公益社団法人土木学会(以下、土木学会)と独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)は、
3月5日に道路アセットマネジメントの海外展開と人材育成を目的とした覚書を締結します。
土木学会とJICAが覚書を交わすのは初めての取組です。
道路や橋などのインフラの維持管理や老朽化対策は日本国内・開発途上国に共通した課題
です。JICAは、2017年10月に「道路アセットマネジメント・プラットフォーム」を
立ち上げ、途上国での予防保全型のインフラ維持管理やアセットマネジメント手法に基づいた
道路行政の実現に向けて、日本国内の知見・経験や人材を効果的に活用できる体制づくりを
行いました。併せて内閣府のSIPインフラ維持管理・更新・マネジメント技術(以下「SIP
インフラ」)と連携し、日本国内の先端技術の海外展開に取り組み、新しい試みを実現させて
きました。
このたび、これまでのSIPインフラの活動を引き継ぐとともに、土木学会が有する広範な組織
と知見・技術に基づき、さらなる成果の普及と海外展開を主な目的に、土木学会内に「インフラ
マネジメント新技術適用推進委員会」が新たに設置され、土木学会とJICAとの間で道路アセット
マネジメントについての覚書が署名されることになりました。土木学会は研究者、建設業、
コンサルタント、行政機関等の多様な知見を持つ約4万人の会員を擁しており、今回の覚書を通じて、
会員の有するインフラ長寿命化やアセットマネジメントに関する世界水準の技術や知見をJICAの
開発途上国支援に活かすことが出来るようになるとともに、JICAが現場での研鑽機会を提供する
ことで若手土木技術者の人材を育成する効果が期待されます。
1.日 時: 2019年3月5日(火)16:15~16:45
(※当日は16:00までにJICA本部1階受付までお越しください)
2.署 名 者: 土木学会会長 小林潔司、JICA副理事長 越川和彦
3.場 所: JICA本部 https://www.jica.go.jp/about/structure/hq.html
〒102-8012 東京都千代田区二番町5-25 二番町センタービル
※ 取材をご希望の場合は、3月4日(月)正午までに以下までご連絡をお願いします。
【取材の申込に関する問い合わせ先】
◆土木学会
技術推進機構 企画部長 柳川博之
TEL: 03-3355-3502 / Email: opcet@jsce.or.jp
◆JICA
広報室 報道課 加瀬晴子
TEL: 03-5226-9597 / Email: Kase.Haruko@jica.go.jp
※1 JICA道路アセットマネジメントプラットフォーム ※2 SIPインフラとの主な連携成果 ※3 今回の覚書の主な内容 |
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2019年2月26日ニュースリリース | 331.53 KB |