※(6/18記入)申し込み締め切りは過ぎましたが,研究発表会については継続してお申込みを受け付けます.フォームよりお申し込み下さい.
現地見学会・懇親会についても若干お席を用意できますので,ご希望の方は大槻 ( k-ootsuki55@pwri.go.jp )まで個別にご相談ください.
※申し込み締め切りを6月18日(月)まで延長いたします.
プログラム編成のため,ご発表希望の方は,締切によらず可能な限りお早めにお申し込みください.
また,発表枠の関係から,お申込みが遅くなった場合,ご発表をお断りせざるを得ない場合がありますので,ご承知おきください.
詳しくはこちらの「開催のご案内」をご参照ください。
<開催の趣旨>
土木学会水工学委員会環境水理部会では毎年恒例の研究集会を北海道・北見市にて開催します。環境水理に関する研究発表を広く募集いたしますので、興味をお持ちの方は是非ご参加ください。申し込みの資格は特に設けていません(環境水理部会委員である必要はありません)。
北見市は、2006年に常呂町、端野町、留辺蘂町が合併し、北海道の屋根大雪山系からオホーツク海へ延長110km、標高差1050mの広大な土地となり、農村、港町、都市が存在する魅力的な市です。周囲には、「知床国立公園」、「大雪山国立公園」、「阿寒国立公園」、「釧路湿原国立公園」の4つの国立公園が存在し、豊かな自然に囲まれています。オホーツク海には、網走川、常呂川、湧別川、渚滑川の4つの一級河川が注いでいます。
網走川の下流には網走湖が存在し、網走湖は塩淡二層構造を有する汽水湖です。高栄養塩を含み無酸素となっている塩水層が上昇すると、アオコや青潮の発生頻度が高まります。一方で、淡水層は、塩水層の存在により最適な塩分濃度となり、良好なシジミ漁場となっていることから、現在の塩淡境界標高を維持しつつ塩水層を上昇させないように、2014年1月に網走川に大曲堰が築造され、塩淡境界標高の上昇抑制を図っています。
2016年8月に北海道に台風7号、11号、9号の3つの台風が上陸し、北海道内の河川で氾濫・浸水被害が生じました。常呂川では、玉ねぎを中心に小麦畑などの農作物被害が拡大しました。計画高水位を3回越え、長期のものでは32時間にわたって超過しました。常呂川の支川である柴山沢川では堤防が破堤しました。この要因として、本川の常呂川の背水の影響が指摘されています。一方で、常呂川の治水事業の一つとして、河口部の流下能力を上げるため、河口の蛇行部をショートカットする事業が実施されています。
上記のような現状を理解し、土木学会水工学委員会環境水理部会メンバーをはじめ水圏環境に関心のある研究者・技術者で現地を訪問し、今後の治水・利水・環境の観点からの河川整備、さらに、沿岸海域を含めた流域管理の在り方、学会としての貢献の在り方について考えたいと思います。
※本研究集会は土木学会継続教育(CPD)プログラムの認定を受けています.(現地見学会:2.8単位,研究発表会:5.8単位)
主催:公益財団法人土木学会水工学委員会環境水理部会
共催:国立大学法人 北見工業大学
1.日 時: 平成30年7月5日(木),6日(金)
2.開催場所: 研究発表会:北見工業大学 第1総合研究棟2F多目的講義室(〒090-8507 北海道北見市公園町165番地)
現地見学会:網走川大曲堰、常呂川河口、常呂川水系被災地
3.申込方法: 参加希望の方は5月31日(木)6月18日(月)までに、下記の申し込みフォームからお申し込みください。
申し込みフォーム: https://ws.formzu.net/fgen/S83236254/
申し込み方法が不明な場合は,下記の担当にお問い合わせください。