平成23年10月23日午後1時41分(現地時間)にトルコ東部に発生した地震(M7.2)では、エルジシュ(Erciş)町およびワン(Van)市を中心に甚大な被害が発生しました。犠牲者は600名を超え、被災者の数は数千人規模に上ると言われています。その後、11月9日には現地で活動していたNPOの日本人が余震(M5.7)のため犠牲となりました。
土木学会では、日本地震工学会、日本建築学会および本会から構成される3学会地震被害調査連絡会を通して関係学会との情報交換を行うと同時に、トルコHacettepe大学Resat Ulusay教授、Pamukkale大学Halili Kumsar教授等のご協力を得て、本会地震工学委員会を中心とする土木学会緊急被害調査団を派遣し、11月3日から5日にかけて現地調査を行いました。
被害調査の成果を以下のとおり速報します。
講演者
小長井 一男 (団長・地震工学委員会委員長・東京大学生産技術研究所)
藍檀 オメル (副団長・地震工学委員会委員・東海大学海洋研究所)
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2011 年10月23日トルコ・Van地震被害調査概要(東京大学生産技術研究所 小長井 一男) | 6.65 MB |