論説委員 水谷 誠 一般社団法人 日本建設業連合会
本年6月に公表された土木のビッグピクチャーは、未来志向で夢と希望の持てる社会を目指し、社会の価値観の転換にまで踏み込んだ提言である一方、具体論は今後の議論にゆだねている。国民一人一人がありたい未来の社会を構想し、そのために必要なインフラと、その実現のための制度について真剣な議論を展開することを期待する。 (2022年9月版) 第184回論説・オピニオン(1) 土木のビッグピクチャーに寄せて
論説委員 上田 康浩 前田建設工業(株)
未来の交通においても道路インフラは重要な役割を果たす。今後の人々の生活様式の変化と技術の進歩を考慮すると道路は新たな機能を持つことになるが、これを実現するには公共・民間・地域住民の三者が「三方よし」の仕組みを理解して互いに信頼できるパートナー関係となって進めることが肝要である。 (2022年8月版) 第183回論説・オピニオン(2) 道路インフラの将来について
論説委員 田中 茂義 大成建設(株)
イノベーションの達成のためには人材育成が必要であり、これには学校教育の改革と企業における積極的な人材育成が大切である。学校教育においては知識の習得と科学的探究力の涵養という複線化を実施すべきであり、企業においては企業内外の多様性人材を活用したOJTや事業化を経験させる等の人材育成が有効である。 (2022年8月版) 第183回論説・オピニオン(1) イノベーションと人材育成
論説委員 太田 雅史 (株)東急総合研究所
コロナ禍をきっかけに新たなインフラとして欠かせない存在となったDXを活用した地方創生策が「デジタル田園都市」と言われている。DXの特徴は大都市と地方を繋ぐことにもある。まちづくりプラットホームを介したサステナブルマネジメントを標榜する諸主体の参入によるこの策の活性化について考察する。 (2022年7月版) 第182回論説・オピニオン(2) サステナブル・デジタル田園都市
論説委員 吉田 秀典 香川大学
近年、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みが加速しているが、理工学の分野では、必ずしも十分な成果が得られていない。その背景に、アンコンシャス・バイアスが存在すると思われるが、こうした「思い込み」の打破には、「学」だけの取り組みには限界もあることから、成果を上げつつある企業等が「学」を支援することが重要と考える。 (2022年7月版) 第182回論説・オピニオン(1) 理工系分野におけるダイバーシティ&インクルージョンについて
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