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国際センターだより(2020)

国際センターだより(2020年12月発行)

投稿者:川端 聡子 投稿日時:火, 2020-12-01 16:52

★★国際センターだより (2020年11月発行)★★

「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。

■コロナ禍における大学講義実施状況③ ~インドネシア・トルコの場合~

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くの大学ではオンラインにて講義を実施している。本稿では、大学の先生方によるオンライン講義の状況や工夫、課題などを紹介する。

3回目となる今回は、インドネシア分会 Sutanto Soehodho分会長とトルコ分会 Beyza Taskin幹事長にそれぞれの国の大学の対応状況についてお話しいただいた。

Dr. Sutanto Soehodho (University of Indonesia)

Since pandemic Covid-19 has stricken the world, no exception of Indonesia, our Universitas Indonesia has asked all civitas academia to do work from home (WFH). It has been since end of February 2020, and it is lasting for almost six months already or one semester of academic calendar.

I have been doing my teaching stuffs, exams and defense for master and Ph.D. students via on-line media such as Microsoft Teams and Zoom. Some advantages and disadvantages are surely felt and recognized by most of lectures due to many factors such as limitation of applications, clarity of presentations, timings and even some non-technical aspects like improper attitudes of students.

Some advantages of WFH are; students and lectures do not have to spend money and time for travelling between campus and home back and forth, timetables/schedules become more flexible, all teaching materials for presentations are easy and quick to be copied, changed and even enhanced, students are advised to enrich their knowkedge by their own through data and information electronically-available resources, on-line surveys become affordable to be conducted so more quickly and less costly, and many more. Nevertheless, some disadvantage are there as well such as;  time flexibility makes discussions more longer, cumbersome and sometimes desultory, some adverse attitude of getting rid of class or meeting by audio-off or video-off, difficulties to monitor process of exams being done prudently, for lecturer it might be difficult to get real class-feel and to convey the messages to get proper responses as expected as well.

So WFH might be effective enough to avoid the spread of Covid-19 among campus commuities but it does not replace face-to-face completely. It seems we need time to get used with, and there might be some needs to improve the on-line applications to be accostomed, more importantly there have to be a change in culture, of more socially involved community, towards virtual community though it might somehow contradict the existence of human nature as social creature.

Dr. Bayza Taskin(Istanbul Technical Univeristy:ITU)

COVID-19 cases are increasing rapidly in Turkey as in Japan, after the government let people turn back to new normal after June 1. Furthermore, touristic activities and the feast holiday in September significantly affected the increment in corona cases. The primary-to-high schools will be opening on August 31, and our university (ITU) will open on October 19. However, if the cases' increment has the tendency of continuing, then I am afraid this fall term, or couple of months of this fall term might be taught again online.

We are all living in a very bad timeline. Hope this ends soon.

国際センター・各グループの活動はホームページ(http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/117)をご覧ください。

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国際センターだより(2020年11月発行)

投稿者:川端 聡子 投稿日時:木, 2020-11-05 16:17

★★国際センターだより (2020年11月発行)★★

「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。

■コロナ禍における大学講義実施状況② ~台湾の場合~

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くの大学ではオンラインにて講義を実施している。本稿では、大学の先生方によるオンライン講義の状況や工夫、課題などを紹介する。

第2回は、台湾分会呉分会長と柯幹事長に台湾の大学の対応、対策についてお話を伺った。

国立成功大学 呉 建宏教授(台湾分会長)

正修科技大学 柯 武徳准教授(台湾分会幹事長)

呉 教授(左)と柯 准教授(右)

台湾で最初のCovid-19の感染が確認されたのが2020年1月21日でした。2月7日より過去14日以内に中国に渡航歴のある外国籍者に対して、そして3月19日よりすべての外国籍者の入境が制限されました。

