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【取材報告】浄水場連絡管工事 夏休み親子見学会

投稿者:土木広報センター 投稿日時:水, 2025-08-27 17:00

 

2025年8月15日(金)、川崎市上下水道局と清水・竹中土木・岩田地崎・坂田共同企業体の共催により「浄水場連絡管工事 夏休み親子見学会」が川崎市多摩区の生田浄水場で開催されました。対象は市内在住の小学3年生から6年生までの児童とその保護者で、各回15組、計45組が参加。親子で夏休みの貴重な体験を楽しみながら、浄水場の役割や工事の内容について学ぶ機会となりました。

土木広報センターにてイベントの様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。

本工事は、市内を流れる工業用水道送水管の断水リスクや将来的な更新への対応として、長沢浄水場と生田浄水場を直径約2メートルの地下トンネルで結ぶものです。完成すれば、市民生活を支える水の安定供給に大きく寄与します。

 

見学会は、担当者による工事の概要説明から始まりました。その後、参加者は普段は立ち入ることのできない工事中の地下トンネルへ入場しました。ひんやりとした空気の中を進みながら、日常生活の裏側で進む大規模工事のスケールを間近に体感することができました。

坑内では、実際に工事で使用されているバッテリーカーに乗って移動。普段は作業員しか利用することができない乗り物に乗れる特別感に、子どもたちは目を輝かせていました。

さらに会場では、親子で楽しめる体験コーナーも多数用意され、さまざまな企画を通じて水道工事への理解を深めました。

・建設機械の乗車体験

・ドローンの運転体験

・水道復旧工作車の展示

・市職員による漏水修理の実演

・上下水道局や土木職のPR動画上映

子どもたちは大きな建設機械に興味津々で、現場作業員による丁寧なレクチャーを受けながら、ワクワクした表情で体験していました。保護者からも「普段は見られない現場を間近で体験できてよかった」との声が聞かれました。

また、漏水修理の実演では、水しぶきが大きく上がる迫力あるデモンストレーションに、子どもたちから歓声があがりました。実際の補修作業を目の当たりにすることで、水道管を守る人々の存在やその高度な技術に生活が支えられていることを実感しました。改めて、毎日当たり前のように使える水道がこうした技術によって守られているのだと学ぶ機会となりました。

              

 

今回のイベントについて、開催した川崎市上下水道局は取材時に次のような思いを語っています。
「小学生にとっては夏休み自由研究にこのイベントを通して学んだことを活用してもらい、さらに公共事業や社会を支えるのモノづくりの世界に興味を持ち、将来の担い手となってくれることを期待しています。また、保護者の皆様にも上下水道局の事業をより深く理解していただきたいと考えています。」

 

「浄水場連絡管工事 夏休み親子見学会」
■開催日 :2025年8月15日(金)
■開催場所:生田浄水場
■参加費 :無料
■対象者 :川崎市内在住の小学3年生から6年生までの児童とその保護者
■参加人数:112名

  

今回のイベントを開催した川崎市上下水道局では、公式Youtubeを開設しています。
下記の動画以外にも様々ありますのでぜひご覧ください。

 

 

 

 

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【取材報告】夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪ in いばらき 2025

投稿者:土木広報センター 投稿日時:水, 2025-08-13 14:03

2025年8月5日(火)に「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪ in いばらき 2025」が開催されました。

本イベントは、リコチャレ(理工チャレンジ)の一環として実施され、次代を担う女性の科学技術人材を育成するために職場体験・オープンキャンパス・女性先輩社員との交流などを提供する取り組みです。
開催にあたっては、石岡市・茨城県土木部・(一社)土木技術者女性の会・(一社)茨城県建設業協会「建女ひばり会」が共催し、国土交通省常陸河川国道事務所が協力しました。

土木広報センターにてイベントの様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。

  

