論説委員 清水 喜代志 福島県双葉郡浪江町まちづくり推進課 西日本旅客鉄道㈱建設工事部
高度経済成長期から少子高齢化社会へ移り変わり、今後の社会資本整備は、国民の生活への効果を熟慮したうえで、必要なものを効果的に整備することが求められていると感じています。健康や子育てなど特に注目されている身近な国民の生活に役立つ土木技術について考えてみます。 (2017年12月版) 第127回論説・オピニオン(2) 社会資本整備の意義 ~少子高齢化社会に再び考える~
論説委員 山口 栄輝 九州工業大学 大学院工学研究院 建設社会工学研究系
「土木学会」という名称には、英語名に含まれる「日本」「工」がない。急速に進むグローバル化の下、しっかりとアイデンティティを保つには、日本語名にも「日本」を含み、学会名を国際化するのも有効化かと思う。また、工学分野での貢献に鑑み、名称に「工」を入れることも望ましく思う。 (2017年11月版) 第126回論説・オピニオン(1) 学会名称を想う
伊藤毅 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授
都市建築史を専攻する筆者からみると、建築―都市―土木は一体的なものとして理解できる。東京大学GCOEでの諸活動を通して、その事実はさらに確信されることになった。 また2011年の東日本大震災のあと、わたくしは「危機と都市」というテーマを考え続けたが、その思考もまた、建築―都市―土木を一体的なものとして連関させることが重要であることにつながっていった(伊藤毅他編著『危機と都市』左右社、2017年)。本稿では、広い視野から各領域の専門性を連携させていく意義を述べたい。 (2017年11月版) 第126回論説・オピニオン(2) 建築と土木をつなぐ愉しみ-学連携の意義
論説委員 舘石 和雄 名古屋大学 大学院工学研究科 社会基盤工学専攻
インフラの維持管理は総合工学であり、学ばなければならないことは非常に多い。一方で、モチベーションの維持は容易ではない。維持管理に携わる技術者の緊張感と責任感とやりがいを持続させることのできる体制づくりが望まれる。持続的な維持管理のためには、新しい人材を常に養成し続けていくことも重要である。 (2017年10月版) 第125回論説・オピニオン(1) 持続的なインフラの維持管理にむけて
論説委員 茅野 正恭 鹿島建設株式会社
2019年4月、第8回アジア土木技術国際会議(CECAR8)が東京で開催される。アジア地域の土木技術者が集まり、インフラに関する議論を深める貴重な機会であり、各国からも土木学会への期待は大きい。組織委員会を中心に、精力的に準備を進めるとともに、国内はもちろん、海外からも多数の参加をいただき、有意義な会議としたい。 (2017年10月版) 第125回論説・オピニオン(2) 第8回アジア土木技術国際会議(CECAR8)に向けて
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