2023・2024年度 環境システム委員会 活動に向けた所信
2023年4月
委員長 荒巻 俊也(東洋大学)
この度、2023・2024年度の環境システム委員会の委員長を拝命いたしました。本委員会は1970年に創設され、昨年度第50回の研究論文発表会が行われました。半世紀にわたり、環境システム学に関わる研究者・実務者である方々の研究発表や交流の場を提供してきました。カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブといったキーワードのもと社会そのものの変革が求められる中で、さまざまな事象をシステムとして捉えて環境問題の改善へのアプローチを検討する環境システム学の重要性はますます増していくものと思います。今後も皆様にとって魅力的な場を提供できるように、委員長として貢献できればと考えております。
私は修士課程在学中に初めて学会発表を行いましたが、それが本委員会の第19回の研究発表会でした。さまざまな研究発表に触れて刺激を受けたことを覚えています。その後、2007年から8期16年にわたって委員としてお世話になり、2011-12年度に副幹事長、2015-16年度に幹事長、2019-20年度に論文審査小委員長を担当させていただきました。副幹事長として論文審査の準備を始めた最中に東日本大震災があり、また論文審査小委員長をしていた際にコロナ禍を迎えました。そして、まもなく新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類に移行し、社会も新しいモードに入っていきます。本委員会の活動や委員会運営自体も新しいモードに入っていかなければなりません。
そこで今期の委員会においてはこれまで行ってきた研究発表会やシンポジウム、セミナーなどを継続的に開催しつつも、以下のような取り組みにチャレンジしていきます。
社会が大きく転換しようとしている中で、今期は本委員会の今後の在り方について様々なことを試すチャンスだと思っております。是非皆様からもアイデアやご協力を頂きながら進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。