イベントは、3部の構成で行われました。

1時間目:「橋の講習会」
ペーパークラフトを使ったり、クイズ大会を通して橋のひみつについて学びました。橋のペーパークラフトでは、普段見えない部分や隠れている部分まで見ることができるとともに、複雑な構造やそれぞれの部材の名称について学ぶことができました。
その後、2時間目の橋の点検で使用する「点検対象橋梁の概要・簡易橋梁点検チェックシート」について学んだり、3時間目で見学する「上曽トンネル整備事業」について学びました。

2時間目:「橋の点検チャレンジ」
1時間目で使い方を学んだ「点検対象橋梁の概要・簡易橋梁点検チェックシート」を持って、現在も使われている橋梁の点検に行きました。点検は、グループ毎に分かれてコンクリートのひび割れや、欄干の曲がり、排水などの項目を確認しました。とても暑い中でしたが、みんな真剣なまなざしで取り組んでいました。

3時間目:「上曽トンネル見学会」
上曽トンネルは、茨城県石岡市と桜川市を結ぶ道路整備事業の一部で、全長3,538mになります。
開通すれば県内最長のトンネルとなり、供用開始予定は、令和7年9月27日(土)になります。
トンネルの中に入ると外の暑さとは打って変わって、ひんやりとした空気に包まれ涼むことができました。
参加者は「風車付き反射板」や「非常看板」といった道路設備や舗装などに実際に触ることができ、興味津々の様子でした。
さらに、トンネル内での測量を実施しました。他にもトンネル換気のためのジェットファン体験があり、参加者全員で「3・2・1」とカウントダウンを行い、スイッチが入ると強風が吹き抜け、大きな歓声が上がりました。

        

 
「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪inいばらき2025」
■開催日 :2025年8月5日(火)
■開催時間:13:30~16:30
■開催場所:点検した橋:石岡市道「小屋側道橋」
      現場見学:上曽トンネル見学会
■参加費 :無料
■対象者 :小学4年生~中学3年生(保護者同伴)
■参加人数:17名

 

 

 

 

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【取材報告】大阪・関西万博「大阪ウイーク『まちづくりに欠かせない土木を工作で楽しく学ぼう』」

投稿者:土木広報センター 投稿日時:月, 2025-08-04 15:00

2025年8月1日(金)に大阪・関西万博ギャラリーWESTにて「大阪ウイーク『まちづくりに欠かせない土木を工作で楽しく学ぼう』」が開催されました。

本イベントは、大阪府・大阪市・堺市 主催「『大阪のまちづくりグランドデザイン』まちづくり体感イベント みらいの大阪を感じてみよう!~未来社会を支え、新たな価値を創造し続ける、人中心のまちづくり~」、と題して大阪府内のまちづくりの取組状況を発信するものです。その中で、「土木を学べるワークショップ」を土木学会関西支部にて協力しました。

土木広報センターにてイベントの様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。

  

 

ワークショップでは紙ストローやクリップなど身近にあるものを使ってトラス橋の模型を作り、その強度の高さを体験しました。実際にペットボトルを模型の上に載せて、桁橋の模型と比較するとトラス橋の強度の高さがより実感できました。子供たちからは、ただの紙ストローなのに、トラス構造にすると、ペットボトル4本(約2キロ)も載荷でき、「お~~」「すごい!!」といった声が聞こえてきました。

模型作りは暑い中での作業でしたが、ひとつひとつ丁寧に組み立て、みんな真剣な眼差しで取り組んでくれました。

また保護者の方からは、

「土木って道路や橋のイメージだけだった。身の回りにある水道や電気、まちづくりの様々なところで土木がかかわっているんだと今日はじめて知った」といった声が聞こえました。

 

多くの方に「まちづくりに欠かせない土木」 を知ってもらえるワークショップになったのではないかと感じました。

       

 

今回ワークショップで実施した、ストローでのトラス橋の作り方は下のリンクからもダウンロードできます。

ぜひ夏休みの自由研究などにしてみてはいかがでしょうか!

