第56回環境システムシンポジウム
((社)日本環境アセスメント協会 平成29年度公開セミナー)
建設事業における環境保全措置の最前線
方法書以降の環境影響評価の技術的要素としては調査,予測,評価及び環境保全措置の4つの事項が柱となります。このうち評価おいては,環境影響の回避・低減に係る評価として「事業者の実行可能な範囲においての回避,低減」の措置がとられているかどうかを評価することになっています。このため環境保全措置の検討に当たっては,この「事業者にとって実行可能な範囲」とはどのようなものであるか常に議論がなされています。環境保全措置は,事業内容だけではなく事業規模との兼ね合いや地域の住宅等の状況や自然環境の状況に応じて事業単位で適用メニューが相違することになり,環境影響評価の実務者にとっては常に最新の技術とそれら技術の特性への理解が必要となっています。
このシンポジウムでは,環境保全措置に関してどのような取り組みがなされているかの大きな流れについて講演していただくとともに,先進的な実用技術についていくつかの紹介をいただき,技術の可能性について理解するとともに,それら技術を環境影響評価の実務においてどのように活かせるかを議論して,今後の環境影響評価の効果的な活用に貢献したいと考えています。
記
●主催 公益社団法人土木学会(環境システム委員会)
●共催 一般社団法人日本環境アセスメント協会
●日時 平成30年 2月5日(月) 13:30~16:30
●会場 土木学会講堂
JR,東京メトロ・四ツ谷駅より徒歩3分。詳細は下記URLで確認ください。
http://www.jsce.or.jp/contact/map.shtml
●参加費 無料
●定員 100名
●プログラム(講演題目,発表者は予定です。都合により変更する場合がありますがご了承ください)
13:30~13:35 開会挨拶 土木学会環境システム委員会
13:35~14:05 基調講演 環境アセスメント手続きにおける環境保全措置の位置づけと動向
片谷 教孝(桜美林大学リベラルアーツ学群 教授・環境アセスメント学会 副会長)
14:05~14:25 帯電ミストによる浮遊粉じん除去システム
高木 賢二(鹿島建設株式会社技術研究所建築環境グループ 担当部長)
14:25~14:45 気泡とビニール膜を用いた解体騒音低減技術
本田 泰大(株式会社大林組技術研究所都市環境技術研究部 副課長)
14:45~15:05 土木工事現場での環境保全対策 -生態系・家畜への対策-
宮瀬 文裕(清水建設株式会社土木技術本部基盤技術部 主査)
15:15~15:35 BSC(バイオロジカル・ソイル・クラスト)を活用した植生の自然侵入促進工法
鈴木 淳己(日本工営株式会社社会システム事業部環境部 専門部長)
15:35~15:55 河川事業代償措置としてのビオトープ創造
大島 正憲(八千代エンジニヤリング株式会社総合事業本部環境計画部 専門課長)
16:00~16:25 総合討議
話題提供・司会 鶴巻 峰夫(和歌山工業高等専門学校環境都市工学科・教授)
16:25~16:30 閉会挨拶 日本環境アセスメント協会
●申込方法
土木学会ホームページ(http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp)より専用フォームにてお申込下さい。申込みが完了すると確認メールが届きます。そのメールが参加券になりますので、印刷して当日ご持参下さい。
●申込締切
1月29日(月)17:00
●問い合わせ(内容等):和歌山工業高等専門学校環境都市工学科 鶴巻峰夫
E-mail:tsurumaki@wakayama-nct.ac.jp
●問い合わせ(手続き等):土木学会事務局研究事業課 (当行事担当:尾崎史治)
TEL:03-3355-3559【課直通】
住 所 〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
●CPD:このセミナーは建設系CPD協議会の認定プログラムです。(手続き中)
以上