2月19日(同日までの累計感染者24人)には教育部(日本における文部科学省に相当)から、学生1人が感染した場合は、その所属学級および出席授業のすべてが2週間休講、学生2人またはそれ以上が感染した場合、全校で2週間休講、もしくはオンライン授業への切り替えを行うよう行政命令が出ました。もちろん、休講の場合には後日補講をする必要があります。

例年より2週間遅れで、高校以下は2月25日に、大学は2月25日から3月2日の間に第二学期を開始しました。全学生と教職員に対して建物単一の入り口の制限、また、検温、マスク着用を義務付けています。対応が早かったため、人口2千3百万人の台湾のすべての小学校から大学までのうち、感染者が出たのはわずか5校ぐらいに留まりました。

大学の講義は対面講義を主としつつ、台湾に帰国できない留学生を対象にオンライン講義の配信を行いました。この九月の新学期において、第二波の感染拡大の可能性、また台湾に入国出来ない新入生を考慮し、大学側よりオンライン講義に取り組むべきであると呼び掛けています。

■FY2019年 国際貢献賞オンラインお祝いの会を開催!

コロナ禍の状況下、8月27日(木)オンラインにて2019年度土木学会国際貢献賞お祝いの会を開催した。受賞者を日本にお迎えすることは叶わなかったが、オンラインにより海外、また遠方に居られる方々の参加が可能となった。今回、国際貢献賞、国際活動奨励賞、国際活動協力賞 各賞の受賞者、上田多門国際貢献賞選委員会考委員長、田中仁国際センター長、林田博土木学会副会長、2011年国際貢献賞受賞藤野陽三教授他関係者にお集まりいただいた。関係者からのお祝いと今後の活躍への応援メッセージ、受賞者の自己紹介、そして受賞者を代表して、カンボジア・シハヌークビル港湾公社Lou Kim Chhun総裁にシハヌーク港開発プロジェクトについて講演をいただいた。短時間ではあるが、受賞者と関係者がお互いに喜びを伝える機会となった。受賞者の方々には、別途オンラインインタビューにて研究活動などを詳しく伺い、その様子をHPで紹介する予定である。

国際センター・各グループの活動はホームページ(http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/117)をご覧ください。

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国際センターだより(2020年10月発行)

投稿者:川端 聡子 投稿日時:月, 2020-09-28 16:09

★★国際センターだより (2020年10月発行)★★

「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。 国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて 是非ご一読ください。

■コロナ禍における大学 講義 実施状況 ① ~埼玉大学の場合~

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、 多くの大学 では オンラインにて 講義 を実施している 。 本稿では 、大学の先生方による オンライン講義の 状況や工夫、課題 などを 紹介する 。
初回は、国際センター・ 留学生グループリーダーでおられる埼玉大学 党 紀 助教に お話を伺った。

・党 紀助教(埼玉大学 理工学研究科 環境 社会基盤国際コース)

大学では、前期の講義を14回とし、講義時間を90分から80分に短縮し、講義すべてを遠隔で実施し、実験など遠隔による指導が困難な講義を後期に延期しています。後期は、基本的に遠隔にて講義を実施するため、実験科目も含めて指導方法を検討しています。講義をビデオに撮ってオンデマンド式で実施する、またZoomを利用してライブ式で実施するようにしています。実験科目について、教員は実験方法とその様子をビデオに録画し、実験データを配布する、学生はレポートを提出するという形をとっています。バーチャル実験演習も行っています。学生側から講義が分かりやすい、わかりにくいといった声がありますが、それは教員のオンライン講義の慣れ不慣れが影響しているようです。実家から通学する学生は、通学時間が節約できる、朝一限のある日でも十分に睡眠をとることができる、教室内の座席による不利な点(教員の声が聞こえない、板書が見えにくい等)が減った等を挙げています。一方、試験を実施することが難しいため、通常よりレポートの数が倍増しているために締め切り直前は大変だとの声もあります。