こちらをクリック

 

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【取材報告】地下空間研究委員会主催「夏休み親子現場見学会」

投稿者:土木広報センター 投稿日時:水, 2025-07-30 09:00

2025年7月29日(火)に地下空間研究委員会主催の「夏休み親子現場見学会(東京会場)」が開催されました。

土木広報センターにて見学会の様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。

今回の現場見学会は、東京都中野区の「環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)」の工事で、12組の親子(小学生13名)が参加しました。

本工事は延長約 5.4km、内径12.5mのシールドトンネルで、すでに整備されている白子川地下調節池と神田川・環状七号線地下調節池を連結し、総延長 13.1km の調節池の一部を形成します。
石神井川区間の整備が完了すると、既設の神田川・環状七号線調節池(貯留量 540,000m3)と白子川地下調節池(貯留量 212,000m3)とあわせて、合計約 143 万m3の貯留量を確保することができます。神田川流域、石神井川流域及び白子川流域の複数流域間での貯留量の相互融通により、1 時間あたり 100 mmの局地的かつ短時間の集中豪雨にも効果を発揮します。

当日は、まず東京の水害の歴史や、水害から街を守る設備について学んだり、シールドトンネルについて学びました。その後、現場に移動し、シールド工法で造られたトンネルを見学しました。
現場見学後に、おさらいの勉強や、國學院大學の大門創准教授より地下空間の活用とそのメリットやデメリットについてなど幅広く学びました。
最後には「地下空間こども博士証」がそれぞれ手渡され、みんな無事に修了しました。

参加した子どもたちからは、
実際のトンネルを見て、「大きい!深い!」といった声や、はじめて乗る工事用エレベーターにワクワクする姿が見られました。未来の地下空間の活用について聞かれると、発電施設や道路施設、カラオケ店や住宅の建設などみなさん創造性豊かな意見が出されました。

地下空間研究委員会顧問の酒井喜市郎氏は閉会の挨拶で、
「ぜひ今日の経験を活かして、夏の自由研究などにしてもらえたら。そして将来みなさんの中から土木技術者が出てもらえたら」とコメントしていました。

          

今回取材した「環状七号線地下調節池」については下記Youtube(東京都建設局公式チャンネル)でも紹介しています。
ぜひご覧ください。

 

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【開催報告】台湾土木遺産視察ツアー実施報告

投稿者:土木広報センター 投稿日時:木, 2025-05-15 09:00

この度、土木学会誌2025年5月号にて、台湾土木遺産視察ツアー実施報告が掲載されました。
詳しい内容は、下記ファイルをご参照ください。

 
[台湾土木遺産視察ツアー実施報告(土木学会誌2025年5月号)]

■掲載号
2025年5月号(第110巻第5号)/令和7年5月15日発行
■掲載箇所 学会の動き 土木広報センター報告 台湾土木遺産視察ツアー実施報告
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【開催報告】2024(令和6)年度「土木の日」および「くらしと土木の週間」報告

投稿者:土木広報センター 投稿日時:木, 2025-05-15 09:00

全国規模で実施され盛会のうちに終了した、令和6年度の「土木の日」および「くらしと土木の週間」。
この度、土木学会誌2025年5月号にて、本部および各支部の「土木の日」活動報告が掲載されました。
詳しい内容は、下記ファイルをご参照ください。


[令和6年度「土木の日」および「くらしと土木の週間」報告(土木学会誌2025年5月号)]

■掲載号
2025年5月号(第110巻第5号)/令和7年5月15日発行
■掲載箇所 学会の動き 土木広報センター報告 令和6年度 土木の日およびくらしと土木の週間 報告
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【取材報告】JR高輪ゲートウェイ駅で展示されたCONSTRUCTION ART WALLを取材しました!

投稿者:土木広報センター 投稿日時:水, 2025-02-19 09:00

【取材報告】JR高輪ゲートウェイ駅で展示されたCONSTRUCTION ART WALLを取材しました!

