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イベント情報・報告

【土木広報センター オンライン取材】「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪in いしおか」

投稿者:土木広報センター 投稿日時:木, 2021-09-02 09:00

 

 2021年8月18日(水)に、石岡市・(一社)土木技術者女性の会東日本支部・(一社)茨城県建設業協会女性部会建女ひばり会の三者共催(関係協力団体:茨城県・建設産業女性定着支援ネットワーク)により、内閣府・文部科学省・日本経済団体連合会が主催する「夏のリコチャレ2021~理工系のお仕事体感しよう!~」の登録イベントとして「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪in いしおか」が開催されました。
 募集時点では現地開催の予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、オンライン開催(Zoom)に変更となりました。

 


図1 イベント案内のリーフレット

 

 このイベントでは、市民との協働による「セルフメンテナンス」の取組みの一環として、小学4年生から中学生まで計9名の生徒が、先生役の女性土木技術者(ドボジョ)から土木の仕事や橋について学ぶとともに、動画を使って石岡市の橋の点検に挑戦しました。また、橋のセルフメンテナンスを学んだ後は、動画による同市内のトンネル工事の現場見学を行いました。

 1時間目は、ガイダンスと橋のペーパークラフトづくりで、ドボジョの先生からパワーポイントを使って橋のひみつや構造について学んだ後、生徒一人ひとりが橋の模型づくりにチャレンジしました。2時間目は、橋の点検チャレンジとして、石岡市内のはなぞの橋の動画をみながら、生徒がそれぞれ橋梁(きょうりょう)点検チェックシートを使って橋の劣化状態や損傷の有無などを点検しました。3時間目は、現在建設中の(仮称)上曽トンネルをオンラインで現場見学しました。現場の工事長から現場概要やトンネルのしくみについて学んだ後、現場の工事状況を撮影した動画を視聴しました。

 


写真1 橋のペーパークラフト完成時のZoom参加者の様子

 

 新型コロナの感染拡大の影響により現地開催の予定を変更し、オンラインでの実施となりましたが、参加した生徒たちは橋のクラフトづくりや点検チャレンジに真剣に取り組むとともに、先生に積極的に質問し、感想を発表するなどオンライン会場は大変盛り上がりました。なお、教材の「橋のペーパークラフト」「簡易橋梁点検チェックシート」は日本大学工学部構造・道路工学研究室で考案されたもので、同研究室では「橋のセルフメンテナンスふくしまモデル」を開発し、全国各地で住民主導型の橋梁メンテナンスを展開しています。
【参考:みんなで守る。橋のメンテナンスネットhttp://bridge-maintenance.net/】

 


写真2 橋梁点検チェックシートを使用し、動画をみながら橋の点検を行う様子

 

 イベント終了後の取材で、主催者からは「生徒たちの積極的な姿勢や笑顔が印象的だった。このようなイベントを通じて子供たちに土木について興味を持ってもらい、将来土木の世界で活躍してもらうきっかけになればいい。」とのコメントがありました。

 

【イベント情報】
「夏休み!ドボジョと橋をみてみよう♪in いしおか」
■日時:2021年8月18日(水) 13:30~15:30
■会場:オンライン(Zoom)
    点検する橋:茨城県石岡市「はなぞの橋」
    見学先:上曽トンネル工事見学会
■共催:茨城県石岡市、(一社)土木技術者女性の会東日本支部、(一社)茨城県建設業協会女性部会建女ひばり会
■関係協力団体:茨城県・建設産業女性定着支援ネットワーク
■詳細:https://www.womencivilengineers.com/archives/6711

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土木学会誌2021年6月号にて、令和2年度「土木の日」活動報告が掲載されました!

投稿者:土木広報センター 投稿日時:水, 2021-06-02 09:00

 全国規模で実施され盛会のうちに終了した、令和2年度の「土木の日」および「くらしと土木の週間」。
 この度、土木学会誌2021年6月号にて、本部および各支部の「土木の日」活動報告が掲載されました。
 詳しい内容は、下記ファイルをご参照ください。


[令和二年度「土木の日」および「くらしと土木の週間」報告(土木学会誌2021年6月号)]

 


 

また、土木学会誌の誌面に掲載しきれなかった「土木の日シンポジウム2020」パネルディスカッションパートの報告記事(全編)をWebサイトで公開します!

