メインコンテンツに移動
土木学会 社会支援部門 土木学会
社会支援部門

メインメニュー

  • 土木学会ホーム
  • 支部活動ページ

社会支援部門メニュー

  • ホーム
  • 社会支援部門の活動について
  • 過去の災害関連情報
  • 新着・お知らせ一覧

災害速報

  • 2024年01月能登半島地震
  • 2022年03月福島県沖地震
  • 2021年10月和歌山水道橋崩落
  • 2021年07月熱海土石流災害
  • 2021年02月福島県沖地震
続き...
  • 2020年07月九州豪雨災害
  • 2019年10月台風19号災害
  • 2019年08月佐賀豪雨災害
  • 2018年09月台風21号災害
  • 2018年09月北海道胆振東部地震
  • 2018年07月西日本豪雨災害
  • 2018年06月大阪北部地震
  • 2018年02月台湾花蓮地震
  • 2017年11月イラン・イラク国境地震
  • 2017年09月メキシコ地震
  • 2017年09月ハリケーンIrma・Maria
  • 2017年07月秋田豪雨災害
  • 2017年07月九州北部豪雨災害
  • 2016年08月北海道・東北豪雨災害
  • 2016年04月熊本地震
  • 2015年09月関東・東北豪雨災害
  • 2015年07月京都市土砂災害
  • 2015年04月ネパール地震
  • 2014年11月長野県北部地震
  • 2014年08月広島豪雨災害
  • 2014年08月四国水害
  • 2014年08月兵庫・京都・岐阜水害
  • 2013年11月台風Haiyan災害
  • 2013年10月伊豆大島豪雨災害
  • 2013年09月京都・滋賀水害
  • 2013年08月秋田・岩手水害
  • 2013年08月島根県西部豪雨災害
  • 2013年07月山形水害
  • 2013年07月山口・島根水害
  • 2012年九州北部豪雨災害
  • 2011年東日本大震災
  • 2011年新潟・福島豪雨災害
  • 2011年台風12号土砂災害
  • 2011年トルコ東部地震
  • 2011年NZ地震
  • 2010年チリ地震
  • 2010年7月広島県庄原市土砂災害
  • 2010年7月中国地方豪雨
  • 2009年防府土砂災害
  • 2009年兵庫県佐用町河川災害
  • 2009年フィリピン水害
  • 2009年スマトラ地震
  • 2009年8月台湾・台風災害

カテゴリ

  • 災害速報
  • 災害調査団
  • 復旧支援
  • 報告

委員会活動

  • 減災・防災委員会
  • インフラメンテナンス委員会

現在地

ホーム

2011年台風12号土砂災害

平成23 年台風12 号土砂災害第2 回調査報告書

投稿者:事務局 投稿日時:日, 2012-08-26 17:01

平成23 年台風12 号土砂災害第2 回調査報告書

土木学会地盤工学委員会斜面工学研究小委員会現地調査団

5月末に実施しました現地調査結果をふまえました報告書を作成致しました。

1.はじめに
平成23 年台風12 号(以下,台風12 号と略記)は,8 月末から9 月初めにかけて,広い範囲に大雨をもたらし,8 月30 日17 時から9 月6 日までの期間降水量は奈良県上北山において1814.5ミリ,同風屋において1360.0 ミリを記録した1).この大雨によって,紀伊半島を中心に各地で甚大な土砂・河川災害が発生した.全国で人的被害が死者82 人,行方不明者16 人,物的被害が全壊379 棟,半壊3,159 棟,一部破損469 棟,床上浸水5,500 棟,床下浸水16,594 棟等にのぼり1),これらの被害は和歌山,奈良,三重の三県に集中した.本台風災害は近年では最大級の被害となり,「深層崩壊」や「土砂ダム」が社会の高い関心を集めた.
斜面工学研究小委員会は,土木学会関西支部と合同で,平成23 年10 月7 日~9 日の3 日間,奈良県十津川村を中心とした現地調査を実施し,砂岩頁岩互層からなる流れ盤構造の北西落ち斜面で崩壊が発生していたこと等を明らかにした2).しかしながら,崩壊規模の大きさや崩壊箇所数の多さから,崩壊や土石流を概略把握する程度であった.これまでの報告によると,本台風災害では3,000 箇所以上の崩壊と1 億m3 以上の崩壊土砂が生じたと推定され3),この影響は被災地域では長期的に続くとみられる.そこで,大規模崩壊の実態をより詳細に解明することを目的として,平成24 年5 月26,27 日の2 日間,現地の再調査を行った.
本報告では,これまでの二回の調査結果をもとに,災害発生地の地質および地形状況,崩壊の概要と地質・地形的要因,過去の崩壊との関連性について検討した結果について述べる.