2024年10月29日~2025年2月10日まで、JR高輪ゲートウェイ駅改札前の仮囲いに”CONSTRUCTION ART WALL(以下、ART WALL)”が展示されました。

今回土木広報センターは、ART WALLを企画した東日本旅客鉄道株式会社マーケティング部まちづくり部門品川ユニットの出川様、栄田様からお話を伺いました。

 


実際のART WALL 職人の写真に加え街の完成イメージも掲示した

 

〇工事現場の仮囲いに職人の姿を映したART WALLを作成・展示したきっかけや、ART WALLに込めた想い

→品川地区の大規模な開発プロジェクトということで、2022年頃よりこの街ならではの工事の様子を記録する企画の検討を開始した。
2024年3月には、高輪ゲートウェイ駅にて実施された「TAKANAWA GATEWAY CITYまちびらき前年祭 in March」において、TAKANAWA GATEWAY CITY 1~4街区各工事現場所長・職員の写真・コメントをまとめたポスターの掲示や、TAKANAWA GATEWAY CITY公式Youtubeにアップした工事現場のドキュメンタリー映像の放映を行った。工事現場で働く方々の姿や現場の美しさ、想いをより多くのお客さまに知っていただきたいと考え、安全性の確保と騒音防止を目的に立てられた仮囲いに工事現場の写真をアート作品のように掲出し、本作品をきっかけにドキュメンタリー映像の閲覧数を増やしていければと考えた。
今回、2025年3月27日のまちびらきに向けて、「仮囲いという物理的な壁を取り払うために、仮囲いのすぐ裏で進んでいる工事現場の写真を展示することで中の様子を想像していただき、仮囲いが撤去されると新しい街ができている」というストーリーを思い描いて企画した。
大規模なプロジェクトが進んでいく中で、日々仕事に向かう現場で働く方々の姿や、「生命力(温かさ)」「美しさ」「繊細さ」を映すことで新しい街ができていく期待感を表現したかった。

 

〇現場を映すうえで工夫した点

→一般財団法人JR東日本文化創造財団の企画・ディレクションの下、プロの写真家の石井朋彦氏に撮影を依頼。現場の特徴が表れている場所で、普段の様子を撮影するため、作業だけでなくミーティングのようすや、若手・女性の職人にもフォーカスした。
あくまで現場優先で、現場の負担にならないよう事前の撮影打診を丁寧に行った。

 

〇苦労した点

→仮囲いの装飾は屋外での汚れや勾配調整に対応するために、仮囲いの床面から幅を開けて掲出する装飾も多い。ただ、今回はアート作品として成立させるため仮囲いの全面を使って隙間をあけずに施工したいと考えた。
工事現場と歩行者動線間を仕切り、駅前に設置された仮囲いとして必要な、消火設備、誘導サインなどとの干渉の問題をクリアする必要があった。
また、仮囲いの全面サイズ(高さ3m×最大幅140m)に引き延ばしたときにも美しく見える解像度の高い素材データを用意する必要があり、一部は既存のものを使用する必要があったため苦労した。

 

〇計画から施工完了までの期間

→構想3か月、現場関係者への依頼~撮影・デザインに3か月、シートの出力~施工で1か月。計7か月を要した。

 

〇駅利用客や現場関係者からの反響

→足を止めて写真を撮ってくださる方もいて大変好評だった。
ART WALLの一部に、TAKANAWA GATEWAY CITYの公式Instagramに遷移できるQRコードをデザインした。
QRコードの掲出はチャレンジングな取組みだったが、実際は効果が大きくInstagramのフォロワー数は展示期間中に618件も増加した。


     改札前で毎日多くの利用者が行き交うエリア

 


ART WALLアートウォールの横にTAKANAWA GATEWAY CITY 公式InstagramのQRコードを掲示

 

今回は、東日本旅客鉄道株式会社の広報取り組み事例をご紹介しました。
このような広報事例を、ぜひ皆様の土木広報活動に活用してみてください!

