2025年3月12日(水)放送
ゲスト:鎌田聖子さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
鎌田さんと事前に打ち合わせをしたときに、株式会社パスコは首里城の仕事に携わったと聞いていました。私はたまたま収録本番の前日に那覇に出張が入ったので、せっかくなので首里城公園を訪れ、さらにその南にある「金城町の石畳道」も見てきました。尚真王(しょうしんおう)の時代(1477~1526年)、1522年ごろに首里城と地方を結ぶ道として整備されたものです。500年前の道が今も使われていることに感銘を受けました。勾配が急で、下って上って息が切れ、冬なのにたっぷり汗をかきました。そして沖縄そばを食べ、会議をして翌日収録に間に合うように帰って来るという滞在20時間の弾丸出張でした。
鎌田さんによれば、文化財に関わる事業を行っている会社は多くないとのこと。人類の貴重な資産を残し、活用していく素晴らしい取り組みと思います。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/13/b-362/
YouTube
https://youtu.be/TEz7v0vKkYI?si=2BGC4iAt7I_H3J6_
ゲスト:鎌田聖子さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回の放送では、パスコの鎌田聖子さんに「文化財を守る先端技術」をテーマに、お話を伺いました。文化財には「有形文化財」「無形文化財」「民俗文化財」「記念物」「文化的景観」及び「伝統的建造物群」があることをみなさん知っていましたか?文化財を守るために使われている最先端の技術として、UAV(無人航空機)の活用、3次元レーザ計測、航空レーザデータ活用、グリーンレーザによる水中の計測技術の活用、sfm(写真測量)について伺いました。最先端の技術を活用することで文化財を守っているのですね!!
2025年3月5日(水)放送
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
「国を治める者は、水を治める」と言われますが、いきなり治水技術を駆使して水を治めることは並大抵のことではありません。
今回のクローズアップする人物、一人目は太田道灌です。
みなさん、太田道灌をご存じですか?あまり学校では習いませんよね。。。
室町時代終わりから戦国時代初めにかけて活躍した太田道灌の銅像は、関東とその周辺になんと12体もあります。代表的なのは、東京国際フォーラムのガラスホールの像ですが、その道灌が見つめる先にあったのが自ら築城した江戸城なのです。
もう一つ紹介すると、日暮里駅前にある、鷹狩り装束の太田道灌騎馬像の傍らで、山吹の花を手にした少女の銅像が佇んでいます。道灌が和歌の道に入っていくきっかけともなった山吹伝説をあらわしています。どんな活躍をしたのか実に興味深いですよね。
二人目は、すっかりお馴染みの武田信玄です。武田信玄と言えば「人は城、人は石垣、人は堀」というくらいですから、信玄さん、城はつくっていなかったのかなと思われがちですが、実は、中世城郭づくりの達人だったのです。今回の放送で中世城郭づくりの達人ぶりがたっぷり紹介されています。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/06/b-361/
YouTube
https://youtu.be/bIIT3mISwQE?si=qOXr_vQkYtBIi3uz
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
今回の放送では、お馴染みの緒方英樹さんに「【土木偉人シリーズ】戦国の築城名人は、治水の名人part1 太田道灌・武田信玄」をテーマに、お話を伺いました。江戸城などを築城した太田道灌の銅像は、関東とその周辺に12体もあるとのことです。歌人としても優れていたとは!!「人は城、人は石垣、人は堀」という有名なフレーズの武田信玄は、中世城郭づくりの達人(土の城)!!国境の最前線や侵攻先に築いた城でこそ力を発揮されたとのことです。今回もおもしろいお話が聞けました。
エンディングにて告知させていただいた「書籍『土木遺産さんぽ まち歩きで学ぶ江戸・東京の歴史』の刊行記念対談」は、下記より詳細を確認することができます。
【イベント&オンライン配信(Zoom)】 日本大学 理工学部 まちづくり工学科教授 阿部貴弘先生『土木遺産さんぽ まち歩きで学ぶ 江戸・東京の歴史』刊行記念対談(理工図書)
(受付締切「2025年3月18日(火)18:00まで」)
2025年2月26日(水)放送
ゲスト:ドボラジメンバー
ナビゲーター:JUMI
遂に「ドボクのラジオ」の放送回数が300回を数えることとなりました。番組を応援してくださっているリスナーの皆さま、収録にご協力いただいいているゲストの皆さまに感謝いたします。
放送前半ではドボラジメンバーにて行った、中央区限定の舟めぐりでの現場収録音声を放送しました。ドボラジメンバーは、ドボクの魅力を世の中に広げる案内人として、今回は舟から知ることのできるドボクの魅力や中央区を再発見しました。
後半では、これから取り上げたいテーマや、ドボラジの今後の展望などについて語り合いました。
今後も楽しいドボクを紹介できるように精進します。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/02/27/b-359/
YouTube
https://youtu.be/DLk0lhzrfEk?si=OWOGmorlFVCjyrxP
ゲスト:ドボラジメンバー(蛎殻町の松、赤井かおり、赤井ゆき、おがえもん)
ナビゲーター:JUMI
今回の放送では、ドボラジメンバーにて「祝!放送300回」をテーマに、お話しました。前半では「300回放送記念中央区限定舟めぐり」、後半ではこれまでの放送回を振り返るとともに今後のドボラジについてトークしました!皆さまのお陰でここまで続けてこられることができました。これからも、ぜひ聴いてください!!
