土木学会誌の「国際センターだより」のページでは、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■プロジェクトグループの主軸の活動
国際センター・プロジェクトグループでは「世界で活躍する土木技術者シリーズシンポジウム」、インフラ国際貢献・国際協力アーカイブスの構築(「The International Infrastructure Archives」)を柱に活動を展開している。 毎回多くの方々に参加いただいている「世界で活躍する日本の土木技術者シリーズシンポジウム」は、世界で活躍する日本の土木技術者や最新技術を紹介するとともに、日本の若手技術者の海外プロジェクトに対する関心を高めることを目的としている。2020年6月30日に16回目のシンポジウムを開催した。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初めてオンラインにて開催した。2020年度下半期にはモンゴル国のウランバートル新空港プロジェクトをテーマに第17回シンポジウムの開催を予定している。
また、土木分野の優れたODA事業を記録する「The International Infrastructure Archives」は、2020年6月にインドネシア「ジャカルタ漁港開発」、ケニア「モンバサ空港」の新規プロジェクトを掲載した。本年度中に2 〜3件のプロジェクトの掲載を目指し、目下、準備中である。ぜひご覧いただきたい。
2020年6月に開催した初のオンラインシンポジウム
■教育グループの主軸の活動
国際センター・教育グループは、日本の建設業界における国際的人材育成を目的として、大学での「出前講座」や「技術者ラウンジ“DOBOKU”」を開催している。
大学の講義の1コマを借りて行う「出前講座」は、海外プロジェクトの経験を持つ技術者を講師に迎え海外で携わったプロジェクトの紹介、海外業務のやりがい・苦労など自らの体験を交えてお話いただいている。2020年2月には、大迫一也氏(清水建設(株))を講師としてお迎えし、北海道大学工学部にて出前講座を実施した。
「技術者ラウンジ“DOBOKU”」は、海外で活躍している若手、ベテラン土木技術者を講師に迎え、海外プロジェクトの経験をお話いただき、その後、双方向型フリートークの形をとっている。フリートークでは講演者と聴講者という垣根を越え、業務のやりがい、苦労したこと、海外で仕事をするために必要な姿勢や視点について、ざっくばらんに意見交換を行っている。現在、グループメンバーは、次回に向けて準備している。楽しみにお待ちいただきたい。
国際センター・各グループの活動はホームページ(http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/117)をご覧ください。
講演者と至近距離で対話ができる技術者ラウンジ
国際センターだよりバックナンバー