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一般投稿論説 泉典洋 北海道大学大学院工学院長 工学研究院・教授
新型コロナ禍は、新自由主義がもたらした経済格差と社会の脆弱性を顕在化させた。本稿は、戦後福祉国家やニューディール政策の再評価を通じて、新自由主義が民主主義や公共性を損なってきた構造を検討する。さらに英米日の比較から、公共インフラを社会的基盤として再構築する必要性を提起する。 (2026年6月版) 第229回論説・オピニオン(2) 新自由主義の終焉とJRの再国有化
新自由主義に関する記述には、まったく同感です。特定の立場や利害に基づくポジショントークを離れて考えれば、近年、多くの人が共有しつつある認識ではないかと思います。 鉄道については、国鉄の分割民営化によって、四国、北海道、九州が経営基盤の弱い地域会社として切り離されました。九州は観光などによって持ち直していますが、四国と北海道は依然として厳しい経営状況にあるとの認識です。鉄道利用者の立場から見ても、JR東日本、JR東海、JR西日本などに分割されたため、予約や切符受け取りのシステムが統一されておらず、相互利用が不便です。私自身、新幹線の切符の受け取りで戸惑った経験があります。利用者の利便性という点からも、再統合、あるいは少なくともシステムの一元化を望みます。 高速道路会社の分割についても同様で、そのメリットが利用者には明確に見えません。 また、鉄道に上下分離方式を導入し、線路や駅などの基盤施設については、道路と同様に国費を投入すべきだという藻谷浩介さんの意見は、傾聴に値すると思います。道路や空港の整備を公費で進める一方、鉄道だけに独立採算を求めれば、鉄道が衰退するのは当然です。 鉄道、道路、空港を個別に考えるのではなく、総合交通体系の観点から、組織や制度の枠を超えた予算のやり取り協力を含むダイナミックな政策が講じられることを期待します。
コメント
Re: 第229回論説・オピニオン(2) 新自由主義の終焉とJRの再国有化
投稿者:加本実 投稿日時:火, 2026-08-04 10:26新自由主義に関する記述には、まったく同感です。特定の立場や利害に基づくポジショントークを離れて考えれば、近年、多くの人が共有しつつある認識ではないかと思います。
鉄道については、国鉄の分割民営化によって、四国、北海道、九州が経営基盤の弱い地域会社として切り離されました。九州は観光などによって持ち直していますが、四国と北海道は依然として厳しい経営状況にあるとの認識です。鉄道利用者の立場から見ても、JR東日本、JR東海、JR西日本などに分割されたため、予約や切符受け取りのシステムが統一されておらず、相互利用が不便です。私自身、新幹線の切符の受け取りで戸惑った経験があります。利用者の利便性という点からも、再統合、あるいは少なくともシステムの一元化を望みます。
高速道路会社の分割についても同様で、そのメリットが利用者には明確に見えません。
また、鉄道に上下分離方式を導入し、線路や駅などの基盤施設については、道路と同様に国費を投入すべきだという藻谷浩介さんの意見は、傾聴に値すると思います。道路や空港の整備を公費で進める一方、鉄道だけに独立採算を求めれば、鉄道が衰退するのは当然です。
鉄道、道路、空港を個別に考えるのではなく、総合交通体系の観点から、組織や制度の枠を超えた予算のやり取り協力を含むダイナミックな政策が講じられることを期待します。