 

【画像提供・一般財団法人JR東日本文化創造財団】
 

「JR高輪ゲートウェイ駅 CONSTRUCTION ART WALL」
■アートウォール展示期間:2024年10月29日~2025年2月10日
■場所 :東京都港区港南2丁目 JR高輪ゲートウェイ駅 改札前
■主催者:東日本旅客鉄道株式会社
■TAKANAWA GATEWAY CITYまちびらき:2025年3月27日(木)

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【取材報告】一般社団法人日本トンネル専門工事協会主催の現場見学・研修会を取材しました!

投稿者:土木広報センター 投稿日時:金, 2024-11-01 10:00

【取材報告】一般社団法人日本トンネル専門工事協会主催の現場見学・研修会を取材しました!

2024年10月18日(金)に一般社団法人日本トンネル専門工事協会の現場見学・研修会が開催されました。

今回土木広報センターは、現場見学・研修会の様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。

日本トンネル専門工事業協会では毎年現場見学・研修会を行なっており、協会の会長や専務理事、トンネル工事業に携わる皆様の他に、春から入社する若手まで、54名が参加しました。

現場は、中日本高速道路株式会社が進める4車線化事業の一環で、富山県南砺市にある東海北陸自動車道城端トンネルを4車線化する工事です。既存の2車線のトンネルに平行している避難坑を拡幅して、新たにもう2車線を通すための工事を昼夜行なっています。

元請である大成建設(株)の文村所長から工事概要や、避難坑を拡幅するという特徴ある工事を進める上での苦労や工夫について説明を受け、坑内に向かいました。

坑内はカラフルなライトで障害物や避難用通路が明示されており、トンネル現場と聞いて想像するような粉塵は少なく、明瞭な視野と歩きやすい足元という快適な作業環境で、環境整備に対する現場の工夫を強く感じました。

坑内には、土木の魅力の一つ、大迫力の重機がありました。

切羽に火薬を入れる(装薬する)ための穴を削孔する「ドリルジャンボ」!!
トンネル現場ならではの派手な重機です。

 

この現場では避難坑の周りの細かいところを削孔するのに使っている「ブレーカ―」!!
貫通の瞬間の写真によく映っているのもこの重機です。

 

発破や削孔で発生したガラをクラッシャーまで運ぶ「ホイールローダー」!!

 

クラッシャーで細かく砕いたガラを坑口まで運ぶ(ずり出し)「ベルトコンベヤ」!!
ずり出しをベルトコンベヤで行うことで、ダンプトラックで往復してガラを運ぶ必要がなくなり、安全かつ少ない人数で施工することができているとのこと。

 

削孔した部分が崩れないように設置する支保工を挟んで運び・設置・吹付まで行うのが「エレクター」!!

 

トンネル現場の最前線、切羽で働く皆さんの背中には、身を守るための装備が。

現場で働くみなさんの背中はかっこよかったです。

 

ベルトコンベヤの先には、「バックホウ」が待ち構えており、「ダンプトラック」にガラを積み込み現場の外に運びます。

トンネル現場の働く人や重機には魅力が沢山ありました。

 

現場見学後には、意見交換会が開催され、施工を担当している成豊建設㈱の皆さんへの質問が飛び交い、
・2025年問題
・無人化施工
・環境への配慮
・施工方法
・当現場での苦労
等について熱く議論が行われました。

工事に真摯に向き合い、各会社の工夫や苦労を共有して、より良いものを作ろうという姿勢をひしひしと感じる見学会でした。
今回取材にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

竣工まで、ご安全に!!

