土木学会コンクリート委員会「SIP対応高炉スラグ細骨材を用いたプレキャストコンクリート
部材に関する研究小委員会(委員長:河野広隆 京都大学教授)」では、熟練した作業員が不足する
近い将来において施工の合理化のために活用が見込まれるプレキャスト製品の品質確保を目的とし、
2年間の活動を行い、その成果を「高炉スラグ細骨材を用いたプレキャストコンクリート製品の設計・
製造・施工指針(案)」として整理しました。発刊に伴い、その概要を説明する講習会を下記会場
(札幌、東京)で開催いたします。ご関心のある方は、奮ってご参加ください。
高炉スラグは、微粉末として用いても、細骨材として用いても、遮塩性能および耐凍害性が向上する
ことが知られています。また、細骨材として用いた場合には、コンクリートの乾燥収縮ひずみおよび
クリープが低減することも知られています。この指針(案)では、高炉スラグが持つこれらの特性を
活かし、耐久的なプレキャスト部材を製造し、品質保証されたものが普及されるために必要な、設計、
製造、施工での留意点を示しています。
記
「高炉スラグ細骨材を用いたプレキャストコンクリート製品の設計・製造・施工指針(案)」
発刊に伴う講習会
【内 容】
1章 総 則 付録Ⅰ BFSコンクリートの標準仕様
2章 BFSの品質 付録Ⅱ プレキャストPC床版の設計例
3章 BFSコンクリートの品質 付録Ⅲ ボックスカルバートの設計例
4章 設 計 付録Ⅳ 平板叩きによる変形試験方法
5章 配 合 付録Ⅴ スケーリング試験方法
6章 製 造 付録Ⅵ 見掛けの拡散係数の環境依存性
7章 施 工 付録Ⅶ プレキャストPC製品の施工例
8章 品質管理 付録Ⅷ プレキャストRC製品の施工例
9章 検 査
【会場・日時】
<札幌会場> 会 場:北海道大学工学部フロンティア応用科学研究棟1F セミナー室1
(〒060-8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目)
日 時:2019年4月24日(水)13:15〜16:45
<東京会場> 会 場:土木学会 講堂
(〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内)
日 時:2019年5月13日(月)13:00〜17:00
※ お申し込み:http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
※ 当日のプログラム等の詳細は、下記URLをご参照ください。
URL:http://www.jsce.or.jp/committee/concrete/index.html
【問合せ先】: 公益社団法人 土木学会 研究事業課 小川 祐司
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内
TEL: 03-3355-3559 E-Mail: ogawa@jsce.or.jp
※1)SIP・・・戦略的イノベーション創造プログラム
※2)BFS (granulated Blast Furnace slag Sand)・・・高炉スラグ細骨材
添付 | サイズ |
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2019年3月29日ニュースリリース | 263.75 KB |
ご案内(札幌会場) | 89.03 KB |
ご案内(東京会場) | 85.86 KB |