気候変動への対応が喫緊の課題となる中、木材を土木分野で積極的に利用することで森林を活性化し森林の二酸化炭素吸収機能を高めるとともに、その木材を都市や地域で長期間にわたって使用し都市等を二酸化炭素の貯蔵庫とすることで、気候変動の抑制に貢献することが期待されています。
土木学会木材工学委員会は、日本森林学会・日本木材学会と合同で設立した土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会と連携し、木材を土木分野で積極的に利用し、気候変動等の環境問題の解決に貢献することを目的に活動を続けてきましたが、このたび新国立競技場建設の建設に携わっている大成建設株式会社の細澤治氏を講師にお招きし「新国立競技場整備事業における木材の利用と構造デザイン」と題する講演会を開催し、木材の利用に関する先進的な取組について学ぶ機会を設けることにしました。
さらに、この講演会に引き続き、CLTを床板に用いた橋梁補修工法の開発や高知市役所と八戸港とで実施された丸太による地盤対策工法の紹介、築後60年経過した木製堰堤(ダム)の劣化調査等、木材工学委員会のなかに設けられた7つの小委員会から2017年度の活動報告を行います。
記
第9 回木材利用シンポジウム 「木材利用によるレガシーの創成に向けて」
日時: 2018 年3 月7 日(水)13:30~17:15
会場: 土木会館 講堂 (東京都新宿区四谷一丁目 外濠公園内)
主催: 公益社団法人土木学会(木材工学委員会)
土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会
※ 次第、講演者、配付資料等詳細は下記WEB サイトをご覧ください。
http://committees.jsce.or.jp/mokuzai/node/68
●本件に関する問い合わせ先
公益社団法人土木学会 研究事業課 林 淳二
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目 外濠公園内
TEL: 03-3355-3559 MAIL: j-hayashi@jsce.or.jp
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平成30年3月5日ニュースリリース | 222.29 KB |