報告
新着・お知らせ
2011年台風12号土砂災害
災害調査団
  • 平成23 年台風12 号土砂災害第2 回調査報告書 についてもっと読む

土木学会 平成23 年台風12 号土砂災害調査報告書

投稿者:事務局 投稿日時:月, 2011-12-26 15:34

1.はじめに
2.被害概要
 2-1 人的被害と住家被害
 2-2 土砂災害・河川災害・道路災害の概要
3.災害発生時の降雨特性
4.被災地の地形
 4-1 災害状況
 4-2 被災地域の形
  4-2-1 標高区分
  4-2-2 傾斜区分
 4-3 調査区域内の崩壊跡地
 4-4 五條市長殿の状況
5.被災地の質
 5-1 地質・ 地質構造
  5-1-1 紀伊半島の地質概況
  5-1-2 調査地域の質概況 調査地域の質概況
  5-1-3 今回の災害と地質構造関係について
6.各被害 事例報告
 6-1 崩壊・河道閉塞
  6-1-1 迫
  6-1-2 北股
  6-1-3 宇井
  6-1-4 赤谷
  6-1-5 清水
  6-1-6 野尻
 6-2 土石流
  6-2-1 辻堂
  6-2-2 長殿
 6-3 地すべり
 6-4 洪水による施設・構造物の被害
  6-4-1 長殿発電所
  6-4-2 折立橋
7.おわりに


1.はじめに
 平成23年台風第12号(以下,台風12号と略記)は,8月末から9月初めにかけて,広い範囲に大雨をもたらし,紀伊半島を中心に各地で大規模な土砂災害,河川氾濫等が発生し,甚大な人的・物的損害が生じた.全国で死者78名,行方不明者16名にのぼり,和歌山,奈良,三重の3県に人的被害の約9割が集中した.近年では,台風による最大級の被害となった.
 土砂災害については,全国で土石流等が92件,地すべりが28件,崖崩れが82件の発生が確認された.そのうち,奈良,和歌山,三重の3県で土石流等58件,地すべり13件,地すべり50件となり,紀伊半島において人的被害をもたらした土砂災害が多発した.
 今回の災害の第一の特徴として,土砂災害,河川氾濫が多数発生し,家屋が崩壊土砂に巻き込まれ,また河川の増水によって流出するなどして,多くの尊い人命が失われたこと,また,大規模崩壊に伴う河道閉塞が17箇所で発生したことがあげられる.
 第二の特徴として,その後の降雨に対して,河道閉塞による堰き止め湖の越流・決壊が懸念され,住民避難や安全監視など,周辺地域への影響が長期化する事態となったことである.
 第三の特徴として,奈良,和歌山,三重の3県での崩壊土砂量は約1億m3にのぼるものと推定されたことである.これより,土砂量の面からも最大級の土砂災害であった.
 降雨については,台風12号は大型で動きが遅く,台風周辺の湿った空気が紀伊半島にたえず流れ込んだ.その結果,同じ地域で長時間にわたる記録的な大雨になった.紀伊半島では降り始めの8月30日17時からの総降水量が1,800ミリを超える箇所があった.大台ケ原のような,雨が多い気候を有す地域において,記録的な大雨となったことは驚愕する事実である.
 これを受けて,土木学会地盤工学委員会において,表1-1に示す調査団を組織し,行方不明者の捜索活動,被災者の救援活動,道路・橋梁等の復旧工事など現地の諸事情を考慮し,災害発生から約1か月経過した10月7日~9日の3日間,奈良県十津川村を中心に現地調査を実施した.調査範囲および調査箇所はそれぞれ図1-1および表1-2に示している.本調査では,土砂災害の発生状況や特徴について,地盤工学,応用地質学などの見地から調査した.調査結果の概要としては,砂岩頁岩の互層の地質からなる流れ盤の地質構造を有す,北西落ちの斜面において崩壊が発生していた.このことから,記録的な大雨とともに,この地域特有の地質および地質構造が崩壊の発生要因として考えられる.
 本報告では,今回の調査結果をもとに,被害の概要,災害発生時の降雨特性,被災地の地形・地質,崩壊・土石流・地すべりなど各崩壊事例について速報として取りまとめた.

 

報告
新着・お知らせ
2011年台風12号土砂災害
  • 土木学会 平成23 年台風12 号土砂災害調査報告書 についてもっと読む

土木学会・平成23年台風第12号による土砂災害に関する災害調査団派遣について

投稿者:事務局 投稿日時:木, 2011-10-13 10:08

紀伊半島に甚大な被害をもたらした,平成23年台風第12号による土砂災害に関し,土木学会では,以下のとおり災害調査団を派遣いたしました。
調査速報会等の開催については,現時点では未定ですが,決まりしだいお知らせします。

【調査団構成】
土木学会地盤工学委員会
鈴木素之 山口大学 准教授
稲垣秀輝 (株)環境地質 代表取締役
太田英将 (有)太田ジオリサーチ 代表取締役
河内義文 (有)ケイズラブ 代表取締役
後藤 聡 山梨大学 准教授
阪口和之 アジア航測(株) 技術部長
櫻井正明 (株)山地防災研究所 代表
土木学会関西支部
建山和由 立命館大学 理工学部 教授
三村 衛 京都大学 防災研究所 准教授
北田奈緒子 (財)地域地盤環境研究所 地球科学部門地形地質グループ 部門長
井上直人  (財)地域地盤環境研究所 地球科学部門地形地質グループ
山本 剛 国土交通省 近畿地方整備局 企画部 技術調整管理官
三上 章 国土交通省 近畿地方整備局 河川部 地域河川課長

【調査概要】
崩壊・河道閉塞,土石流,地すべり等の現地調査

【調査地域/日程】
奈良県吉野郡十津川村周辺/10月7日(金)~9日(日)

【問合せ窓口】
鈴木素之,Tel. 0836-85-9303,E-mail: msuzuki@yamaguchi-u.ac.jp

お知らせ
新着・お知らせ
2011年台風12号土砂災害
災害調査団
  • 土木学会・平成23年台風第12号による土砂災害に関する災害調査団派遣について についてもっと読む
RSS - 2011年台風12号土砂災害 を購読

(c)Japan Society of Civil Engineers