論説委員が執筆する。
論説委員 椛木 洋子 株式会社エイト日本技術開発 国土インフラ事業部
土木は、人々を様々な災害から守り、豊かで快適な暮らしを提供する基盤を整備する。究極の目的は人々の幸せであると考えている。筆者の専門は橋梁の設計であるが、土木施設の一つである橋梁設計について、日ごろ考えていることを書いてみたい。 (2021年3月版) 第166回論説・オピニオン(2) 橋梁の設計について
論説委員 浅見 真理 国立保健医療科学院 生活環境研究部
2021年は日本で水道の消毒に塩素が導入され百年である。水道の塩素処理は、都市計画の父、後藤新平氏が導入したと言われる。また、アフガニスタンの用水路を作った中村哲氏も共に衛生問題に取り組んだ医師である。土木工学は他の分野との連携により、飛躍的な進化を遂げてきた。様々な分野の知見を取り入れることが土木工学の進展にも寄与する事例として紹介したい。 (2021年3月版) 第166回論説・オピニオン(1) 塩素消毒百年と二人の医師のこと
論説委員 秋葉 努 株式会社 建設技術研究所
Society5.0時代の社会インフラ整備に関わる建設コンサルタントは、スマートシティ構想にあるように新しい社会的課題の解決を目指すため、土木技術に加えIoT技術の適応を強く求められます。未来都市実現に向けて建設コンサルタント技術者は、いま以上に情報関連技術の獲得・活用を図る必要があると考えます。 (2021年2月版) 第165回論説・オピニオン(2) Society5.0時代における建設コンサルタント技術者の役割
論説委員長 山田 正 中央大学 理工学部 都市環境学科
地震、津波、洪水等の災害が頻発する我が国の基盤を支えてきた土木工学であるが、近年の研究成果は施策に直結するものが少なく感じる。純粋学問としての土木工学とこれを応用する土木技術との間に乖離を感じているのは私だけだろうか。私自身が教授頂いた土木工学の教えを次の世代につなげるため、ここに論説する。 (2021年2月版) 第165回論説・オピニオン(1) わたしが考える土木工学の50年の歩み ~闇夜の河川の水位予報~
論説委員 淺見 郁樹 東日本旅客鉄道株式会社 常務執行役員
東日本大震災で被災した鉄道路線は全線運転再開に9年余を要し、線区ごとに様々な形態となるなど平坦な道筋ではなかった。この復旧と復興を通じてあらためて考えるのは、社会基盤を整備し持続させる使命に終わりはないとうことである。震災直後、現地に身を置いた経験も踏まえ、このことを伝えていきたい。 (2021年1月版) 第164回論説・オピニオン(1) あらためて復旧と復興を考える
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