日本地震工学会「原子力安全のための耐津波工学の体系化に関する調査委員会報告会」のお知らせ

原子力土木委員会

日本地震工学会が主催し，日本原子力学会・土木学会が協賛する標記の報告会が開催されます。奮ってご参加ください。なお，問い合わせは日本地震工学会へお願いします。

「原子力安全のための耐津波工学の体系化に関する調査委員会 報告会」開催のお知らせ

津波に対する備えの不足が事故の主たる原因であった福島第一原子力発電所事故の反省を踏まえ、原子力発電所の津波に対する安全確保のための総合技術体系を「原子力安 全の耐津波工学」と規定し、その具体的方法論を体系化することを目的とする「原子力安全のための耐津波工学の体系化に関する調査委員会」を設立し、日本原子力学会標準委員会の協力のもと、2012年9月から2年半にわたり活動してきました。
このたび、活動成果を報告書（約300ページ）として取り纏めたことから、その成果報告会を開催いたします。奮ってご参加ください。

主　催：　日本地震工学会
日　程：　2015年4月15日(水) 9：30～17：30
場　所：　東京大学弥生講堂 一条ホール（東京都文京区弥生1-1-1）

（http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/）
定員：300 人

参加費・申込み方法等の詳細：
http://www.jaee.gr.jp/jp/2015/02/10/5829/

 プログラム：
1) 9：30～ 9：45 開会挨拶、関連学会長挨拶
2) 9：45～10：10 委員会成果の概要－総合技術体系を目指して 亀田弘行（京都大学／電中研）

－招待講演－
3) 10：10～10：50 「自然災害対策としての津波防災」 首藤伸夫（東北大）

－「原子力安全のための耐津波工学」－
4) 10：50～12：10 津波安全の基本原則
・地震・津波工学に求められる原子力安全の基本事項 宮野 廣（法政大）
・リスク論に基づく地震・津波防御の体系 高田毅士（東京大）
・原子力発電所の地震・津波事故シナリオ 蛯澤勝三（電中研）
・原子力発電所の津波安全に関する要求性能 成宮祥介（関西電力）
（昼食休憩）
5) 13：10～14：30 津波の作用、影響、工学的方法
・津波の作用 越村俊一（東北大）
・津波防御に関する工学的方法 今村文彦（東北大）
・津波フラジリティ解析 香月 智（防衛大）
・耐津波工学関連の解析コード 松山昌史（電中研）
6) 14：30～15：10 社会との関わり
・施設周辺地域における防災・減災対策の推進 佐藤愼司（東京大）
・リスクコミュニケーション 山田博幸（電中研）

－パネルディスカッション－
7) 15：25～17：25 「耐津波工学の実践と課題」 耐津 波工学の課題と展望
コーディネーター：今村文彦（東北大）・宮野 廣（法政大）
パネリスト：吉村忍（日本電気協会），山口彰（日本原子力学会）、香山弘文（経済産業省）、高橋智幸（土木学会）、亀田弘行（日本地震工学会）
8) 17：25～17：30 閉会挨拶 亀田弘行（原子力安全のための耐津波工学の体系化に関する調査委員会委員長）