論説委員が執筆する。
論説委員 高橋 知道 東日本高速道路株式会社
本論説では,「土木技術が社会・市民に夢を与えられているのだろうか?」という問題意識の下、筆者の関わっている高速道路の現状を例に論じた。 施工技術や老朽化修繕技術などは着実に進化し続けているが、一方でインフラの利用者にとっては、直接的に機能・サービスに目に見えた変化が生じないため恩恵を感じにくい。 土木技術に進歩を感じ、夢を抱いてもらうためには、機能・サービスの革新的な変化も追及し実現していく必要が有る (2019年12月版) 第151回論説・オピニオン(1) 土木技術は夢を与えているか
論説委員 山田 均 横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院・学府
高度人材確保の目的で優秀な人材を海外に求めようとするとき、大学での留学生教育施策は、招き入れる入り口論、具体的な教育法、学位授与ポリシー、卒業後の定着をセットで考える時代になっている。実現への課題は各ステップで多く、深刻で、細かい調整が必須になっている。 (2019年11月版) 第150回論説・オピニオン(2) 改めて問いたい、「大学での国際化とかグルーバル化とか」
論説委員 大津 宏康 京都大学 大学院工学研究科 都市社会工学専攻
本論説では,教育の国際化が喫緊の課題となっている現状において,土木建設分野における留学生の受入れの目的を明確にするとともに,現状アジア地域の主要国において少子化に伴う優秀な理工系外国人留学生獲得の大競争時代をむかえている状況を踏まえ,日本におけるその対応の必要性について明らかにした. (2019年11月版) 第150回論説・オピニオン(1) 留学生受け入れの大競争時代の現状とその対応策
論説委員 藤田 光一 公益財団法人河川財団
生まれ立ての研究開発成果や新技術は、普通、現場実装とギャップを持つ。それをいたずらに嘆かず、実態理解と論理構築から標記メカニズムを追求し、ギャップの橋渡しを開拓することが肝要だ。その営為は、もう一つの、創造的で魅力的かつ賞味期限の長い挑戦である。私はそこに、人々が今渇求する総合工学の力の本質を見る。 (2019年10月版) 第149回論説・オピニオン(2) 新技術が実装されるメカニズムが面白くて深い
論説委員 佐藤 健人 株式会社大林組
令和元年、「働き方改革」がスタートした。建設業も法施行から5年の猶予をもって罰則が適用される待ったなしの状況である。しかし、ただ残業を減らすだけが「働き方改革」ではないはずだ。本論説では、「意識」「働き方そのもの」「個別の仕事のやり方」を今すぐ変革する、という観点で、改革の本質を業界の将来を担う若手へ伝えたい。 (2019年10月版) 第149回論説・オピニオン(1) これからの「働き方」を決めるのは君たちだ!
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