平成26年5月29日(金)13:30から土木学会AB会議室にて「土木の魅力を次世代の担い手にいかに伝えるか」をテーマとして第39回報道記者懇談会が開催された。
現在、国民の安心・安全を確保し、持続可能な社会の実現を担う土木技術者の人材不足が、社会的課題となっている。この課題解決のためには、土木技術者がより必要とされる中での入職者の減少や転職者の増大への対応や、土木技術者の処遇や労働環境の改善などが考えられる。
こうした中、土木学会では、将来の土木の担い手を確保・育成することを目的として、「土木の魅力を次世代の担い手にいかに伝えるか」というテーマで、「土木の必要性・意義等の国民への情報発信」、「土木の魅力・やりがい等の学生への情報発信」、「土木界の担い手の環境改善に向けた政策発信」の3つの戦略の示し、活動を展開していく。今後、これを土木学会の取組み戦略として具体化し、新設される「土木広報インフラ」を通じて広く社会に伝えていきたい。
1.「土木の魅力を次世代の担い手にいかに伝えるか」
土木学会 会長 橋本 鋼太郎
参考資料:会長からのメッセージ第29回 土木の魅力を次世代の担い手にいかに伝えるか(pdf、土木学会誌2014年6月号掲載)
2.話題提供者から
(1) 「土木の必要性・意義等の国民への情報発信について」
(株)オリエンタルコンサルタンツ 代表取締役社長 野崎 秀則 (社会コミュニケーション委員会 委員長)
(2) 「土木の魅力・やりがい等の学生への情報発信」
芝浦工業大学 工学部 土木工学科 教授 岩倉 成志 (教育企画・人材育成委員会 副委員長)
(3) 「土木界の担い手の環境改善に向けた政策発信」
(一財)建設経済研究所 特別研究員 松本 直也 (建設マネジメント委員会 幹事長)
参考資料:土木の魅力を次世代の担い手にいかに伝えるか(pdf)