【「土木の日シンポジウム2020」パネルディスカッション】


[オンラインディスカッションの様子]

 パネルディスカッションでは「持続可能な地域づくりにおける市民普請の可能性について」という内容で議論が展開された。

 パネルディスカッションは、パネリスト5人(上原佑貴氏/宮島俊明氏/武田晋一氏/徳永達己氏(拓殖大学)/真田純子氏(東京工業大学)とコーディネーター中村圭吾氏に加えて、市民普請の事例紹介の参加者として西山穏氏(NPO法人しあわせみかん山/NNラントシャフト研究室)、清水淳氏(過去の市民普請大賞受賞団体/北川かっぱの会)で行われた。

 三つの事例発表を受けての論点として、「(1)市民普請が機能するために必要な専門家、中間支援組織の役割」「(2)環境面に配慮した市民普請」「(3)持続可能な地域づくりに向けて」「(4)市民普請を始めるスタートアップの地域はどうすればよいか」などを中心に議論が交わされた。

(1)の「市民普請が機能するために必要な専門家、中間支援組織の役割」に関しての議論では、行政の役割は仕掛け人や裏方としての関与が重要であり、大学は、地域を学びの場として活用していくことで、修士論文や卒業論文の対象として大学生が地域づくりに参画できる機会を得るとそれぞれの役割について述べられた。また、地域、行政、専門家、企業、外部のボランティア等をつなぐ存在として、中間支援組織の役割が重要という認識が示され、地域づくりのスタートアップの際にも中間支援組織があることで、うまく仕組みとして定着するという初期段階での関与の重要性が述べられた。

(2)の「環境面に配慮した市民普請」としての議論は、しあわせみかん山の道普請を例に西山穏氏から行われた。本事例は、後継者がいなくなったみかん農地をNPOとして引き受け、自然と共生しながらみかんを生産し、その際の学びと交流を通じて1000年続く地域づくりを目指す取り組みである。西山氏からは手づくりで轍の部分のみ改良する耕作道の再生を例に、自然共生のため体と頭を動かしながら協働する取り組みが紹介され、環境配慮が参加を促す一つの動機付けになることも示唆された。パネリストからも環境に優れているのが市民普請であり、環境・持続可能性など新しい価値観を共有しながら進めることの重要性が示された。また、環境配慮など新しい価値観があることで大学も研究対象にしやすいとのコメントもあった。 

(3)の「持続可能な地域づくりに向けて」の議論としては、関係人口の充実のための参加者間の交流環境を整えていくことの重要性が示された。徳永氏からは早川町の事例をもとに、大学生を無料で多人数受け入れ可能な「仕組み」や地域との交流の機会の充実など「仕掛け」などが整備されていることも持続可能な市民普請の重要なポイントであるとコメントがあった。また、宮島氏からは自分達の地域のことは自分達でつくるという地域への愛着の実感を持ってもらうことが重要と述べられ、自己意識の醸成についてコメントがあった。また、清水淳氏からは、持続可能な活動に関する視点として、時代に合わせて活動の重要視するものを変えていくこと(本会では、最初の10年は多自然(型)川づくり、後の10年は外来種問題)なども活動を活発に保っていく上で重要とコメントがあった。

(4)の「市民普請を始めるスタートアップの地域はどうすればよいか」という点についても議論がなされた。真田氏からは、石積み学校の事業を例に、誰でもできることをアピールすることや、技術を囲い込まない姿勢、SNSなどで絶えず情報発信など、初心者でも入り込みやすそうな企画者側の配慮・工夫の重要性が示された。また、関連して武田氏からは、タイでの市民普請のスタートアップを例に、成功事例(ノンコー村)がSNSを通じて技術者派遣を行うことで、インフラ整備需要に応えることや他地域への技術普及につながっていることが紹介され、SNSなどを通じた情報発信の重要性が示された。

 これらの議論を通じて、①中長期に地域づくりを視野に入れた市民を巻き込む仕組みづくり、②徹底した地域資源の発掘と新制度とのマッチング、③コミュニティー力の評価指標による効果の把握、④住み続けたいという地域の愛着の醸成などが持続可能な地域づくりに向けたまとめとして挙げられ、持続可能な地域づくりについて、さまざまな視点から整理がなされた。

【担当】坂本 貴啓[国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ 自然共生研究センター 専門研究員 / 土木広報センター 市民交流グループ 市民普請グループ]


 

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【土木の日シンポジウム2020】 『持続可能な地域づくりにおける市民普請の可能性』を11月21日(土)に開催します!