大学のコロナ対応方針に従い、教員は学外への出張、学会の参加を自粛しています。打ち合わせなどは基本的にオンラインで実施しています。緊急事態宣言の解除とともに、研究室で研究する学生の登校を解禁しましたが、学生は登校時に検温と記録、マスクの着用、消毒、人との距離を保つ、換気するなど、「新しい生活の様式」と大学の方針に従わなければなりません。私は、学生にできるだけ在宅で文献調査や解析など行うよう指導しています。

留学生について、大学では4月入学予定の学生は日本への入国が困難のため遠隔授業を行う、入学時期を10月に延期するなどの対応をとっています。今後更に入学時期の延期と遠隔授業の必要性が高まると見込んでいます。3月卒業の留学生の一部は、帰国困難な状況にあり、様々な支援を必要としています。

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国際センターだより(2020年9月発行)

投稿者:川端 聡子 投稿日時:火, 2020-09-01 15:11

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■関西支部、台湾視察!

関西支部長 楠見晴重先生(関西大学教授)はじめ産官学10名からなる関西支部主催「台湾視察団」が2019年12月8~10日に台湾を訪問した。

視察団は12月8日に高雄に到着し,9日午前 国立成功大学にて、台湾分会長 呉建宏教授、前分会長 李徳河教授を表敬訪問し、その後、台南市にある土木学会選奨土木遺産 烏山頭ダムを視察した。烏山頭ダムは、八田與一氏(石川県金沢市出身)による設計、施工管理のもとに1930年に竣工した当時アジア最大のダムである。ダム建設による灌漑整備により嘉南平野を一大穀倉地帯に変貌させたことでも知られている。

一行は、夕方、台湾新幹線にて台北に移動し、その夜は台湾駐在の日本建設会社と懇親会を持った。懇親会では、参加する建設会社の方から「台湾と日本の建設事情の違い」について話題提供があった。

10日は、新北市モノレールの橋梁工事を見学した。当橋梁は、全長502m、塔の高さ160m、最大スパン長225m の非対称式斜張橋であり、2021年12月に竣工を予定している。最後に、総統府庁舎(旧台湾総督府)に立ち寄り歴史の重みをしのばせる建物を見学し、その後、桃園国際空港に移動し、夕方の便で帰国した。(執筆:台湾分会幹事長 柯武徳)


台湾分会と関西支部メンバー

■オンライン開催 「世界で活躍する日本の土木技術者シリーズ 第16回シンポジウム」

国際センタープロジェクトグループ、2020年6月30日(火)、「ベトナム国ラックフェン国際港建設事業」(令和元年度土木学会技術賞受賞)をテーマに、「世界で活躍する日本の土木技術者シリーズ 第16回シンポジウム」を開催した。今回は新型コロナウイルス感染拡大予防および参加者の安全を優先に考え、完全オンライン形式にて実施した。当日は123名がオンライン聴講し、最大聴講数181ビューを記録した。

本シンポジウムでは、プロジェクトに関わった国土交通省、JICA、複数の日本企業から講演者を迎え、プロジェクトにおけるそれぞれの役割や具体的な作業、現地の技術者との連携など幅広く説明いただいた。加えて2名のベトナム駐在中の技術者にもご講演いただいた。このように現地から参加が可能なのもオンラインならではの良さである。

オンライン形式は、地方在住の会員や出張中の方でも参加しやすいことから、次回のシンポジウムもオンライン配信を視野にいれた準備を考えていく。


国際センター初のオンラインシンポジウム

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国際センターだより(2020年8月発行)

