論説委員 土橋 浩 (一財)首都高速道路技術センター
今日、インフラの維持管理では平常時と異常時・緊急時・災害時の境界がなくなり、平常時の管理から異常時の管理までをシームレスに扱う必要性が増大してきている。こうしたなか、フェーズフリーの発想で考えることが必要であるが、フェーズフリー・インフラマネジメントについて述べる。 (2024年2月版) 第201回論説・オピニオン(2) フェーズフリーなインフラマネジメント
依頼論説 屋井 鉄雄 東京工業大学 特命教授
ノルウェーのインフラ計画制度の体系化は大いに進んでいるが、その前提には行政の透明性の高さがある。政府の透明性が高ければ、関係機関はいずれも責任分担しつつ業務遂行ができ、計画や事業実施への国民の信頼を高めることにも繋がる。わが国の未来を考える際にも透明性の格段の向上が重要である。 (2024年2月版) 第201回論説・オピニオン(1) ノルウェー、透明な世界から日本の未来を考える
論説委員 下村 匠 長岡技術科学大学
自分は若い頃に土木学会の研究委員会に参加したことが仕事の上で役に立ち、学会への帰属意識を芽生えさせた。時代は違うが、今の時代にあった形で、若い土木技術者・研究者に組織を越えた交流と研鑽の場を提供することが土木学会の役割のひとつと考える。 (2024年1月版) 第200回論説・オピニオン(2) 技術者・研究者の研鑽の場としての土木学会
論説委員 田村 秀夫 日本工営ビジネスパートナーズ(株)
河川管理に関する様々なデータの大量かつ効率的な収集が可能になってきている。毎年膨大に蓄積されるデータに基づき、河道や施設の評価を繰り返し行うという地道な管理行為の中で、維持管理技術の高度化、基準の定量化に向けた取り組みの重要性が気候変動による水害の激化が進む中一層高まってきている。 (2024年1月版) 第200回論説・オピニオン(1) 河川維持管理の高度化に向けて
論説委員 楠見 晴重 関西大学
近年、世界各地で気候変動に起因する森林火災、豪雨災害等が多発している。その原因の一つとして化石燃料消費と過度な森林伐採が温室効果ガス削減にブレーキをかけている。特に平地が30%しかない我が国は太陽光発電設備が危険斜面などに樹木を伐採して設置されている例が多くみられ、この現状と対策について論じる。 (2023年12月版) 第199回論説・オピニオン(2) 自然環境と再生可能エネルギー
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