論説委員 小野 憲司 阪神国際港湾株式会社
現代社会の多くの分野において情報通信技術(ICT)によるデジタル化、スマート化が進んでいる。一方、長年に亘って培われてきた人間社会がどのように人工知能に代表されるICTを受け入れるかは、いまだ未知の領域である。本稿では港湾ビジネスの現場を事例に、そのようなヒトとICTの関わり方について考察する。 (2020年1月版) 第152回論説・オピニオン(2) ICT活用におけるヒトと機械の協働 – 港湾のデジタル化、スマート化を事例として -
論説委員長 石田 東生 筑波大学名誉教授・日本大学特任教授
Society5.0とその実現形であるスマートシティへの関心が非常に強い。しかし、スマートシティを巡る議論のほとんどがデータ連携・活用や都市OSに集中していて、都市計画制度や社会資本整備制度への切込みは弱い。法制度、ビジネス慣習などの大胆な改革議論が必要である。 (2020年1月版) 第152回論説・オピニオン(1) Society5.0、スマートシティと都市計画
論説委員 丸山 隆英 一般財団法人みなと総合研究財団
人口減少時代の社会資本整備には、大都市圏において地方圏からの人材供給を前提としない社会の効率化を図ると同時に、地方圏において必要な公共サービスや産業の維持・発展できる人口規模の確保、すなわち都市間連携の強化など地域ごとの経済ブロックを形成する視点が不可欠です。 (2019年12月版) 第151回論説・オピニオン(2) 人口減少時代の経済発展と社会資本整備に必要な視点
論説委員 高橋 知道 東日本高速道路株式会社
本論説では,「土木技術が社会・市民に夢を与えられているのだろうか?」という問題意識の下、筆者の関わっている高速道路の現状を例に論じた。 施工技術や老朽化修繕技術などは着実に進化し続けているが、一方でインフラの利用者にとっては、直接的に機能・サービスに目に見えた変化が生じないため恩恵を感じにくい。 土木技術に進歩を感じ、夢を抱いてもらうためには、機能・サービスの革新的な変化も追及し実現していく必要が有る (2019年12月版) 第151回論説・オピニオン(1) 土木技術は夢を与えているか
論説委員 山田 均 横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院・学府
高度人材確保の目的で優秀な人材を海外に求めようとするとき、大学での留学生教育施策は、招き入れる入り口論、具体的な教育法、学位授与ポリシー、卒業後の定着をセットで考える時代になっている。実現への課題は各ステップで多く、深刻で、細かい調整が必須になっている。 (2019年11月版) 第150回論説・オピニオン(2) 改めて問いたい、「大学での国際化とかグルーバル化とか」
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