投稿者:土木広報センター 投稿日時:月, 2020-10-26 11:00

「土木の日シンポジウム2020」
『持続可能な地域づくりにおける市民普請の可能性』

 土木学会では、土木の日(11月18日)から土木学会の創立記念日である24日までの1週間を「土木の日」および「くらしと土木の週間」として、一般の皆様を対象とした各種イベント、活動を展開しています。
 
http://www.jsce.or.jp/committee/day/index.html
 土木学会本部では、毎年「土木の日シンポジウム」を開催しており、今年度は、11月21日(土)に、オンライン開催をいたします。
 今年度のテーマは、
『持続可能な地域づくりにおける市民普請の可能性』。

 「都市から地方へ」の流れはコロナ禍の状況でさらに加速しようとしています。それに伴って、持続可能な地域づくりを実現する考え方・手法としての「市民普請」への期待も大きくなってきています。
 土木学会・市民普請グループでは、地方を主に実施されてきた市民主導の持続可能性を有するインフラ管理の仕組みである「市民普請」の展望や課題について様々な角度から議論してきました。その中で、市民普請の実践には「中間支援組織」と「資金調達」が重要なキーであることが分かってきました。
 本シンポジウムでは、この視点から、国内外の先進的な市民普請の取り組み事例を紹介したいと思います。現場で活躍している方々のご経験やディスカッションを通じ、市民普請の役割や今後の可能性を探ります。

  
[シンポジウムフライヤー]

                                                 記

1.開催日 :2020年11月21日(土)13:45~16:30
2.開催形式:オンライン(YouTubeライブ配信)
3.視聴:https://youtu.be/1r6rw9Nq6oc


4.参加費:無料
5.参加方法:オンライン視聴の登録は不要
  ※CPD受講証明書希望者のみ、事前に参加申込を必要とします。
   参加申込フォームより事前登録のうえ、終了後、CPD受講証明書申請フォームにて申請いただくことでCPD受講証明書を発行いたします。
       ※詳しくはこちら

6.主催:土木広報センター 市民交流グループ  市民普請グループ/土木の日実行グループ
7.共催:日本建設業連合会、建設コンサルタンツ協会、セメント協会、電気事業連合会、日本橋梁建設協会、日本鉄道施設協会、日本道路建設業協会、プレストレスト・コンクリート建設業協会、日本埋立浚渫協会、全国上下水道コンサルタント協会、関東地域づくり協会
8.後援:厚生労働省、国土交通省、総務省

 


9.プログラム:
1)開会挨拶 13:45~13:50
東川 直正 氏(土木学会 理事 / 土木広報戦略会議 土木の日実行担当 / 国土交通省大臣官房 技術審議官)

2)土木学会 会長挨拶 13:50~14:10
家田 仁 氏 (土木学会第108代会長 / 政策研究大学院大学 教授)

3)市民普請の意義 14:10~14:15
中村 圭吾 氏 (土木広報センター 市民交流グループ 市民普請グループリーダー / 土木研究所)

4)市民普請の実践 具体事例 14:15~15:00
a. 【中間支援組織】14:15~14:30
『中山間地域において中間支援組織が持続可能な地域づくりに果たす役割について(仮)』
上原 佑貴 氏(NPO法人 日本上流文化圏研究所) 

    
[写真]地元小学校で総合学習の授業/移住者受け入れ促進のための民家プロジェクト(山梨県早川町)

・山梨県早川町において中間支援組織として、多様な取り組みを実施している日本上流文化圏研究所から、中山間地域の地域づくり、市民普請的な取り組みにおける中間支援組織の役割などについてご講演いただく。

b. 【政策・公的資金調達】14:30~14:45
『下條村における建設資材支給事業の可能性について(仮)』
宮島 俊明 氏 (長野県下伊那郡下條村 副村長)   

  
[写真]建設資材支給事業(阿知原/北又)

・長野県下條村における建設資材支給事業について、実施に至る経緯、仕組みの概要や、取り組みの効果と課題を伺う。参加している住民たちの意識や事業継続の秘策なども併せて伺いたい。

c. 【民間資金調達】14:45~15:00
『タイにおける民間資金を活用した市民普請による舗装事例(仮)』
武田 晋一 氏(拓殖大学)   

    
  [写真]村の技術リーダーへのヒアリング状況/住民により舗装された道路(タイ国東北部ノンコー村)

・タイ国東北部(タイ国東北部ノンコー村)では、外国の出稼ぎから帰国した建設技術者による市民普請が実施されている。地元企業からの資金調達などしている点も興味深い。

(休憩5分) 15:00~15:05

5)【パネルディスカッション】 15:05~16:30
『持続可能な地域づくりにおける市民普請の可能性について』
◇内容
テーマ1: 市民普請が機能するために必要な専門家、中間支援組織の役割
テーマ2: 持続可能な地域づくりに向けて
◇パネラー:(5名)
上原 佑貴 氏/宮島 俊明 氏/武田 晋一 氏/徳永 達己 氏(拓殖大学)/真田 純子 氏(東京工業大学)
◇コーディネーター:中村 圭吾 氏

 


