2026年7月16日(木)に開催した「全国土木弁論大会2026」の競弁の様子をアーカイブ公開します。
8人の弁士たちの渾身の土木弁論、是非ご観覧ください。
また、演題をクリックすると発表原稿を見ることができます。
No 演題(原稿)・発表動画 弁士氏名
No.1
墫 佳彦No.2
法華津 和徳
No.3
オーディエンス賞
小佐川 凜
No.4
最優秀賞
北澤 良平
No.5
優秀賞
山本 美穂 No.6
水谷 直人
No.7
國分 泰彰 No.8
山本 麻由美
新着・お知らせ分類: 全国土木弁論大会
2026年8月26日(水)に神奈川県横浜川崎治水事務所 川崎治水センター 主催「矢上川地下調節池トンネル本体I期工事現場見学会」が開催されました。
土木広報センターにて見学会の様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。
川崎市に位置する矢上川の流域では都市化が進み、大雨が降ると水が一気に川に流れ込むようになり、洪水被害の危険性が高まりました。そのため、神奈川県では道路や川の地下にトンネルを設置して、洪水を一時的に貯める施設の整備を進めています。
今回の現場見学会は、川崎市宮前区梶ケ谷〜高津区久末にかけて行われている「矢上川地下調節池トンネル本体I期工事」で、令和9年度(2027年度)の完成を予定しています。
本工事は延長約 2.0km、内径7.9mのシールドトンネルで、約 9.8 万m3の調節容量を確保することができます。
今回の参加者には近隣にお住まいの方も多く、「普段、周辺でセグメントを運ぶトレーラーをよく見かけるが、トレーラー1台で1リングのうち何ピースを運べるのか?」「作業員さんは1日に何名くらい働いているのか?」など、身近な工事について積極的に質問する姿が見られました。
普段は地下で行われているため、なかなか見ることのできないシールドトンネル工事を、実際に見学することができ、とても貴重な機会となりました。現場では、多くの方の手によって、安全に細心の注意を払いながら工事を進めている様子が印象的でした。普段目にすることのない場所で、多くの人の力によって工事が進められていることを、改めて実感することができました。
こうした工事が、将来の洪水被害を防ぎ、地域の皆さんの安心・安全な暮らしを守ることにつながっているのだと感じました。
※工事名称の「I期」は、本来ローマ数字の1(「Ⅰ」)を使用していますが、文字化け防止のため、本記事では「I期」と表記しています。
新着・お知らせイベント情報・報告
2026年8月26日(水)放送
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
戦国武将なのに、暴れ川の治水に挑んだ人物がいます。佐々成政。豊臣秀吉と同じ年、同じ尾張に生まれ、同じ織田信長に仕えた武将で、信長の親衛隊筆頭に選ばれるほどの豪傑でした。しかし本能寺の変以降、忠義を貫いたがゆえに秀吉と対立し、悲運の道を歩みます。そんな成政が越中富山に入ってすぐ向き合ったのが、北アルプスを源に富山平野を一気に流れ下る「暴れ川」常願寺川。度々の洪水で家屋が流され、人馬も溺れるほどでした。成政は中流の馬瀬口で災害現場を調査し、堅固な石堤を築造。今も川底にその面影が残っています。さらに支川には鼬川と名づけて堤防を築き、流域を開墾するなど、土木の仕事に力を尽くしました。民のために暴れ川と向き合った証は、確かに今に遺されています。ぜひ聴いてください!
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2026/08/27/b-457/
YouTube
https://youtu.be/NG27fvhfA8c?si=h3f9vUj59v_7eezf
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
今回の放送では、お馴染みの緒方英樹さんに「【土木偉人シリーズ】悲運の武将 佐々成政と常願寺川」をテーマに、お話を伺いました。佐々成政が戦だけでなく、富山の暴れ川・常願寺川の治水に尽力していた点が印象的で、堤防整備を通じて地域を守ろうとした姿が伝わりました!佐々堤や鼬川改修、富山城整備など、まちの基盤づくりにも関わっていたことも興味深く、悲運の武将とされながらも民のために尽くした足跡を、土木が今に伝えていますね!!今回も面白いお話でした。
2026年8月19日(水)放送
ゲスト:坂梨陽木さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回のフィールドは「大丸有地区」。大手町、丸の内、有楽町の頭文字をとって「だいまるゆう」と呼びます。西には皇居、北は神田、南は日比谷、東は日本橋、八重洲、銀座などが位置する地域です。江戸時代は諸国の大名屋敷が並んでいました。明治維新で大名が地元に戻ったため、跡地が民間に払い下げられることになり、三菱が買い取ることになりました。当時はまだ東京駅(1914年完成)がない時代です。現在に至る発展の歴史を見れば、当時の三菱の先見の明に感服させられます。
私は中央区内で仕事をしていて、中央区観光検定を毎年受検してきたので、日頃は中央区内のインフラ、歴史、文化などに関心がありました。今回大丸有地区のお話を聞いて、もっと他にも関心を広げて楽しみながら勉強していきたいと思うようになりました。特に、大丸有地区の背骨とも位置づけられる「仲通り」の空間構成の魅力を存分に味わいたいと思います。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2026/08/20/b-456/
YouTube
https://youtu.be/F1GDD9dObw0?si=9kjRq-nCZ-I_AQ8b
ゲスト:坂梨陽木さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回の放送では、大手町・丸の内・有楽町地区のまちづくり協議会の坂梨陽木さんに「これまでも、そして100年先も続くまちづくりに。」をテーマに、お話を伺いました。大手町・丸の内・有楽町、いわゆる大丸有地区が、国際的なビジネスエリアでありながら、働く人や訪れる人が楽しめるまちへと進化し続けているのですね!官民が連携し、ガイドラインを共有しながら、建物単体ではなくエリア全体でまちを育ててきた歩みから、まちづくりの奥深さを感じました!!
