論説委員が執筆する。
論説委員 下村 匠 長岡技術科学大学
自分は若い頃に土木学会の研究委員会に参加したことが仕事の上で役に立ち、学会への帰属意識を芽生えさせた。時代は違うが、今の時代にあった形で、若い土木技術者・研究者に組織を越えた交流と研鑽の場を提供することが土木学会の役割のひとつと考える。 (2024年1月版) 第200回論説・オピニオン(2) 技術者・研究者の研鑽の場としての土木学会
論説委員 田村 秀夫 日本工営ビジネスパートナーズ(株)
河川管理に関する様々なデータの大量かつ効率的な収集が可能になってきている。毎年膨大に蓄積されるデータに基づき、河道や施設の評価を繰り返し行うという地道な管理行為の中で、維持管理技術の高度化、基準の定量化に向けた取り組みの重要性が気候変動による水害の激化が進む中一層高まってきている。 (2024年1月版) 第200回論説・オピニオン(1) 河川維持管理の高度化に向けて
論説委員 楠見 晴重 関西大学
近年、世界各地で気候変動に起因する森林火災、豪雨災害等が多発している。その原因の一つとして化石燃料消費と過度な森林伐採が温室効果ガス削減にブレーキをかけている。特に平地が30%しかない我が国は太陽光発電設備が危険斜面などに樹木を伐採して設置されている例が多くみられ、この現状と対策について論じる。 (2023年12月版) 第199回論説・オピニオン(2) 自然環境と再生可能エネルギー
論説委員 木村 嘉富 一般財団法人橋梁調査会
土木技術者の育成においては、基本となる事項をしっかりと教え、後は成長する機会を与えて本人の自主性を尊重して任せることが大切である。その際、組織としては心理的安全性を確保する必要がある。 (2023年11月版) 第198回論説・オピニオン(2) 杉本昌隆八段の指導法
論説委員 井上 昭生 (株)大林組
建設業での生産性向上ツールの一つにデジタルツインがあり、同業界に携わる者がそれぞれの立場で新たな取組みが始めている。本論説では、元請の立場で、様々なデータを利活用した施工計画の最適化や、現場作業の自動・自律化による省人化への取組みを俯瞰的に紹介し、現状の課題、将来像について私見を述べる。 (2023年11月版) 第198回論説・オピニオン(1) インフラ建設DXに想うこと
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