投稿者:荒井康司 投稿日時:月, 2020-08-03 09:43

★★国際センターだより (2020年8月発行)★★

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■プロジェクトグループの主軸の活動

国際センター・プロジェクトグループでは「世界で活躍する土木技術者シリーズシンポジウム」、インフラ国際貢献・国際協力アーカイブスの構築(「The International Infrastructure Archives」)を柱に活動を展開している。 毎回多くの方々に参加いただいている「世界で活躍する日本の土木技術者シリーズシンポジウム」は、世界で活躍する日本の土木技術者や最新技術を紹介するとともに、日本の若手技術者の海外プロジェクトに対する関心を高めることを目的としている。2020年6月30日に16回目のシンポジウムを開催した。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初めてオンラインにて開催した。2020年度下半期にはモンゴル国のウランバートル新空港プロジェクトをテーマに第17回シンポジウムの開催を予定している。

また、土木分野の優れたODA事業を記録する「The International Infrastructure Archives」は、2020年6月にインドネシア「ジャカルタ漁港開発」、ケニア「モンバサ空港」の新規プロジェクトを掲載した。本年度中に2 〜3件のプロジェクトの掲載を目指し、目下、準備中である。ぜひご覧いただきたい。


2020年6月に開催した初のオンラインシンポジウム

■教育グループの主軸の活動

国際センター・教育グループは、日本の建設業界における国際的人材育成を目的として、大学での「出前講座」や「技術者ラウンジ“DOBOKU”」を開催している。

大学の講義の1コマを借りて行う「出前講座」は、海外プロジェクトの経験を持つ技術者を講師に迎え海外で携わったプロジェクトの紹介、海外業務のやりがい・苦労など自らの体験を交えてお話いただいている。2020年2月には、大迫一也氏(清水建設(株))を講師としてお迎えし、北海道大学工学部にて出前講座を実施した。

「技術者ラウンジ“DOBOKU”」は、海外で活躍している若手、ベテラン土木技術者を講師に迎え、海外プロジェクトの経験をお話いただき、その後、双方向型フリートークの形をとっている。フリートークでは講演者と聴講者という垣根を越え、業務のやりがい、苦労したこと、海外で仕事をするために必要な姿勢や視点について、ざっくばらんに意見交換を行っている。現在、グループメンバーは、次回に向けて準備している。楽しみにお待ちいただきたい。

国際センター・各グループの活動はホームページ(http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/117)をご覧ください。


講演者と至近距離で対話ができる技術者ラウンジ

 

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国際センターだより(2020年7月発行)

投稿者:川端 聡子 投稿日時:水, 2020-07-01 13:31

★★国際センターだより (2020年7月発行)★★

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■国際若手技術者ワークショップの紹介

国際センター・留学生グループは土木学会全国大会の開催に合わせて2013年から毎年、留学生・若手技術者を対象とした「国際若手技術者ワークショップ」を実施している。過去に実施したワークショップでは、技術イノベーションや防災・減災など、その時々の土木業界の最新動向を踏まえたテーマ設定をし、国内外から集まる参加者が活発に意見を交わしている。例えば、開削トンネル工法をテーマに新工法の検討や、巨大地震発生1週間後の被災した市の市長の立場から対応方針を検討するロールプレイ型ワークショップを開催している(過去のワークショップ報告http://committees.jsce.or.jp/kokusai11/)。

今年のワークショップは、「Utilization of AI in Civil Engineeringfor Future Society(未来社会のための土木分野AI活用ワークショップ)」と題し、将来の土木分野におけるAI技術の活用に焦点をあてる。AI技術によるインフラ整備、維持管理等を研究しておられる全 邦釘特任准教授(東京大学)を講師に招き、AI技術の概要から最新の活用例などを紹介いただく。
参加者は、AI技術の基礎を理解した上で、AI技術の可能性とこれから起こりうる課題を想定し、新たなAI活用法と課題解
決策を提案する。

土木分野に身を置こうと考える若手技術者にとって、第一線で活躍する研究者の研究や考え方に触れ、異なる言語や文化を持つ同志と意見交換する本ワークショップは、ユニークな経験となるだろう。留学生、そして日本の若手技術者の参加を大いに歓迎する。今後の開催情報については国際センターホームページをご参照ください。


発表にむけて内容をまとめる参加者(2019年度ワークショップ)

