【取材報告】鹿島建設㈱のサマースクールを取材しました!
2024年8月6日(火)に鹿島建設(株)の「鹿島サマースクール2024~本物の建設現場を見に行こう~」が開催されました。
今回土木広報センターは、サマースクールの様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。
神奈川県の横浜環状南線公田笠間トンネル工事の現場で、小中学生10名、保護者9名が参加しました。
当日は、土木の仕事や、シールドマシンの機能について授業をうけたあと、現場に移動してシールドマシンで構築したトンネルを見学しました。
また、現場で実際に使用されている測量器具を用いた測量体験では、子供たちは職員の皆さんに質問しながら一生懸命レンズを覗き、高さや距離を計測していました。
~参加者の声~
「シールドの現場だからトンネルを掘るだけかと思ったけど、他にもたくさんの設備があって驚いた。」
「作業員さんの量に驚いた。トンネルを作るために、工事中に使うためだけの足場やトイレなど、たくさんの設備があって、初めて現場に来てみてとても驚いた。」
「土木のことをあまり知らなかったが、力仕事のイメージがあった。実際に現場を見てみて、設計や測量など細かくてとても大切な仕事だと思った。防音や近隣住宅の採光など、いろんな配慮がされている仕事だと知った。」
「大きな仕事だけど、やっていることはとても緻密で、小さなことにも配慮して仕事をやっていることがわかって感動した。」
参加した皆さんは、土木の仕事の繊細さや、現場の規模・設備に感動しているようでした。
~現場所長の声~
今回のようなイベントを通して、子供たちに土木の仕事の魅力を少しでも伝えていけたらと思っています。
発注者(NEXCO東日本)の協力による部分が大きいですが、周辺住民の皆さんに向けても、事業についてより理解していただきたいという思いで日々見学会を開催しています。
大現場ならではの広いヤードを利用して開催した、サッカー教室と現場見学を兼ねたイベントも大変好評でした。
「鹿島サマースクール2024 ~本物の建設現場を見に行こう~」
■開催日:2024年8月6日(水)
■工事名:横浜環状南線公田笠間トンネル
■企業者:東日本高速道路株式会社 関東支社
■施工者:鹿島建設㈱・㈱竹中土木・佐藤工業㈱ 横浜環状南線公田笠間トンネル工事特定建設工事共同企業体
■参加費:無料
■概要:建設業や建設工事の解説、建設現場の見学など
■鹿島サマースクール詳細: https://www.kajima.co.jp/sustainability/social_contribution/observe/summer/index.html
新着・お知らせイベント情報・報告
2024年7月31日(水)と8月8日(木)に、茨城県笠間市、茨城県石岡市、(一社)土木技術者女性の会東日本支部、(一社)茨城県建設業協会女性部会建女ひばり会の共催(関係協力団体:国土交通省常陸河川国道事務所、茨城県土木部)で、夏のリコチャレ2024登録イベント「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪in いばらき」が開催されました。
土木広報センターでは、両日とも参加、取材をいたしましたのでご報告いたします。
記
■行事名 「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪in いばらき2024」 ■開催日時 2024年7月31日(水)at 笠間市市民センターいわま
1時間目の「橋の講習会」では、女性土木技術者(ドボジョ)の先生から、橋のひみつや構造について、「橋のペーパークラフト」を使って学びました。
2時間目は、「橋の点検チャレンジ」として、実際に現場に向かい、本物の橋をみて、「簡易橋梁点検チェックシート」を使いながら、橋の劣化状態や損傷の有無などを点検しました。今回点検したのは、「大古山橋(笠間市)」「根当橋(石岡市)」の2橋になります。
3時間目は、「工事現場見学会」として、「国道355号東成井跨線橋」を見学いたしました。JR常磐線を超えるための鋼橋であり、電車が動いていない夜間(約2時間半)に650tクレーンを使用し、一括で架けたそうです。現在、2車線を4車線にするための工事を実施しておりました。(協力:茨城県土浦土木事務所)
最後に見学先から戻り、「ホームルーム」として、ドボジョの先生から土木の仕事について、分かりやすく丁寧な説明がありました。
なお、教材として使用した「橋のペーパークラフト」「簡易橋梁点検チェックシート」は、日本大学工学部土木工学科 構造・道路工学研究室で考案されたもので、同研究室では「橋のセルフメンテナンスふくしまモデル」を開発し、全国各地で住民主導型の橋梁メンテナンスを展開しています。
(参考:みんなで守る。橋のメンテナンスネット http://bridge-maintenance.net/)
取材に応じてくださった参加者の子供たちからは、「実際に工事中の橋を見に行けて、気になっていたこともたくさん聞けたので楽しかった。土木といえば工事のイメージ。前まではそんなに知らなかったけど、今日橋を好きになった。」、「たくさん質問できて、いつもは立入禁止の場所に入れたことがうれしかった。橋って結構すごいんだなと思った。」などの感想が寄せられました。
保護者の方からも、「現場に足を運ぶことはあまりない、何より孫が土木に興味を持ってくれたことがうれしい。」、「細かいつくりや、伸びたり縮んだり、しっかり計算されていた。橋のつくりを細かく知ることができて大人ながらに参考になりました。」のコメントを頂戴しました。
【1時間目「橋の講習会」】
【2時間目「橋の点検チャレンジ」】
【3時間目「工事現場見学会」】
新着・お知らせイベント情報・報告
■発行日:2024年7月31日
■巻頭言:土木広報の更なる展開に向けて
■紹介者:土木学会 コミュニケーション部門 主査理事 小山 宏
■掲載内容:
1)第57回報道機関懇談会
2)「土木広報大賞2023」表彰式
3)全国土木弁論大会2024「有馬優杯」
4)土木偉人フォトウォーク in 横浜
5)オープンキャンパス土木学会2024
6)土木コレクションMINI展(オープンキャンパス土木学会2024 特別企画展)
7)ドボクのラジオ(ドボラジ)(2024年1~7月の放送)
8)土木学会WEB情報誌『from DOBOKU』〜土木への偏った愛(2024年1~7月)
9)土木学会Facebookページ いいね!ランキング(2024年1~7月)
10)土木学会Instagramページ いいね!ランキング(2024年1~7月)
(公社)土木学会では、2024年6月6日(木)に、報道機関の皆様をお招きし、「第57回報道機関懇談会」を開催いたしました。
今回、田中茂義会長の任期満了に伴い、2023年度会長特別プロジェクトである「土木の魅力向上特別委員会」の1年間の活動成果報告等を中心に報告を行いました。
記
◆土木の魅力向上に向けての会長メッセージ・リーフレット
◆魅力ある土木の世界発信小委員会 メッセージ
◆土木のステイタスアップ小委員会 報告書