 

10.CPD:
[土木学会認定 CPD プログラム:認定番号 JSCE20-0789(2.7単位)]
参加申込フォームより事前登録のうえ、終了後、CPD受講証明書申請フォームより申請いただくことでCPD受講証明書を発行いたします。


【CPD受講証明の方法】
【ステップ①】<必ず事前の参加申込をお済ませ下さい>
  ■シンポジウム参加申込:http://www.jsce.or.jp/event/active/junction.asp?ecd=112001
     (申込受付を終了しました)
       ※参加申込完了後、申込完了画面や自動返信メールにて、「参加券」の文言が明記されておりますが、今回はオンライン開催のため、「参加券」の郵送はございません。
  【申込期限】2020年11月21日(土)
   
↓
【ステップ②】<シンポジウム終了後>
  ■CPD受講証明書申請フォーム:https://committees.jsce.or.jp/cprcenter/node/239
         (受付を終了しました)
        【回答期限】2020年11月21日(土)~2020年11月28日(土)
   ※回答期日を過ぎますと受付致しかねますので、くれぐれもご注意ください。

   <アンケート回答を頂いた皆様>
    
アンケート回答期限終了後(~11月28日(土))、CPD受講証明書の準備が整い次第、問合せメール(cprcenter@jsce.or.jp)よりCPD受講証明書をお送り致します。
    発行までお時間を頂戴しますが、ご了承くださいませ。

【注意事項】
・受講証明書の発行は、本シンポジウムへ事前の参加申込を頂いた方のみとさせていただきますので予めご了承ください。
・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステム利用者は、各団体のルールに沿って、CPD単位の申請をお願い致します。
・他団体へCPD単位を登録する場合は、その団体の登録のルールに則って行われます。単位が認定されるかどうかは、直接その団体にお問合せください。



11.問合せ先:
公益社団法人 土木学会 土木広報センター
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内
TEL: 03-3355-3448 E-Mail: cprcenter@jsce.or.jp

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【土木広報センター インタビュー】太田記念美術館展覧会 江戸の土木 ―橋・水路・ダム・大建築から再開発まで―

投稿者:佐藤 雅泰 投稿日時:木, 2020-10-22 17:30

2020年10月13日(火)太田記念美術館 応接室にて
〔太田記念美術館〕渡邉 晃 氏(上席学芸員)
〔土木広報センター〕下山、佐藤、小林

10月10日(土)より、太田記念美術館において、「江戸の土木」というタイトルの展覧会がスタートしました。太田記念美術館は、約14,000点の浮世絵を所蔵する美術館です。「土木」の名がつく展覧会ということで、土木広報センターとしては興味深々。太田記念美術館の渡邉晃上席学芸員に、展覧会の開催経緯やお薦めの作品などを伺いました!!

写真1 東京都渋谷区神宮前にある太田記念美術館

土木広報センター(以下、センター):なぜ、今回、そのものずばり「土木」を展覧会のテーマに取り上げようと思ったのでしょうか。また、これまで土木やインフラをテーマにした展覧会はありましたか。

渡邉晃氏(以下、渡邉):もともと個人の活動として、10年くらい前から、年に3~4回ほど、銀座や浅草、深川、築地など東京を中心に、浮世絵の中にある風景を巡る街歩きツアーを開催していて、江戸・東京の地理や地形に関心がありました。街歩きをしていると、東京の地形の面白さに気がつきます。例えば、埋立地である深川や築地では、緩やかな上り坂があり、しばらく歩くと今度は下り坂になる箇所があります。今は暗きょになっていて分かりづらいですが、もともと、そういう場所には橋が架かっていることが多いのです。埋立地は舟運のための水路が整備され、そこには数多くの橋が架かっていたことが、街歩きを通じて分かりました。そんな中、東京スリバチ学会とコラボする形で、東京の高低差や地形をキーワードに浮世絵を見る展覧会「江戸の凸凹 ―高低差を歩く」を2019年6月に開催しました。一方で、ダムに代表される土木構造物を楽しむファンがいて、ダムカレーやダムカードが人気を博しており、コンビニでは、ダムの放流をイメージしたカップ焼きそばが販売されるまでになり、時流として、土木がマニアックな人気となっていると感じていました。街歩きツアーをやっていて、東京のルーツである江戸は、大規模な埋め立てによる土木工事によって形作られてきた都市であると認識していましたし、面白いと感じていました。そこで、昨年開催した「江戸の凸凹」展の流れもあり、地理や地形好きの方は土木好きである方も多いのではと考え、今回、土木にフォーカスした展覧会を開催することになりました。
土木やインフラに近いテーマですと、「江戸の凸凹 ―高低差を歩く」の他には、過去に、2017年に江戸の水辺をキーワードに「大江戸クルージング」という展覧会も開催しております。

