土木学会水工学委員会環境水理部会では、本年度の研究集会を、
6月1日(木)- 6月2日(金)の2日間、下記の内容で開催する運びとなりました。
スケジュールがややタイトになっており恐縮ながら、本研究集会は部会メンバー・学会員でなくても参加可能ですので、
ご興味のある方は是非ともご参加下さい。
参加を希望される方は、4月28日(金)までにお申込いただき、
※5/8追記
発表会での講演・見学会については締め切りましたが、発表会の聴講と交流会についてはお席がございます.
下記フォームよりお申込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S83236254/
研究発表される方は、5月15日(月)までに要旨を提出していただくことになります。
※下記4、5を参照ください。
みなさま、ふるってご参加のほど、よろしくお願いいたします。
環境水理部会研究集会2017 in 鹿児島の案内
土木学会水工学委員会環境水理部会では毎年恒例の研究集会を鹿児島市にて開催します。環境水理に関する研究発表を広く募集いたしますので、興味をお持ちの方は是非ご参加ください。申し込みの資格は特に設けません(土木学会員、また環境水理部会委員である必要はありません)。
多くの離島を有する鹿児島県は南北600km におよび,県本土北部の積雪地域もあれば、亜熱帯地域も存在します。離島部は、世界遺産の屋久島や国立公園として認定された奄美群島などで構成されており、災害対策と環境保全との両立が課題となっています。一方、県本土の大部分は、シラスを主体としたの火山噴出物で構成されていることに加え、年間降水量が約2,800mm(全国平均の約1.6 倍)に達する多雨地帯であることから、長年にわたって水・土砂災害への対応に苦心してきました。鹿児島県内を流れる一級河川の川内川では、平成18 年7 月鹿児島県北部豪雨の際,全水位観測所15 箇所のうち11箇所で観測史上最高水位を観測し、浸水面積約2,777ha、浸水家屋2,347 戸に及ぶ甚大な被害を受けました。この豪雨災害を受けて実施された河川激甚災害対策特別緊急事業では、総区間延長62.3km が当該事業の対象となり、推込分水路や曽木の滝分水路の開削をはじめとする大規模なハード対策が実施されました。これらの対策は、グッドデザイン賞・サステナブルデザイン賞を受賞するなど地域景観や生態系に十分配慮された事例としても高い評価を受けています。現在は、鶴田ダムの洪水調節容量を約1.3 倍に増やすための鶴田ダム再開発事業が進行しています。
上記のような現状を理解し、土木学会水工学委員会環境水理部会メンバーをはじめ水圏環境に関心のある研究者・技術者で現地を訪問し、今後の治水・利水・環境の観点からの河川整備、さらに、沿岸海域を含めた流域管理の在り方、学会としての貢献の在り方について考えたいと思います。
1.日 時:
平成29年6 月1 日(木),2 日(金)
2.開催場所:
鹿児島大学・稲盛会館
住所:〒890-0065 鹿児島県鹿児島市郡元1-21-40
URL:http://jimu.eng.kagoshima-u.ac.jp/inamori/
3.内 容:
・開催要項:kankyousuiri_kenkyushuukai_2017.pdf
・研究発表会プログラム:http://committees.jsce.or.jp/hydraulic02/node/23
・6月1日(木)研究発表会(土木学会CPD対象)、交流会:
10:20~18:00 研究発表
一般発表 14分(発表:9分,質疑:5分)
特別講演「魚類の成育場としての河口・沿岸域の重要性:離島のアユを中心に」
久米 元(鹿児島大学水産学部准教授)
19:00~21:00 交流会・ナイトセッション(きく屋※)
見学会の紹介、若手アピールなど
※居酒屋きく屋(〒890-0053 鹿児島県鹿児島市中央町7-1ホテルガストフB1)
(鹿児島中央駅東口より徒歩約5 分,http://www.gasthof.jp/restrant#kikuya)
・6月2日(金)現場見学会:
9:00~17:00 現場見学会(昼食含む・貸切バスにて移動)
川内川;薩摩川内市(下流)経由で,中流の推込分水路,鶴田ダム,曽木分水路などを見学予定です。帰路は、鹿児島空港を経由してJR鹿児島中央駅まで向かいます。
協力:九州地方整備局川内川河川事務所、九州地方整備局鶴田ダム管理所
4.申し込み方法
下記の申込みフォームからお申し込みいただくか、参加申込書をメールかFAXでお送りください。
申し込みフォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S83236254/
別紙様式:kankyousuiri_kenkyushuukai_2017_format.docx
※参加申込締切:平成29年4月28日(金)【発表会の聴講と交流会については再募集中】
・参加費(確定、当日徴収、参加人数により変更する可能性有)
研究発表会:1,000円(一般)、学生は無料
交流会(1日夜):4,500 円(一般)、2,000円(学生)
見学会(2日):3,400 円(昼食代含む)
参加費用は、基本的に当日受付にて、現金でお支払い願います。
請求書払い(後払い)については、研究発表会にのみ可能です。希望される方は名刺をご持参ください。
なお、領収書については、研究発表会、交流会、見学会それぞれで発行いたします。
5.話題募集
流域圏(湖沼、貯水池、河川、河口域、沿岸)の物理・化学・生態に関する多様なテーマ。特に、地球温暖化の適応策や震災関連の話題のほか、普段論文にまとめにくいような内容(研究設計、解析や観測のノウハウ、および、これらに関連する相談事など)も歓迎します。話題提供をされる方は A4 用紙 2ページ以内(様式自由)にまとめた原稿を PDF ファイル化し、下記事務局までメールにて送付して下さい。
※原稿締切:平成29年5月15日(月)12:00
※研究集会で配布する別刷集は廃止しています。原稿は環境水理部会委員会サイト(当ページ)にアップロードします。各自ダウンロードして会場にご持参下さい。原稿提出の締切を厳守いただきますようよろしくお願いいたします。
6.申し込み・論文投稿先・問い合わせ(事務局)
(1)参加申込,論文投稿先:土木研究所自然共生研究センター(担当:大石,大槻)
〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町官有地無番地
TEL:0586-89-6036、FAX:0586-89-6039
E-mail: ooishi@pwri.go.jp ,k-ootsuki55@pwri.go.jp
(2)企画・見学に関する問い合わせ:鹿児島大学工学部海洋土木工学科(担当:齋田)
〒890-0065 鹿児島県鹿児島市郡元 1-21-40
TEL&FAX:099-285-8481
E-mail: saita@oce.kagoshima-u.ac.jp
以上