「300回放送記念中央区限定舟めぐり」での舟から撮影した動画は、下記から視聴可能です。
はじめまして。ウェルビーイング小委員会 事務局のモリマリこと森麻里子です。
事務局といいましても、ほんの1年前までウェルビーイングについて考えたことなどまったくないド素人でした(今も・・・?)。土木だけでなく、ウェルビーイングの分野のプロフェッショナルも含む委員のみなさんから日々学びつつ活動しています。答えのないこのテーマが難しすぎてくじけそうになることも時々ありますが、そんなときは事務局会議や小委員会にもお菓子を持ち込んでウェルビーイングな気分を盛り上げるのが定番です。
2025年2月19日(水)放送
ゲスト:山内裕之さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:おがえもん
今回は、清水建設の山内裕之さんに「石積み技術を次世代に遺そう!」をテーマにお話を伺いました。
石垣は文化財!文化財を守るためには、技術の継承をしなければいけないですね!修復保全には、在来工法を最大限考慮するとともに、元に戻すことができることや、石材の加工を原則行わないなどの対応をしなければいけません。現代の技術である3次元測量によって石垣の変形状況の把握や石材の位置の記録はできるようになりましたが、石工の技量が石垣の耐朽性に大きく影響を及ぼすとのことです。お話にもありましたが、文化財を守るためにも土木技術者だけでなく他分野の技術者および学識者等との交流を活発に行い、新たな気づき、見識を生むことは重要ですね!!色々な分野の最先端技術を活用しつつ、古き良きものを守らなければいけないですね!
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/02/20/b-358/
YouTube
https://youtu.be/_KgzdXw2A9A?si=4yiU2eOv6wx7VM0o
こんにちは。休日は電話もメールもほとんどなくてデスクワークがはかどるなぁ、と相変わらず自由でワーカホリックな最良動労を目指す編集長マツです♪ 前回のニッシンの投稿読まれましたか?マツは記事の中身よりもあの美味そうな海鮮丼飯テロの直撃により、しばらく非ウェルビーイング状態に追いやられておりました。しかし、セメントとマグロのまち大分県津久見名物のマグロ丼+マグロちゃんぽんで迎撃してウェルビーイング指数?爆上がりです(ノ^^)ノ
もくれんのマグロ丼とマグロちゃんぽんこんにちは。ウェルビーイング小委員会メンバーの西口です。最近何かウェルビーイングな体験をしたかな?と思ってスマホの写真を見ていたら食べ物の写真ばかりでした。おいしい食事は幸福感を高めてくれますよね。
北海道で西口 幹人が食べた海鮮丼ゲスト:山内裕之さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:おがえもん
今回の放送では、清水建設の山内裕之さんに「石積み技術を次世代に遺そう!」をテーマに、お話を伺いました。城郭の石垣は文化財!石積の耐久年数は、適切な条件下であれば400年以上も問題無く維持している石垣も多くあるので半永久構造物とのこと!維持のためには修復も必要ですが、割れたりした石材の交換だけで、殆どの材料は再利用可能なのでSDGsに適応してますね!修復保全の技術を次世代に遺すことが必要ですね!!
2025年度に「未来の土木コンテスト」の第4回目を開催することを予定しております。
本コンテストは、「未来(2050年)のまち」について子供たちからアイデアを募集し、一次選考を通過したアイデアに対して土木技術者(プロのエンジニア)が検討チームとして加わり技術的検討を行います。
そして検討の成果を最終選考会で子供とプロのエンジニアが共同で発表(プレゼン)し、審査・表彰します。本コンテストはこれまで2014年度、2017年度、2022年度に実施し、今回が4回目の開催となります。
今回も夏休みに合わせて募集予定ですが、応募要領などのコンテストの詳細につきましては、決まり次第、土木学会のホームページなどでお伝えしていきます。
【取材報告】JR高輪ゲートウェイ駅で展示されたCONSTRUCTION ART WALLを取材しました!