写真2 渡邉 晃 氏(太田記念美術館 上席学芸員)

センター:浮世絵の作品の中には、土木やインフラをテーマに描かれることは多いのでしょうか。

渡邉:現在の土木ファンの方にも、橋は人気があると思いますが、浮世絵においても、橋を題材にした作品は多いです。今回の展覧会でも、橋の作品が半数近くを占めています。やはり、橋は、美しい形が見える構造物ですし、離れた場所を結ぶインフラとして、たくさんの人が行き来し、地域の人からランドマークとして親しまれていますので、絵の題材として、ぴったりだと思います。橋はいろいろなものが交差する場であり、ドラマが生まれる舞台だと思います。浮世絵でも橋が名画になることが多々あります。今回の展示では、江戸時代と明治時代に描かれた橋の浮世絵がありますが、時代による構造や材料の違いを比較するのも面白いと思います。また、歌川広重は、橋を絵の中のモチーフの一つとして描きますが、葛飾北斎は、橋の構造に興味があったようで、今回展示している葛飾北斎「諸国名橋奇覧 かめゐど天神たいこばし」(太田記念美術館蔵、以下記載がない場合は同様)でも、急な角度も含めて、かなり綿密に描いています。絵師の姿勢の違いも鑑賞してみてください。

図1 葛飾北斎「諸国名橋奇覧 かめゐど天神たいこばし」

それと、歌川広重の「名所江戸百景 深川洲﨑十万坪」という作品では、江戸の埋立地の様子が描かれていて、まだ民家がなく、当時の荒涼とした雰囲気を捉えた貴重な資料となっています。本来、この作品は、大鷲の印象的な構図に目が行くのですが、今回は、江戸の埋立地を分かりやすく伝える作品として展示しています。

図2 歌川広重「名所江戸百景 深川洲﨑十万坪」

センター:今回の展示会の中で、特に、お薦めの作品はありますか。

渡邉:一番のお薦めの作品は、二代歌川国明「千住大橋吾妻橋 洪水落橋之図」(個人蔵)です。千住大橋は、隅田川に架かった最初の橋で、架橋を担当したのは、土木の名手と言われた伊奈忠次です。300年近く流出のなかった名橋でしたが、浮世絵に描かれた明治18年(1885)の台風による洪水で流されてしまいました。この絵の中には、千住大橋の残骸が下流の吾妻橋にぶつかり、いっしょに流され、さらに下流の厩橋にぶつかるのを防ぐために、当時の人々が岸から綱で橋の残骸を引き留める様子が描かれています。当時の女性の手記に、千住大橋と吾妻橋の心中と書かれましたが、この絵は、臨場感があり、当時の災害の状況が分かる、とても貴重な作品です。この他、教科書にも載っているくらい有名な歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」や、ごつごつした岩肌が印象的な昇亭北寿「東都御茶之水風景」も個人的にお薦めの作品です。

図3 二代歌川国明「千住大橋吾妻橋 洪水落橋之図」

図4 歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」

図5 昇亭北寿「東都御茶之水風景」

センター:普段の暮らしの中で、土木やインフラについて、意識することはありますか。

渡邉:昔から工事現場を見るのが好きでした。日々刻々と出来上がっていく過程が面白いのと、毎日違う表情を見せる工事現場がいいですね。夕方の工事現場をカメラで撮ると、重機の色が夕日の光をまとい、とても綺麗です。

センター:今回の展覧会を通じて、どのようなことを感じていただきたいでしょうか。

渡邉:東京のルーツである江戸は、もともと日比谷入江、築地、深川などを埋め立て、小名木川や神田上水といった運河や上水の整備など、大規模な土木工事によって発展してきました。また、江戸の町は、火事や地震、洪水などの災害に見舞われるたびに、新たな土木工事によって、復興してきました。現代の東京でも、豊洲をはじめとする湾岸エリアの開発や、都心部の大規模な再開発がリアルタイムで続いています。今回の展覧会を通じて、江戸時代から現代まで、脈々と、つながっている大きな流れを皆さまにも感じていただきたいと思います。また、土木好きの方には浮世絵の面白さを、浮世絵好きの方には土木の面白さを知ってもらう良い機会になればと思います。

センター:土木やインフラをテーマとした展覧会の今後の開催予定はありますか。

渡邉:地理や地形、土木というテーマは今後も続けていきたいと思います。作品が少ないのが課題ではありますが、鉄道や街道といった交通を切り口に、今後、展覧会が開催できると面白いと思います。