■海外プロジェクトアーカイブス新規プロジェクト掲載

国際センター・アーカイブスワーキンググループは、2014年土木学会創立100周記念事業として着手した、土木分野の優れODA事業を記録する「The International Infrastructure Archives」を継続している。本年3月末に、新たなプロジェクトを1編追加し、土木学会英語版ホームページ公開している。

今回、新たに追加したプロジェクトは、「ジャカルタ漁港開発」である。解説について、約40年にわたり開発コンサルタントとして当該プロジェクトに携わる折下 定夫氏((株)オリエンタルコンサルタンツグローバル)に執筆いただいた。

ぜひ土木学会の英語版ホームページの「Publication」から「Project Archives」にアクセスいただき、ご一読ください(http://www.jsce.or.jp/e/archive/)。


新たに追加された「ジャカルタ漁港」プロジェクト

 

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国際センターだより(2020年6月発行)

投稿者:荒井康司 投稿日時:月, 2020-06-01 16:02

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■世界で活躍する日本の土木技術者シリーズ 第15回シンポジウムを開催

2020年2月5日(水)土木学会講堂に100名の聴講者を迎え、第15回「世界で活躍する日本の土木技術者シリーズシンポジウム」を開催した。今回、鉄建建設(株)に協力いただき、「ベトナムでの鉄道橋梁リハビリテーションプロジェクト」を題材に、国土交通省鉄道局と鉄建建設(株)から、プロジェクトの概要と背景、プロジェクトに携わった技術者の経験をお話しいただいた。

まず、国土交通省鉄道局国際課 浅井力也氏より「鉄道分野における海外展開の状況」をご説明いただき、中川 泰氏より鉄建建設(株)の海外事業展開をご紹介いただいた。お二人の話は、今回のプロジェクトの意義を理解する有用な情報であった。次に、プロジェクトを担当された鈴木 武智氏より「ベトナム南北統一鉄道橋梁架替え工事」について、ベトナム戦争時に破壊された鉄道橋梁が応急復旧の状態で使用されていたこと、厳しい条件下で改修工事が行われたことに触れながら、解説いただいた。最後に、斎藤めぐみ氏より、若手技術者から見た現地の文化や習慣をお話しいただいた。

次回は「ベトナム国ラクフェン港国際港建設事業」をテーマに開催予定である。詳細は国際センターホームページをご覧ください。

 


施工当時の苦労を語る鈴木氏

■北海道大学で2回目の出前講座を実施

国際センター・教育グループは、2018年度から大学における講義の一コマを使わせていただき、出前講座を提供している。本講座は「世界で活躍する日本の土木技術者シリーズシンポジウム」で紹介された海外プロジェクト他を題材に、海外プロジェクトの意義、プロジェクトマネジメント等の業務について、学生に理解を深めてもらうことを目的としている。

開始して2年目を迎える今年は、2月5日(水)北海道大学工学部にて「国際プロジェクト論」講義の一コマをいただき、大迫一也氏(清水建設(株)土木総本部土木企画室長)を講師に迎え、「シビルエンジニアとして海外で働く挑戦と大いなる喜び」と題した英語による講義を実施した。

講義では、大迫氏の留学経験、携わった海外プロジェクトや現地でのプロジェクトマネジメントの苦労とやりがいについてご紹介いただいた。約80名の受講学生は海外で働く土木技術者としての挑戦や喜びなど、貴重な経験について熱心に聞き入っていた。

教育グループでは、北海道大学にとどまらず今後も他大学や高専での出前講座実施を計画している。


大迫氏(左)の講義に聞き入る受講生たち

 

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国際センターだより(2020年5月発行)

投稿者:荒井康司 投稿日時:金, 2020-05-01 19:05

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■台湾橋梁管理興即時監測検討会 参加報告

中国土木水利工程学会(CICHE)主催「台湾橋梁管理興即時監測検討会」が2019年11月15日(金)に台北市にて開催された。この会議は、2019年10月1日(火)に発生した南方澳大橋落橋が発端となり、維持管理の重要性について地方道路管理者の意識の向上と今後の橋梁維持管向上に活かすことを目的として企画された。