2026年8月12日(水)放送
ゲスト:飯田記章さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
鉄道で通勤・通学している人であれば必ず毎日視野に入っているモノが、今回の話題でした。レールをまくらぎに固定するための部品「レール締結装置」です。重い車両が頻繁に通り過ぎるので、荷重と振動の負荷がかかります。加速・減速するときは前後方向に力がかかり、曲線部分では遠心力が。そのような過酷な条件のもとでも簡単にネジが緩まないように設計される部品、すごいと思いませんか。
収録を終えて帰宅途中、軌道の横にレール締結装置が多数置いてあるのが見えました。これから交換するのでしょうね。
2026年8月5日(水)に地下空間研究委員会主催「夏休み親子現場見学会(東京会場)」が環状七号線地下広域調節池(石神井川区間) 工事現場にて開催されました。
土木広報センターにて見学会の様子を取材させていただきましたので、ご報告いたします。
今回の現場見学会は、東京都中野区の「環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)」の工事で、10組の親子(小学生13名)が参加しました。
本工事は延長約 5.4km、内径12.5mのシールドトンネルで、すでに整備されている白子川地下調節池と神田川・環状七号線地下調節池を連結し、総延長 13.1km の調節池の一部を形成します。
石神井川区間の整備が完了すると、既設の神田川・環状七号線調節池(貯留量 540,000m3)と白子川地下調節池(貯留量 212,000m3)とあわせて、合計約 143 万m3の貯留量を確保することができます。神田川流域、石神井川流域及び白子川流域の複数流域間での貯留量の相互融通により、1 時間あたり 100 mmの局地的かつ短時間の集中豪雨にも高い効果を発揮します。
当日は、まず東京の水害の歴史や、水害から街を守る設備について学んだり、シールドトンネルの工法や構造について学びました。その後、現場に移動し、シールド工法で造られたトンネルを見学しました。
現場見学後の質問タイムでは、「セグメントはどこでどのように造られるのか」「洪水だけではなく、沿岸部では高潮や津波への対策も必要だと思うが、実際にはどのような対策をしているのか」など、大人でも思いつかないような鋭い質問が次々と寄せられました。
さらに未来の地下空間の活用について聞かれると、都市の建設や遊園地、住宅の建設などみなさん創造性豊かな意見が出されました。
また、國學院大學の大門創教授による「地下空間授業」では地下空間の活用とそのメリットやデメリット、シールド工法以外の地下構造物の建設方法など、地下空間についてなど幅広く学びました。
最後には「地下空間こども博士証」がそれぞれ手渡され、みんな無事に修了しました。
参加した子どもたちからは、
実際のトンネルを見て、「大きい!深い!」といった声や、はじめて乗る工事用エレベーターにワクワクする姿が見られました。
★みんなもやってみよう!シールドトンネルクイズ★
見学会にて出題されたクイズを一部ご紹介させていただきます。
みなさんぜひ挑戦してみてください!
☆クイズの答えはページの最後に!
今回取材した「環状七号線地下調節池」については下記Youtube(東京都建設局公式チャンネル)でも紹介しています。
ぜひご覧ください。
★シールドトンネルクイズの答え★
横浜環状南線は、横浜市金沢区と戸塚区を結ぶ全長約9kmの自動車専用道路です。このうち今回見学会を行った「横浜環状南線 釜利谷庄戸トンネル工事」は、横浜横須賀道路と接続する釜利谷JCTとの接合部から環状4号線(横浜市)との交差部にかけて、約1kmの区間にトンネルを構築する工事です。
本工事は、4本のトンネルが最小離隔60cmで並ぶ「4連区間」、2本のトンネルが分岐合流し大断面トンネルとなる「分合流区間」、最小1.7mという低土被りの矩形トンネルとなる「低土被り区間」の3区間で構成されます。
なかでも「分合流区間(上り線)」の最大断面は、NATM(ナトム)で施工する道路トンネルとしては世界最大級の断面積(485m2)とのこと…!完成時には最大5車線(本線3車線+ランプ2車線)となるトンネルは、最大幅29m、最大高さ20mと、圧巻の景色が広がっていました。
その他にも、施工の品質管理をするコンクリート試験室や、モニターがずらりと並ぶ安全支援室などを見学しました。
また、現場の定期巡回、坑内のガス検知などで活躍する四足歩行型ロボット「Spot(スポット)」の操作などをし、最新の建設現場を体験することができました。
未来プランナーたちは、世界最大級の現場の迫力と最新設備を体感し、現場担当者も感心するような鋭い質問が相次いだほか、熱心にメモを取る姿も見られるなど、大変有意義な現場見学会となりました。
新着・お知らせ
ゲスト:飯田記章さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回の放送では、鉄道軌材工業の飯田記章さんに「軌道とともに1世紀」をテーマに、お話を伺いました。普段何気なく見ている線路には、レールやまくらぎだけでなく、レール締結装置や軌道パッドなど、安全で快適な鉄道を支える多くの技術が詰まっていることを知りました!直線と曲線で使われる部品や構造が違うこと、振動や騒音を抑えるためにさまざまな工夫が重ねられていることも、とても興味深いお話でしたね!!