センター:本日はありがとうございました。

渡邉:ありがとうございました。

【展覧会「江戸の土木」の情報】
■タイトル:江戸の土木 ―橋・水路・ダム・大建築から再開発まで―
■趣旨:
土木とは、道路や河川、橋梁、港湾などを造る建設工事のこと。近年、東京では各所で再開発が進み、大規模な土木工事や建設が盛んに行われています。一方、橋やダム、河川、地形など、土木に関連するジャンルがマニアックな人気を呼び、書籍や雑誌などのメディアで取り上げられる機会も増えています。
時代をさかのぼってみると、東京のルーツである江戸は、幕府による天下普請を始めとした、さまざまな土木工事によって発展した都市でした。本展は歌川広重や葛飾北斎など、浮世絵師たちが描いた作品を手がかりとして、江戸の土木を読み解く展覧会です。
■開催日:2020年10月10日(土)~2020年11月8日(日)
     ※10月12日、19日、26日、11月2日は休館
■時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
■場所:太田記念美術館(東京都渋谷区神宮前1-10-10)
■料金:一般 800円 大高生 600円 中学生以下無料
■詳細:http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/doboku 
■太田記念美術館Webサイト:http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

 

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令和元年度「土木の日」および「くらしと土木の週間」報告(土木学会誌2020年5月号)

投稿者:土木広報センター 投稿日時:金, 2020-05-01 00:00

全国規模で実施され盛会のうちに終了した、令和元年度の「土木の日」および「くらしと土木の週間」。                                                  

この度、土木学会誌2020年5月号にて、本部および各支部の「土木の日」活動報告が掲載されました。                                                                           

詳しい内容は、下記ファイルをご参照ください。    

    
[令和元年度「土木の日」および「くらしと土木の週間」報告(土木学会誌2020年5月号)]

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オープンキャンパス土木学会2019開催報告

投稿者:土木広報センター 投稿日時:日, 2019-12-01 12:00

土木学会誌2019年12月号において、2019年7月6日(土)に土木学会本部構内(東京都新宿区四谷)で実施した「オープンキャンパス土木学会2019」の開催報告が掲載されました!

詳しい内容は、下記ファイルをご参照ください。


[オープンキャンパス土木学会2019開催報告(土木学会誌2019年12月号)]

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「土木の日シンポジウム2019」を開催します

投稿者:土木広報センター 投稿日時:金, 2019-11-22 13:00

 今年度の「土木の日シンポジウム」は、土木学会の創立記念日である11月24日に開催いたします。今年度のテーマは、「“市民普請”で地方をよみがえらせる -市民主導の新しい公共事業の仕組みを考える-」。
 持続可能な地域社会を構築する上で、市民主導の新しい公共事業“市民普請”に注目が集まっています。本シンポジウムでは市民普請のしくみやファンディング、行政との連携などをテーマに、その可能性について議論します。
 ご関心のある方は、奮ってご参加ください。

【市民普請とは?】
『市民が主導的な役割を果たしながら、地域を豊かにするために実践する公共のための取り組み』それが“市民普請”です。まちづくり、みちづくり、川や湿地・里山・里海の再生、地域の防災計画の立案等、市民普請の対象は多岐にわたります。


(「土木の日シンポジウム2019」フライヤー)

                          記

「土木の日シンポジウム2019」
“市民普請”で地方をよみがえらせる -市民主導の新しい公共事業の仕組みを考える-

日    時 :   2019年11月24日(日) 13:00~16:30 (開場12:30~)
会    場 :   土木学会 講堂
             (東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内 《JR四ツ谷駅徒歩3分》)
               http://www.jsce.or.jp/contact/map.shtml
参 加 費 :  無料
申込方法:  当日、直接会場受付へお越しください。
主    催  :  土木学会 土木広報センター 市民交流グループ [市民普請グループ/土木の日実行グループ]
行事URL:  http://committees.jsce.or.jp/cprcenter/node/198

プログラム:
開会挨拶(13:00~13:10)
 林 康雄(土木学会 会長/鉄建建設株式会社 代表取締役会長)
 東川 直正(土木学会 土木広報戦略会議 土木の日実行担当/国土交通省大臣官房 技術審議官)
講演(13:15~15:00)
「市民普請とは何か?」
  中村 圭吾(土木研究所/土木広報センター市民普請グループ幹事長)
「自立的な市民普請のスキームと「石積み学校」での実践」
  真田 純子(東京工業大学/土木広報センター土木の日実行グループ幹事長)
    金子 玲大(石積み学校事務局)
「サステナビリティの実現に向けた企業の貢献」
  本木 啓生((株)イースクエア 代表取締役社長)
「共助による地域づくり-取り組みの視点と今後の展開-」
  菊池 雅彦(国土交通省 国土政策局 地域振興課長)
パネルディスカッション(15:15~16:30)
「市民主体の市民普請のかたちと意味」

