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第2回小委員会 議事録

1. 日時および場所
日 時:2012(平成24)年7 月31 日(火) 14:00~17:00
場 所:学校法人常翔学園 大阪センター 303 会議室
〒530-0001 大阪市北区梅田3 丁目4 番5 号 毎日インテシオ3 階
電話:(06)6346-6367
 

2. 出席者
栗田章光顧問,越後 滋委員長,大山 理幹事長,今川雄亮幹事,浅野雄司幹事,
有村健太郎委員,大城 温委員,亀尾順一郎委員,小栁公治委員,渋谷 敦委員,
竹原和夫委員,丹波寛夫委員,中山太士委員,溝口孝夫委員,山野 修委員
(欠席:安川義行幹事,若林 大連絡幹事,小林裕介委員)
(計15 名)
 

3. 配布資料
資料2-1:第2 回小委員会議事次第(案)
資料2-2:第2 回小委員会出欠予定一覧表
資料2-3:第1 回小委員会 議事録(案)
資料2-4:小委員会委員名簿<2012 年7 月31 日現在>
資料2-5:【話題提供資料】阪神高速道路における橋梁火災事例
資料2-6:【話題提供資料】火災を受けた鋼鉄道橋の事例および運転再開評価法策定に向けた検討
資料 2-7:【話題提供資料】汎用FEM 解析ソフトウェアDIANA による火災解析事例
資料2-8:ホームページ運用ルール(案)
 

4. 議事内容
(1) 挨拶
越後委員長より,今回の開催主旨の説明などを含め,開会の挨拶がなされた.
(2) 議事内容の説明 (資料2-1)
大山幹事長より,議事内容の説明がなされた.
(3) 出席者の紹介 (資料2-2,資料2-4)
大山幹事長より,資料2-2 および資料2-4 により,今回出席者の紹介および委員名簿の
修正点について説明がなされた.
(4) 第1 回小委員会 議事録(案) について (資料2-3)
大山幹事長より,第1 回小委員会議事録(案)について説明がなされ,説明後,以下の補
足事項および修正必要事項について説明がなされた.
【補足事項】
・ 成果物(出版物)の定義について土木学会に再確認したところ,基準,指針との定義
はない.また,平成26 年3 月に出版予定であるが,それに対する企画書を提出す
るよう学会事務局より依頼があり,今後,対応する予定である.
・ 2 ページ目上段にある「鎮火後,短期間で通行の可否を判断するまとまった基準が
一切無く,(以下省略)」という記述内容について,首都高速道路会社では基準があ
るため,「一切無く」ではなく「乏しい」という表現の方がよい.
(5) 話題提供
①阪神高速道路における橋梁火災事例 (資料2-5)
丹波委員より,「阪神高速道路における橋梁火災事例」と題して,話題提供がなされ
た.話題提供の後,質疑応答が行われ,主な内容は,以下のとおりである.
質問 :火災時の対応マニュアルは作成しているか?
回答 :未作成である.
質問 :加熱矯正はどの程度行ったのか?道路橋示方書で示される製作誤差の許容値
内等が考えられる.
回答 :道路橋示方書で示される製作誤差の範囲を許容値として、可能な範囲で実施
している.
質問 :森小路での火災の原因は何か?
回答 :確認する.
意見 :火災の原因を明らかにすることは重要なことである.
回答 :(8/2 メールにて回答)森小路における火災の原因は,路下に保管していた塗
料缶が燃えたことであった.
質問 :森小路では床版に接着された鋼板を取り替えているが,天王寺の橋脚の鋼板
巻き立て用鋼板は取替えを実施していない.その差は何か?
回答 :天王寺は損傷が大きくないと判断し,取替えを実施していない.
質問 :波除では,被災部の鋼板にシャルピー値の低下が見られるが,その原因は?
回答 :議論はあったが追求はしていないため不明である.
②火災を受けた鋼鉄道橋の事例および運転再開評価法策定に向けた検討 (資料2-6)
中山委員より,「火災を受けた鋼鉄道橋の事例および運転再開評価法策定に向けた検
討」と題して,話題提供がなされた.話題提供の後,質疑応答がなされ,主な内容は,
以下のとおりである.
質問 :枕木は交換したか?
回答 :夜間に3 日間かけて交換した.
質問 :設計荷重が昔に比べて1/3 となっている原因は?
回答 :鉄道の場合,昔はSL や貨物列車等が主流であり,車両重量の重いもので設
計していたが,近年は車両自体が軽量化したため設計荷重に対して余裕があ
るようになっている.
質問 :受熱温度の推定については,一般的な塗装系について全て行っておく必要が
あるか?
回答 : JR の鉄道橋の場合,主に採用されている塗装系は2 種類の塗装系であるので,
この2 種類の塗装系について検討し整理した.
意見:鋼材の熱影響についても年代毎に整理するのが良いのではないか.
意見 :鋼材は,年代によっては製鋼法が異なるため,その影響もあるのではないか.
回答 :鋼材の違いによる影響は考えられるが,今回は弊社で最も採用されている年
代の鋼材について検討した.ただし,検討していない鋼材についても検討は
必要である.
質問 :熱影響を受けた塗膜の劣化特性については,(公財)鉄道総研で行われた検討
事例があると思うが,研究成果の引用は可能か?
回答 :外部発表のものがあるので引用可能である.
質問 :対応フローがあるが,JR 西日本では標準的に利用されているものか?
回答 :確定はしていないが,これをベースに検討している.なお,JR 東海でも,別
途検討された事例があり,鉄道会社により定められることはあるが,統一し
たものはない.
③汎用FEM 解析ソフトウェアDIANA による火災解析事例 (資料2-7)
竹原委員より,「汎用FEM 解析ソフトウェアDIANA による火災解析事例」と題して,
話題提供がなされた.話題提供の後,質疑応答が行われ,主な内容は,以下のとおりで
ある.
質問 :合成桁の事例について,初期応力は自重の影響のみが考慮されているのか?
回答 :温度の影響による面外変形を考慮している.
質問 :初期不整として入力した面外変形は実測値か?
回答 :実測値の平均値としている.
質問 :初期不整として残留応力を考慮していないのか?
回答 :特に考慮していない.
質問 :解析では崩壊まで再現できるか?
回答 :崩壊直前までは再現できるが,崩壊までは再現できない.
質問 :耐荷力は解析で再現できるか?
回答 :解析に必要なパラメータとして,熱源と対象構造物までの距離,時間等によ
る影響があり,一般的な指標がないため困難と思われる.唯一あるのがユー
ロコードである.
意見 :火災を受けた構造物の初期値(残留応力,初期不整等)が不明であり,実際の耐
荷力を解析で再現するのは困難と思われる.
(6) ホームページ運用ルール(案)について (資料2-8)
浅野幹事より,ホームページ運用ルール(案)について説明がなされ,説明後,以下の補
足事項について説明がなされた.
・今後,メーリングリスト等を作成していく予定である.
・委員会資料はHP で随時アップして周知する予定である.
・議事録は内容が承認された後に一般公開する.
(7) その他
鉄連に鋼材の熱影響についてヒヤリングを予定しているが,知りたい事項についてメー
ルで連絡していただきたい(大山幹事長宛).
(8) 次回開催日時の決定
日 時:2012(平成24)年10 月5 日(金) 14:00~
場 所:公益社団法人 土木学会
議 題:1) 今川委員より研究内容のご紹介
2) その他
以 上

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