論説委員が執筆する。
論説委員 森地茂
世界の奇跡と言われた戦後の高度経済成長をもたらしたのは、社会資本整備を核とする日本型地域発展モデルあった。プラザ合意後の生産施設の海外流出はこのモデルを崩壊させ、公共投資批判が高まった。一方で、地域格差が政治課題となっている。国土形成計画の広域地方計画と社会資本整備に際し、新たな地域発展モデルの創出を目指すべきである。 (2007.10) 第5回論説 地域格差と社会資本
論説委員 清野茂次
新渡戸稲造が解く「武士道」は、日本人特有の高貴な精神文化であり、世界的にも有名である。しかし、戦後の日本人は人間としての規範が薄れてきた。特に、土木技術者は、インフラの整備と公共の安全・福祉に強く関わっている。そのためにも武士道に学び、一段と厳しい倫理規範をもって対応し、一人ひとりの矜持を高め、社会に貢献しよう。 (2007.9) 第4回論説(2) 「武士道」に学ぶ技術者の倫理規範
論説委員 青山俊樹
地球が温暖化すると、日本付近では、強い台風が増え、降水量及び強雨の発生頻度は増えるが、雪は減り、無降水日数が増える。この気候変動は、我々の生活の安全を大いに脅かすことになるが、それに関連して高潮対策、洪水、渇水対策の必要性を述べた。 (2007.9) 第4回論説(1) 地球温暖化と日本の課題
論説委員 濱田政則
新潟県中越沖地震による原子力発電所の被災は、大量の放射能漏れなど重大事故に至らなかったものの、地震後の事業者の不適切な対応や一部マスコミの不十分な報道もあって、原発に対する国民の不安感を助長させた。本文では今回の原発の被害が提起した耐震設計上の課題を論ずるとともに、今後原発建設に対する国民からの信頼回復に向けて土木学会など学協会が果たすべき役割について言及する。 (2007.8) 第3回論説(2) 原子力発電への信頼回復に向けて
論説委員 山本卓朗
建設業は国民生活と安全を守る社会資本整備を担う産業であり、それに従事する技術者は誇りを持って困難に立ち向かってきた。しかし今日、談合問題などにより社会から大きな不信感を持たれている。建設業を魅力ある産業に再生する課題ついて論ずる。 (2007.8) 第3回論説(1) 誇りを持って建設業を語る
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