※当日の詳細に関しては、下記Webサイトをご覧ください。
  http://committees.jsce.or.jp/cprcenter/node/198

【問合せ先】 
公益社団法人 土木学会 土木広報センター 下山、佐藤、小林
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内
TEL: 03-3355-3448 E-Mail: cprcenter@jsce.or.jp URL: http://www.jsce.or.jp/

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土木コレクション2019「TOKYO DOBOKU FROM―1964―TO 過去から未来、新しいTOKYOへ」を開催いたします!

投稿者:佐藤 雅泰 投稿日時:金, 2019-11-01 16:00

「TOKYO」って、どんなイメージ?
安全で、便利で、快適。世界最先端の高い生活水準を誇る世界都市だと答える人は多いでしょう。でも昔からそうだったわけではありません。江戸城が明け渡された1868年の5年前、ロンドンでは地下鉄(The Tube)が開業していました。
明治の文明開化を経て近代国家への仲間入りを目指してから150年。我が国は地震や戦争 、災害など、幾度となく迫る苦難に直面してきました。しかし、そのたびに乗り越えてTOKYOは進化してきたのです。街を便利に楽しめる地下鉄、火災の延焼を防ぐ幅の広い道路、台風から身を守る安全な川や、日本の経済を動かす高速道路や新幹線――。先人たちの努力の結晶が、今も残っています。
そんなTOKYOで、1964年以来2度目となるオリンピックが来年2020年に開催されます。オリンピックの本番前にぜひ皆さんに知ってほしいのが、開催を裏で支える「インフラ」の存在です。
「インフラ」 は皆さんの生活を24時間365日支え続けています。存在が当たり前すぎて、普段は意識することもほとんどないのではないでしょうか? しかし、異なる時代に造られたインフラが、実は綿密な計画の下でそれぞれが折り重なってTOKYOを機能させています。
土木コレクションでは、土木界が保有する、普段目にすることができない貴重な映像や写真、図面、歴史資料の数々を毎年、展示・公開しています。今年の開催では2つのオリンピックを軸に、「イントロ/軌跡」「戦前~戦後/世界都市東京の夜明け」「1964/東京オリンピック前夜」「その後/TOKYO2020に向け」 という4つのゾーンに分けて、社会背景とともにインフラの魅力をお伝えしたいと思っています。
過去から未来へと脈々と受け継がれてきた土木の蓄積とともに、変貌を遂げてきたTOKYOをぜひ実感してもらえれば幸いです。

日程:2019年11月14日(木)~17日(日)
会場:新宿駅西口広場イベントコーナー(JR新宿駅西口)
14日(木)13:00~21:00
15日(金)8:00~21:00
16日(土)8:00~21:00
17日(日)8:00~17:00

今年の展示内容は下記Webサイトおよびフライヤーをご参照下さい。
土木コレクション2019:https://dobokore8.webnode.jp/

土木コレクション2019フライヤー

過去の土木コレクションHANDS+EYESの活動は下記Webサイトからご覧下さい。
土木コレクションHANDS+EYES:http://dobokore.jsce.or.jp/

主催/土木学会
共催/東京都建設局
協賛/日本建設業連合会、建設コンサルタンツ協会、セメント協会、電気事業連合会、日本橋梁建設協会、日本鉄道施設協会、日本道路建設業協会、プレストレスト・コンクリート建設業協会、日本埋立浚渫協会、全国上下水道コンサルタント協会、関東地域づくり協会
後援/厚生労働省、国土交通省、総務省

問合せ/公益社団法人 土木学会 土木広報センターTEL:03-3355-3448(9:00-17:00)

 

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「土木の日シンポジウム2019」を11月24日(日)に開催します!

投稿者:土木広報センター 投稿日時:火, 2019-10-29 10:00

土木の日シンポジウム2019
“市民普請”で地方をよみがえらせる -市民主導の新しい公共事業の仕組みを考える-

 

今年度の「土木の日シンポジウム」は、土木学会の創立記念日である11月24日に開催いたします。
今年度のテーマは、「“市民普請”で地方をよみがえらせる -市民主導の新しい公共事業の仕組みを考える-」。
持続可能な地域社会を構築する上で、市民主導の新しい公共事業“市民普請”に注目が集まっています。本シンポジウムでは市民普請のしくみやファンディング、行政との連携などをテーマにその可能性について議論します。


(土木の日シンポジウム フライヤー)

