木材の持つ価値を活かし木材を積極的に使っていく取組として、鉄道各社では観光地の拠点
である駅を木材で改築し観光地を活性化する試みや、都市部の駅の木造・木質化をすすめる
ことで駅やその周辺の商店街の活性化を図るなどの様々な試みを進めています。
第10回木材利用シンポジウムではこのような取組の先進事例として、東京急行電鉄株式会社
の長沼俊介氏に「東急池上線における木造上家建替工事と地域連携の取り組みについて」ご講演
いただきます。みなさまご存じの通り、東急池上線の戸越銀座駅は本年度の土木学会デザイン賞
の奨励賞を受賞した作品となります。ご講演では、建替工事のコンセプトや通常運行を行いながら
の建替の苦労、さらには上家完成後の地域との連携についてお話しいただく予定です。
「木の良さ」を活かすことで駅が活性化され、さらに駅周辺の地域連携やまちの活性化にも成功
した貴重な先進事例と考えておりますので、是非たくさんの皆さまにご来場いただき、この先進
事例を共有していただければと存じます。
また、シンポジウム後半では、土木学会木材工学委員会に設けられた以下の7つの小委員会の
活動報告として、(1)CO2収支評価、(2)木橋研究、(3)治山・治水構造物、(4)地中使用、(5)木製
建設資材、(6)論文集編集、(7)広報についてもご紹介する予定となっております。
これらの活動に興味ある皆さまのご来場をお待ちしております。
記
第10回 木材利用シンポジウム 〜木材でまちに活気を〜
1.日時:2019年2月26日(火)13:30~
2.場所:土木学会講堂
3.参集範囲:鉄道関係者、木材による地域やまちの活性化に関心のある方
4.プログラム:
13:30 開会
13:40 特別講演
「東急池上線における木造上家建替工事と地域連携の取り組みについて」
15:00 小委員会報告
17:00 閉会
5.その他:詳細は以下のウェブページでご確認ください。
http://committees.jsce.or.jp/mokuzai/
以上
●本件に関する問い合わせ先
公益社団法人土木学会 研究事業課 林 淳二
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内
TEL:03-3355-3559 MAIL:j-hayashi@jsce.or.jp
添付 | サイズ |
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2019年2月20日ニュースリリース | 257.92 KB |
第10回木材利用シンポジウム チラシ | 252.61 KB |