CICHEの講師派遣依頼を受け、土木学会 鋼構造委員会 安川義行氏(東日本高速道路(株))に講演者としてご参加いただいた。安川氏は維持管理の観点から、日本の橋梁の供用年数の経過、交通量の増大など橋梁をとりまく環境、劣化要因について説明し、点検、モニタリング技術の具体的事例を紹介した。

また、前日14日(木)に、安川氏は台湾交通部道路局、会議協賛社である建設コンサルタント 台湾世曦工程顧問股份有限公司(CECI)を訪問し意見交換を行った。

安川氏の参加は、今後の日台間の橋梁維持管理における情報交換を促進する一助になることだろう。(本稿は安川氏による参加報告を元に作成した。原文はこちらをご参照ください。(http://committees.jsce.or.jp/kokusai0901/node/11)


台湾交通部道路局への表敬訪問

■第4回 技術者ラウンジ“DOBOKU”を開催

2019年12月23日(月)に国際センター・教育グループ主催により、「第4回技術者ラウンジ“DOBOKU”」を開催した。リラックスした雰囲気のなか講演者と聴講者が至近距離で意見交換をするセッティングは、参加者を惹きつけ、初回からまだ日が浅いも拘わらずすでに4回目を迎え、13名のベテラン・若手技術者が集まった。

今回は、ティハ氏(日本工営(株))を講師に迎え、「国際技術者として生きて ~海外留学生の経験から~」と題し、日本で留学生として学んだご自身の経験や入社後、建設コンサルタントとして携わった海外プロジェクトでの経験、自分への挑戦などを紹介いただいた。また、 国際センター・ミャンマーグループ サブリーダーを務めるティハ氏は、日本とミャンマーの架け橋となることを自らのミッションとし、両国間の交流活動をお話しくださった。

ティハ氏のように国境を越えて活躍するには、土木技術の知識のみならず、コミュニケーション能力、異文化への興味と理解、そこに順応しようとする姿勢が必要であることが、参加者の心に強く残ったようであった。

教育グループは次回のラウンジ開催に向けて準備を進めている。皆さまのご参加をお待ちしている。開催情報については国際センターホームページをご参照ください。


和やかな雰囲気であったラウンジ

 

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国際センターだより(2020年4月発行)

投稿者:荒井康司 投稿日時:水, 2020-04-01 17:29

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■Workshop 日本-オランダ 「気候適応とレジリエンスへの取組」を開催

2019年10月31日(木)に(公社)土木学会とオランダ大使館の共催にて「ワークショップ:気候適応とレジリエンスへの取組」を開催した。

本ワークショップは、10月29,30日に開催されたデルタ・コーリション閣僚会合のサイド・イベントとして、両国産官学の有識者が集まり知見を共有し、同時に今後の情報交換・技術交流の促進、そして都市沿岸防災・減災分野における共同研究へつなぐことを目的に企画された。

本ワークショップは二部構成を取り、冒頭にパール・ズウェトスロート氏(オランダ王国大使館経済部参事官)から開会挨拶をいただき、続いて田中 仁教授((公社)土木学会 国際センター長)、天野 雄介理事((独)国際協力機構)、ロバート・モレー氏(オランダ インフラストラクチャー・水管理省)から基調講演が行われた。

第二部は、モレー氏の司会進行によるパネルディスカッションとなった。キム・ファン氏(ニューヴァール デルタ・アライアンス)、山田 朋人准教授(北海道大学大学院工学研究院)、本郷 尚氏(三井物産戦略研究所)をパネリストに迎え、両国の学術研究や現場の取組み事例を説明いただき、その後、オープンフロアの意見交換が行われた。ワークショップ終了後、会場をオランダ王国大使公邸に移し、ネットワーキングレセプションが行われた。講演者と聴講者が、ワークショップで終えることのができなかった議論を続けている姿が印象的であった。

