委員会名:木材工学委員会・木橋研究小委員会
タイトル:新しい木質材料 CLTの床版利用を考える
・主題
直交集成板(CLT)の普及は、国産木材の新たな用途と需要の拡大につながると期待されており、政府が示すロードマップに沿ってその製造や設計に関する基準類、生産体制が整備されつつある。2019 年のCLTの年間製造量はおよそ15,000㎥となった。製造開始からこの間、建築分野での利用が推進されてきたが、今後さらに消費拡大を目指すためには他の分野への活用研究が必須である。ついては、土木分野での需要の拡大を目的として橋梁の床版等への用途を考える。木質材料特有の軽さや加工のし易さを活かした国内外のCLT床版の採用事例や試験研究などの取組について話題提供を行い、現状の課題について検討する。
・座長
佐々木貴信(北海道大学大学院・農学研究院)
・話題提供者
宮武 敦(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所)
宮内 輝久(北海道立総合研究機構 林産試験場)
渡辺 浩(福岡大学)
平沢 秀之(函館工業高等専門学校)
林 知行(京都大学生存圏研究所)
石井 博典(横河ブリッジホールディングス)