日 時:2019年11月24日(日)13:00~16:30 (受付:12:30)
会 場:公益社団法人土木学会 講堂
         (東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内)
参加費:無料
お申込:http://www.jsce.or.jp/event/active/junction.asp?ecd=11990
CPD :3.2単位(土木学会 継続教育(
CPD) 認定プログラム)
主 催:土木広報センター 市民交流グループ 市民普請グループ/土木の日実行グループ
共 催:日本建設業連合会・建設コンサルタンツ協会・セメント協会・電気事業連合会・日本橋梁建設協会・日本鉄道施設協会・日本道路建設業協会・プレストレスト・コンクリート建設業協会・日本埋立浚渫協会・全国上下水道コンサルタント協会・関東地域づくり協会
後 援:厚生労働省・国土交通省・総務省

 

◆ライブ配信URL:https://youtu.be/mtcdbOR67p4
※当日は、シンポジウムの模様をYouTubeにてライブ配信いたします。ぜひ、こちらもご覧ください!

 

【市民普請とは?】

『市民が主導的な役割を果たしながら、地域を豊かにするために実践する公共のための取り組み』それが“市民普請”です。まちづくり、みちづくり、川や湿地・里山・里海の再生等、地域の防災計画の立案等、市民普請の対象は多岐にわたります。
市民普請グループWebサイト:http://committees.jsce.or.jp/cprcenter0101/

 

プログラム
 司会:溝口 伸一氏(土木広報センター 市民交流グループ 市民普請グループ/日本工営(株) 都市空間事業部 副事業部長)

開会挨拶(13:00~13:10)
 13:00~13:05 林 康雄氏(土木学会 会長/鉄建建設株式会社 代表取締役会長)
 13:05~13:10 東川 直正氏(土木学会 土木広報戦略会議 土木の日実行担当/国土交通省 大臣官房 技術審議官)

講演(13:15~15:00)

講演①(13:15~13:30) 
「市民普請とは何か?」 中村 圭吾氏
(土木広報センター 市民交流グループ 市民普請グループ 幹事長/土木研究所)
市民普請グループが考える市民普請の枠組みや取り組み内容について試論として紹介するとともに本シンポジウムの構成について説明します。

講演②(13:30~14:00) 
「自立的な市民普請のスキームと「石積み学校」での実践」 真田 純子氏
(土木広報センター 市民交流グループ 土木の日実行グループ 幹事長/東京工業大学 准教授)/金子 玲大氏(石積み学校事務局) 
補助金に頼らない自立的な市民普請の必要性とそれを実現するスキームの可能性をいくつか提示し、自立を目指して運営している石積み学校の挑戦について紹介します。

講演③(14:00~14:30) 
「サステナビリティの実現に向けた企業の貢献」 本木 啓生氏
(株式会社イースクエア 代表取締役社長)
ステークホルダー視点による企業を取り巻く事業環境の変化、市民との協働による社会貢献活動事例、企業の市民活動への参画に向けた考察についてお話しします。 

講演④(14:30~15:00) 
「共助による地域づくり-取り組みの視点と今後の展開-」 菊池 雅彦氏
(国土交通省 国土政策局 地域振興課長)
共助による地域づくりについて、①対象空間、②組織・人材、③資金確保、④支援理由という4つの視点毎に取り組みの全体像を整理し、様々な市民普請や共助による地域づくりの事例がどのような位置づけになるのかを示すとともに、共助の施策の基本的な考え方を整理し提示することにより、今後の市民普請の展開の方向性を議論するにあたっての一助とすることにしたいと思います。

 

パネルディスカッション(15:15~16:30)
「市民主体の市民普請のかたちと意味」[コーディネーター]真田氏 [パネラー]金子氏、本木氏、菊池氏、中村氏
市民主体の市民普請とは何か?それを実現する方法とは?そもそも市民が主体的にかかわることの意味とは?など、持続可能な地域社会を構築するための市民普請について多角的にディスカッションします。

閉会(16:30)

◆シンポジウムの開催報告はこちら(Facebook 2019/11/25掲載)

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水害の発生が見込まれるこの時期だからこそ、知っておきたいインフラ解説(河川分野)

投稿者:土木広報センター 投稿日時:水, 2019-08-28 11:00

土木学会では、近年話題となっているインフラに関する用語について、土木学会の解説委員が分かりやすく説明する「インフラ解説動画」を配信しております。

大雨や台風による洪水など、水害の発生が見込まれるこの時期だからこそ、「河川分野のインフラ解説」を今一度ご覧ください。

●河川分野のインフラ解説動画 
 (解説委員:島谷 幸宏(土木広報センター次長/九州大学教授)
 https://doboku-i.jp/video/river

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