論説委員が執筆する。
論説委員 近藤徹
国土は、単に人間の生活・活動基盤であるばかりでなく、生物群集の生息・生育空間でもある。国土の整備を扱う土木工学は、従前構造力学、流体力学を基盤に構築されてきたが、今後は基盤に科学としての生態学の知見を取り入れて再構築する必要がある。 (2008.8) 第15回論説(2) 土木工学に生態学の知見を
論説幹事 塚田幸広
社会資本整備の事業期間を短縮する効果を評価する時間管理概念は、本格的に展開・定着してきた。一方、ETCの導入・展開による渋滞解消の例にみるように、技術革新の開発・導入により十分な機能、効果が非常に短期間で得られる実例が評価されつつある。今後、技術革新による新しい時間管理の考え方を積極的に広め、併せて社会実験等で評価・導入する仕組みを構築することが重要である。 (2008.8) 第15回論説(1) 技術革新が創出する新しい時間管理概念
論説委員 森地茂
近年の社会状況の中で、プロジェクトを発案することに対する土木技術者の意欲が減退していないであろうか。広域地方計画や様々な競争型支援制度が作られる中、土木技術者に、わが国や地域のおかれた状況に対する洞察力、将来像への構想力、実行のための行動力を備え、積極的にプロジェクトを仕立てる熱意と努力が求められる。 (2008.7) 第14回論説(2) プロジェクトづくり
論説委員 清野茂次
設計とは「創造」と「科学的証明」の組合せで、その成果を他の人びとに伝達できるよう「情報化」することであるとし、設計における創造行為の重要性について述べる。また、低炭素社会の構築が重要な課題である現在、設計の段階でどうあるべきかを提言し、設計者の役割とその可視化について述べる。 (2008.7) 第14回論説(1) 「設計」ということを再考する
論説委員 青山俊樹
激しい公共事業叩きが続く中、土木技術者、特に若き技術者に自然界と人間をつなぐ土木の魅力を語りかける。 土木は自然の神秘とそれへの畏敬を感じることが出来る技術であり、それとともに人を知り、人と交わり、人への洞察を深め、かつ今だけでなく、100年後、1000年後に思いをめぐらす技術である。 (2008.6) 第13回論説(2) 若き人達へ~土木の魅力
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