2019年4月16日~4月18日に東京にて、土木学会がホスト学会となり、アジア土木学協会連合協議会(ACECC)主催の「第8回アジア土木技術国際会議」(8th CECAR)が開催されます。当会議は、アジア地域における持続可能な社会資本整備のあり方や今後の土木技術の研究開発の方向性などの諸問題に関する討論や情報交換を促進し、多国間が連携し解決策を見出す議論の場として、ACECC加盟団体に所属する産官学のエンジニアを中心に、3年に一度、開催される重要な会議です。なお、2019年の東京大会は、2001年の2nd CECAR以来18年ぶりの日本での開催です。
ACECCでは、当会議において、土木技術の進歩とアジアの発展に顕著な貢献のあったプロジェクト、国際的な土木技術の進歩またはアジアの社会資本の発展に顕著な貢献のあった個人を対象に表彰を行っています(2007年の4th CECARより実施。過去の日本からの受賞者は別表の通り)。
つきましては、日本から推薦を行うにあたり、対象となるプロジェクトおよび個人の募集を行います。募集要項をご参照のうえ、ご応募・ご推薦いただきますようお願いいたします。
記
■ アジア土木学協会連合協議会(ACECC:Asian Civil Engineering Coordinating Council)の紹介
ACECCはアジア域内の持続可能な発展を目的として1999年9月に、JSCE(日本)、ASCE(米国)、PICE(フィリピン)、CICHE(台湾)およびKSCE(韓国)の5団体により設立された組織です。その後、IE Australia(現EA、オーストラリア)、VFCEA(ベトナム)、MACE(モンゴル)、HAKI(インドネシア),ICEI(インド)、IEB(バングラデシュ)、IEP(パキスタン)、NEA(ネパール)が加盟し、現在は13団体により構成されています。
ACECCの主たる役割は、アジア地域の土木学協会をコーディネートする連合組織として、アジア土木技術国際会議(CECAR :Civil Engineering Conference in Asian Region)を継続的に主催するとともに、多国間連携のもと、アジア地域が抱える社会資本整備や土木技術に関する課題を討議し問題解決を図ることにあります。ACECCの事務局は2013年9月から土木学会に置かれており、堀越研一氏(大成建設)が事務総長を務めています。
■ ACECC賞について
(1) 賞の名称および受賞対象
1) ACECC Civil Engineering Project Award(s) [プロジェクト賞]
対象:概ね過去3年の間に土木技術の進歩とアジアの発展に顕著な貢献のあったプロジェクト。(工事等の場合は2015年10月から2017年12月の間に供用が開始されたもの(開始予定を含む)。)
表彰:各国からの候補プロジェクトから全体で6件を表彰。その中の1つを”Outstanding Project Award”として表彰。
2) ACECC Civil Engineering Achievement Award(s) [功績賞]
対象:国際的な土木技術の進歩またはアジアの社会資本の発展に顕著な貢献のあった個人で、その業績が国内において認められている個人。
表彰:各国からの候補者から全体で4名を表彰。
(2) 応募方法
各賞(プロジェクト賞・功績賞)について、ACECCで定められた申請書フォームに必要事項を記入し、下記提出先に期日までに提出してください。申請書のフォームは、以下のウェブサイトからダウンロードしてください。 http://committees.jsce.or.jp/acecc/node/34
(3) 申請書提出締切日・提出先
2017年12月27日(水)13:00必着
(公社)土木学会 国際センター ACECC担当委員会(担当:片山)
(4) 備考
申請書をもとに、土木学会からの候補をACECC担当委員会にて厳正に選出し(プロジェクト1件、個人1名)、ACECC事務局に報告します。その上で、ACECC加盟13か国による投票にて最終的な受賞者が決定されます。
なお、受賞者あるいは受賞団体代表者は、8th CECARでの授賞式に出席していただく必要があります。授賞式出席に伴う費用は受賞者にご負担いただきます。
(5) スケジュール
ACECC賞の応募から選定、受賞までの大まかなスケジュール(予定)は以下のとおりです。
・日本国内の応募: 2017年9月20日~12月27日
・JSCEからACECCへのエントリー: 2018年5月
・ACECC賞の決定: 2018年9月
・授賞式(8th CECAR): 2019年4月17日
〔参考〕過去の受賞者(土木学会推薦)
(1) プロジェクト賞
2007年(CECAR4):新潟県中越地震からの復旧事業(JR東日本(株)、NEXCO東日本(株))
2010年(CECAR5):バリビーチ海岸保全プロジェクト(日本工営(株))
2013年(CECAR6):(最優秀賞)新東名高速道路の建設(NEXCO中日本(株))
2016年(CECAR7):中央環状線 山手トンネルの建設(首都高速道路(株))
(2) 功績賞(役職は受賞時)
2007年(CECAR4):西野文雄氏(東京大学名誉教授)
2010年(CECAR5):中村英夫氏(東京都市大学学長、東京大学名誉教授)
2013年(CECAR6):岡田宏氏((一社)海外鉄道技術協力協会最高顧問)
2016年(CECAR7):住吉幸彦氏((一社)日本支承協会顧問、セントラルコンサルタント(株)元会長)
以上
問合せ先: 公益社団法人 土木学会 土木広報センター 前田、佐藤、小林
国際センター 片山、澁谷、荒井
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内
TEL: 03-3355-3448 E-Mail: cprcenter@jsce.or.jp
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平成29年10月6日ニュースリリース | 150.77 KB |