2024年10月29日~2025年2月10日まで、JR高輪ゲートウェイ駅改札前の仮囲いに”CONSTRUCTION ART WALL(以下、ART WALL)”が展示されました。
今回土木広報センターは、ART WALLを企画した東日本旅客鉄道株式会社マーケティング部まちづくり部門品川ユニットの出川様、栄田様からお話を伺いました。
実際のART WALL 職人の写真に加え街の完成イメージも掲示した
〇工事現場の仮囲いに職人の姿を映したART WALLを作成・展示したきっかけや、ART WALLに込めた想い
→品川地区の大規模な開発プロジェクトということで、2022年頃よりこの街ならではの工事の様子を記録する企画の検討を開始した。
2024年3月には、高輪ゲートウェイ駅にて実施された「TAKANAWA GATEWAY CITYまちびらき前年祭 in March」において、TAKANAWA GATEWAY CITY 1~4街区各工事現場所長・職員の写真・コメントをまとめたポスターの掲示や、
TAKANAWA GATEWAY CITY公式Youtubeにアップした工事現場のドキュメンタリー映像の放映を行った。
工事現場で働く方々の姿や現場の美しさ、想いをより多くのお客さまに知っていただきたいと考え、安全性の確保と騒音防止を目的に立てられた仮囲いに工事現場の写真をアート作品のように掲出し、
本作品をきっかけにドキュメンタリー映像の閲覧数を増やしていければと考えた。
今回、2025年3月27日のまちびらきに向けて、「仮囲いという物理的な壁を取り払うために、仮囲いのすぐ裏で進んでいる工事現場の写真を展示することで中の様子を想像していただき、仮囲いが撤去されると新しい街ができている」
というストーリーを思い描いて企画した。
大規模なプロジェクトが進んでいく中で、日々仕事に向かう現場で働く方々の姿や、「生命力(温かさ)」「美しさ」「繊細さ」を映すことで新しい街ができていく期待感を表現したかった。
〇現場を映すうえで工夫した点
→一般財団法人JR東日本文化創造財団の企画・ディレクションの下、プロの写真家の石井朋彦氏に撮影を依頼。現場の特徴が表れている場所で、普段の様子を撮影するため、作業だけでなくミーティングのようすや、
若手・女性の職人にもフォーカスした。
あくまで現場優先で、現場の負担にならないよう事前の撮影打診を丁寧に行った。
〇苦労した点
→仮囲いの装飾は屋外での汚れや勾配調整に対応するために、仮囲いの床面から幅を開けて掲出する装飾も多い。ただ、今回はアート作品として成立させるため仮囲いの全面を使って隙間をあけずに施工したいと考えた。
工事現場と歩行者動線間を仕切り、駅前に設置された仮囲いとして必要な、消火設備、誘導サインなどとの干渉の問題をクリアする必要があった。
また、仮囲いの全面サイズ(高さ3m×最大幅140m)に引き延ばしたときにも美しく見える解像度の高い素材データを用意する必要があり、一部は既存のものを使用する必要があったため苦労した。
〇計画から施工完了までの期間
→構想3か月、現場関係者への依頼~撮影・デザインに3か月、シートの出力~施工で1か月。計7か月を要した。
〇駅利用客や現場関係者からの反響
→足を止めて写真を撮ってくださる方もいて大変好評だった。
ART WALLの一部に、TAKANAWA GATEWAY CITYの公式Instagramに遷移できるQRコードをデザインした。
QRコードの掲出はチャレンジングな取組みだったが、実際は効果が大きくInstagramのフォロワー数は展示期間中に618件も増加した。
改札前で毎日多くの利用者が行き交うエリア
ART WALLアートウォールの横にTAKANAWA GATEWAY CITY 公式InstagramのQRコードを掲示
今回は、東日本旅客鉄道株式会社の広報取り組み事例をご紹介しました。
このような広報事例を、ぜひ皆様の土木広報活動に活用してみてください!
【画像提供・一般財団法人JR東日本文化創造財団】
「JR高輪ゲートウェイ駅 CONSTRUCTION ART WALL」
■アートウォール展示期間:2024年10月29日~2025年2月10日
■場所 :東京都港区港南2丁目 JR高輪ゲートウェイ駅 改札前
■主催者:東日本旅客鉄道株式会社
■TAKANAWA GATEWAY CITYまちびらき:2025年3月27日(木)