 

「一般社団法人日本トンネル専門工事業協会 令和6年度現場見学研修会」

■開催日:2024年10月18日(金)~19日(土)
■工事名:東海北陸自動車道城端トンネル工事
■場所 :富山県南砺市上田~上見

■発注者:中日本高速道路㈱
■元請 :大成建設㈱
■施工 :成豊建設㈱
■概要 :城端トンネルの4車線化に伴う避難坑の拡幅工事
■工期 :2022年9月~2027年7月
■施工延長:3,221m

■掘削方式:補助ベンチ付全断面掘削工法(発破方式)

 

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【開催案内】2024(令和六)年度 「土木の日」および「くらしと土木の週間」のご案内

投稿者:土木広報センター 投稿日時:月, 2024-09-30 14:15

2024年度 土木学会本部・8支部「土木の日関連行事」

土木学会(本部および全国8支部)では、2024(令和6)年度「土木の日」および「くらしと土木の週間」の行事を開催いたします(詳細はリストをご参照ください)。
奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

■「土木の日関連行事」一覧リスト 2024年度 土木学会本部・8支部「土木の日関連行事」
■「土木の日、くらしと土木の週間」とは?

11月18日の「土木の日」から続く土木学会の創立記念日である11月24日までの1週間を「くらしと土木の週間」として、
本部・全国8支部では、一般の皆様を対象とした各種イベント、活動を展開しております。

■土木の日Webサイト https://www.jsce.or.jp/committee/day/index.html

 

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【取材報告】鹿島サマースクール2024~本物の建設現場を見に行こう~

投稿者:土木広報センター 投稿日時:木, 2024-08-22 12:00

【取材報告】鹿島建設㈱のサマースクールを取材しました!

2024年8月6日(火)に鹿島建設(株)の「鹿島サマースクール2024~本物の建設現場を見に行こう~」が開催されました。

今回土木広報センターは、サマースクールの様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。

神奈川県の横浜環状南線公田笠間トンネル工事の現場で、小中学生10名、保護者9名が参加しました。
当日は、土木の仕事や、シールドマシンの機能について授業をうけたあと、現場に移動してシールドマシンで構築したトンネルを見学しました。
また、現場で実際に使用されている測量器具を用いた測量体験では、
子供たちは職員の皆さんに質問しながら一生懸命レンズを覗き、高さや距離を計測していました。

 

~参加者の声~

「シールドの現場だからトンネルを掘るだけかと思ったけど、他にもたくさんの設備があって驚いた。」
「作業員さんの量に驚いた。トンネルを作るために、工事中に使うためだけの足場やトイレなど、たくさんの設備があって、初めて現場に来てみてとても驚いた。」
「土木のことをあまり知らなかったが、力仕事のイメージがあった。実際に現場を見てみて、設計や測量など細かくてとても大切な仕事だと思った。防音や近隣住宅の採光など、いろんな配慮がされている仕事だと知った。」
「大きな仕事だけど、やっていることはとても緻密で、小さなことにも配慮して仕事をやっていることがわかって感動した。」
参加した皆さんは、土木の仕事の繊細さや、現場の規模・設備に感動しているようでした。

 

~現場所長の声~

今回のようなイベントを通して、子供たちに土木の仕事の魅力を少しでも伝えていけたらと思っています。
発注者(NEXCO東日本)の協力による部分が大きいですが、周辺住民の皆さんに向けても、事業についてより理解していただきたいという思いで日々見学会を開催しています。
大現場ならではの広いヤードを利用して開催した、サッカー教室と現場見学を兼ねたイベントも大変好評でした。

 

「鹿島サマースクール2024 ~本物の建設現場を見に行こう~」
■開催日:2024年8月6日(水)
■工事名:横浜環状南線公田笠間トンネル

■企業者:東日本高速道路株式会社 関東支社
■施工者:鹿島建設㈱・㈱竹中土木・佐藤工業㈱ 横浜環状南線公田笠間トンネル工事特定建設工事共同企業体
■参加費:無料

■概要:建設業や建設工事の解説、建設現場の見学など
■鹿島サマースクール詳細: https://www.kajima.co.jp/sustainability/social_contribution/observe/summer/index.html
 

 

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