初版公開:2019年7月22日
最終更新日:2022年6月7日
2014年以前の活動については「土木学会の100年」(2014)を、1980年以前の活動については「原子力土木委員会の動き」(土木学会誌、57巻、第2号、78-79ページ、1972年)を参照しています。
現在活動中の小委員会については、各小委員会のページを御覧ください。
小委員会・部会名 | 活動期間 | 小委員長・部会長 | 活動内容 | 主な成果 |
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津波評価小委員会 |
2018-2020 | 高橋 智幸 | 原子力発電所の津波に対する安全性評価技術を高度化・提案する | ・"Tsunami Assessment Method for Nuclear Power Plants in Japan 2016"を公開 |
地盤安定性評価小委員会 | 2018-2020 | 吉田 郁政 | 2009年以降に部会・小委員会で審議・検討した結果の一部を体系化するとともに、残された課題に対する技術開発に取り組む。 | ・原子力発電所の基礎地盤及び周辺斜面の安定性評価技術(技術資料)「2020年度版」の刊行 ・技術資料「原子力発電所の基礎地盤及び周辺斜面の安定性評価技術<技術資料>(2020年度版)」講習会の実施 |
断層活動性評価の高度化小委員会 | 2015-2020 | 金折 裕司 | 断層破砕部性状に基づく評価手法など,上載地層法以外にも適用可能な最新手法について検討し,その実用性向上を図る。 | ・公開講演会「2016年熊本地震から学ぶ~地震断層と断層の活動性~」を開催 ・益城町寺迫のトレンチを一般公開 |
地中構造物の耐震性能照査高度化小委員会(第Ⅱ期) | 2015-2020 | 前川 宏一 | 原子力発電所屋外重要土木構造物である鉄筋コンクリート製地中構造物の耐震性能照査手法を高度化するとともに体系化をはかる。 | ・「原子力発電所屋外重要土木構造物の耐震性能照査指針・マニュアル・照査例・技術資料」(2018)、原子力発電所屋外重要土木構造物の耐震性能照査指針(技術資料)(2021年版)を刊行 ・「地中構造物の耐震性能照査高度化」に関する公開講演会を開催 ・「鉄筋コンクリート製地中構造物の耐震性能照査技術」に関する講習会、「鉄筋コンクリート製地中構造物の耐震性能照査技術」拡充に関する講習会を実施 ・日本原子力学会「断層の活動性と工学的なリスク評価」調査専門委員会の活動への協力 |
2015-2020 | 中村 晋 | 国際機関における地盤ハザード、断層変位関連タスクに関するレポート作成について、国内専門家として技術サポートする | ||
地盤安定解析高度化小委員会 | 2015-2018 | 京谷 孝史 | 時刻歴非線形解析手法、不連続体の解析手法および断層変位評価の解析手法のさらなる高度化 | ・公開シンポジウム「-地盤・斜面の安定解析技術の高度化を目指して-」を開催(2018) |
地盤安定性評価小委員会 | 2013-2015 | 國生 剛治 | 原子力発電所の基礎地盤および周辺斜面の安定性評価手法の高度化ならびに体系化を図る | ・公開シンポジウム「原子力発電所周辺斜面の安定性評価の高度化-地震作用の増大にそなえて-」を開催(2015) |
断層変位評価小委員会 | 2013-2016 | 小長井 一男 | 断層変位を合理的に評価し、可能な対応を地域全体で考えていくための方法論を探り,地域社会に客観的な情報を発信 | ・断層変位評価に関するシンポジウムを開催(2015/07) ・断層変位評価小委員会研究報告書を公開(2015/07) |
新潟県中越沖地震後の柏崎刈羽原子力発電所土木構造物の健全性WG | 2007-2010 | 丸山 久一 | 新潟県中越沖地震後の柏崎刈羽原子力発電所土木構造物を対象にして,構造物の点検方法,健全性の評価ならびに現地調査・点検結果を踏まえた現状の健全性を評価 | ・新潟県中越沖地震後の柏崎刈羽原子力発電所土木構造物の被災状況等について,2007年度ならびに2008年度の土木学会全国大会で報告 ・「2007年新潟県中越沖地震後の柏崎刈羽原子力発電所土木構造物の被害・復旧状況」に関する報告会を開催(2010/04) |
構造健全性評価部会 | 2005-2012 | 宮川 豊章 | 原子力発電所屋外重要土木構造物の構造健全性評価手法の体系化・高度化について調査・研究を実施 | ・「原子力発電所屋外重要土木構造物の構造健全性評価に関するガイドライン」(2008)を刊行 ・「原子力発電所屋外重要土木構造物の構造健全性評価に関するガイドライン2012」(2012)を刊行 |
活断層評価部会 | 2003-2014 | 佃 栄吉(2004~2008) 山崎 晴雄(2009~2014) |
海域活構造評価,活断層調査による震源・断層評価法の信頼性向上,震源断層のための活構造調査手法,などについて調査・研究を実施 | ・「原子力発電所の耐震設計における最近の検討事例に見る活断層調査・評価技術」(2012)電子版を公開 ・委員会報告「『原子力発電所の耐震設計における最近の検討事例に見る活断層調査・評価技術』の公開について」を土木学会誌2012年9月号に掲載 |
地盤安定性評価部会 | 2001-2013 | 渡邊 啓行(2001-2003) 國生 剛治(2003-) |
