィンランドの大学院で、組織文化とイノベーションについて学んでいました(フィンランドは世界幸福度調査で7年連続で一位に選ばれています)。
2025年3月12日(水)放送
ゲスト:鎌田聖子さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
鎌田さんと事前に打ち合わせをしたときに、株式会社パスコは首里城の仕事に携わったと聞いていました。私はたまたま収録本番の前日に那覇に出張が入ったので、せっかくなので首里城公園を訪れ、さらにその南にある「金城町の石畳道」も見てきました。尚真王(しょうしんおう)の時代(1477~1526年)、1522年ごろに首里城と地方を結ぶ道として整備されたものです。500年前の道が今も使われていることに感銘を受けました。勾配が急で、下って上って息が切れ、冬なのにたっぷり汗をかきました。そして沖縄そばを食べ、会議をして翌日収録に間に合うように帰って来るという滞在20時間の弾丸出張でした。
鎌田さんによれば、文化財に関わる事業を行っている会社は多くないとのこと。人類の貴重な資産を残し、活用していく素晴らしい取り組みと思います。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/13/b-362/
YouTube
https://youtu.be/TEz7v0vKkYI?si=2BGC4iAt7I_H3J6_
ゲスト:鎌田聖子さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回の放送では、パスコの鎌田聖子さんに「文化財を守る先端技術」をテーマに、お話を伺いました。文化財には「有形文化財」「無形文化財」「民俗文化財」「記念物」「文化的景観」及び「伝統的建造物群」があることをみなさん知っていましたか?文化財を守るために使われている最先端の技術として、UAV(無人航空機)の活用、3次元レーザ計測、航空レーザデータ活用、グリーンレーザによる水中の計測技術の活用、sfm(写真測量)について伺いました。最先端の技術を活用することで文化財を守っているのですね!!
2025年3月5日(水)放送
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
「国を治める者は、水を治める」と言われますが、いきなり治水技術を駆使して水を治めることは並大抵のことではありません。
今回のクローズアップする人物、一人目は太田道灌です。
みなさん、太田道灌をご存じですか?あまり学校では習いませんよね。。。
室町時代終わりから戦国時代初めにかけて活躍した太田道灌の銅像は、関東とその周辺になんと12体もあります。代表的なのは、東京国際フォーラムのガラスホールの像ですが、その道灌が見つめる先にあったのが自ら築城した江戸城なのです。
もう一つ紹介すると、日暮里駅前にある、鷹狩り装束の太田道灌騎馬像の傍らで、山吹の花を手にした少女の銅像が佇んでいます。道灌が和歌の道に入っていくきっかけともなった山吹伝説をあらわしています。どんな活躍をしたのか実に興味深いですよね。
二人目は、すっかりお馴染みの武田信玄です。武田信玄と言えば「人は城、人は石垣、人は堀」というくらいですから、信玄さん、城はつくっていなかったのかなと思われがちですが、実は、中世城郭づくりの達人だったのです。今回の放送で中世城郭づくりの達人ぶりがたっぷり紹介されています。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/06/b-361/
YouTube
https://youtu.be/bIIT3mISwQE?si=qOXr_vQkYtBIi3uz