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第7回小委員会 議事録

1. 日時および場所
日時: 2013(平成25)年8月23日(金)14:00~17:15
場所: 公益財団法人 土木学会 C会議室

2. 出席者
越後 滋委員長,大山 理幹事長,浅野雄司幹事,藤野和雄幹事,大城 温委員,
亀尾順一郎委員,小林裕介委員,澁谷 敦委員,丹波寛夫委員,中山太士委員,
蔵治賢太郎委員
(欠席:栗田章光顧問,今川雄亮幹事,若林 大連絡幹事,有村健太郎委員,加藤寛之委員,
竹原和夫委員,山野 修委員,廣畑幹人委員)
(出席:11名,欠席:8名)

3. 配付資料
資料7-1:第7回小委員会 議事次第(案)
資料7-2:第7回小委員会 出欠一覧表
資料7-3:第6回小委員会 議事録(案)
資料7-4:小委員会 委員名簿
資料7-5:第1回合同WG議事録(案)
資料7-6:調査WG
資料7-7:安全性および使用性判定WG
資料7-8:補修工法WG
資料7-10:出版企画書,販売促進活動計画書(案)
資料7-11:用語の定義,報告書書式など
資料7-12:ニューヨーク市クイーンズボロー橋上でトラック火災
資料7-13:火災を受けた鋼道路橋の健全性評価マニュアルについて
※資料7-9は欠番

4. 議事内容
(1) 委員長挨拶
越後委員長より,開会の挨拶がなされた.

(2) 議事内容の説明 (資料7-1,資料7-2,資料7-4)
大山幹事長より,資料7-1に従って議事内容の説明がなされ,資料7-2に従って出席者の確認,資料7-4に従って委員名簿の確認がなされた.なお,資料7-4は,取扱注意とする.
交代委員である藤野幹事と蔵治委員より,自己紹介がなされた.
 

(3) 第6回小委員会議事録(案)の確認 (資料7-3)
大山幹事長より,第6回議事録(案)が読み上げられ,下記のとおり訂正することで了承された.
3ページ4行目  <誤> 浅野委員 ⇒ <正> 浅野幹事

(4) シンポジウムの報告 (配布資料なし,土木学会の本委員会専用HPに掲載)
越後委員長より,6月28日(金)に開催された日本建築学会主催のシンポジウム「最近の火害調査と指針に向けた委員会活動」の報告がなされた.概要は以下の通りである.

・ 海外文献をよく調査され,いろいろな試験法が示されているので,参考にすると良い.
・ 受熱温度と変形量を組み合わせた判定フローが示されている.
・ 鋼材の非破壊試験として,金属組織学的試験も示されている.

主な質疑応答の内容は,以下の通りである.
コメント:鋼材は製作年代で緻密さが異なっており,金属組織学的試験の評価が難しい.

(5) クイーンズボロー橋上でトラック火災 (資料7-12)
越後委員長より,クイーンズボロー橋上で発生したトラック火災の事例が紹介された.

(6) 火災を受けた鋼道路橋の健全性評価マニュアルについて(資料7-13)
越後委員長より,土木研究所成果報告書「火災を受けた橋梁の健全度評価に関する試験調査」に記載されている「火災を受けた鋼道路橋の健全性評価マニュアル」について,村越上席研究員に問い合わせたところ,まだ出来上がっていないとの回答を得た旨,報告がなされた.

(7) 第1回合同WG議事録(案)の確認 (資料7-5)
大山幹事長より,第1回合同WG議事録(案)が読み上げられ,2ページの18,19行目を下記のとおり訂正することで了承された.
<正> A) 火災前の性能を回復することを基本とし,限界状態設計法の考え方に基づいた補修方法もいくつか例示すればよいのではないか.

(8) 各WG活動報告(資料7-6,7-7,7-8)と用語の定義など(資料7-11)
各WG長より資料7-6,7-7,7-8について説明がなされた.
・ 資料7-6,7-7において,鋼橋における火災発生時の対応フローとして,STEP-1(現状確認),STEP-2(供用の可否を判断するための調査,目視でできる変状確認),STEP-3(補修方法を検討,詳細な調査)が示された.
・ 資料7-8において,フォーマットを決めて補修事例を整理している旨の報告がなされ,資料提供の依頼がなされた.

大山幹事長より,資料7-11について説明がなされた.
・ 火害の診断方法は,土木学会コンクリート委員会/コンクリート構造物の耐火技術研究小委員会において2004年にまとめられたものであり,損傷の調査を,予備調査,現地一次調査,現地二次調査,詳細調査の4段階に分けられている.

その後,フリーディスカッションを行った.概要は以下の通りである.
・ 火災発生時の対応フローのSTEP-1は,火災直後に鉄道・道路管理者が通行止/運行見合わせの判断を即時に行うために現状を目視で確認するものであり,コンクリート委員会が示す「現地一次調査」とは異なる.
・ STEP-2は,火災が起こったが構造物に損傷がなく供用可能な場合と,反対に重大な損傷があり明らかに供用不可能な場合以外,すなわち供用の可否を目視のみで判断するのが困難な場合に,水糸,定規,シュミットハンマーなどの簡易な計測機器を用いて,供用の可否を判断するために行う調査である.
・ STEP-2では,チェック項目が充実していると,判断しやすくてよい.
・ STEP-2では,鉄道と道路で判断に要してよい時間が異なることも考えられる.また,道路は一部開放という考え方があるが,鉄道にはそのような考え方はあまりない.
・ 鉄道と道路で管理が異なるが,構造物としては同じであるので,対応フローは一つのものとし,それぞれ特有の事項はコメントを書く等,工夫することとする.
・ 守口の火災事故のように,被災翌日にトラックを用いた載荷試験を実施した事例もある.被災状況や管理者の判断などにより,調査内容とその時期が異なることも考えられる.
・ 調査項目は限定するのではなく,できるだけ多くのことを記載し,その中から抽出してもらうのがよい.
・ 調査結果に対する判断基準は,STEP-2とSTEP-3で異なると考えられ,今後検討が必要である.
・ 応急対策は,補修工法WGにおいて担当する.
・ RC床版など鋼橋に関連するコンクリート構造物は,本委員会の検討対象とする.
・ 通行止解除の後のSTEP-3への流れも必要である.
・ フローの書き方(通行止解除を右側に統一するなど)は,今後検討する.
・ 公表された文献等に記載されていない内容を記載する場合は,本小委員会の委員長名で,関係機関に依頼文書を提出するので,必要となった場合は大山幹事長まで連絡する.

(9) 出版企画書,販売促進活動計画書(案) (資料7-10)
大山幹事長より,資料7-10に従って説明がなされた.また,越後委員長より,今回まとめるものは,火災を受けた鋼橋の診断補修補強を行う際に参考資料とするものであり,基準ではないとの説明があった.

・ 出版物を用いてトラブルが生じた場合,その出版物の発行者に責任が問われる可能性があるため,判断基準等を記載する場合は,その書き方に注意する.
・ 出版企画書,販売促進活動計画書について,何か意見等があれば9月中旬までに大山幹事長宛メールする.

(10) 次回小委員会開催日時の決定など
・次回小委員会
日時:2013年11月8日(金) 14:00~
場所:大阪
・第2回合同WG
日時:2013年9月26日(木) 時間は後日連絡(土木学会なら10:00~,他の場所なら14:00~)
場所:後日連絡

以上
 

(c)Japan Society of Civil Engineers