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論説委員 村尾 公一 東京都 技監(建設局長)
震災を経験し、現場の現実を踏まえた統合する想像力で新たな仕組みや姿を示すことが大切。土木工学の社会との関わりや対象とする範疇の広さを生かし、明治期に目指したような、より大きな志に基づく日本を創ることに、そろそろ目覚めるべきではないか。その為には、萎縮した精神のデフレスパイラルに抗し、より高い目線で、あるべき国土や都市、更には国家像を土木技術者が発信していくことが重要。今我々は生き残りを掛けて如何に魂を取り戻し、何を為し得るかが問われている。
(2012年2月版)
第57回論説(2) Civil EngineerのSpirit
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