わが国の土木分野のコンクリート構造物の設計、施工、維持管理において広く活用されている土木学会コンクリート標準示方書の[基本原則編]、[設計編]、[維持管理編]を改訂し、2023年3月29日より書籍(紙媒体)と電子書籍での刊行を開始いたしました。併せて「コンクリートライブラリー162 2022年制定コンクリート標準示方書 基本原則編・設計編・維持管理編 改訂資料」(紙媒体)を刊行いたしました。新しい示方書は、これまでの示方書の理念とスタイルを踏襲しつつ、近年の技術の進歩が数多く取り入れられています。
■2022年制定 コンクリート標準示方書[基本原則編]
|
基本原則編は、[コンクリート構造物の性能確保]、[性能確保のための情報伝達の重要性とその方法]、[技術者のあり方および役割]で構成されています。今回の改訂では、よりよいコンクリート構造物を実現するための、供用期間におけるコンクリート構造物の性能確保、設計・施工・維持管理段階を通しての情報伝達の重要性とその方法、技術者のあり方と役割についての記述を充実させました。 |
■2022年制定 コンクリート標準示方書[設計編]
|
設計編は、2017年制定版の改訂方針を受け継ぎ、[本編]、[標準]および[付属資料]で構成されています。今回の改訂では、既設構造物についても適用範囲とする、偶発作用として地震動だけでなく、衝突や津波・洪水も対象とする、高強度鉄筋を対象とし鉄筋強度の適用範囲を変更する、設計と施工・維持管理の連携をよりスムーズにする、技術の発展に伴う各編の技術内容を充実するなど、構造物に関わるさまざま状況への対応が行われています。 |
■2022年制定 コンクリート標準示方書[維持管理編]
|
維持管理編は、維持管理の原則を述べる[本編]、標準的な維持管理を実施する上での共通の必要事項を記した[標準]、維持管理を[標準]に従って実施する中で特に留意が必要な事項をとりまとめた[標準附属書]、および[付属資料]で構成されています。今回の改訂では、定期の診断をルーチンワークであると位置付け、そのため事前に綿密な維持管理計画を立案することとしました。 |
■コンクリートライブラリー162 2022年制定 コンクリート標準示方書 改訂資料 基本原則編・設計編・維持管理編
|
この改訂資料は、コンクリート標準示方書[基本原則編]、[設計編]および[維持管理編]の改訂作業において実施された議論の内容を紹介し、改訂の背景や根拠を示しています。また、今回の改訂版に含めるに至らなかった積み残した課題や項目についても紹介しています。コンクリート標準示方書各編の内容の理解の助けになるとともに、新しいコンクリート技術の開発や活用にも役立てることが出来ます。 |
記
【概要】
■編集 |
公益社団法人 土木学会 コンクリート委員会 コンクリート標準示方書改訂小委員会 |
■発行 |
公益社団法人 土木学会 |
■購入 |
以下のサイトから購入できます
書籍(紙媒体):http://www.jsce.or.jp/publication/(土木学会刊行物・試験機 販売サイト)
電子書籍:https://jsce-e-publication.myshopify.com/ (土木学会 電子書籍販売サイト)
|
書名(紙媒体) |
判型 |
価格
上段:本体価格
中段:税込価格
下段:会員特価
|
ISBN |
2022年制定 コンクリート標準示方書
[基本原則編] |
A4
上製本 |
3,200円
3,520円
3,170円
|
978-4-8106-0980-6 |
2022年制定 コンクリート標準示方書
[設計編] |
A4
上製本 |
8,400円
9,240円
8,320円
|
978-4-8106-0981-3 |
2022年制定 コンクリート標準示方書
[維持管理編] |
A4
上製本 |
6,400円
7,040円
6,340円
|
978-4-8106-0984-4 |
コンクリートライブラリー162
2022年制定 コンクリート標準示方書 改訂資料
基本原則編・設計編・維持管理編 |
A4
上製本 |
3,000円
3,300円
2,970円
|
978-4-8106-1058-1 |
|
■本件に関する問合せ先 |
公益社団法人 土木学会 出版事業課
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内
TEL: 03-3355-3445 E-Mail:pub@jsce.or.jp URL:http://www.jsce.or.jp/publication/ |