(講演内容については行事HP(http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/151)をご参照ください)


基調講演を行う田中国際センター長

■第3回 技術基準の国際化セミナーを開催

2019年12月17日(火)、土木会館講堂にて「第3回 技術基準の国際化セミナー:道路分野における技術基準の国際展開について ~ミャンマー国の事例~」を国際センター・プロジェクトグループ主催により開催された。総参加者数90名に上り、当テーマへの関心の高さがうかがえたる。

本セミナー第1部にて、鈴木 彰一氏(国土交通省 道路局)より「道路分野の海外展開戦略」を説明いただいた。第2部では、JIP、(公社)日本道路協会、JICA 東京センターより、「ミャンマーでの舗装技術基準の展開事例」を紹介いただいた。2012年よりスタートしたミャンマー国における日本の簡易舗装技術の適用、マニュアルの普及、具体的な取り組み、そして現地の反応を含めた興味深い内容であった。

今回、企画段階から協力いただいたNPO法人 国際インフラパートナーズ(JIP)、(独)国際協力機構(JICA) 東京センターに深く感謝を申し上げる。

発表の詳しい内容について、国際センター通信、または本セミナーHP

(http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/154)をご覧いただきたい。


終日、会場はほぼ満席であった。

 

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国際センターだより(2020年3月発行)

投稿者:荒井康司 投稿日時:月, 2020-03-02 19:25

★★国際センターだより (2020年3月発行)★★

土木学会誌の「国際センターだより」のページでは、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。

■台湾土木遺産ツアー第7弾を開催

土木広報センター主催の土木学会選奨台湾土木遺産ツアー第7弾「令和初の歴史ヒストリー 土木遺産視察の旅・台湾の歴史遺産を訪ねる 八田與一の烏山頭ダム施設から九份、レトロな鉄道遺産など体感! 」が2019年12月4日(水)から7日(土)に実施された。

本企画は土木学会会員だけではなく、一般の方の参加も対象としており、日本統治時代、台湾の基本的なインフラ整備に尽くした日本人技術者たちの足跡を体感することがテーマである。今年は18名の参加があり、土木学会2009年度選奨遺産・鳥山頭ダム施設を中心に、ダム旧放水口からの特別放水、機械室の見学など普段では見学ができない現場視察が行われた。さらに、嘉南農田水利会管理所では八田與一銅像の金型の見学をし、八田與一が創設して現在も活動する嘉南農田水利会との交流も深めた。参加者は現地で実際に偉業を目にするとともに、今でも台南の人々が八田與一へ感謝の念を抱いていることに驚きと喜びを抱いたようであった。

(詳しくは国際センター通信第89号をご覧ください)


台湾ツアー参加者たち

■【SNS企画】「旅に出たくなる日本の土木遺産」配信中

国際センター・情報グループでは「旅に出たくなる日本の土木遺産」のSNS配信を2019年11月18日から開始している。本企画は、日本を支えてきた土木遺産に関する貴重な写真などの資料を日本語および英語の2言語にて国内外に発信をしている。

第一弾として、2022年8月に通水100周年を迎える日本が誇る近代土木遺産「大河津分水」の秘蔵資料を、国土交通省北陸地方整備局信濃川河川事務所、信濃川大河津資料館の皆さまの協力のもと、全100回にわたって配信中である。下記のSNSへぜひアクセスいただきたい。

• Twitter:https://twitter.com/JSCEInter

• Facebook:https://www.facebook.com/JSCEInter/

• Instagram:https://www.instagram.com/jsce.international/

(参考:信濃川大河津資料館ホームページ(http://www.hrr.mlit.go.jp/shinano/ohkouzu/))


空から見た大河津分水(2019年11月発信)

 

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