基礎地盤および周辺斜面の安定性評価手法の体系化について調査・研究を実施 | ・委員会報告「上下動を考慮した原子力発電所基礎地盤及び周辺斜面の地震時安定性評価」を土木学会論文集No.757/III-66, pp.21-31に掲載(2004) ・「原子力発電所の基礎地盤及び周辺斜面の耐震安定性評価技術<技術資料>」(2009)を刊行 ・「原子力発電所の地盤安定性評価に関するシンポジュウム」を開催(2009/03) ・公開シンポジウム「地盤・斜面の変形量評価」を開催(2013/05) |
津波評価部会 | 1999-2015 | 首藤 伸夫(1999-2012) 磯辺 雅彦(2012-2014) 高橋 智幸(2014-2015) |
津波評価手法の高精度化として,確率論的津波ハザード解析,津波波力,津波による海底砂移動,などについて調査・研究を実施 | ・「原子力発電所の津波評価技術」(2002)を刊行 ・委員会報告「津波評価手法の高精度化研究-津波水位の確率論的評価法ならびに分散性と砕波を考慮した数値モデルの検討-」を土木学会論文集BVol. 63,No. 2,pp. 168-177,2007.に登載 ・「確率論的津波ハザード解析の方法(2009)」を公開(2011/11) |
地下環境部会 | 1997-2006 | 岸 清 | 高レベル放射性廃棄物の地中処分を実現させる上で特に重要と考えられる処分候補地選定の基本的考え方、並びに人工バリア・地下施設の設計・安全評価など処分技術の体系化を図る | ・「高レベル放射性廃棄物地層処分技術の現状とさらなる信頼性の向上に向けて―土木工学に関わる技術を中心として―」を刊行(2004/06) ・「精密調査選定段階における地質環境調査と評価の基本的考え方」を刊行(2006) |
耐震性能評価部会 | 1997-2005 | 岡村 甫(1997~2002) 丸山 久一(2002~2005) |
原子力発電所屋外重要土木構造物の耐震安全性評価手法の体系化について調査・研究を実施 | ・「原子力発電所屋外重要土木構造物の耐震性能照査指針(改訂版)」(2005)を刊行 ・「原子力発電所屋外重要土木構造物の耐震性能照査指針」(2002)を刊行 |
新立地部会 | 1991-2003 | 川本 朓万(1994-2003) | 多様な立地条件下で発電所を安全に立地するために,新立地技術(第四紀地盤立地,地下立地,人工島海上立地)の現状技術を集大成する | ・「原子力発電所の立地多様化技術」(1996)を刊行 ・「原子力発電所の立地多様化技術(追補版)」(1999)として、「人工島式海上立地技術の高度化」、「原子力発電所の立地多様化技術-断層活動性評価技術(C級活断層の分類と電子スピン共鳴法による断層年代測定)-」を刊行 ・「原子力発電所の活断層系評価技術-長大活断層系のセグメンテーション」(2004.3)を刊行 (断層活動性分科会として) |
限界状態設計部会 | 1987-1992 | 岡村 甫 | 「限界状態を考慮したAクラス土木構造物の耐震設計に関する調査研究」を実施 | ・「安全性照査マニュアル」を刊行 ・「原子力発電所屋外重要構造物の耐震設計に関する安全性照査マニュアル」を刊行(1992) |
地中震度部会 |
1984-1987 | 川本 眺万 | 地中震度の評価に関する研究を実施 | ・成果を委員会報告として取り纏める(1987年) |
地盤部会 | 1979-1985 | 林 正夫 | 原子力発電所の炉心基礎,背後斜面,屋外施設などの耐震性の研究を実施 |
・「原子力発電所の地盤や周辺斜面の調査試験法および耐震安定性の評価手法」を刊行(1984) |
原子力耐震部会 | 1970-1979 | 岡本 舜三 | 原子力発電所の将来の立地選定上の自由度を高める観点から、岩盤以外の地盤条件下に設置する場合の耐震上の問題を解明する | ・「原子力発電所の耐震設計に関する研究報告書Ⅰ」(1971)を刊行 ・ 「原子力発電所の耐震性に関する研究Ⅱ~Ⅴ」(1973)を刊行 |
廃棄物部会 | 1970-1979 | 左合 正雄 | 原子力利用の実用化にともなう放射性廃棄物管理の重要性の増大を受け、最適な処理処分体系の具現化について検討を実施する | ・「原子力発電所の廃棄物処理処分について」を土木学会誌1971年5月号に掲載 ・「放射性廃棄物の地中処分の検討」(1973)を刊行 ・「放射性物質焼却炉からの排気による拡散沈着の評価に関する報告」(1973)を刊行 |
立地部会 | 1970-1979 | 松井 達夫 | 原子力施設の立地問題における技術的制約条件を克服するために、立地一般、沿岸立地、沖合立地、地下立地の課題を中心に調査研究を実施する | ・「わが国における原子力発電所の立地現況」(1971)を発刊 ・「原子力発電所沖合立地方式調査研究報告書」(1974)を発刊 |
原子力コンクリート部会 | 1970-1979 | 国分 正胤 | 原子炉格納器や圧力容器など、高温・高圧および放射線など特殊な環境条件にさらされるコンクリート構造物の設計施工上の技術開発を行う | ・「原子炉構造物文献集」(1972.3)を作成 ・「プレストレストコンクリート原子炉構造物(圧力容器,格納容器)設計施工要領」本文(1973.2)を発刊 ・「同上・設計施工要頷」本文解説(1976.9)を発刊 |